katojjjさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.4

コメディだけどグロい。
コメディだけどアツい。

ヒトデは『エイリアン』のオマージュかな?

ブラックで爽快な笑いとアクションの洪水で満腹感バツグン!

ヤンキーディスりのヤンキー万歳映画でもあるな。

決戦は日曜日(2022年製作の映画)

4.4

社会派政治風刺ブラック・コメディ。

宮沢りえ扮する川島有美のキャラはけっこうリアル。政治関係の仕事をしていたことがあるのでよく分かるのだが、政治家はほんとにこんな感じの人(世間知らずのパッパラパーだ
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ダーティハリー2(1973年製作の映画)

4.4

21世紀にも花開くダークヒーローモノの香りがたちこめる、今観ると先駆的ともいえる作品。

悪党どもが何者かによって次々と屠られていく。捜査にあたったハリー・キャラハン刑事は警察内部に疑惑の目を向ける。
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

2.9

南極観測隊とエイリアンの死闘を描く。

クリーチャーの造型が見事。特殊メイク時代の最高峰と言っていいかも。あの首がちぎれていくシーンなど今なお色褪せない迫力がある。
が、一般的な評価は昔から高いが、そ
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霊幻道士・完結編/最後の霊戦(1989年製作の映画)

3.0

日本ではキョンシーブームが完全に下火になった時に公開され、まったく話題にならなかったシリーズ四作目。

隣人同士の諍いをバカバカしくおふざけ調で描いた展開が物語の半分以上を占めるというナンセンスぶり。
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着信アリ(2004年製作の映画)

3.0

スマホなき時代の携帯電話ホラー。
携帯の留守電聴いたら近い未来からの自分の声が入っていて、それを聴いた本人には死が待ち受ける。

体が捻れるシーンとかは三池崇史監督らしい気持ち悪さがあり、また三池崇史
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ある男(2022年製作の映画)

4.2

亡くなった夫は誰だったのか?
ミステリー仕立てのヒューマンドラマ。

原作小説の冒頭部分をラストに持ってきたのは秀逸。
『ある男』とは亡くなった夫=谷口ではなく、主人公の城戸だったのかも。
BARで語
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8

二転三転するストーリー展開にスタイリッシュな映像、とガイ・リッチーならではの作品。
十分に楽しめるが、これまでのガイ・リッチー作品を超えるナニかはなかった。
それでもガイ・リッチー好きは見逃してはなら
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.5

今や大人気シリーズとなったイーサン・ハント物語の記念すべき第1作目。

最近の作品に比べると地味だと言われるが、マックスの手下との待ち合わせシーンとかジャン・レノの登場シーンとか、デ・パルマ印な演出が
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.2

フレンドリーな住民が多いカラフルな街に連れてこられた人造人間エドワード。
手がハサミで出来ているため、どんなに人気者になってもヒトとは距離を保たねばならない。
やがてそんな彼に悲劇が訪れる。

ウワッ
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レック(2007年製作の映画)

3.0

POV形式のホラー映画って自分にはあわないな。
雰囲気作りは良いし、飽きずに観れた作品ではあるけど、ちょっと経てばほとんど忘れてしまっているだろう。

最後までカメラを回しつづけたカメラマンのパブロは
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霊幻道士3/キョンシーの七不思議(1987年製作の映画)

3.5

今年2023年、83歳で亡くなったリチャード・ンを追悼して。
約30年ぶりに鑑賞。

『五福星』で見事な? ヌードを披露してくれたリチャード・ンがここでもやってくれます!

キョンシーではなく妖術使い
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THE MYTH/神話(2005年製作の映画)

3.4

今年2023年になって18年ぶりに続編が撮影されたことを記念に鑑賞。

なぜか秦時代の将軍として活躍する夢を毎晩見てしまう現代の考古学者を主人公にした、ジャッキー異色のタイムトラベル活劇。

スタンリ
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.5

現代の怖いお伽噺。
冒頭、ニュース番組で流れる事件(実話らしい)が主人公の未来を預言する。
その主人公の後半の変貌ぶりとか、旦那の宝物のくだりとかが唐突すぎる感が否めないあたりは惜しい。
お弁当や指輪
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ウォーロード/男たちの誓い(2008年製作の映画)

4.0

チャン・チェ監督の大傑作『ブラッド・ブラザース 刺馬』のリメイク作。

太平天国の乱を舞台に、大出世の後に大転落を迎える義兄弟3人の物語を壮大で力強い映像の中に描いていく。

野心に溺れるという、ジェ
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トリハダ 劇場版(2012年製作の映画)

3.0

人怖ホラー。

数字書いた紙をポケットに入れられるエピソード。主人公の笑顔の意味は考察案件。
自作自演かほっとしたから笑顔が出たのか?

しかしどのエピソードもアイデア自体は悪くないのに、話の広げ方や
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奪命金(2011年製作の映画)

3.9

世界中を騒がせたギリシャ危機を背景に、香港のヤクザ、投資担当の銀行員、刑事の長い1日を時系列をずらして描く。

フィリップ・キョンが花型の凶器が胸に刺さったままクルマを運転する姿や、強盗の若者と高利貸
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ニュースの真相(2016年製作の映画)

3.8

CBSの人気ニュース番組のプロデューサーがブッシュ大統領の軍歴詐称をスクープするも、証拠となる文書が偽造だったため、番組は危機に陥っていく。

実話のため、ブッシュの軍歴詐称の真相はわからずじまいでス
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荊棘の秘密(2016年製作の映画)

3.8

政治家の父親キム・ジョンチャンの選挙期間中に忽然と姿を消した娘のミンジン。
母親のヨノンは警察に相談に行くが、警察は家出歴もあるミンジンの捜査にノリ気を見せない。さらに肝心の夫は選挙に没頭して娘の行方
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.8

娘に対する母の愛情とどうしようもない不安感を、こういうカタチで描いてみました。ということで無問題?

米国でアカデミー賞はじめ、各映画賞総ナメにした本作。賛否の差が異常なくらい激しいが(というか否のほ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

『君の名は』、『天気の子』と比べるとスケールは狭まった感があるけど、優しい人オンパレードで、津波や地震の恐怖を描いていてもなんか安心して観られる。

今作を持って、新開誠監督はセカイ系天災映画を一旦終
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ドラゴン・ブレイド(2014年製作の映画)

3.0

歴史的スペクタルを狙って大掛かりなシーンが多いが、あまりスケール感がない。劇場で観たらまた違ったのかもしれないが、そうであれば『敦煌』タイプの映画なのかな。
アクションは終始チャンバラ主体のため、従来
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ドリーム・ホーム(2010年製作の映画)

4.0

インシュロックの正しい使い方と悪い使い方が描かれているが、あの使い方は相当に訓練しないと無理だと思うのでマネはしないほうが良いだろう。

時系列をずらしたドラマ作りで面白くみせるグロ系サスペンス。被害
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狂った野獣(1976年製作の映画)

4.4

YouTubeで配信されていたので久々に鑑賞。

銀行強盗に失敗した川谷拓三&片桐竜次コンビはバス・ジャックして逃走を計るが、そのバスは客も運転手も問題を抱えた者どもばかり。そして客のひとりは宝石連続
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

アイルランドの終わらない内戦。
その本島から離れた島で展開する、ふたりの男の終わらない喧嘩。

いまだ終わらないアイルランド問題の根深さを投影したドラマは、我々日本人には解りにくいが、巧みな脚本と美し
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カンフースタントマン 龍虎武師(2021年製作の映画)

5.0

香港映画界を支え続けてきたスタントマンたちのドキュメンタリー映画。

マース、ユン・ワー、チン・カーロッ、トン・ワイ、サモ・ハンらの神インタビューの数々で情報を処理しきれないこともあるが、もうどうしよ
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香港極道/警察(サツ)(1979年製作の映画)

3.6

70年代頃の日本のTV刑事ドラマみたいな雰囲気。
寄り目のため刑事になれなかった悲しい男が仲間と銀行強盗をしたことを皮切りに、どんどんとモンスター化していく。
警察を主人公にするよりこの男の視点を中心
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パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

2.5

特に怖くもないし面白くもない。
演出は悪くないと思ったけど。
これ、彼氏が鬱陶しいから悪魔の仕業にして、ああいう結末になったんじゃないの? と余計なことを詮索してしまった。

デッドフォール(1989年製作の映画)

3.0

この映画、アルマーニのスーツに身を包んだ眼鏡姿の、従来とは違うクールでオシャレなスタローンのキャラ変ぶりを売りにしてたと思うけど、中盤以降はいつものスタローンになっていてキャラ活かしがまるでなっていな>>続きを読む

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

4.3

ほんわかコメディ調の前半から一転、シンクホールで自宅マンションが地下500mへ落下する中盤以降のとんでもない極限状態下でのサスペンスフルで胸アツな展開に涙。

「兄貴がみずから犠牲になって蓋を閉める」
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スキップ・トレース(2015年製作の映画)

4.0

開き直ったかのように大雑把に物語が進行するロードムービー風アクション。

とにかく「んなワケないだろう」的展開がつづき、馬鹿らしいといえばそれまでだが、最後まで飽きずに一気に楽しめる奇妙な作品である。
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.7

多くの方が語っているように一番旨そうだったのはチーズバーガーでしたね。

皮肉たっぷりなブラック・コメディ。
シェフの動機を明瞭に描かなかったことは、映画見慣れたお前らなら意味わかるだろ? ということ
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.2

マブリーの重たい拳と痛々しくも爽快な暴力描写で、エゲツなくても気分スッキリなエンタメ・アクション。
悪党たちの饐えるような匂いも、いつしか奇妙な神々しさを放つ魅力的な匂いになり、深く傷つきながらも彼ら
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スカイハイ [劇場版](2003年製作の映画)

3.5

『天間荘の三姉妹』の公開を記念して。

自分史的にはジョン・ウーの『マンハント 』と並ぶ「愛すべきヘンテコ映画」←褒め言葉だよ。
偉大な映画監督はヘンテコなものを必ず撮るものなのだ。

役者陣の演技が
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.3

伊坂幸太郎原作の小説『マリアビートル』を見事に映画的に映画化した大満足の一作。
列車の暴走シーンやアクションの迫力なんかは、やはり映画で観るのが一番!

ストーリーや人物設定などは改変されているが、原
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ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う(2010年製作の映画)

3.8

タイトル通りのヌード作品。
しかし佐藤寛子の鞭打ちシーンはやっぱり冗長。この作品は殺害グロ解体から幕を開ける前半の残酷なワクワク度が良い。

ラストはよく判らないが、これはひょっとすると村木と新たなフ
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