カトヤンさんの映画レビュー・感想・評価

カトヤン

カトヤン

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9

フラッシュバックや音楽がさりげないけど上手く機能してる。
後半の感情的なシーンも変に長回しにしたりせずちゃんとカットを割ってる所がよかった。

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

難民の少年たちだけがフレームの外に視線を向け続ける。
希望は決定的に固定されつづける世界の内側では見えないものなのかもしれない。

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

4.0

「オーシャンズ」や「アウト・オブ・サイト」からスタイリッシュ感を取り去ったら、素朴なアメリカの土地だけが残った。ような感じ。

ソダーバーグの映画でベタに感動させられるとは思わなかった。
ウェルメイド
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ワサップ!(2005年製作の映画)

3.3

わざと下手に撮ってるようにみえて、微妙な気持ちに。
ラリークラークのモチベーションを維持するために作られたように思ってしまった。

予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

4.5

「散歩する侵略者」に新しい設定とアイデアを付け加えたTVドラマの総集編。

冒頭から「回路」とかVシネ時代を思わせる俳優の演技から映画を始動させつつ、やっぱり見たことない映画空間を構築していく。
黒沢
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爆発!暴走遊戯(1976年製作の映画)

3.3

ブルジョアの暴走族vs下町の暴走族。
一応岩城滉一が主人公だが途中から出なくなるし、誰がメインかわからない展開。
ウエストサイドストーリーみたいな唐突な指パッチンが意味不明。本当に長いし、何回もやる。
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

音響効果が凄かった。
リアリティやベタな未来的な感じから微妙に距離を置いていたのが以外に良かったと思う。
ラストの敵はあいつでよかったのかは疑問が残る。

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.8

バーホーベンの人間観にブレなし。人を全く信用してない所が逆に感動的。

ある人物が死ぬとき、テレビの宗教番組がザッピングするシーンとか手が込んでる。

ファンタズマ(2000年製作の映画)

3.9

これはヤバい。
ブレッソンが撮ったゲイ映画とは言い得て妙。
欲望が道徳や善悪を超越していくのは観ていておもしろい。

ディーモン/悪魔の受精卵(1976年製作の映画)

4.3

パレードをゲリラ撮影してると思ったら全てエキストラだったり、上手いのか下手なのか、良い意味でバランスがおかしい映画。

映画のアイデアは古びておらず、今の技術でリメイクしたら相当傑作になりそう。

ドクトル・マブゼ(1922年製作の映画)

-

全編通してセットがものすごい。
宇宙船みたいな動くバーカウンター?にはびっくりした。
ただ本編時間は長すぎ。

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.7

やや話の流れはもったりしてるが編集はさえている。
韓国のシーンがよい。

Let’s 豪徳寺!(1987年製作の映画)

3.8

登場人物が飲む紙コップに全部血液型が書いてあってキャラクター説明をしてたり、芸が細かい。

ミレニアム・マンボ(2001年製作の映画)

4.0

たゆたうように生きる女を象徴するような冒頭のスー・チーのスローモーションから引き込まれる。
過去は映画のなかでは全て同列。ストーリーはどうということはない。
夜の台湾の喧騒としっとりした雪の北海道の美
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愛の勝利を ムッソリーニを愛した女(2009年製作の映画)

4.8

爆発する社会主義のエネルギー、とムッソリーニを追い続ける女。
このイーダ役の目力が半端ない。
歴史の中で存在を主張し抹消される事を拒む人々の映画。

激情と交差する圧倒的なモンタージュの力。

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.1

まずゼメキス、スピルバーグ、ロン・ハワードの新作が今年に入って見れることに感謝です。

スピルバーグが「巻き込まれる人」を扱うのに対して、ゼメキスは「のめり込む人」を映画に出すのが面白い。

この映画
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リプリー 暴かれた贋作(2005年製作の映画)

3.6

パトリシア・ハイスミス原作のリプリー物といえば「太陽がいっぱい」「アメリカの友人」「リプリー」(キャロルがもう直ぐ公開されますね)が有名な中、知名度が低い本作。
時系列としては「太陽がいっぱい」の続き
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ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

3.3

本編よりもエンドロールの映像で身を乗り出した。
ジョニーデップの演技で救われてる部分が大きいかな。俳優の面構えに味がある。

白鯨との闘い(2015年製作の映画)

4.2

かつてクジラの油は文明を支えていた。乱獲する人間たちを文明の利器ともども白鯨は海に沈める。
ある事件が起こった後、クジラとの視線の交わし合いが全てを物語るように思えた。
海で生きるクジラは自然を代表し
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ホワイト・ドッグ(1981年製作の映画)

4.2

人種差別主義者によって黒人だけを襲うように調教された犬と、犬を拾った少女。そして犬を絶対に矯正しようとする黒人調教師。

脱走した黒人奴隷を襲うために調教された犬をホワイトドッグというそうです。社会的
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ヘルブレイン/血塗られた頭脳(1989年製作の映画)

3.8

脳味噌が丸見えの殺人者が盲目の少女を追いかけ回すB級以外の何物でもない映画。
「悪魔のサンタクロース」シリーズ3作目らしいが他のは見てません。

呪われた監督モンテ・ヘルマンがメガホンをとり、低予算な
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ブラック・レインボウ(1989年製作の映画)

4.2

降霊術を行いアメリカ中を行脚して回る親子。
この映画のジャンルはオカルトエロティックサスペンスと呼んでいいのか。

この映画がうまいのは最初に降霊術がインチキではないかと思わせる所で、
的外れな予言を
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大いなる遺産(1998年製作の映画)

3.3

原作は未読です。
登場人物たちの行動信念があるのかないのか分からないので、色んなシーンが目の前を過ぎるだけで終わってしまった。。
原作を現代に置き換える方法に無理があったのか??
90年代後半は古典を
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連鎖犯罪/逃げられない女(1996年製作の映画)

3.8

リース・ウィザースプーンのキャラがパンチ効きすぎ。そして暴走しすぎ。
一部ではカルト映画らしい。

赤ずきんちゃんを90年代アメリカの貧困層を舞台に移植した物語のはずが、途中から脱線しすぎるので(主に
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ディーン、君がいた瞬間(2015年製作の映画)

3.7

ジェームズ・ディーンとLIFE誌に載せるため写真を撮るデニス・ストックとのある時期の交流。

アントン・コービン自身がカメラマンなので被写体とある種の共犯関係になっていく過程が微妙に描かれていくのが面
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