エリオットさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

エリオット

エリオット

平均点は高めかも…

映画(270)
ドラマ(0)

高い窓(1947年製作の映画)

4.2

カーティス・バーンハートというフィルムノワールを得意とする監督の作品

主人公(ロバート・テイラー)が車で転落事故を起こして目覚めると.隣には死んだ妻が乗っていた
死因が絞殺だったことから主人公は逮
>>続きを読む

山の音(1954年製作の映画)

4.5

川端康成の小説の映画化だがタイトルの「山の音」は聞こえてこない

上原謙より1歳年下らしい山村總が父親役をしていることに驚くが、人生に投げやりで不倫を繰り返す息子に苦しめられる嫁との、思いやり以上恋
>>続きを読む

女が階段を上る時(1960年製作の映画)

4.5

女が階段を上る時、それは女が銀座の夜に花開く時…という映画

序盤、主人公(高峰秀子)が狭い階段を上がる際の足もとを横から映すショットがあるのだがどうやって撮ったのだろう?階段だけを別に作った?
>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.5

正月になるとなぜだか古い邦画が見たくなるが、いざ見てみると成瀬や溝口はもちろん小津映画でもそんなに気楽に見られるわけではない

これはさすがに明るく軽妙なタッチの喜劇なのでお休み気分で見ようと思って
>>続きを読む

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.8

馴染み深い神戸や有馬温泉を舞台に4人の女性のある時期の生き様が丁寧かつリアルに描かれるので、見ている間こちらも登場人物とずっと一緒に生きている感じがした

いわゆる当て書きではないとのことだが、ワーク
>>続きを読む

静かなる男(1952年製作の映画)

5.0

祝!ブルーレイ化記念 再見②

緑の柱に支えられた緑の屋根の駅舎に緑色の列車が到着する…
車掌が緑の旗振るプラットフォームに列車から降り立つのはジョン・ウェイン
生まれ故郷のイニスフリーへ向かうお
>>続きを読む

狩人の夜(1955年製作の映画)

4.6

祝!ブルーレイ化記念 再見①

ここまで怖くてここまで美しい映画だと前に観たときは思わなかった

ロバート・ミッチャムの偽牧師は背格好もよく歌もうまくて語りも饒舌となれば女性にもてるのは間違いな
>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

4.3

「自分の大切な人に何かある場合、武器を持って戦うのか?それが正しいのか?」という監督の現在の想いが時代劇の形をとって120%ブチまけられた作品。
音量も舞台挨拶で立ち寄った際に監督が直々に劇場で調整し
>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.2

隣のカップルはポップコーンを床にぶちまけていたが、決して派手な怖さではなくイヤ〜な気持ちになる怖さが次々と襲ってくる…

一つの不幸が家族の絆を強めるのではなく益々不幸が重なってどんどん家族が壊れてゆ
>>続きを読む

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.6

コッポラが「ゴッドファーザー」シリーズで成功した後「地獄の黙示録」を作ったのと同じようにフリードキンも「フレンチコネクション」「エクソシスト」で成功した後この作品を2年もかけて作り上げたらしい…

>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.2

冒頭、主人公とマークハミル扮する父親とが熊のぬいぐるみを被ったヒーローTVドラマについて真剣に議論していてオタク親子なのかな、と思いきや普通話を止める役割の母親までその話に乗ってきてかなりの違和感…そ>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.1

(以下、第2作のレビューです。間違いに気づきましたが今さら移動するのもなんなのでこのまま残します(^^;;)

久しぶりに娘と家内と3人で劇場へ
家路につく観客と同じく家内もそしてハリポタシリーズと前
>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.4

「半分青い」では佐藤健の嫌な嫁をさもイヤらしそうに演じていた石橋静河だがこんなに魅力的な女優さんだったとは…

朝昼の澄んだ光と緑かがった青い夜の函館の街を舞台に、3人の男女がひたすら自由に恋し遊び戯
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.6

エレキギターが奏でる20世紀FOXのファンファーレ(Spotifyでサントラをダウンロードしたらこれも入っていた!)で始まる伝説のロックバンドの物語。

中学のころにJAZZというアルバムで触れて以
>>続きを読む

真昼の暗黒(1956年製作の映画)

4.1

生誕100年・追悼特集 橋本忍映画祭にて

いわゆる社会派の今井正作品は食わず嫌いを続けていたが、今回は上映後春日太一氏のトークが付いているということで鑑賞

基本、冤罪告発映画なので確かに社会派で辛
>>続きを読む

アジョシ(2010年製作の映画)

4.2

「ナメてた隣の質屋のおじさん(アジョシ)が実は殺人マシーンでした」映画

監督は脚本を書いている段階ではもっと年嵩の(北野武のような)主人公を念頭に置いていたようだが、このカッコよさを見せられるとウォ
>>続きを読む

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.8

前作では主人公は人目を避けて慎ましやかに暮らしていたのにある少女と交流を持ったことから否応なく悪との戦いに入っていったのだが、続編となる今作は冒頭から悪を成敗する仕事人バリバリ全開モード!
仕事もホー
>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

109シネマエキスポシティのIMAX次世代レーザー2Dにて鑑賞
何度か観たことがありその当時原作を読み町山氏の本も読んでいたので今回はとにかくこの環境で本作を味わうのに集中することに…

地上6階建て
>>続きを読む

青空娘(1957年製作の映画)

4.3

若いころの若尾文子の魅力が全開のシンデレラストーリー!
たしか若尾文子映画祭のポスターもそのころ出た本の表紙もこの映画のヴィジュアルだった。

明るく可愛いく何があってもくじけず前向きな有子…そして増
>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.0

悪夢の迷宮RPGといった趣き
ロサンゼルスで人捜しの探偵ものって、それだけで一つのジャンルになっていたのか
フィリップ・マーロウにリュウ・アーチャー、「チャイナタウン」に「マルホランド・ドライブ」…確
>>続きを読む

狼よさらば(1974年製作の映画)

4.0

リメイク版公開直前ということで超久しぶりに見直し
原題は同じく「DEATH WISH」

マイケル・ウィナー監督作の手堅い70年代アクション!
時間も74分で重々しい復讐劇になっていないところがさすが
>>続きを読む

プリンス・オブ・シティ(1981年製作の映画)

4.3

(見ている人が少ないので若干ネタバレ気味に紹介)
主人公ダニーが籍を置くNY市警の麻薬捜査課は実績を上げ「プリンス・オブ・シティ(街の王子)」などと呼ばれているが実際は汚職や不正の毎日…そんな日常に嫌
>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.1

クレイジー・リッチ・アジアンズ!

分かりやすい筋立てにその時代時代の意匠を巧妙に盛り込んで大衆受けする作品を製作していくというのは昔からハリウッドの得意技だが、この作品はまさにその典型!
その現在の
>>続きを読む

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

4.2

アンジェイ・ワイダとは高校生のときに「大理石の男」というお堅い政治的かつ退屈な作品で出会ったので(それも今見返せば面白いのかもしれないが)他の作品は観ずじまいになっていた…
ところが今回若いときに撮ら
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

はじめてのタイ映画

昔からよくB級青春映画で使われてきたカンニングという題材だが、アイデアと工夫次第で使い古された題材ても世界で勝負できることを証明した作品
当然カンニングの成否がメインの筋になるの
>>続きを読む

刑事グラハム 凍りついた欲望/レッド・ドラゴン レクター博士の沈黙(1986年製作の映画)

4.1

「羊たちの沈黙」はかなりお気に入りの映画だが「ハンニバル」がつまらなかったので「レッド・ドラゴン」は未見のまま…
こちらは「羊たちの沈黙」が世に出る数年前に「レッド・ドラゴン」を原作に製作されたマイケ
>>続きを読む

暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

4.3

「暗殺の森」と同じく1970に製作されたベルナルド・ベルドルッチとヴィットリオ・ストラーロのコンビ作品…色彩、構図、移動撮影と若干30歳くらいでしかない両者の才気が迸っている

話の筋は後から考えると
>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.4

ラブストーリーというよりは愛について考える映画
サスペンスフルでときにコミカル、日常を描いているにもかかわらずSFや怪奇映画のようでもある

疲れたパートナーの足の裏を揉んであげるのは感謝なのか愛なの
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.1

2回目鑑賞
スクリーンが倍くらい大きい劇場で見たが、観客の反応も含め狭いところで見た方が良い映画もあるんだと初めて実感した
とはいえ内容が面白いことには変わりない

(1954年製作の映画)

4.2

粗雑で不器用な男ザンパノと愚かで純粋な女ジェルソミーナの旅芸人のロードムービー

旅の先々で遭遇する人や出来事とのかかわりの中で男性と女性の愛の在り様がある意味厳しく描かれる
ほんの少しだがザンパノの
>>続きを読む

エレクション(2005年製作の映画)

4.2

netflix にて鑑賞
冒頭「和連勝会」の幹部たちが次の会長にはロク(サイモン・ヤム)を推すとかディー(レオン・カーフェイ)に投票するとか話してて…要は黒社会(香港マフィア)の跡目争いの話
いくら伝
>>続きを読む

追想(1975年製作の映画)

4.2

冒頭、3人の親子がフランスの郊外らしき景色の中をサイクリングしている画面が非常に美しいうえに心地よいおしゃれな音楽が重なり、これからどんな優しいドラマが始まるのかと思ったら、いきなりの地獄絵図…そこか>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.3

自ら住んでいた土地を白人に奪われ今なお劣悪な環境の居留地に追いやられたままのネイティブアメリカン(先住民族)
恒常的な差別や貧困は若者の働く意欲を失わせ犯罪が起きても真実の解明さえ困難な状況…

「ボ
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.3

例によって出来るだけ情報は遮断して見に行ったが、見終わってからはネットに上がっているメイキング映像をあれこれ見たくなった…そっちはそっちで凄いし、ボツで使われてないシーンもかなり凄かった

トムクルー
>>続きを読む

ハバナの男(1960年製作の映画)

4.3

「第三の男」から11年後に作られた同じくグレアム・グリーン原作のキャロル・リード監督作品
今までソフト化もされなかったくらいなので一般的な評価は低いのかもしれないが、いやいやとても味があって面白い
>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.8

久しぶりに大人な映画
このような男女間のスリリングな権力闘争を結構あるあるな展開だと思えるとは、それほど自分が歳をとったということか
まあそんなことより、採寸する、布を断つ、刺繍針を通すといった動作の
>>続きを読む