エリオットさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

エリオット

エリオット

平均点は高めかも…

映画(270)
ドラマ(0)

恋人たち(2015年製作の映画)

4.1

「飲み込めない想いを飲み込みながら…それでも人は生きていく」

無名の新人俳優たちが劇中人物の胸の内をまるで自分の実人生の中から絞り出すかのように独白する姿を目の当たりにして、どこかしら自分と重ね合
>>続きを読む

反撃の銃弾(1957年製作の映画)

3.9

バッド・ベティカー×ランドルフ・スコットの「ラナウン・サイクル」2作目。

荒野の雄大な景色が美しいのは「決闘コマンチ砦」(こっちの方が作られたのはあと)と共通。撮影はチャールズ・ロートン・ジュニア。
>>続きを読む

ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.8

上の句より評判が悪いが全然そんなことはなく面白い。
ウジウジするのも若者の特権。

ワンダラーズ(1979年製作の映画)

4.2

最新発掘良品。

フィリップ・カウフマンが「SF/ボディースナッチャー」(78)の次、「ライトスタッフ」(83)、「存在の耐えられない軽さ」(88)の前に撮った絶好調期の1本。

Amazonから引
>>続きを読む

決闘コマンチ砦(1960年製作の映画)

3.8

初バッド・ベティカー。

超シンプルな西部劇。
登場人物は主人公(ランドルフ・スコット)、女、悪党3人組の他はコマンチ族くらい。
話もコマンチ族にさらわれた女を救出して夫のもとへ届けるだけ。
でもそ
>>続きを読む

ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.9

「トウキョウ・ソナタ」は日本よりフランスの方が興行成績が良く「贖罪」は日本ではテレビドラマだったがフランスでは映画としては封切ってヒットしたらしい。
ということで、きちんと国内で費用が回収できる見込み
>>続きを読む

生きていた男(1958年製作の映画)

4.2

TSUTAYAのオンデマンドDVDは充実のラインナップだが、いかんせん価額が高すぎてなかなか手が出ない。ところが最近amazonをチェックしているとときどき20%オフとかで出てることがあって(それでも>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.1

一人の人間の肩にかかる責任が重ければ重いほど自分の判断が本当に正しかったのか?間違っていたのではないのか?と考えることは多い。
あのときああしとけばよかったとか気に病んで変な夢を見ることも確かにある。
>>続きを読む

デストラップ・死の罠(1982年製作の映画)

3.8

スランプが続いている有名劇作家(マイケル・ケイン)は郊外の一軒家で資産家の妻(ダイアン・キャノン)と暮らしている。そこへ彼が大学で講義していたときの聴講生からの台本が届き、中身を読むとなんと舞台で当た>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.1

こういう微妙で重いテーマを正面からある意味面白くサスペンスフルに描くことができるのはアメリカ映画の伝統だと思う。

マスコミ業界のお仕事映画として見てもとても面白かった。

あと、久しぶりに「大統領の
>>続きを読む

ゴーストタウンの決斗(1958年製作の映画)

4.3

「ガンヒルの決斗」「OK牧場の決斗」と並んでジョン・スタージェスの決斗三部作と呼ばれている(と言っても日本人がそう名付けているだけで中味は全然関係ない。)なかで未見の1本。

冒頭、牢屋に繋がれている
>>続きを読む

ブラボー砦の脱出(1953年製作の映画)

3.6

久しぶりの映画観賞は「大脱走」「荒野の七人」のジョン・スタージェスの初期作品。
ハスミン以降スタージェスといえばプレストンになってしまったが、昔は何と言ってもジョンだった。

話は南北戦争当時、南軍の
>>続きを読む

悪魔のような女(1955年製作の映画)

4.0

原題は「悪魔的」

舞台は寄宿学校。
お嬢様育ちの妻(ヴェラ・クルーゾー 監督の実の奥さん)は、好色で利己的かつ乱暴な夫に悩まされている。
ところが、冒頭、なぜかその妻を、夫の愛人であり、やはり目の上
>>続きを読む

密告(1943年製作の映画)

4.1

街中が密告の手紙に踊らされ、やがてカラス(密告者)探しに熱狂する…
カラスに不治の病を告げられ自殺した息子の敵を討つため、母親がカラスをつけ狙う
翻弄される主人公、そして2人の女

ナチス占領下のフ
>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.1

たくさんの方がレビューしているので、ここでは印象に残った場面だけ…

向かい合わせに並んだコペンハーゲンの黄色い家並み

まだアイナーがリリーに目覚める前、バレエダンサーの稽古場を訪ねたときに衣装の列
>>続きを読む

寒い国から帰ったスパイ(1965年製作の映画)

4.2

ポール・ニューマンと組んでたくさんの作品を残している社会派監督マーティン・リットがリチャード・バートンを迎えて撮った作品
その2人が脚本をめぐって意見が合わず原作者のジョン・ル・カレが間に入って宥めた
>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

とにかくロケーションがいい。

見始めてしばらくは、見えない圧に押されるようにわざわざ劇場に来てガキンチョに囲まれながら見ている自分を後悔していたが、途中からはそれも気にならなくなるくらい集中してた。
>>続きを読む

探偵スルース(1972年製作の映画)

4.0

最近出た秘宝のムック本でミステリ映画オールタイムベストテンの3位に入っていたので(ちなみに1位はサスペリアpart2、2位は悪魔の手毬唄、とさすがに偏ってるなあ…)、7・8年前にWOWOWで録画してた>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.3

人は、見つめ、見つめ返されることによって、大人になり自分が何者かを知る…

凄まじい余韻の映画。

快盗ルビイ(1988年製作の映画)

3.9

和田誠が「麻雀放浪記」に続いて監督したロマンチック・コメディ。

イケてないサラリーマン林徹(真田広之)はマンションの2階で母親(水野久美)と二人暮らし。
ある日、同じマンションの3階に加藤留美(小
>>続きを読む

満月の夜(1984年製作の映画)

4.0

「海辺のポーリーヌ」と「緑の光線」との間に作られた「喜劇と格言劇」シリーズの第4作。

愛されたいが、束縛はされたくない、もうちょい遊びたいという、若い女性に限らずよくある話だが、それはそれとしても、
>>続きを読む

大幹部 無頼(1968年製作の映画)

3.9

無頼シリーズ第2作。。
監督は前作でチーフ助監督だった小沢啓一。これが監督デビュー作。ちなみに今作のチーフ助監督は澤田幸弘。
第1作が「無頼より 大幹部」で今作が「大幹部 無頼」とタイトルが非常に
>>続きを読む

「無頼」より 大幹部(1968年製作の映画)

4.0

渡哲也主演「無頼」シリーズ第1作。
監督舛田利雄。
輸入Blu-ray boxにて。

“人斬り五郎”こと藤田五郎(渡哲也)は草鞋を脱いだ水原一家の組長(水島道太郎)を守ろうとして、敵対する上野組の刺
>>続きを読む

悪の階段(1965年製作の映画)

4.3

鈴木英夫監督⑧

今回同監督の作品をまとめていろいろ観たが、そのなかでも一番面白かったと思う作品。

同じ建設会社で働く4人の男 が以前建物を建築した会社の金庫破りを計画する。
主犯である岩尾(山崎務
>>続きを読む

緑の光線(1985年製作の映画)

4.0

始まってから大半の時間、あーうざい、うざい、なんやこの女の子、ありえへん…とずーっと思いながら観ていたが、ラストは彼女の願いが叶うよう一緒に祈るような気持ちで画面に目を凝らしてしまった。

ロメールに
>>続きを読む

僕の彼女はどこ?(1952年製作の映画)

4.2

レビュー100本目はこの幸せな作品で。

観ている間中、多幸感に包まれる感覚はルビッチの「天国は待ってくれる」と同じ。
メロドラマ以外もダグラス・サークは完璧!

こんな風変わりな爺さんが主役の映画を
>>続きを読む

麻雀放浪記(1984年製作の映画)

4.1

Amazon Primeで無料でやっていたので懐かしさのあまりついつい観てしまった。

和田誠(といっても今や平野レミの旦那さんでトライセラの和田唱の父親=上野樹里の義理の父といった方がいいかもしれな
>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.1

「海辺のポーリーヌ」っていうタイトルの響きだけで既におしゃれで可愛い。

そしてスクリーンで観るノルマンディーの空と海は本当に美しい!
行けないけど行ってみたい…

それにしてもどうしてフランスの女の
>>続きを読む

特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.8

原作シリーズのファンで4作目まで読んでいるがまだ映画版は観たことがなかったので。

原作にあったサイドストーリーはかなり端折られている部分もあるが、その分メインの話がトントン進んで展開がボヤけずかえっ
>>続きを読む

その場所に女ありて(1962年製作の映画)

4.3

鈴木英夫監督⑦

1962年に製作されたハードボイルド・ビジネス女性映画。

広告代理店西銀広告の矢田律子(司葉子)は入社7年目、男勝りの営業BG(ビジネスガール)(当時はまだOLという言い方もなかっ
>>続きを読む

脱獄囚(1957年製作の映画)

3.5

鈴木英夫監督⑥

妻に自殺された死刑囚(佐藤允)が脱獄し、自分を逮捕した刑事(池部良)に同じ苦しみを与えようとその妻(草笛光子)の命を付け狙う話。
警察はそのことを察知するが逮捕の絶好の機会として、妻
>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.1

今でもThe JamやThe CureをiPhoneに入れて聞いている自分には見事ズッパマリのハッピーサッドな作品。
劇中バンドの楽曲の、既製のサウンドのパクリ具合とオリジナル度具合のバランスが絶妙で
>>続きを読む

ビリー・ザ・キッド/21才の生涯(1973年製作の映画)

4.2

パット・ギャレット(ジェームズ・コバーン)とビリー・ザ・キッド(クリス・クリストファーソン)の美しく切なくてセクシーな西部劇。

昔から好きだった「天国への扉」(ボブ・ディラン)はこんなシーンで使われ
>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

ゴジラの造形はカッコいいし特撮(CG)も迫力あった。
でもこれ観て「日本バンザイ」っていうのも「右翼チックでイヤ」っていうのもちょっと敏感すぎないでしょうか?
論争巻き起こすのが目的なら正解だけど…

アスファルト・ジャングル(1950年製作の映画)

4.4

「黄金 (1948)」「キー・ラーゴ (1948)」のあと「アフリカの女王 (1951)」の前の時期のジョン・ヒューストン監督作品。

ムショ帰りの老紳士ドク(サム・ジャッフェ)を中心に凄腕の拳銃使い
>>続きを読む