かつを(@katsuwow)さんの映画レビュー・感想・評価

かつを(@katsuwow)

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キャロル(2015年製作の映画)

4.5

カンヌ映画祭でも、オスカーでも話題となった映画「キャロル」を鑑賞

「愛することは、駆け引きを越えて、自分の生き方を通した結果物である」

なんというか、久しぶりに目が離せない緊迫感を味わえる映画でし
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.7

今年の初映画はWOWOWで撮り溜めていた作品から。ドランの「胸騒ぎの恋人」
感情が生々しい。男女二人で一人の青年にモーションを掛けていく物語。

25歳の設定が、ある程度の社会的分別が出る年齢とシンク
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

3.7

黄金町ジャック&ベティで鑑賞。

もはや来週末は引っ越すつもりで断捨離しないといけないなって決心させる映画だった。

このオチは、えええーーー?どう考えたらいいのか。シニカル過ぎる。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

2.0

妄想果てしなく…飛んで飛んで飛んで、回って回って回って回る感じですね。

R18で観ましたがエロさの欠片もなくて、初めから続編ありきのトラウマでした。

作者は「ナイン・ハーフ」世代なんでしょうか?

みんなのアムステルダム国立美術館へ(2014年製作の映画)

3.5

ヒューマントラストシネマ渋谷にて

おそらく日本の観客はみんなこう思っただろうな
「そんなに自転車が大事なのかよ!」
と。自転車が通る道を新しい国立美術館に作るか否かで紛糾する市民団体と美術館、そして
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神は死んだのか(2014年製作の映画)

2.0

ヒューマントラストシネマ渋谷にて

無神論者の哲学教授と神を信じる大学生の「神の存否」をテーマにした物語。しかし、これだけ後味が悪いのも久しぶり。結末が最悪で、プロパカンダにしか思えなかった。
日本で
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ストックホルムでワルツを(2013年製作の映画)

3.7

黄金町ジャック&ベティで鑑賞

話はともかく邦題がいかがなものか。ワルツが出てくるのいつかしら?と思ったら最後かと…。歌もストーリーも面白かったし(実話ベースなんだけど)タイトルセンス、これでいいのか
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.9

109シネマズ川崎にて

痛みと、希望。そこに人間が間違いなく存在するということ。

どんな境遇にあっても、君は幸せになっていいんだと言っているみたいだった。

観てよかったなぁ。

監視者たち(2013年製作の映画)

3.7

シネマート新宿にて

最終上映で、映画「監視者たち」鑑賞。

一般の会社を隠れ蓑にした暗殺組織の社員を描いた「ある会社員」のような、表には出ない国家権力たる警察特殊任務の組織が舞台。

天才的な記憶力
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命ある限り(2012年製作の映画)

3.2

WOWOWにて

歌って踊るインド映画も、「めぐり逢わせのお弁当」のような踊らないインド映画も区別なくみてる方で、この映画もポスターで期待が高かったのだけど、観終わるとちょっとベタなファンタジー。これ
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ニューヨーク、アイラブユー(2008年製作の映画)

3.2

スカパー!にて

公開当時に観ていたら、別の感想を持っただろうな。ここ何年かニューヨークに旅行しているので、出てくる場所は見覚えのあるあの場所だったりする。そして、こんなところもあるんだ、と発見も出来
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.0

109シネマズにて

「笑って、泣いて、最高!」っていう感想をたくさん見てた。しかし、映画館の中で、クスリともズズッとも無かった。

良くわからないのが、何でアメリカン懐かしメロディを、耐久性に乏しい
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アメリカン・パイパイパイ!完結編 俺たちの同騒会(2012年製作の映画)

3.7

WOWOWにて

完結編にして、シリーズ初見。
いやー、面白い。嫌いじゃないわぁ。アメコミと比較するのもどうかと思うけど、私はこの手のくっだらないエッチな映画の方がアメリカぽくて好きですね。

いい大
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

横浜ブルク13にて

観終わった後に、隣に友達がいたらあだ名を呼びたくなり、友達以上恋人未満の人ならば勇気を出して手を繋ぎたくなり、恋人がいたらキスしたくなり、夫婦だったら肩を抱きたくなる映画。

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舞妓はレディ(2014年製作の映画)

3.3

TOHOシネマズららぽーと横浜にて

長かった。
20年近く温めていた舞妓ミュージカル映画という気合はいいが、オールドアメリカンなミュージカル映画をリスペクトして作りたかったのだろうか。個人的な感想で
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ザ・ワーズ 盗まれた人生(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

WOWOWにて

作家クレイの書いた作品の朗読会で読み上げられる一冊の本。

その中で繰り広げられる作家志望ローリーの青年の苦悩、成功、破滅…それでも人生は進んでいく。

偶然見つけた古い原稿に惹かれ
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8

ユーロスペースにて

モノクロームの映画は、久しぶり。
フランシスとソフィーの親友同士から始まってるから同じではないけど、ソフィーと別れて住むことになってからのフランシスは、なんだか映画「もらとりあむ
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ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古(2012年製作の映画)

3.6

イメージフォーラムにて鑑賞

まず注意。寝不足や疲れの酷い時に決して観てはいけません。静かな作品なのです。

5台の隠しカメラで撮影したワークショップ風景と、ブルックさんのインタビューで構成された作品
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.8

ヒューマントラストシネマ渋谷にて

ハ・ジョンウに外れなし。
TVのキャスターを降ろされラジオ番組で腐っていた男。新番組にかかってきた一本の爆破予告電話が全てを暴く始まりだった…緊迫感ありました。
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さまよう刃(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

横浜ブルク13にて

余談だが、クライマックスに近づき映画館の中がスキー場レベルに冷房が効いてまさか4D体験できると思わなかった⁈

たった一人の家族である愛娘を強姦の挙句に殺された父親の法律を越えた
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

4.0

元町映画館にて

緻密で後味が素晴らしい。
何より観終わってからカレーを猛烈に食べたくなる。

クロネコもびっくりな弁当配達システムは確かにハーバード大も驚くかもしれない(笑)

配達間違えがきっかけ
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私の、息子(2013年製作の映画)

3.8

元町映画館にて

予告編からある種の気持ち悪さがあった。本編観るとさらに気持ち悪さが爆発しててどうなるかと思った。

コネがあるセレブリティの過干渉な母親と、母親を憎み拒絶しつつも逆らわない息子の関係
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.5

WOWOWにて

野々宮の「6年間はパパだったんだよ。出来損ないだけどパパだったんだよ」って育ててきた子供に言っちゃうんだ…。こんなにホラー映画だったとは思わなかった。

父親と自分の環境を自分の「子
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マルティニークからの祈り(2014年製作の映画)

3.7

TOHOシネマズシャンテにて

今日現在、全国でも9館って上映館が少なすぎるでしょ(^^;;

夫の借金のために、騙されてヘロインの運び屋をさせられてしまい、囚われた実話を元にしたフィクション。

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今日、キミに会えたら(2011年製作の映画)

3.5

WOWOWにて

若気の至りで、ルールを犯したばかりに、人生が回転木馬のように動き出してしまう。別れ難くて不法就労したことが至る所で壁のように2人を引き離してしまう。

どう考えても、愛は手に触れる距
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マイ・ブラザー 哀しみの銃弾(2013年製作の映画)

3.7

横浜ブリリアントショートシアターにて

現在、全国で7箇所しか上映してないのに横浜でやってて歓喜。素敵な映画館でした。

犯罪に手を染めた兄と優秀な警官の弟の対立と葛藤を描いた作品。それぞれにグズグズ
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エイトレンジャー2(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

横浜ブルク13にて

堤監督の映画を映画館で初めて観た。小ネタ、小ギャグの使い方はテレビ仕様じゃないのかなーという違和感。
そして、ちょい役で木野花さんを出しちゃう無駄遣い感…。

ライブでのネタから
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複製された男(2013年製作の映画)

3.0

横浜ブルク13にて

続けて3本目というややお疲れの時に観る映画ではなかった。

ここでの感想を読むにつけ、皆さん凄い読解力だな…とシンプルに感心してしまうんです。久しぶりに「ファっ⁈」ってなりました
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どうしても触れたくない(2014年製作の映画)

3.3

イメージフォーラムにて

原作は人気のBL漫画。ちなみに未見でした。
レイトショーだけですが、女性が98%という構成。BLってそんなに人気なんだ…と実感しました。

恋人に裏切られた嶋君(ゲイ)が転職
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タイガー 伝説のスパイ(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

WOWOWにて。

RAWの伝説のスパイ・タイガーがインド、ダブリン、トルコ、キューバなど6カ国を股にかけ、パキスタン諜報員ゾヤと恋の逃避行を描いた作品。

これでもかというアクション迫力満点。飛ぶ、
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DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?(2014年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』
TOHOシネマズ六本木にて

AKB48のドキュメンタリー第4弾。いくつかのエポ
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マレフィセント(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ムービルにて

映画「マレフィセント」観て来た。生みの親より育ての親って感じの「アナ雪」路線。そもそも私が知ってた原作って、どんな話だったっけ?だったから予想よりも楽しめちゃった。

あの翼はエクスカ
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女は女である(1961年製作の映画)

3.0

ゴダール作品、それもミュージカル風ってことで楽しみにして行ったけど、映画の内容そのものをどうこうではなかった。

今では貴重な35mmフィルムで上映だったのだけどコンディションがイマイチだったんじゃな
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スティーヴとロブのグルメトリップ(2010年製作の映画)

3.0

WOWOWにて

コメディ俳優がテレビの仕事でひたすらホテルを巡り、美味しいものを食べ…というロードムービー。

いちいち小芝居をかましながら似てない物真似を展開してるんだけど残念ながら面白さがうまく
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美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)

3.2

(編集)新宿武蔵野館にて

水曜日レディスデーに相応しいテーマ

ドリス・レッシングさんのノーベル文学賞作品が原作とのことですが80歳オーバーでこの作品書いたって渡辺淳一さんや瀬戸内寂聴さんも真っ青じ
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ムービルにて

街中は川崎でロケしてるんじゃ?と思ったらやっぱり銀柳街(笑)

受験に失敗した平野君が林業通して成長する物語。祭は昔から大人への通過儀礼のようなものでありここら辺をうまく絡めてた。
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