dm10foreverさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.1

【脳ある鷹は・・・】

ずっと観たかった「キレ味良い系」の作品。
ここんとこ、割と「重め」「長め」がトレンドらしく、一本観た後の満足感と疲労感はなかなかのもの。
その分、オマージュ作品を探したり物語の
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.4

【事実と真実】

うわ~…凄いの観た。

個人的には中々の衝撃作
史実ベースの物語らしいけど、ホントにこんなことがあったんだとしたら、色んな意味でやりきれんわな…
物語はある告発を巡る一人の女と二人の
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黄龍の村(2021年製作の映画)

4.1

【だって、魅せたいんだもん】

これは阪元作品が好きな人ならはまるんじゃないかな?
個人的にはいろんな意味で「好き」。

悪く言えば「学生が作った自主映画のノリ」のような粗い部分もあるんだけど、徹底的
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ダンテズ・ピーク(1997年製作の映画)

3.7

【災害のレシピ】

個人的な話をすると、ジェームズ・ボンドってピアース・ブロスナンが一番しっくり来るイメージなんだよな~。
もちろんダニエル・クレイグ版もカッコいいんですよ、それは間違いない。
なんだ
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一対一(2020年製作の映画)

3.7

【威厳】

とあるホテルの一室。
そこにいるのは「光と影」という作品を撮った映画監督フラビオとインタビュアーのアンドレアだけ。
アンドレアはフラビオに映画の公開を控えた今の感想を聞き始める。
当たり障
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バックドラフト(1991年製作の映画)

3.8

【熱い男】

先日のキングオブコントの「空気階段」の「火災」のコントを観て、近年稀に見る大爆笑。
久しぶりに声だして笑った。
小学校6年生の娘も一緒になって笑ってたから、若干ヒヤヒヤしながらも・・・。
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.0

【それぞれの正義】

色々と考えさせられるテーマが内包されている作品。

一概に誰(何)が正しいとは言い切れない。

仕事柄、僕は生活保護受給者や役所の生活保護課の方ともやり取りがあるので、尚更、制度
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.9

【実際問題・・・】

これね・・・
去年あたりだったかな、初めてこの作品のこと知ったの。
で、その時に思ったんです
(邦題は「仮」的なや~つ?)って。
でも、一向に邦題が変わる気配もなく、結局このまま
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デューン/スーパープレミアム[砂の惑星・特別篇](1994年製作の映画)

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カイル・マクラクラン…

ちょっと声に出して言いたかっただけとです。


すんごい前に観たはずなのに、殆んど記憶にない😅
なんでや?

新作公開前にお復習しとこかな…。

Yello(2020年製作の映画)

3.5

【はじめのいっぽ】

子供は親の鏡のような存在。
自分が何気なくしていることも、子供はそれを見て真似る。
でも、もしそれが他人を傷つけるような行為だったとしたら・・・。

悲しいけど、人間の世界から差
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.3

【プラセボ効果】

最近重めの作品が続いたので、「犯罪」とか「殺人」とか「スーパークレイジー」とかはちょっと食傷気味・・・。
もういい歳だし、「脂っこい中トロ」よりも「旬を感じる青魚」の美味しさもわか
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.3

【侵食】

ふぅ・・・・
ようやく「dm的映画祭in銀週」のラストを飾りました3本目のレビューです。

先に観た「空白」の余韻に引っ張られて、こちらのレビューもなかなか書けずにおりましたが、いざ時間を
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空白(2021年製作の映画)

4.5

【突然】

「dm的映画祭in銀週」の2本目はこの作品。
本日のメインイベントと言っても過言ではないくらいの「ビンビンにゴン攻め」な内容で、ラスト3本目の「MINAMATA」を観ている最中もまだ余韻を
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犬が伝えたかったこと(2020年製作の映画)

3.7

【知らなかった妻のルーティン】

『犬と人間の大きな違い。
それは「比べる」という行為によく表れます。
人間は何でも「比べる」事が好きです。
しかし、犬は違います。
犬が求めるのはいつもと変わらない環
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.9

【平和の代償】

さあ、やって参りました『dm的映画祭in銀週』
有給も公休も溜まりに溜まって全然消化出来ていないので、ちょっとずつ…仕事に穴が空かない程度に…

てな感じで、本日は3本一気見です
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試合(2020年製作の映画)

3.8

【神様の独り言】

実はdm、こう見えても(どう見えても?)人生の大半をサッカーと共に過ごして参りまして、まぁここ数年はバタバタして中々出来ていませんが…というか、年齢的にも任意引退状態😅
てな感じで
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

4.2

【優しい嘘】

子供の頃「嘘はいけません」と教わった。
大人たちはそう言って僕に嘘をついた。
それで傷付いたこともあったり、(そっか・・・)とその真意を受け止めてあげたり・・・。

・・・いつしか僕も
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.5

【どっちの「亮平」ショー】

ここ数年は、あまりTVドラマを観なくなったdmですが、最近の風潮なのか「医療系ドラマ」が多いですよね。
やっぱりコロナ禍にあって医療従事者に対する「いわれのない風評被害」
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.2

【新しい風】

やっと観れましたぁ・・・。
って言っても公開からまだ1週間しか経ってないんだけどね(笑)

やっぱり、マーベル作品の持つ独特の高揚感って定期的に体が欲するようになってしまった。
以前ま
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ポッポー!(2019年製作の映画)

3.7

【頑張れ、ポッポー!】

久しぶりに、ただただ「ニヤニヤ」して終わった作品。
時間自体も7分と大変短いんだけど、それ以上にメタファーだの何だのを考える必要もないくらいに直球のコメディ。

とにかく、お
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ヒルコ/妖怪ハンター レストア&リマスター版(1991年製作の映画)

4.0

【祭の夜の思ひ出】

「どうせ、映像とかもちゃっちいんだろうな~」

・・・もうね、鑑賞前のdmにイオナズンを喰らわせてやりたい。
(そこじゃないだろ!)と。

サツゲキにて「1週間限定公開」となった
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5m 80cm(2012年製作の映画)

3.6

【私は美しい】

最初観たときは、どこからどこまでがCGなのか全然わからなかった😲
特に出だしの1分くらいは「あらあら、立派なキリンさん達だこと・・」って普通に見てた。
ところが、そのキリンさんたちが
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途切れない電話/Call Waiting(2020年製作の映画)

3.8

【「境界」と「限界」】

2020年フランス発のリアルなショートムービー。

新型コロナの影響で在宅ワークを行うローズ。
夫はまだ仕事から帰ってはおらず、家には彼女と2人の子供がいた。
ローズの仕事は
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

4.1

【マブらないマブリー】

これ、意味がわかると結構じわじわ来るタイプの作品。
表向きには「ディザスターパニックムービー」の体でいながらも、実は若干オフビートな雰囲気すら匂わせつつ、現代の韓国が置かれて
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悪魔が死んだとき(2016年製作の映画)

3.9

【模範解答】

先日「真夜中のベッドの中で」を鑑賞し、短編ホラーもなかなか余韻が楽しいなと感じたところで、そろそろ他のも観ようかね~なんてサイトを開いたら「配信終了まであと1日」の表示!
いつでも観れ
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セバスチャンと僕たち(2016年製作の映画)

3.7

【ピーターパンシンドローム】

観る前から気になっていた「邦題の謎」。

「Sebastian and Them」っていう原題からストレートに邦題をつけるなら「セバスチャンと彼ら」になりそうなところを
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ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー(2021年製作の映画)

3.8

【目的地】

前作「滅亡迅雷」の続編。
タイトルの付け方にもちょっとした意趣を感じるけど、「仮面ライダー」というコンテンツ(世界観)からは一歩距離を置いたビターなテイストの内容であるという描き方。
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.4

【思えば遠くへきたもんだ】

きのうの晩御飯は苦手なセロリが出た。
がまんして食べたらやっぱり苦かった。
ついつい避けながら食べてたけどね、
けっきょく残さず食べる羽目に(笑)
ばんごはんにセロリステ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.3

【「ヤクザ」は仕事か生き様か】

以前鑑賞した「クローズ」の中でこんな台詞があった。

「普通に生きられない奴らがヤクザになるんじゃない。ヤクザに生きられないハンパな奴が普通に生きているだけだ」
その
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真夜中のベッドの中で(2009年製作の映画)

3.3

【虫は無視】

ビジュアル的には好きです。
いかにも「これから何か起きます」っていう雰囲気が出ていて、裏を返せば「寝室のはずなのに落ち着かない」という、どこか異質な空間。
寝室に、しかも枕元にあんな悪
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仮面ライダーリバイス(2021年製作の映画)

3.6

【嫌いじゃない】

てっきり「オマケ短編枠」だと思っていたこれが、まさかFilmarksで単独タイトルとして扱われていたとは!
なおさん、情報ありがとうございました。

・・・ということで、折角なので
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不思議な仕事(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

【ACT】

――ある役者が、地下の駐車場で仕事の依頼主と待ち合わせをしている。彼はてっきり舞台の出演依頼だと思っていたが、その依頼内容は一風変わったものだった…(BSSTのあらすじより)。

珍しい
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.8

【シン・キネカミ】

いやいや・・・。
先週強行敢行した「TOKYO2020開催記念 1週間耐久マラソン」で鑑賞した劇場10本もこのレビューでようやくラストです。
ちょっと疲れた・・・っていうか頭パン
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.9

【揺さぶり】

衝撃の前作から5年。
あの爺さんがスクリーンに帰ってきた。

そっか~5年も前のことだったか~。

確かに前作を劇場で観たときは結構怖かった。
(終わった?終わった?まだ終わんないの?
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.3

【食わず嫌いは食ってから言え!】

これはやられたね。
正直、コロナのせいで延期が続いた挙句「もう観たような気になってしまった」作品たちの中の1本。
(あと、個人的に「007」と「キングスメン」はもう
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少年の君(2019年製作の映画)

4.4

【居場所】

8月9日に開催しました「dm的映画祭」のラストを飾ったのがこの作品。
当日は狙ったわけではないのですが「アジア映画縛り(うち邦画3本)」となった。
そうなると結構ストーリーベースの作品が
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