音の無い世界。そこで初めて聞こえた自分の声。かつての出来事を思い出し、出来なかったことを後悔する。その想いを過去に帰してあげること、それが自分に出来ることなのではないかと気づいた時、主人公の人生は動き>>続きを読む
バカみたいにハッピーな映画。ラストに畳み掛ける怒涛のハッピー。終わりよければ全てハッピー。辛い時に見るとめちゃめちゃ救われるんだから。本当もうバカ。大好き。
劇中ほとんど音楽はなく、流れているのはチェンマイのゆるかな時間。
人びとの想いをのせてコムサイが夜空へ旅立つ。過去を手放し未来を迎えるそんな儀式のよう。
若きバスドライバーの日常。家に帰れば天真爛漫な奥様。平和な日もトラブルの日もたんたんと味わって生きていく。いつも心には詩がある。初めて会った人とも躊躇なく大好きな詩でつながれる。
もどかしい四月というまどろみ。はじまりの色に染まる季節。見ている景色はいつもまぼろし。四月のせいにすればいい。