blackkazoomaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

4.1

ワンダ、この救いようのない世界の片隅に迷い込んだ 何も持たない無垢な天使のよう

◇あらすじ
ペンシルベニア州。ある炭鉱の妻が、夫に離別され、子供も職も失い、有り金もすられる。少ないチャンスをすべて使
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デビッド・クローネンバーグのシーバース(1975年製作の映画)

4.0

『シーバース』1975年公開
『エイリアン』1979年公開
『デモンズ2』1986年公開
『スピーシーズ』1995年公開

◇あらすじ
人間の内臓の代りとなるべく研究されていた寄生虫には、人の理性を失
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裸のランチ(1991年製作の映画)

4.0

ー真骨頂ー

クローネンバーグ作品は結構見ている方ですが、この作品に限っては敷居が高いイメージがあり、いままで敬遠してましたが『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』が思いのほか刺さったこともあり、意を
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.8

公開から20年近くたってやっと鑑賞。

ザック・スナイダーの長編監督デビュー作。脚本はジェームズ・ガン。
主役のサラ・ポーリーは現在では監督としてのイメージが強いですな。

1978年ジョージ・A・ロ
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.8

ー進化と退廃ー

◇あらすじ
近未来。人工的環境へ適応した人類は、その結果として生物学的構造が変容し、痛みの感覚が消えていた。体内で新たな臓器が生み出される病を抱えたソールは、臓器にタトゥーを施すショ
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.6

『殺し屋はつらいよ』

2度目の鑑賞。

アンジーが出ていたり、山火事があったり、バーンサルが善良な人間を演じてたり見どころはいろいろあるのですが、どうしても仕事熱心な殺し屋二人の四苦八苦ぶりや居た堪
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ダーティハリー5(1988年製作の映画)

3.2

シリーズ最終作


年齢的に『ダーティハリー』シリーズは好きなのですが、本作公開時はスタローンやシュワルツェネッガー、メルギブ、トムクルーズが活躍していて「いまさら感」がプンプンしている本作はいままで
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バービー(2023年製作の映画)

3.9

オッサンですが、ぜんぜん楽しめました。

グレタ・ガーウィグ監督作は初めてですが、凄い才能ですね。
作家性が爆発してるという意味では先日再鑑賞したガンの『ザ・スーサイド・スクワッド』に近いものを感じま
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ドラキュラ(1992年製作の映画)

3.7

初鑑賞は30年以上前に名古屋の劇場で。

作品自体はそれほど刺さらなかったものの、石岡瑛子さんの衣装の素晴らしさに圧倒されました。

あれからDVDやテレビのOAで観ていますが、やっぱり衣装に目がいっ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.2

2度目の鑑賞ですが、間に『ピースメイカー』を観たことによってピースメイカー(キャラクターのほう)の見方がかなり変わりました。

監督の作家性が全面に出ているという点で、スーパーヒーロー物の作品の中でも
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かっけぇ同士(2022年製作の映画)

3.5

おかんチョイス クロージングからの脱却は自立への第一歩

◇あらすじ
母親と服を見ているのを同じクラスの井口に観られた主人公。
井口がおしゃれに詳しいと知った主人公は井口に一緒に服を選んでほしいと懇願
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.7

清水崇監督の(私の中の)【ホラー信頼度】回復‼

予告編がなかなかナイスだったし、評判も良さげなので初日レイト行ってきました。

GENERATIONS(オッサンなので知りませんでした。すみません)の
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

なんとも贅沢な体験ができる作品である。

製作費、400億円以上。
世界トップアクション俳優が年齢の限界に挑戦し、
ベーリング海、アラビアの砂漠、アブダビ空港、ローマ、ヴェネツィア、アルプスと世界各国
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BUG/バグ(2007年製作の映画)

3.8

【追悼】ウィリアム・フリードキン

いったい私は何を見せられているのか・・・

「不安」が溜まって心が弱ってくると〈ヤツ〉が忍び込んでくる。

この作品の二人の状態とまではいかなくても、誰しも似たよう
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

3.5

コンプリート!(個人的)『コワすぎ!超祭り』8日目‼

◇あらすじ
今回工藤のもとに送られてきたのは、フリーター・櫻井が撮影した田舎町の映像。そこには儚げな雰囲気の漂う美女・川野つぐ巳が佇んでいた。櫻
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

3.6

シリーズ新章!(個人的)『コワすぎ!超祭り』7日目‼

◇あらすじ
ディレクター・工藤は全国各地の心霊現象を取材する『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズを“超コワすぎ!”と改め勝負に出る。その第1
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

3.7

シリーズ完結!(個人的)『コワすぎ!祭り』6日目その2‼

◇あらすじ
異世界に飲みこまれた工藤と市川は、今もまだ行方不明となっていた。同じ頃、新宿の上空に出現した謎の“巨人”。ひとり現世に残された田
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.7

ついに劇場版だ!(個人的)『コワすぎ!祭り』6日目‼

◇あらすじ
工藤のもとに新たな投稿映像が届く。それは人里離れた山奥の廃村に関するものであった。1度その村に足を踏み入れた者は必ず発狂し、その姿を
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.5

まだまだやるぞ(個人的)『コワすぎ!祭り』5日目‼

◇あらすじ
『四谷怪談』を題材として撮影する場合、撮影前にお祓いをするのが習慣となっている。しかし、ある映画の撮影でそれを行わなかったため、女優が
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

3.7

(個人的)『コワすぎ!祭り』4日目に突入‼

◇あらすじ
今回、ディレクターの工藤が選んだ取材テーマは都市伝説や学校の怪談の中でも有名な「トイレの花子さん」。花子さんの噂がささやかれていた廃校のトイレ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.6

(個人的)『コワすぎ!祭り』3日目‼

◇あらすじ
アシスタント・市川のもとに新たな投稿映像が届く。池で釣りをするカップルが撮影したのは、水面から現れた異形の生物。市川は状況証拠から、日本古来の妖怪・
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.8

(個人的)『コワすぎ!祭り』2日目‼


◇あらすじ
制作会社のディレクター・工藤とアシスタント・市川は、新たな取材の場所に廃墟を選ぶ。そのきっかけとなった投稿者から送られてきた映像には、男女が廃墟で
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.7

9月公開のシリーズ最新作の向けて、本日より『コワすぎ!祭り』開催‼

とりあえずU-NEXTは神!


◇あらすじ
ある映像制作会社に送られてきた1本のビデオテープ。そこにはトレンチコートを着た長髪の
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デモンズ2(1986年製作の映画)

3.5

ローマ郊外の高層マンションを舞台に、住民が次々とゾンビ化していくオカルトホラー

前作同様、ほぼ35年ぶりの鑑賞ですが、記憶通りこっちのほうが楽しめた。
内容はほとんど忘れてましたが、デモンズ集団の目
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

超怖いんだけど、観ていてイラつくようなストレスがないのは何故だろう?

同監督作の『マリグナント』でも感じたことだが、ホラー作品でありがちな物語が進むテンポを鈍くするような余計な展開が無く、サクサクと
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ALIVEHOON アライブフーン(2022年製作の映画)

3.8

◇あらすじ
福島に住む『グランツーリスモ』のeスポーツ日本チャンピオンの青年が解散寸前のドリフトチームにスカウトされ、才能を開花させる。


予告を観て面白そうだなとは思ったものの、劇場では観れず、配
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サーキットの狼(1977年製作の映画)

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先ずはYouTubeにフルで公式に配信公開してくださった東映さんに感謝!(期間限定ではありますが)

1977年の公開当時(私は小1‼)近所の劇場で観て以来ですから、約45年ぶりの鑑賞です。

作品の
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.9

■あらすじ
1980年代後半、タリバンに連行され戻らぬ父を待つ少年アミンは家族と祖国アフガニスタンを脱出。やがてアミンは数年後ひとりでデンマークへと亡命する。

ドキュメンタリーでありながら何故アニメ
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.0

ゴリゴリのバイオレンス映画と思いきや、激渋のヒューマンドラマ作品でした。

コレ、めっちゃ好き!

「やっぱりニコラス・ケイジ演技めちゃうま!」と感動。

ニコケイだけでなく、アミール役のアレックス・
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