作家も変わっていくのだな。
ある意味とても「らしく」もあり、まったく「らしく」ない部分はうれしい驚きだった。
友達をグループで描くことや、兄弟や大人との関わり方がひらけていて、世の中には自分たち以外>>続きを読む
ずっと雨降ってたな。湿度の高い台湾の空気がまとわりつくようだった。
社会的な地位や経済力を伴う「チカラ」は、自分の意思に関係なく時価のように変化していくもので、簡単にダイヤから小石に変わる。そのチカ>>続きを読む
家父長制がもたらす最悪の形がこれではないか。これが「呪い」の結果であるならば、呪いとは得体の知れないオカルトではなく、明確にこのシステムのことを指すのだと思う。
兄弟が仲が良かったことが救いのようで>>続きを読む
最後「愛し続けるんかーい!」ってなった。
スーパースターと14歳で恋におちた女性の人生は虚無だった。
ダイジェストで人生を箇条書きにしたような淡々とした恋愛模様。勝手にドラマチックな人生を想像してい>>続きを読む
100%の悪もないし、100%の善もない。
絶対的な正解のない世界で複雑なのは人間だけ。
自然がとにかく美しく、人と自然の関わり方は民族や気候でだいぶ差があるのだと思い知らされる。普遍的でもあり、あ>>続きを読む
権力を持ち、個人を支配し、家族を崩壊させる。人々を分断させる「宗教」とは一体なんなのか。。
自分のためなのか、誰かのためなのか、「信仰心」とはなんなのか、、。
人類の歴史の中には宗教があり、他の歴史>>続きを読む
ずっとギスギスして不穏な人間たちと、雄大でありのままの自然の対比が素晴らしかった。
ほんと人間はちっぽけ。
アイスランドの自然が圧倒的すぎて、「神」というものがあるのであれば、あれがそうなんじゃない>>続きを読む
この世界は、本当に微妙なバランスで奇跡的に保たれていて、人間が人間として生きている限り繰り返す、その現実の恐ろしさか切なさか、説明できない感情が押し寄せてきて泣いた。
善と悪は紙一重。愚かさも賢さも>>続きを読む
ジャンルは違えど「自分の仕事はゴミを増やすだけではないのか」という葛藤はずっとあって、わたしなりの回答は出ているけれど、定期的に見直す必要もあるので良い機会。
何よりも洋服ブランドの掲げるメッセージ>>続きを読む
つらい経験を語ってくれたことに本当に頭が下がる。
こうやって話してくれる人がいるから知ることができる。語ることを拒んだ人がいることも当然で、きっとこれもほんの一部で、語られなかった奥底にあるものは彼ら>>続きを読む
ひとつ歯車が狂ったことで怒涛のごとく崩れ出し、あっという間に底につき、すべてを失っていく。貧困の構図そのままだった。
「半地下はまだマシ」だと思うのは、半地下の人たちは家族というチームがいてくれたけ>>続きを読む
沖縄という土地の空気がすごい。南国の開放感と島にまとわりつく閉鎖感。
大人たちはホント愚かで、子供たちはちゃんとクソガキで、人の念の湿度も澱んでた。
こういう話だから小さなリアリティは大事にして欲し>>続きを読む
宇宙まで行って究極的にひとりにならないと自分と向き合うことができないってハードル高いな。
カウンセラーは宇宙人だし、自分とは全く異なるものでないと崩せない鎧。根が深い。
「なんとかなるよ」という言葉>>続きを読む
肉を買いに行ったら肉屋が休みで、この気持ちを昇華してくれるピッタリの映画だった。
線を極力省いて、単色で分ける表現方法は発明だと思う。この線であの豊かさ、立体感。スタッフの技術力にただただ脱帽する。>>続きを読む
いま正面から扱いたいような題材を、不幸てんこ盛りの昔の少女漫画のような扱いにしないでほしい。宮沢氷魚の場面はすべて昼ドラみたいで笑ってしまったけど、題材が題材なだけに笑うに笑えない。
演者たちのイン>>続きを読む
「コール・ジェーン」の出来事に共感できてしまうことが何より悲しい。
あのマインドは過去の話なんかではなくて、今も同じように続いていて、登場した人たちの恐れや怒りは本当にあるある。会議室の場面は秀逸だっ>>続きを読む
これが“フィリピン”ということで良いのだろうか?
自分が知っている世界の常識だけではなにもわからない。ということを改めて自覚する。
いつも“赦し”というものがワカラナイ。いつかわたしにもわかる日が来>>続きを読む
「犬が家にいるということはこういうことか!」という映画だった。
ひとは自分が納得するストーリーを作り上げるし、その結論に合うような“証拠”を何でもないものから見いだす。
事故でも自死でも、その決定>>続きを読む
え!そこから始めるの!?な壮大な人生の物語。ひとは生まれる前から人生がスタートしていて、時代や社会環境、関わるひとによって思わぬ方向へ進むけど、それらを全て昇華させることができるのは自分自身しかいない>>続きを読む
「過去」は突然やってきて「今」の自分をかき乱す。
最後にノラから溢れ出たものは、同時に私の中からも溢れ出て、あれは何なのか?と言われると一言で表すのは難しいけれど「とてもよくわかる」ものだった。>>続きを読む
物語の本筋よりも背景のニュージーランドの歴史に思いをはせる。
入植者である夫たちとマオリの関係とか、当時のマオリの状況も気になる。入植者してきた彼らの本国での事情も想像すると、物語が違って見えてくる気>>続きを読む
恋人でもなく家族でもなく「他人」の距離感でいることがあの世界を維持するコツなのだろう。きっとあの世界に救われる人もいるのだろうけれど、私はあそこでは生きられない。
人は人に勝手に期待して失望してしま>>続きを読む
ひとつひとつの株に自分が望む世界を託すのは、例えば選挙で投票する1票だったり、告発する1言と同じように、小さなひとつを積み上げて大きなものを動かすチカラになる。
その小さなひとつを諦めない!という希>>続きを読む
ゲーム未プレイ。
キャラクターほんとカワイイ☆
物語もちゃんとしてそうだったのに途中で見失う。あれは何がしたかったのか?
せめてホラー展開でドキドキしたかったけどそれもなかった。
続編があるみたい>>続きを読む
昭和感すごかったな。
裸!裸!血!暴力!説明!説明!説明!
説明もよくわからないけど、ま、いいか!
マリオンに「男らしい女らしいなんて古臭い」と言い放つ牡丹は令和だったな。
荒れた関東平野のSL広>>続きを読む
ラブコメだった☆
ゲイの恋物語は映画だと悲劇的な結末ばかりだし、現実で聞く話はエキセントリックなものばかりだから、幸せな結末を提示するのはとても大切なことだと思う。
主人公が中年なのも絶妙☆
美しい>>続きを読む
わたしがあの子を気になるのは、違う世界線の自分を見ているからなのかも。と思ったことがある。
だから心配にもなるし、嫉妬もするけど応援もしたくなる。
2人は正反対のようだけどお互いに憧れていたように>>続きを読む
男性が思う女の友情感なのかな。これは。
女性の友情に男性が絡むことで関係が崩れていく物語はたくさんあるわけで、もうそういうお話はいいかな、、という気分。
絡んでくる男も「なに?アイツ!」だし、2人の友>>続きを読む
夢のような現実のような、物語もあるようなないような。
街はあるのに生活はなくて、想いだけが残ったような空間は黄泉の国への入り口みたいだった。
漫画にしたら面白そうな気がするな。
何れにしても男性のセン>>続きを読む
ボウは色々神経質ではあるけれど、けっこう頑固だったな。
「なんなの?」な展開で探り探りの鑑賞だったけど、場面や表現をいろいろ変えていくので飽きずに見れる3時間(体感は2時間40分).
監督のメッセージ>>続きを読む
気軽に観れて、笑って幸せな気持ちになるってサイコーか。ラショー劇団はいつも「好き」な気持ちがつまってる。
カンヌまで行く1に比べると大冒険感が薄いけど、狭い範囲であれだけの小ネタを捩じ込むのもある意>>続きを読む
ポリネシア好きとしてはたまらない魅力がたっぷり☆
ファファフィネについては西洋のトランスジェンダー的な概念とはまた違うものだと思うので、その辺りをもっと丁寧にお願いしたいところだけど、彼らの文化の物語>>続きを読む
「漫画を実写にする」ということについてやっぱり考えてしまう。
キャラクターもセリフも物語も構図も“漫画で見たアレ”以上のものを見たい。
漫画よりも圧倒的だったのは雪山だけだった。
戦争を引きずった>>続きを読む
ひとは社会に「女性」にさせられるのだな。
まっさらな脳は体の性別に影響をうけるのだろうか。ベラを「女性」としていたのは社会の方で、ベラはただ「自分」であったように思う。
それでも「女性」の人生に導か>>続きを読む
宗教色強かったな。。
あれは“赦し”と“贖罪”いうことなのだろうけど、虐げられた記憶はそう簡単に拭えないし、友達になんかなれないよ。アイツちゃっかり最後も参加してたけど、あんなことぐらいで赦されるとお>>続きを読む
キモ悲しい。
悲惨な状況は人の関心興味を惹きつけ、非凡な貴族的な世界は人に憧れを抱かせる。平凡であることに価値がないということが何より恐ろしい。
憧れの人が持っていた世界の全てを自分一人の中に全て飲>>続きを読む