マクマーフィさんの映画レビュー・感想・評価

マクマーフィ

マクマーフィ

映画(67)
ドラマ(17)

エル ELLE(2016年製作の映画)

2.5

インモラルなクロード・シャブロルといったところ。でもポール・ヴァーホーベンにシャブロルは似合わない。ヴァーホーベンらしい下品なところは良かった。

マザー!(2017年製作の映画)

2.0

とても演劇的な作品。様々なメタファーを含んだ作品性はわかるが、メタファーに縛られたキャラクター設定や物語についていけなかった。意欲作だが残念。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.5

メルリストープ、ボブオデンカークなど役者のアンサンブルも素晴らしかったが、スピルバーグ組の重鎮、マイケルカーンの編集が秀逸。クライマックスに向かう輪転機のクロスカッティングに鳥肌が。紛れも無い社会派映>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

2.0

大好きな吉田啓輔監督とあって期待したが残念な作品。
筧美和子が思いのほか良かった。
兄弟、姉妹の関係性がスケッチ的に描かれるが、ストーリーが弱い。そもそも登場する兄弟姉妹を紋切り型の設定にしてしまった
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.0

個性的で前半とくに緊張感が走る。
ただ撮影スタイル、セットの雰囲気、劇伴などキューブリックへのオマージュがあるものの、どうも腑に落ちず。
またカンヌで脚本賞だそうだが、後半のグダグダ感は否めない。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

デルトロの作家性溢れる作品。彼が愛しただろう往年ハリウッドのメロドラマ&B級へのオマージュも。
ただ美男美女の物語への反骨ゆえ、いまいち乗り切れませんでした。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

素晴らしい。ただシーンによってはやり過ぎてバランスを欠いている気がする。イギリス人監督故か、アメリカ南部への偏見がことさら際立っているような。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.5

15時17分、パリ行き。戦争ごっこ好きの悪ガキが成長し、ある事に使命感を抱いて入隊する。そこにはフルメタルジャケットとは全く異なる軍隊の日常とアメリカという国のアイデンティティがある。
普通の若者が英
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.2

あのシーンいいよな、あの芝居スゲ〜、あの台詞サイコーなど映画の醍醐味が味わえるラブコメディーの秀作。松岡茉優のチャーミングな演技力と大九明子監督のセンシティブな演出力に感服。今年の邦画ベスト1

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

2.0

黒人差別への批判性を内包したサスペンスホラー。秀逸なストーリーに何か不気味なことが起こっている恐怖の演出は見事。
ただ肝となる動機がファンタジー過ぎて興ざめな感もある。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.5

上質なコンゲームの作品だった。ただ観客を欺くストーリーのさじ加減には賛否があるだろう。そうは言ってもあのラストシーンには溜飲が下がる。

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.2

期待に違わぬ傑作。これから何度も2049を観ることになるだろう。

ドリーム(2016年製作の映画)

3.5

米国で大ヒットしたことがとても嬉しい。次世代に受け継がれていく作品。脚本、演出がオーソドックス、誰もが見やすく作られているのも良かった。
ただ日本の若い観客には事前知識が必要だろう。できればこの作品を
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.0

車両セットでの撮影やクライマックスである東テグ駅のロケーションが素晴らしい。CGも多用されているそうだがダイナミックなシーンの連続だった。
不満はゾンビの造形。簡単なメイクをしただけで襲いかかるのは興
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

洒脱のジャームッシュ。今回も感性を刺激するショットを積み重ねてくれる。演者も素晴らしい。

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.5

ニコラス ウィンディング レフンの色彩を楽しむ作品。センセーショナルな内容ながらあまり作家性や毒は感じない。もともとポップな作品を狙ったのかも。

最後の追跡(2016年製作の映画)

3.8

Netflixオリジナル映画。トランプを支持するだろうプアホワイト層の犯罪が描かれる。リアルな銀行強盗、ベテランレンジャーのやる気があるようなないような飄々とした捜査。破滅へ向かう犯人の逃走。
テキサ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

1.0

イギリス人監督が往年のアメリカのB級カーチェイスもの、小粋な犯罪映画に憧れて作った感が否めない。荒唐無稽はいいけどストーリーのリアリティがまったく感じられない。だだ滑りのような作品だった。なんでベイビ>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

IMAX2Dで鑑賞してぶっ飛ぶ。傑作ではないが凄い作品。特に空と海と戦闘機とボートがひとつの画面に収める空撮ショットはクリストファー・ノーランでしか撮れない。二人乗りの戦闘機を作って後部座席にカメラマ>>続きを読む

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.5

上半期作品でいちばん笑った。各シークエンスで登場人物たちの会話が淡々と綴られていくが、ケン・ローチやダルデンヌ兄弟のような真面目なリアリズムとは違い、とても奇妙な感覚が残る。トニ・エルドマンの初登場の>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.3

北欧の変態監督たちは本当に素晴らしい。彼らは常に魂の在り方やアニミズムを作品の中に入れ込む。それが作品をピュアで危ないものにするのだ。ノルウェー出身のアンドレ・ウーヴレダル監督作「トロール・ハンター」>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

素晴らしいプロットで、回想シーンを積み重ね主人公リーの壊れた心や兄、甥との心の繋がりをあぶり出す。
ミディアムショットを多用した静謐なカメラワーク、編集も見事。
エドワードホッパーの絵のようなニューイ
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