マクマーフィさんの映画レビュー・感想・評価

マクマーフィ

マクマーフィ

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

2.0

黒人差別への批判性を内包したサスペンスホラー。秀逸なストーリーに何か不気味なことが起こっている恐怖の演出は見事。
ただ肝となる動機がファンタジー過ぎて興ざめな感もある。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.5

上質なコンゲームの作品だった。ただ観客を欺くストーリーのさじ加減には賛否があるだろう。そうは言ってもあのラストシーンには溜飲が下がる。

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.2

期待に違わぬ傑作。これから何度も2049を観ることになるだろう。

ドリーム(2016年製作の映画)

3.5

米国で大ヒットしたことがとても嬉しい。次世代に受け継がれていく作品。脚本、演出がオーソドックス、誰もが見やすく作られているのも良かった。
ただ日本の若い観客には事前知識が必要だろう。できればこの作品を
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.0

車両セットでの撮影やクライマックスである東テグ駅のロケーションが素晴らしい。CGも多用されているそうだがダイナミックなシーンの連続だった。
不満はゾンビの造形。簡単なメイクをしただけで襲いかかるのは興
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

洒脱のジャームッシュ。今回も感性を刺激するショットを積み重ねてくれる。演者も素晴らしい。

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.5

ニコラス ウィンディング レフンの色彩を楽しむ作品。センセーショナルな内容ながらあまり作家性や毒は感じない。もともとポップな作品を狙ったのかも。

最後の追跡(2016年製作の映画)

3.8

Netflixオリジナル映画。トランプを支持するだろうプアホワイト層の犯罪が描かれる。リアルな銀行強盗、ベテランレンジャーのやる気があるようなないような飄々とした捜査。破滅へ向かう犯人の逃走。
テキサ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

1.0

イギリス人監督が往年のアメリカのB級カーチェイスもの、小粋な犯罪映画に憧れて作った感が否めない。荒唐無稽はいいけどストーリーのリアリティがまったく感じられない。だだ滑りのような作品だった。なんでベイビ>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

IMAX2Dで鑑賞してぶっ飛ぶ。傑作ではないが凄い作品。特に空と海と戦闘機とボートがひとつの画面に収める空撮ショットはクリストファー・ノーランでしか撮れない。二人乗りの戦闘機を作って後部座席にカメラマ>>続きを読む

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.5

上半期作品でいちばん笑った。各シークエンスで登場人物たちの会話が淡々と綴られていくが、ケン・ローチやダルデンヌ兄弟のような真面目なリアリズムとは違い、とても奇妙な感覚が残る。トニ・エルドマンの初登場の>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.3

北欧の変態監督たちは本当に素晴らしい。彼らは常に魂の在り方やアニミズムを作品の中に入れ込む。それが作品をピュアで危ないものにするのだ。ノルウェー出身のアンドレ・ウーヴレダル監督作「トロール・ハンター」>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

素晴らしいプロットで、回想シーンを積み重ね主人公リーの壊れた心や兄、甥との心の繋がりをあぶり出す。
ミディアムショットを多用した静謐なカメラワーク、編集も見事。
エドワードホッパーの絵のようなニューイ
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セールスマン(2016年製作の映画)

3.0

発表作が賞を取りまくるアスガー・ファルハデイ最新作。
家族や他人同士の軋轢の中、人間の醜さをあぶり出すというテーマは今回も同じ。
会話劇なのに役者は部屋を動き回り、不穏な心理描写のシーンが続く。カット
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

1.5

韓国映画界の鬼才ポン・ジュノの新作だけに期待したが、あまりに純粋なお噺すぎて退屈だった。子ども向けを意識したとしてもいかがだろうか。
プロット、シークエンス設定が甘過ぎる。
唯一、主役の少女が素晴らし
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淵に立つ(2016年製作の映画)

2.5

絶望を淡々と描く映画作家は多い。ミヒャエル・ハネケやキム・ギドク。テーマはなんであれ、それをどう映像化し、観客の心に刺さる個性的な作品に仕上げるのが映画監督の仕事だ。残念ながらベタ明かりの食事シーンや>>続きを読む

ウォー・マシーン:戦争は話術だ!(2017年製作の映画)

2.0

plan B製作だけに期待したが残念。
実在のマクリスタル将軍をモチーフとしているもののディテールにリアリティがないし、ストーリーもイマイチ。米軍の脱力感の描き方はジャーヘッドに近い。
兵士を主人公に
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