かずシネマさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.8

いーい映画だなぁ…。
と、しみじみ思った。

普通に元気を貰えるし、しんどい時や上手くいかない時なんかに観ると何らかのヒントや勇気を貰える気がする。

意地悪な人もそりゃいるよね。何処にでも。
でもそ
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ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)

3.6

「人生とは小さな囲いから
 より大きな囲いへの移動である」
冒頭のこのナレーションが印象的。
「時は瞬く間に過ぎる」ってのも最近よく思う。

トニーの様な性質の人は実際にもいる。
周りにこのタイプの人
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.4

「賛同しかねます、教授」
「あぁ?(笑顔が消える)」
というオリヴァーとお父さんのやり取りにちょっと吹いた。

ロケーションが本当に綺麗だなぁ。
あと、車がとても可愛い。
観てから思ったけど、今でなく
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.7

特に前半、主人公があまりにも流され過ぎで、お人好しとか優柔不断とかを飛び超えて、ただ鈍くてトロい様子だったので度々苛々した。
観るのを断念しようかと思うくらいには本気で苛々した。
その口は何の為につい
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.7

自分は大体、就寝前に時間をとって映画を観る事が多いのだが。
この作品もそうしてしまい、見事に変な夢を見てしもうた…w

「イイ声」とひと言で言っても、色々な種類があると思う。
萩原聖人はそんなイイ声の
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K-20 (TWENTY) 怪人二十面相・伝(2008年製作の映画)

3.0

ものすごく久しぶりに鑑賞した。
ED曲がまさかのオアシスだった。
主題歌の事はすっかり忘れていたので普通にびっくりしたw

この作品が公開されたのとよく似た時期に「二十面相の娘」という漫画・その漫画を
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

3.1

なんか、良くも悪くもオープニングだけで満足してしまった。
過ぎ去った時代をテンポ良く見せ、ケネディ暗殺は奥さんのあの行動まで再現している。
アンディ・ウォーホル、デヴィッド・ボウイ、ミック・ジャガーや
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.6

夢を叶えたんやね…こ、Congratulations……(白目)

ジェイクの役は【自己愛性人格障害】だな。(ウィキには社会病質者だと記載されてるけれど。)
「多分そうだろうな」と思った映画の登場人物
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恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

3.4

男装しているグウィネス・パルトロウが可愛い。
男装してなくても可愛いんだけど。
ヒゲもウィッグもおかしいけど、ちゃんと若い男の子に見えてくる不思議。
いつもよりはしっかり描かれた眉と真横に入ったオレン
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アハメッドの歌(2018年製作の映画)

3.4

マイクには普通にイラッとしたけどなw
「何でこれをやっちゃ駄目なんだ?」という内容を、言葉を変えて度々言って腹を立てていた様だけど「そら勤務中だからよ」としか…w
ラップは全然分からないから彼の腕も分
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俺たちの映画ができるまで(2011年製作の映画)

3.0

映画製作において色々と口を出せるのは多くのお金を出した者のみ。
つまり、この主人公はカメラを持参しているのだから(=1番出資してる)もっとしっかりしろ、と。
完全に自分のキャスティングミスなのだから自
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ニコラ・ショヴァンの栄光に満ちた受賞スピーチ(2018年製作の映画)

2.8

勉強不足で、ニコラ・ショヴァンという人について全く知らず、その状態で鑑賞しても結局この作品が何を言わんとしているのか分からなかった…。
もしかしたら皮肉なのかもしれないし、今こういう人が必要だって事な
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ぬいぐるみ猫の冒険(2019年製作の映画)

3.3

この猫くんは鉄雄か?鉄雄なのか?
「力が…勝手に…うわあああ!」なのか?
(感情のコントロールが上手く出来ないって事らしい。)

まさかのホラー風味なオープニングでまず吹いて。
キリンの人の、首がゆら
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こねずみサムの夢(2018年製作の映画)

3.2

ほのぼのする。
NHKで流れてそうな雰囲気。

最後の方、え、大丈夫かよ?!と思ったんだが、完全にその場面のフクロウさんと同じ顔をしていたと思うw
ピンチに駆けつけたのはフクロウもリスもだったけど、特
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ぼくの縞はどこ?(2018年製作の映画)

3.2

可愛い。ホタルのシーン綺麗だなぁ。
ほわほわと輪郭がぼかされたままの絵柄でのアニメーションは、仕上げるのが難しいと思う。
デジタルとは思うけど、絵の具や色鉛筆を使ったかの様な優しい印象の絵柄。
台詞も
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A Sister(2018年製作の映画)

3.3

実際にもピザか何かのデリバリーサービスに電話をするフリをして警察に助けを求めた人がいた話を、アンビリだか仰天ニュースだかで以前見た事がある。
これ、電話を受ける側がきちんと確認するから成り立つのであっ
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長いより道(2018年製作の映画)

3.3

そうだね、ウロボロスだね…。
腹のタトゥーをそんなに見せつけられましても。。
エンドロールの出方を見るに、この話も最初に戻って繰り返すって事なんだろうな。

主人公が犬の代わりに機能し過ぎていて、この
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アトミック・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.5

怖い。
「Gassenhauer」の可愛い木琴の音と共に、彼らが未来の事を明るく語り合う様子に「何て事だろう…」と頭を抱えてしまった。。
破れた部分をテープで補う様子にも、うああぁぁ…と唸るしかなかっ
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.4

冒頭の時代背景や状況の説明は、アメリカ製作の作品なので仕方がないが、とても偏りを感じる。でもそれは置いておく。
また、最初に説明があるとは言え、作中の背景を知っている事が前提で進むので、少しだけでも当
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.9

「家庭」て入れ墨の主張の激しさよ。
タオ達のばあちゃんは口から茶色い水を出してたけど、あれどっから出たの…w

遠くの親戚より近くの他人って事もあるよなぁ、て話。

いやいやいや、いくらなんでも葬式で
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運び屋(2018年製作の映画)

3.8

花を持っているイーストウッドが素敵。
可愛いおじいちゃんになったなぁ…。

家族のあの反応は仕方がないのだと思う。
でも仕事一筋なのも悪い事ではないし、気持ちは分かる。
その事を人前で言い合いをするの
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間一髪(2018年製作の映画)

3.6

2人が可愛らしくて結構好き。
あのラストは無くて、ガソリンスタンドのシーンで終わっても良かったかなぁとも思うけど、まぁね…あんな感じだよね…w
パパが持ってたあのオレンジジュース、自分で飲むしかないね
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愛を綴る女(2016年製作の映画)

3.6

あらすじを読んだだけの段階では、激情に駆られるような情熱的な女性の話かと思っていたが、どちらかと言うと「情熱的な事に憧れる女性の話」だった。
作中の母親の台詞であった通り、夢見がち。
そんな彼女は痛く
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ライオンは今夜死ぬ(2017年製作の映画)

3.5

オープニングのクレジットのフォントや色み、出し方がレトロ。
ロケ地がとても綺麗。
監督の場合はこの作品だけでないが、どうしてフランスで?と思ったけれど、この色みは日本にはないわ。

合わせ鏡が常に部屋
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菜の花畑で引きつけられて(2018年製作の映画)

2.1

ツナギを着てベンチに座ってるあの人を思い出す展開…。

色々な作品の感想で何度も言ってるが、男性の裸(が映るシーン)はこちらとしては本当に有り難くない。
というか、あんな所で裸になったら虫に刺されそう
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真西へ(2019年製作の映画)

3.5

主人公の女の子のあの感じ、すごく分かるなぁ。。

遊びの内容はマジで危ないし、クラゲは可哀想だしでアレだけどw
蟻を踏み潰して歩く、ナメクジに塩をかける、みたいな事の延長線。
子供独特の残酷さ。

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雷の子供たち(2019年製作の映画)

3.0

ブブちゃん、とりあえず上に何か羽織って。。

雨が降り出す場面までは、画面の色みが黄色くフィルターを掛けた様でコントラストも強く、好きな色みだった。

子供の頃って、言い合いになると大人になったらとて
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雨が上がると(2018年製作の映画)

3.2

もふもふ。
羊の毛の質感から雲の質感に変わる描写が良かった。
優しい話で、子供でも安心して観る事ができる作品と思う。
中盤の展開は分かってても辛い。俯くわんこが…。
わんこも羊も幸せに暮らして欲しい。

ビニール袋の夜(2018年製作の映画)

2.8

普通に環境問題がテーマ。
だけど「人はゴミしか生まないし、ゴミそのもの」という風な事も言われている様な気がする…と、穿った事も思ってしまった。

アイディアや画は好き。
絵柄に合わせた様なカクカクした
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オペラシアター魚座(2018年製作の映画)

2.5

目がイッちまってるキャラデザも気持ち悪いし、ぬめぇ〜っとした皮膚の質感も大変気持ち悪いw
オチはそりゃそれ以外には無いわな…魚屋だし…ってモノだった。
ところで、カレイとヒラメって、左向き右向きどっち
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Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

3.3

「雨」って漢字の主張の激しさよ。

最初の酔っぱらいはともかく、子供が勝手に舞台上にズカズカ上がってくるわ、そのセットの中に勝手に入るわ…どんな治安なん?w
で、息子を返せ、て。
どんな治安なん?(2
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ブラザーズ・グリム(2005年製作の映画)

2.7

何年ぶりに観たか分からないくらい久しぶりに鑑賞した。
初見時に思った事は、「なんか予想とは全然違う話だった…」です。
グリム兄弟の伝記ものをベースにファンタジー要素(グリム童話)が入ってる感じの作品か
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男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(1981年製作の映画)

3.5

浦島太郎な夢のシーンで、タコ社長がタコ役やっている事に気づいた瞬間に吹いた。
すげーどうでもいいけど、寅さんが亀を離してやるシーンを観ていて、昔自分の家にも亀がいて、だけどその内にばーちゃんの独断でリ
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斬、(2018年製作の映画)

3.4

タイトルの1画目、長えぇっ!と言ってしまったw

のっけから塚本監督らしいカメラワーク。
ドアップと手ブレの多用。
画面は全編綺麗過ぎるくらいなんだが、昼間の場面は彩度が気持ち落とされた様な色み。
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座頭市 THE LAST(2010年製作の映画)

2.9

うーん…。なんだろ、うーーーん…。。
話が尾を引くように進行する、日本的なシリアスでダウナーな雰囲気は結構好きなんだけど。

香取慎吾を市に配役するのなら、こういうストーリーの作品でなく、市の愛嬌とか
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座頭市(1989年製作の映画)

3.1

「俺は 鶴 ってんだァ」という鶴太郎の台詞を受けて「うん、そうですね…貴方は鶴……」と謎な事を思ってしまったw

勝新の座頭市はこの作品が最後。
製作中に事故があった事は勿論知っていたが、作品の完成も
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