かずシネマさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

沈黙の鉄拳(2009年製作の映画)

2.8

大佐、久保田利伸みたいな系統の顔やな。(実写版ストリートファイターでリュウ役だった方)

吹替版。こちらは割と真面目にVシネしてる作品と思う。テンポもまずまず良いし。観やすかった。
セガール(の役)っ
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ネイビーシールズ(2012年製作の映画)

2.7

観る予定は無かったんだが、あまりに腕が痛過ぎて(ワクチン1回目)全然眠れず、その時に偶然地上波で放送されていたので観た。
てっきりおふざけ系のネイビーシールズな作品かと思って観たら、至って真面目な作品
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ファースト・キル(2017年製作の映画)

1.9

地上波で放送があったので観てみた。ヘイデン・クリステンセンを久しぶりに見たくなったので。吹替版。
これって劇場公開されてるのかな。
かなりVシネっぽい画面やね。
(後で調べたら日本では劇場公開実績はあ
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おばあさんの皮(2021年製作の映画)

3.5

同名の原作小説は福島の民話「おっぱの皮」より着想を得た話だそうで。
福島だけでなくて他の県にも似た様な話があるよな。
アニメの日本昔ばなしの「姥皮(うばがわ)」は山形の話だし。(【日本昔ばなし 姥皮】
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膨らみ(2018年製作の映画)

2.9

物凄く短いし、シンプルでええね。
やけど、どうせなら白塗り無しで普通に人間の手の方がより怖くて良かったと思う。その方が洒落にならへんけど。
不安を煽る効果音も良かった。
あと鏡に映ってんのもええね。
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蛋ヶ岳学会事件(2020年製作の映画)

3.1

あの若い男性、倫理的にアウトやなぁw
罪深い事をしているわ。。
ホラーとしては良いんやけども。
アイツは自分の欲望ばかりで、生まれる(と望んでいる)子の事、その先を考えていない訳でさ。
で、妊婦さんに
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冬のほつれまで(2020年製作の映画)

3.3

パターソン的な作りやなぁ。
この作風好き。あと喫茶店の猫可愛い。

正直、全員に苛ついた…w
結局全員が自分、自分やんか。
相手の感情も距離感もお構いなしに声をかけたい自分、声をかけられても相手を無視
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セヴンティーン(2020年製作の映画)

2.7

作中登場した大江健三郎の「性的人間」の文庫。
表紙の 人の顔の絵 は、羽仁進監督の「彼女と彼」のイコナ役を演じた画家・山下菊二が手掛けたもの。
大江健三郎の他作品でも表紙を手掛けている。
…あんま関
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飛んだ視線(2020年製作の映画)

2.9

本を音読している男性のとこのトカゲ的な生き物が可愛い。
最後の方で2人が遊んでいる触れるシャボン玉みたいなの面白いね。あんなんあるんやなぁ。

タイトルの「飛んだ視線」とは?と思ったけど、なるほどー。
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MOTHERS(2020年製作の映画)

3.6

監督のコメント等を未読の状態でこちらを書いているのやけれど。
まず思ったのは、どうしてカメラを回したんだろう、と。
卒業制作との事だけど、どうして自分の家族を題材にしたのだろう、と。
知ってもらいたか
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ふたり(2019年製作の映画)

3.3

フィールヤング系のテイスト。
「黙っている人が何も感じていない訳ではない」には、とても同意。

何かの曲のストーリー仕立てのMVみたいに綺麗。砂嵐、巻き戻し、白黒。
また、監督はホラーへの適性もあるん
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(2019年製作の映画)

2.8

うーん…そうだなぁ、、何て言えばいいか。
法律や倫理観を一旦度外視しても、いくら思いが膨張して破裂しそうでも、あの娘は初めから「相手にならない事」は分かる筈だと思う。
「アメリカンビューティー」におい
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.6

タイトルが出る直前の彼女が立っている場所が綺麗。青くて冷たそうで。
朝顔は確かに良い花よね。

人からどう思われていようとも、例え羨望の目で見られていようとも、本人が押さえつけられて苦しいのなら抑圧か
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.6

レア・セドゥが可愛いのに格好良い。え、めっちゃかっこええんやけど。
めっちゃカッコええんやけど!?
…3回言うてもうたわ。 
動作が往年の名優の様だった。かっこええ。。(4回目)

自分の友人にもいる
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ピアニスト(2001年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

過干渉な母親に縛られている妙齢の女性。
過干渉と言っても世話を焼いてくれる系ではなく、まるで思春期や反抗期の子供に接している様にやる事なす事に口を出し、束縛し、自分の子供を自分の所有物の様に考えている
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

この作品だけではないけど、甘美なシーンが綺麗なのはやはり女性監督ならではだと思う。本当に。
あ、股間に鏡の場面はちょっと吹いたw

内容は非常に右脳的やけど、撮影はかなり左脳的。それこそ絵を描く時と同
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ガールフッド(2014年製作の映画)

3.6

特にフランスのこの手の状況、環境の子供が登場する作品を観ると、日本とほぼ同じだなぁと思う。終盤の「更に進んだところ」まで行くコはそこまで多くないにしろ。
自分の地元には多いのよ。似た環境のコが。
国が
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.4

まさかの変態仮面が登場。

オープニングクレジット中の波の様なグラフィックがシンプルで綺麗。
特に終盤の、水中の響きを感じる様な少し不穏な劇伴も綺麗。

どの娘も痛々しい。。
だけど、どの娘達にも感情
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残光に祈りを(2020年製作の映画)

3.5

全てがこなれた印象。
明確に伝えたいテーマがあり、それがきちんと伝わる様に描かれていて、演出、場面、台詞、全てに無駄もない。
特に導入部分(と終わり部分)が。
また、「今夜親がいない」という(本来なら
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パピルス(2020年製作の映画)

2.3

終盤の演出を見て思ったが、サスペンスかスリラーやミステリー、若しくはホラーを撮ってみてほしい。

「どうしてそうなったのか」までは分からなくても、あの人達が列車に乗っている理由自体はすぐ見当がつく。
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ベルスーズ(2020年製作の映画)

2.0

タイトルはフランス語で子守唄。

とりあえず何よりも、音が課題とちゃうかな。
意図してそうなのだとしても、台詞の音量がとにかく小さい。聞き取れない。
早口気味になってしまうのは仕方がないにしろ、もっと
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忘れたくないのに定かじゃない(2020年製作の映画)

3.0

忘れたくないのに定かじゃない。
そういう場合、そしてその忘れたくない対象が生き物の場合、まず定かでなくなってしまうのはその対象の「声」だと聞いた事がある。

字幕の多国籍は何なのか。
曖昧な記憶って事
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HITOMA(2020年製作の映画)

3.0

着眼点が面白いな。
あと多分、国を問わず、彼らが何をやっているのかが伝わりそう。台詞も無いし。
コンロの人が地味に大変そう…。
蛇口の人と主人公の人、あれは抵抗無かったんやろか…w
ドライヤーはね。ブ
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Light・Walk(2020年製作の映画)

3.0

監督は50〜60年代の邦画、外画だと「太陽はひとりぼっち」辺り、ジャームッシュの作品辺りが好きなんやろか。
敢えてのモノクロの無機質さや説明の削ぎ落としがそれっぽい。

去って行くあのおっちゃんを見や
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こちら放送室よりトム少佐へ(2020年製作の映画)

3.7

ジョニーくん、マジで素敵な声をしてるから本当にラジオのDJにもなっちまえよ。役者兼ラジオドラマもするDJ。
トム少佐もとても可愛い声…。

粗さが無い訳ではないけども、こちら良かったな。好きだ。
フィ
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Dawn(2020年製作の映画)

3.3

「手描きのアニメーション」との事だが、アナログなんやろか?
台詞はハナモゲラ語かしら。

子供の頃に抱いていた暗く恐ろしい夜へのイメージがそのまま絵として描かれていた様な。
若しくは、目覚めた時に泣い
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いちご飴(2020年製作の映画)

3.3

着色は色鉛筆なのかそれっぽいブラシを使ったのか加工してあるのか。
柔らかく優しいタッチのアニメーション。対して、内容は重い。

どれくらい前にあの出来事があったのか。夢と混濁してしまうくらいには前なの
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ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

3.4

作中3人が観ていて且つキーとなる作品は「笑う男」
DCのジョーカーの造形の元ネタ。

実際に起こった事件を元にした小説の実写映画化。
監督のデ・パルマによると「原作小説に忠実に作ると決めていた」のだと
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.5

レクター博士のポニテ可愛い。
棚に飾ってあった小物、もっと見たかったわ。

こちらにおいてのレクター博士は完全にアドバイザー。出番も少なめ。
浴衣的なものも羽織る露出狂で墨入りの、博士のペンパルが作中
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アナザヘヴン(2000年製作の映画)

2.3

柏原崇と江口洋介のキスシーンで原田芳雄が「アッー!?」と叫んでて吹いた。

ドラマ版は未見。
未見やけど、こちら単品で観ても問題無かった。
ドラマと映画で連動してたのだっけ?
加藤晴彦が共通キャストみ
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.6

どう見ても大丈夫じゃねーのに「てっこ、大丈夫かー?」じゃねえよw
そして確かに、東テレ(テレ東)が通常運転なら安心するのは分かるwww

ZQNはDQNが元ネタの造語だろうけど、DQNのそもそもの元ネ
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.4

「作戦を遂行するには私情は禁物、2人は親戚だから心配だ」に対する言葉が「これが終わったら(義弟とは)もう会わない」は答えになっていない気がします、義兄さん…。

これはどちらかと言えば、マッドマックス
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.5

数ヶ月前に「ゾンビ」の放送があった時も思ったけども、今のこの時勢でこちらを放送するNHK、推せる。

最前線で戦ってくださってる皆さんには感謝しかない。
自分に出来る事は「邪魔になる事をしない」ことし
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

iPhoneとかMacの下りが無かった…。

オリジナル版、韓国版に続いて鑑賞。
単純に、舞台が日本ってだけで何だか観てて落ち着くw
結構脚色されている。
コメディ色は1番強い。洒落にならない展開を洒
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完璧な他人(2018年製作の映画)

3.5

こちらの男女はあいぽんとあん泥かぁ。

セットや小物もオリジナルに近づけてあるし、内容は殆ど同じだな。
細かな所はアレンジされているけども。
付け足されたオープニングのシーン好き。
ユ・ヘジンの役は性
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おとなの事情(2016年製作の映画)

3.6

男女をWindowsとMacで例えるの面白い。

収集つかなそうだけどどうするんだコレ…と思っていたので、こういうラストに持って行くかぁ、と。
音楽やらそのシーンの滞りなく流れる様子とか含めて結構好き
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