シネパピさんの映画レビュー・感想・評価

シネパピ

シネパピ

(2023年製作の映画)

3.8

大河や民放ドラマでは絶対に描けない、荒々しい戦国映画だった。今では英雄のように描かれる戦国武将も、実際は殺し合いの上に成り上がり、名を残した人達。

スーパークレイジーな信長、知恵が働く腹心の部下は用
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.0

MCUの劇場公開前になると、急いでDisney+にある関連ドラマを一気見するのが最近のルーティンになりつつあります。

今作に関係してくるのは「ミズ・マーベル」と「シークレット・インベージョン」。最近
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.5

自分にとって「ゴジラ」は幼少期から舐めるように見ており思い入れの強い作品なので、鑑賞から暫く時間を置いて、考えがまとまったのでレビューを投稿。

スコアは低めだけど、5点をMAXとして考えると半分の2
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世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

3.0

定期的に見たくなる作品。

戦争映画とエイリアン侵略映画要素がうまく混ざっていて、ジャンルものとしてはなかなかの佳作だと思う。

個人的には対エイリアンものとして見るより、「領土内に外敵が侵略戦争を仕
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

映画本編と原作を読み終えての感想。
映画鑑賞前に原作を半分ほど読み、前知識が入っていたので、この作品の舞台背景がわかりやすかった。

原作では捜査局のトム・ホワイトを中心に話が進み、映画での主人公アー
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アメリカ、家族のいる風景(2005年製作の映画)

3.0

自分勝手に生きてきた男の自業自得な物語を描くロードムービー。

主人公ハワードは映画の中でしか生きていく事ができず、現実世界に戻ろうとするが、やはり最後は作られた映画の世界に戻るしかないというのが哀愁
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

3.2

ハイテンションなカット割り、場面ごとに切り替わる画面のグラデーション、場面転換の際のデジタル音などなど、昔は大好きだったトニー・スコットの作風。
ところが、歳をとって改めてトニスコ作品を見返していくと
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.3

映像表現は文句なしの出来栄え。
VFXの質感、スクリーン越しに伝わってくる空気感なども「SF映画見てるな〜」という満足感を与えてくれる。
現実世界の情景にCGが違和感なく合成されているので、現代から地
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サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

3.0

「サブウェイ・パニック」を見たのでリメイク作のこちらも鑑賞。

物語の大筋はオリジナルに沿っているが、そこはトニー・スコット監督。忙しなく動くカメラワークにチャカチャカしてるデジタル画像などトニスコ節
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サブウェイ・パニック(1974年製作の映画)

3.5

ウォルター・マッソーの顔面力の高さ!現在ではああいう色気のある役者顔って、なかなかいないですよね。

物語のテンポも良く、短い時間でサクッと楽しむ事ができる良質のサスペンス映画だと思う。

特にラスト
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

久しぶりに劇場のスクリーンでデンゼル・ワシントンを見る事ができた。嬉しい。
「イコライザー」シリーズの完結編に相応しい作品でした。

南イタリアの美しい情景が作品のリアリティを更に高めていたのも印象的
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.0

久々に見たマンハント映画。

オープニングはゴア模写満載なんだけど、ブラックジョークを交えつつテンポの速い展開なので妙に笑える。映画好きが先読みしていきそうなフラグを悉く折ってくれるのも楽しい。

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ウォーターワールド(1995年製作の映画)

3.3

公開当時は大コケしてダメ映画扱いされてしまったけど、今見るとなかなか面白い。
作品の世界観は凄い良いだけに、その世界観の説明や登場人物達の描き方がボヤけてるのが気になる。

また、今ではポリコレに確実
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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.5

CS番組ザ・シネマ
町山智浩のVIDEO SHOP UFOで鑑賞

単純にサイコな殺人鬼モノと思っていたら、ちょっとひねりが効いていて面白かった。

本作、アメリカではヒッチコックの「サイコ」の公開2
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.3

あらすじを読む限りではアル中親父たちのドタバタコメディかと思っていたけど、思ったより真面目な作品でした。

アルコールを飲みながら鑑賞したので物語の世界観に浸れた気もする。

何事も限度を超えなければ
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マンディンゴ(1975年製作の映画)

3.5

CS番組ザ・シネマ
町山智浩のVIDEO SHOP UFOで鑑賞

19世紀半ば(南北戦争の約20年前)のアメリカ奴隷制時代を舞台にした作品。
リチャード・フライシャー監督は名作「風と共に去りぬ」をこ
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恐怖の岬/ケープ・フィアー(1962年製作の映画)

3.3

ジャンル分けするならサイコホラーあるいはサイコスリラーかな。

犯人を刑務所送りにした主人公が、出所した犯人に逆恨みされ復讐されるという映画あるあるのストーリー。

作品中一番の見どころは犯罪者マック
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.8

2回目の鑑賞
2023.10.31
4KUHD

とてもカラフルなルックで美しい作品。
鮮やかなオレンジの色調が作品自体に落ち着きを与え、しっとりとした時間を与えてくれる。

レトロフューチャーなオブ
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.5

サクッと良質な映画を楽しみたいなら迷わずお勧めしたくなる作品だった。

2つの物語が同時進行していき、いつ何処でそれが交わるのか構えて見ていたら、なるほどそういう事ね。ミスリードさせようとするギミック
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イントゥ・ザ・ディープ:殺人発明家の深層(2020年製作の映画)

3.0

民間宇宙開発のドキュメンタリーを撮影していたら、偶然、殺人事件の過程を記録していたという、事実は小説よりも奇なりを体現したかのような話。

撮影時にリアルタイムで起きた出来事を時系列を前後させながら編
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イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.5

90年代を代表する竜巻映画が「ツイスター」なら、「イントゥ・ザ・ストーム」は00年代を代表する竜巻映画がだと思う。

今回が2回目の鑑賞。1回目の鑑賞の記憶ではPOVバリバリの落ち着きのない映像という
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フラッド(1998年製作の映画)

3.5

雨の日に見たくなる作品。
日本公開は98年。公開当時、劇場で見ました。

クリスチャン・スレーターといえば90年代を代表する俳優。「トゥルー・ロマンス」や「ブロークンアロー」などのアクション物から「告
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.0

割と好きなテイラー・シェリダンの作品だけど…

物語のテンポは早くて見やすい。
個々のキャラ立ちも良い。

なんだけどー、殺し屋に追われる状況×山火事というシチュエーションはあまり機能していないような
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.5

これまで断片的に見ていた作品。
今年こそ腰を据えて鑑賞しました。
3時間と長尺なので集中力も体力も要る。

公開されたのは1978年。ベトナム戦争の終結は1975年だから、まだアメリカ中がベトナム戦争
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宇宙大征服(1968年製作の映画)

3.5

CS番組ザ・シネマ
町山智浩のVIDEO SHOP UFOで鑑賞

アポロ11号の月面着陸の1年前に公開された作品という事にまず驚く。
米ソ宇宙開発競争が加熱している中、こんなシニカルな作品を撮ってし
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.5

第1作目のをなぞりつつ、現代の世相に合わせてリブートした作品。

生きるか死ぬかの駆け引きには男女差別はなく、武器を持てば皆平等。そんなプレデターの世界に女性が自立するストーリーをスッと入れてきたのは
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続・激突!/カージャック(1974年製作の映画)

3.0

スピルバーグのアメリカンニューシネマ。

子供を奪われた貧しい若者夫婦と、
子供を奪った裕福な老夫婦の構図は、
当時の反体制的なメッセージが込められている。

逃亡劇を繰り広げる道中の街々で犯罪者であ
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H.G.ウェルズのS.F.月世界探険(1964年製作の映画)

3.0

アポロ11号の月面着陸から5年前に公開された作品。時代的には米ソの月面レース真っ只中の頃だったのかな。
冒頭では国連で結成した(と思われる)月面探査チームなど出てきて当時としては先進的な考えのように思
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パニック・フライト(2005年製作の映画)

3.5

午後ローで鑑賞
地上波でCM挟みつつだから少しテンポ悪くなってしまってた。

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