カスさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

カス

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セブンス・コンチネント(1989年製作の映画)

3.0

人生や物質の価値のなさ
神にゆだれられた死には
恐怖がない
ハネケくさい映画でした。

恋する惑星(1994年製作の映画)

-

前編と後編のわかれかたが意味不明だし
ハイスピードショットは鼻に付くし
1年もの間一度も会わないで
ずっと好きでいつづける
女も男もいないし
ハードルをあげてみたら
かなり低い位置でした。

珈琲時光(2003年製作の映画)

4.0

3度目の鑑賞
咀嚼して咀嚼して
この映画をテクストとして反復して
やっとこさなにについてかわかりだす。
単純な絵の美しさに惑わされてしまっては
ある本質にはたどりつけない
それでも単純なうつくしさだけ
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デリダ、異境から(1999年製作の映画)

2.0

デリダが冒頭この映画は不毛である
という証明をなす所が笑える
デリダのまとまるというものの否定を
この映画がまとめようとしている
どういうこのなのか

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.0

絵画的平和世界に映画的暴力が
なだれ込んで画角が崩壊していく
物語に色彩と画角がよりそい
ただの綺麗な画ではない
美しい映画とはこういうものだと思う

死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.0

きっちりと怖い
最近ホラーがやっと見れるようになってきた
多分この映画の亡霊僕より
女の服脱がすのうまい

コード・アンノウン(2000年製作の映画)

5.0

脚本資料で鑑賞
2度目
やはり傑作
群像の撮り方としての発明がこの映画にはある
移民人種そして都会人の憂鬱にホームレス
街単位でそれぞれ接触するが
干渉はしない物語に感服

黒い下着の女 雷魚(1997年製作の映画)

4.0

脚本資料で鑑賞
2度目恩師井土紀州脚本
実際の事件の強みで物語を押し切る
風呂場で自殺し損ねた女を
絞め殺すシーンは息をのむ

ロボコップ(1987年製作の映画)

3.0

アメリカ大衆映画を見なさすぎているので
しっかり見ようと鑑賞
シニカルな内容
死を克服することにより
内面が浮かび上がる

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.0

やっぱキッズムービは最高だと痛感する
僕はこんなに可愛い子供では
なかったであろうと自負しているけれど
あの頃に確かに存在した謎の焦りとかが
克明に描かれている
こんな演技をつけるにはあと
何回輪廻転
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.0

何度目か思い出せない。
Fullで目に入ったので久しぶりに鑑賞
構成音楽画角などウエスタン映画を
ナチ狩りでリフレインするところ
タランティーノのセンスがいい。
ヒットラーを劇中でぶち殺すが
他のSS
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

3.0

大学で鑑賞
既存の魔法使いものを批評的に
とらえ永劫回帰的に物語を作っていた
この映画でこのジャンルは
破壊されたはずだ

ツバル(1999年製作の映画)

3.0

水平と言葉がない映画だった
場面における色の使い分け
ハイスピードやセット、永遠に降る雨は
ムルナウやメリエス意識だと思える
恋する理由なんてものは目と目が
あうそれだけでいいという展開
最後のどちら
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十九歳の地図(1979年製作の映画)

5.0

傑作
ペン先を捉えた映画
鬱屈とした19歳
世界なんてぶっ壊したいけれど
できることといえばイタズラ
そしてイタズラ電話
傷だらけのマリアがゴミ捨て場から
服を拾い上げ舞うシーンは
これこそが映画の力
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やさしい女(1969年製作の映画)

5.0

傑作
まったく名前が出てこない
夫婦はおいとかねえとか呼び合う
絶妙な距離感
永遠に交わらない男女
愛される事を強要する男と
それを死によって克服する女
永遠に同じポジションで撮られ続ける部屋
出ない
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風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

5.0

傑作
少年たちの淡い夢が
都会に抹殺されていく
島には魚とそれにたかるハエしかいない
最終的にストリートでテープを叩き売り
道端の障害者達と同じ立場として
映し出される。
ハイカルチャーを求めていた
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西瓜(2005年製作の映画)

5.0

傑作
言葉が出てこない
けれどそへを必要としない2人の関係が
映画を成り立たせている
圧倒的な画の美しさと崇高な物語
お互いに純粋な愛を探している2人
2人とも不純な行為を繰り返している
それが露呈し
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

5.0

傑作
家族はそれぞれにそれなりに生活をしていくが
決して離れることはできず
そこに存在し続けることから逃げられない
メインの登場人物ではない人たちの
人生さへもそれぞれの家族から
逃げられず暴走してい
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炎628(1985年製作の映画)

5.0

傑作
人間の顔が壊れる瞬間を
とらえている
芸術作品としてのポテンシャルを持ちつつ
直接的な暴力表現は何1つ存在しないのに
圧倒的絶望感に襲われる

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

-

リンチってやっぱフロイト大好きなんやな
って感じでした。

台北ストーリー(1985年製作の映画)

2.5

2度鑑賞
1度目は理解できない点が2度目には
理解できたが恐怖分子のような
物語自体の破壊力はない
所謂台湾メロドラマ
アンチアンチヒーロー的表現な
侯孝賢が軽く刺されるシーンは
新宿乱れ街に似ている
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鬼が来た!(2000年製作の映画)

3.0

フィルムから臭う死の匂いが
永遠と漂っている
言語の壁を越えようとしている映画だけど
字幕でみているのでそこはわからず

トロピカル・マラディ(2004年製作の映画)

4.0

2度目。
傑作
ホモセクシャルの肯定ではなく
ただ単純な愛の話と
夢の中のフィードバック
そして山月記

君の名は。(2016年製作の映画)

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時かけと転校生
CR飛騨高山
電車で目があうシーンは
侯孝賢珈琲時光に類似していた

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