カステラちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

カステラちゃん

カステラちゃん

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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

4.1

軍部の暴走は、光州を隔離封じ込めにし、情報操作によって凄惨な事態を韓国国民に知らせなかった。「こんなにいい国はない」と誰もが自国を信じているのに。
"おにぎり"エピソードは、良くも悪くも胸にくる。日本
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.5

「立場」とか「プライド」というフレーズが、マイナス要素でバンバン出てくる。
不可抗力により、ひと一人亡くなるという事実を我々はもっと真摯に受け止めなくてはならないと教えられた。
次々と登場する俳優が皆
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リンドグレーン(2018年製作の映画)

4.0

自分を置いて行った産みの母親に、幼い子どもは容赦ない。互いに傷付いた母子は、アストレッドの語る創作"お話"を通して、初めて親子になっていく。お話って、力強い。それを生み出すアストレッドも、粘り強く、魅>>続きを読む

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.4

どんなに愛情をかけても、結局は好きな男との思い出が一番なのね。女子高生って。
神谷明、お久しぶり。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.0

カントリー調BGMに、湿地帯、真上からの俯瞰の画はこの土地独特なのか。
憧れのプロレスラーの元へ、真っ直ぐに進む22歳のダウン症の青年。自暴自棄になって追われる男。二人は友だちという関係をゼロから築い
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.3

そう、確かに犬たちは吠えていた。

時代も場所も内装も、仰々しくて訳わからない老小説家の豪邸で彼は死んだ。彼の友人である地味なパート看護師は南米移民。
種明かしシーンのダニエルクレイグの可愛らしいこと
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AI崩壊(2020年製作の映画)

3.5

どうやったらこの物語は収束を迎えるのか、近未来、AIに乗っ取られるに違いない私にはわからなかった。そういう意味ではハラハラドキドキ。
毎熊克哉演じる記者がいい味出していた。
下水道に逃げている桐生、ポ
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.6

困り顔のプーは、(意図しては)クリストファーロビンの前に出しゃばらない。永遠に「子ども時代」を生きているという存在。その意味を考えあぐねていたが、原作のA.A.ミルンが、深い思索をもって書いたという事>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

あーあ、「法執行人」か‥。
リチャードよ、貴方を犯人に仕立て上げていくFBIの卑怯なやり方に、怒りを示せ!正直変わり者だが、リチャードの正当な仕事振りを、どうして評価しない?メディアは、事実に関係なく
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

スバルWRXでウィンウィンやる冒頭シーンは、MVかと思った位カッコよくて、おかしかった。ジャケット写真もクール!
ジェイミーフォックスの行く末は理想的。ベイビーが流れでドンパチやっていって、観ている自
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.6

白縁セルリアンブルーのおうちに、木漏れ日の中のティータイム。丸ごと雑貨屋さんが、11歳位の二人の仲良し少女を取り込んで映画になってしまった感じ。ああ、とろけてしまう。
短い夏を惜しむかのように、チュー
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

子どもに誇れるカッコいい大人たち。その1 、ジョジョのママ=スカーレットヨハンソン。素敵な靴と真っ赤なルージュで、息子の為なら軍人もぶっ飛ばす。その2、ぶっ飛ばされた大尉=サムロックウェル。大事な時に>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.6

観客がニイチャンとオッチャンばかりで、マットデイモン目当ての自分と見所が違うんだーと思いきや。
クリスチャンベイルの痩せぎすのフォルムが、天才肌で扱いにくさ満点のキャラクターにぴったり。モーターレース
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

5.0

我が家のクラッシックレベル。応援上映して皆で手拍子して歌おうよ。
メアリーロバートが、初めて自信をつけて聖歌隊として歌うシーンには毎回涙はらはら。合唱の醍醐味。ウーピーの指揮にうなづく。メアリーパトリ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

下層住民が洪水で被災した翌朝、天然の奥様が「雨のお陰でPM2.5の心配がなくなった」とキムに喜んで語る。染み付いて取れない貧乏臭"スメル"の情けなさなど、富裕層には絶対にわかる筈もない。
北のあの人は
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.3

若い母親が6歳の娘と戯れて遊ぶのは、現実逃避だし、社会と折り合って生きていけない表れ。子どもに善悪も教えず、うまくいかないのを他人のせいにしているヘイリー。ここ最近で最も腹立たしい気持ちになった。アン>>続きを読む

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.5

「粛清」なんて忌まわしい言葉は、あさま山荘事件の時に初めて耳にした。モスクワのくすんだ空気で、無数の人の血が赤褐色に見える。本来の思想とはひん曲がっている行為だろう。
敵を出し抜きたくて、パジャマのズ
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

3.5

かつて「ポンキッキーズ」で、メリエスの月世界旅行のお月さんが出ていた。こんな所で再会しましたねー。ピカピカの大型絵本をめくるような感覚。
偶然の出会いが、止まっていた時計の歯車を動かしたかのよう。
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砂漠でサーモン・フィッシング(2011年製作の映画)

3.6

ユアンマクレガーによって、ろくに知らなかったイエメンという中東の一国が身近に感じられた。
釣り人は、ロマンチストになりがちなのかなぁ。
初回鑑賞の方がドキドキワクワク出来たかも。好みなんだけどね。

イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

4.5

貧しいが、共産党支持者も少数派のイタリアの美しい小島が舞台。
詩人パブロの自作の詩を聞き、それまでそんな世界とは全く無縁だったマリオが、初めて波の如く心が揺れたという気持ちを語るシーンが好き。島一番の
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.6

ヒュー様の必要以上の筋肉が、悪者臭さを予感させる。
監督のデザインセンスが、漫画っぽくて面白い。ラッパーがチンピラ役からして。でたらめさが不思議と泣ける要素。
チャッピーと彼を取り巻く人々の変化や、ム
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.5

叔父とそのパートナーとの短い暮らしの中で、11歳の少女は随分と大人になり、母親を見る目が変わった。
母はもっと傷つけばいい。娘を取られそうになって急に惜しくなったに決まってる。トモが今迄どれほど我慢し
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さざなみ(2015年製作の映画)

3.5

夫の言動に、ぞっとする程白い顔になるシャーロットランプリング。結婚45周年パーティーなんて、気が進まないんならやめとけばいいのに、善良な元教師には出来ない選択。
旦那は名スピーチでテンション高くなって
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.6

マニアックな映像美に観てるとニヤニヤしてくる。なのに、よく寝てしまう。ウエスアンダーソン作品では常である。どれだけワイヤーや空中移動が好きなんだ⁈
日本語は縦表記可能なので、画面のデザイン性を豊かにす
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ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

3.5

ラスト、「エメット、あんた何やってんだ⁈」と叫びたくなった。己れがうっすら感じてきた小さな幸せをわざと手放す天才アンポンタン。ショーンペンのやらしい演技がたまらない。ユマとサマンサ、レトロ似合う。
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.7

いい人風の緒方直人が鬼畜になる。永瀬正敏の終わりのない悲しみをはらんだ執念の演技に心打たれた。
当時、佐藤浩市が現場を引っ張っていたと聞く。役者の為にもこういう作品は必要。

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.6

昭和64年はエアポケット。
前編は、新聞で小さく出る匿名報道云々には、そこに至る迄の警察とマスコミのせめぎ合いがあるって話。ましてや、誘拐殺人の痛ましさといったらない。窪田正孝や吉岡秀隆の立場の人間の
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しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)

3.5

中年女性の運転免許取得なんて、怖いとしか言いようがない。でも、指導教官が誠実で、自分が人生に迷いまくっている時に出会ったら‥。心強いと思う!
彼もまた、シク教徒で迫害され母国から亡命。家族が決めた女性
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.6

心優しい養護施設のスタッフの元で暮らす大きな目の子ども達は、皆ネグレクト児。オシャレなセンスのデザインが、深刻な話を和らげる効果大。クレイアニメは照明も見逃せない。
これって、子ども目線ストーリー。子
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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

4.5

肩出しのブリジットのなんと神々しいこと。滅多に見られないマークの笑顔。
最後まで、笑って泣いて、たっぷりとブリジットジョーンズの世界に浸った。予告のレニーのおばさん振りが余りにも辛かったので、公開時観
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

4.4

あの「それでも夜は明ける」のキウェテルイジョフォーが、女装して踊って歌ってる〜⁈驚いたけれど、人間の生き方を問われた気分。役に真摯に向かっている。
ステージシーンもきらびやかで素敵だけど、TV「陸王」
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

クリスティン"レディバード“曰く「ママは私の事が嫌い」。ママは前頭葉の働きが貴女を前にすると低下してしまうんだよ。言わなくてもいい事迄言い、意地も張る。わかってやって。シアーシャはヒロインそのもの。>>続きを読む

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.7

雨の夜、新作書き下ろしに手をつける小説家。吉岡秀隆似合う。寅さんシリーズで得たものはさぞや大きい事だろう。
渥美清の声って、余韻がある。うっとり聞き惚れてクスクス笑える。レジェンドだ。
倍賞千恵子、リ
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ライフ・オブ・ザ・パーティ(2018年製作の映画)

3.4

ヒロインの主婦・メリッサマッカーシーが、底抜けに明るいキャラだから持っていける話。アメリカの大学はパーティーも単位なんでしょう。踊れる太っちょwomanは、渡辺直美ちゃんを思い出す。
大麻チョコはいけ
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

3.4

ウチの愛猫と共に鑑賞。
リーは、自分の行いに対して善悪をつける事に目をつぶった。結果、その罰は取り返しのつかないものになる。有名人の手紙偽造という犯罪を行っている時が、人生最良の時とは‥。妙に逸脱した
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嘘はフィクサーのはじまり(2016年製作の映画)

3.3

嘘の上塗りで首が回らなくなるユダヤ人フィクサー。よくもまぁペラペラと口八丁で渡りあえるものだ。
ラストは素敵なんだが、そこに行き着く迄について行けなくなりそう。シャルロットゲンズブールとブシェミ頼みだ
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