カステラちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

カステラちゃん

カステラちゃん

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.3

確かに酒は楽しく飲んでいる方がいい。でも、気分を高揚させて仕事しようなんて時に飲むって、それは危険なクスリと一緒じゃないの?高校生の飲酒に寛容かと思われるデンマーク発の映画。アルコール血中濃度0.05>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.4

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの世界を、ちょいと覗き見。呟きセリフが多くて、音量アップの頻度高し。美術が素晴らしく、それにのせるキャラデザインとぴったり合う。主要キャラが動くシーンはキラッキラに輝い>>続きを読む

めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.7

ラジオの人生相談がきっかけで、愛息ジョナの一途なお節介がアメリカ大陸横断までさせちゃうロマンチックコメディ。ありそうで無さそうなシチュエーションだが、それは映画のマジック。クレイジーとも言える恋心と行>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.1

もうじき30歳。ミュージカル作曲家として大成を目指すジョンの焦りや日常のつぶやきが、リズムを刻み、曲になり、自然に動き出すダンスへとチェンジアップしていく様に小躍りした。時間が惜しい。爆発したい。アン>>続きを読む

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.6

かつて、やたらとおさげ髪にしては、「凍っちゃう凍っちゃう」や、声で"カチコチ"やったり、".ありのままで"を歌いながら自分の世界に没頭する女子のなんと多かった事か。実写ミュージカルばりの歌と演技を、日>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.6

「どんな映画やったっけ?」と人に問われ、「えーっと、カイザーソゼ!」‥わからんよね。ネタバレ無しだと。
そもそもこの話はどこからどこまでが存在したの?と、最後は自分が見聞きした事を疑ってしまう。人が殺
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.0

"ラシーン通り1647"、"署内のエレベーター"には気をつけろ!息を呑む凄まじさだが、何かしら、スッキリした画になっているのが不思議。ケヴィン・コスナー全盛期作品。モリコーネのサスペンスフルなスコアに>>続きを読む

モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

3.7

カサブランカの路地は迷路のよう。白壁に沿ってくねくねと進む。水色の服を纏ったサミアが、臨月のお腹を抱え身を置いたのは小さなパン屋。字幕を何度読んでも覚えられないモロッコのパンを、セクシュアルにさえ感じ>>続きを読む

老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

4.0

舅の葬儀の見込み違い、わかる。愛用カバンの角ボロボロ、わかる。豚もやし鍋の連チャン、わかる(私はしないけど)。義母や義妹夫婦に気を遣い、勝手な娘に内心憤慨しながらも、懸命に生きてる天海祐希さん、カッコ>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

4.0

サブタイトル考。奇跡とは何を指すのだろうか。ホームレスシェルターではなさそうだ。リーダー的利用者の言う「俺たちは声を上げた」かな。図書館員スチュアートが先人の遺した活字の力に救われた事かな。市民の善意>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.2

14世紀後半のパリは、私の知ってるパリではない。泥臭く、神と国王の権威が混濁しているように見える寒々とした土地だ。ノルマンディーの騎士の見る景色と、彼の妻が見るそれとは、同じものを見ている筈なのに実は>>続きを読む

種まく旅人 〜みのりの茶〜(2011年製作の映画)

3.6

正直、見せられた画の範囲の茶畑を有機農法で一人管理するって、そんな無理でしょ⁈と思った。自分が、寄せ植えに付く虫に怒り頂点に達し、初めてオルトランを使った経緯を思い出すと、ただならぬ覚悟が必要だという>>続きを読む

劇場版 ルパンの娘(2021年製作の映画)

4.3

ヒロインであるはずの深キョンを差し置いて、サブキャラファミリーが縦横無尽に動きまくるこの世界観が大のお気に入り。お馴染みのテーマ曲!気分は我が家だったので、気付くとちょいちょい手が動いてツッコんでいた>>続きを読む

小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

4.4

エンディングの歌が、耳に心地良く、歌詞をしっかり目で追いたくなる。この温かな作品全体を包み込み、幸せな気持ちにさせてくれる。
ブロンクスの16歳の少年ジャマールと処女作発表以降姿を消したフォレスターが
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.2

"疲労困憊"は、公的支援に関わる人々に与えたくないもの。取り返しのつかない事案に発展してしまう。生活保護申請は、其々の事情を抱える者の気持ちをハネる。幹子の担当母娘の事案も鬱々とさせる。日本だけではな>>続きを読む

わたしはダフネ(2019年製作の映画)

4.4

いやはや、ダフネという人間に驚かされた。悲しい時には悲しむ。笑う時には笑って、悲しみから老父を引っ張り出す。
同じ障害の人々が集う支援団体の中にいると、確かに彼女はダウンだなと思う。しかし、家族や仕事
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ルパンは今も燃えているか?(2018年製作の映画)

2.9

えらいモノを観せられてしまった‥。ミスターXはおバカさんで、それはそれで良かったが。語れんな。

83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

3.7

誠実な83歳のセルヒオさん。特養ホームの入居者家族から疑惑の調査を依頼され、潜入捜査を始める。ドキュメンタリーとしては、正直違和感を覚えた。
同年代の人々が、大きな孤独にさいなまれながらホームに暮らし
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

4.5

リバーとハリソンは全く似ていないが、文句を言う人誰もいないだろ。
馬上の人達の格好良さといったらないわ。
正に心躍る冒険活劇!もはやコメディレベルのダブルジョーンズ始め、おろおろマーカス、焚書の前のエ
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.7

この男、好かん。裸でベッドから出る時にまず帽子から被るんかい。彼の、分厚い唇に親指を当てて滑らせる癖。単純にフロイト的寂しがり屋で甘えん坊主の証拠じゃない?
しかしながら、どこを切り取ってもオシャレな
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.4

チッソの役員の前に出されていたのは、コーヒーがサーバーとお菓子付きで。これはどういう事か。地元水俣の被害者家族との温度差があり過ぎて愕然とした。
ジョニー・デップが報道写真家ユージーン・スミス氏そのも
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.7

天使をもとりこにする料理。きっと百歳を越えている伯母上様の青白いお顔が、ほんのり赤らむ。美味しい料理は、人の心を変える力があるからこそ、これまで幾多の料理映画が作られてきたのだろう。芸術に昇華。ただ彩>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

4.1

「ハァッ!」毒素を出せよ。
中国長春に住む祖母ナイナイに深く愛されているビリー。中国系アメリカ人の彼女は、余命わずかのナイナイに告知しない親戚の態度に苛立つ。ついピアノに思いをぶつける。生き方や太極拳
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わんぱく戦争 デジタルリマスター版(1961年製作の映画)

4.7

こんなに愉快で、子どもが子ども時代をちゃんと生きている傑作を、今まで知らなかったとは‥。
大した意味もなく、隣村のやんちゃ坊主たちと敵対し、真剣な戦争ごっこに明け暮れる小学男子達。あっと驚く作戦や、な
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.3

マーベルは「ブラックパンサー」しか観たことが無いのだけど、これは、しっかりファミリー向けだよね?神々しい竜は、必ず正しき人を首に乗せて飛ぶ、あるあるです。
最凶の父トニー・レオンは確かに強いが、亡くし
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.7

ありえない金持ちと結婚するには、結局のところ、ハートの強靭さが一番なのでしょう。
ちょうどいいタイミングで、オークワフィナが登場。この役は彼女にしか出来ない!ヒロインの大学時代の親友としては、"リッチ
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明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

3.7

おじいと、もうすぐおじいと、おバカさん達が、不当に奪われた自分たちの夢資金を悪徳弁護士から取り返そうと奮闘する。有川浩の「三匹のおっさん」や「たちあがる女」も彷彿とさせる若干過激なミッション。
アルゼ
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.9

パリを描く時には、素敵な音楽が欠かせない。軽快で、時には人を喰ったようなあざとさをはらんだ曲。額縁に入れたい位オシャレなポスターだが、オーウェン・ウィルソンではなく、いつもR・レッドフォードに見えるの>>続きを読む

キンキーブーツ(2018年製作の映画)

4.5

限られた空間と時間で、ストーリーを操り、魅せるのが舞台の醍醐味。一曲毎にエアー拍手。私もフォ〜ッと叫んで、スタンディングオベレイションしたかった位、ミュージカル堪能させてもらった。
ドラァグクイーンの
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.7

かっちょええ頃のケヴィン・コスナーが主演だが、好きなシーンはこの方が出ていない所ばかり。サリンジャーがモデルというテレンス・マンの頑なな表情が和らぐ時。ドクことバート・ランカスターが境界線でためらう時>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

ゲーム一切やらない私が言う。ごちゃごちゃ言わずにこの世界を楽しもう!
相当にいい人のガイが、なるべくして目覚めた。もう只のモブキャラには戻らない。ジョディ・カマー可愛い。「トゥルーマンショー」を又観た
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ハンコック(2008年製作の映画)

3.4

ん?これは面白いのか。
超人不死身カップルがやられてしまうのは、何か決まったきっかけでもあるんですか?首を捻って観ていると、画面もガタガタ揺れてる〜。
青くないウィル・スミスは久々。シャーリーズ・セロ
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.7

全てを無くした田中裕子演ずるエボシ御前が、「ここをいい村にしよう」と皆に語りかける。いい村って何?初見から変わらず突っ込んでいる。私にはサン=石田ゆり子が受け入れられぬ。
だが壮大なスケールの世界観、
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

4.2

無鉄砲かつエレガントな植物学者リリーを、我等がエミリー・ブラントが実に楽しそうに演じている。彼女から離れられない苦悩の弟君、保護ヒョウの彼女、謎多きフランク"船長"に、"Uボート"は現れるし、呪いに囚>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.2

そんなに正体を見つけないと気が済まないのか、仮想空間Uに集う者たちよ。暴れまくる竜に手を焼き、エセ正義を振りかざす。現実と変わらないな。携帯の四角形でUを形作っているのが、気持ち悪い。
歌詞がはっきり
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.5

まだ60代であろうゲイカップルの間に降りかかった"認知症"。これ以上相方を苦しめたくないという当事者と、最期まで介護し、離れたくないというパートナー。施設入所もちゃんと考えにある。美しい湖水地方をキャ>>続きを読む

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