このレビューはネタバレを含みます
保護者と住む場所を喪った少年の流浪譚。
主人公の少年がユダヤ人という前情報から、戦時下特有の暴力に塗れた画面を想像していたが、実際にはもっと普遍的な暴力(大人から子どもへの、主人から使用人への、男か>>続きを読む
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1991年に発表されたとても先見の明がある作品。老老介護に代表されるように、在宅での介護能力が著しく減少している現代日本。この作品のように介護にテクノロジーを用いることが出来るなら、介護する側としては>>続きを読む
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分類し難い作品。
コメディにしては妙に切ないストーリーだし、脱獄ものとして見るのもしっくりこない。脱獄のシーンはかなりあっさりしていてスリルが足りないからだ。(個人的にさっさと脱獄→あっさり逮捕の繰り>>続きを読む
眠りに落ちる寸前、雑踏のなかの会話を耳が拾っているかのような感覚だった。登場人物の声はとこどころ不明瞭で、作中の時系列もバラバラなため、話の流れを掴むのは容易ではない。そして描写される中学生の世界のな>>続きを読む
前作は観ていないが、参勤交代の道中よりも藩にもどってからのアクションがメインで、やや肩透かしをくらった。
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ロードレースを扱った作品という前情報のみで観たが、人間ドラマとしても面白く観れた。難点は45分という短さのなかでやや説明不足な点があった。
主人公・ペペはチームの絶対的なエースではなく、アシストの>>続きを読む
怖さよりも怒りがさきにくるホラー映画も珍しい…母娘二人が幸せに暮らしてほしかった。
オシャレな音楽とユーモアが散りばめられた心地よい映画。やはりコンビものはいい。
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前半25分、変化の少ない画面にやや退屈したため、映画の本筋と関係ないところに目がいっていた。実際の製作年よりも古い映像に感じられるなあとか、モーガン・フリーマンの笑顔はほっとするなあとか。
エドワー>>続きを読む
それぞれのバレンタインデーがどのような形で締めくくられるかを予想しつつ、ラストまで楽しめた。また、日本と比較し、愛と性について世代を問わず話し合える土壌が見えたのも興味深い。
群像劇は登場人物たちが意>>続きを読む
20世紀、イギリス国家存亡の危機とも言える第二次世界大戦下を統治したジョージ6世を主役に据えた作品。
王族の生活や戦争下での王の苦悩ではなく、吃音の治療を通しての友情を扱っている点が面白い。
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腹の底に響く重低音なBGMと全てを覆い隠す一面の雪。
後半は殺人に次ぐ殺人で血みどろの画面。登場人物から登場人物へのヘイトが止まらない。
終始不穏な空気が漂う今作は、密室ミステリーを期待させる触れ込み>>続きを読む