Kedjenouさんの映画レビュー・感想・評価

Kedjenou

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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.7

意外と面白かったです。

最近スーパーヒーローものを複数見て、「もう見るのやめた。このジャンルは私には不向きだ。」と思ってたところなので、自分でもびっくりしました。

よくわかりませんが、理由は多分こ
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バービー(2023年製作の映画)

3.7

冒頭(2001年宇宙の旅のパロディ)からバービーのポジティブな特徴が高々と掲げられます。

女の子に「社会の主役になれるのよ」と呼びかけるキャラクター、お母さんごっこの人形とは違うんだそうです。なるほ
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.3

古典的名作「プリズナー」のフェミニスト版というところでしょうか。

ある女性が、充足した世界に違和感を感じ、やがて閉じ込められていることに気づき、脱出をはかる。

その世界とは、実は、、、

面白いし
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大河への道(2022年製作の映画)

3.5

地図の作り方の勉強にもなるし、面白くできてます。セックスも殺戮もないし、どなたにもおすすめです。

ただし、私にはテンポが遅すぎました。コメディ部分はくさすぎるし、お涙押し付けが過ぎました。その分減点
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

2.9

ちょっとダルかったです。

いろんな人が指摘してるように、
役者の個性によりかかりすぎで、話しにまとまりがなく、無駄に長い。

期待してみたのに残念でした。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.6

ハラハラドキドキさせるためにだけ作られた映画ですね。

99%死ぬでしょう!というシーンの連続(しかも大抵二つ並行して)です。

もちろんトムは絶対死なないので、シリアスにドキドキしたりはしません。女
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エッシャー 視覚の魔術師/エッシャー 無限の旅(2018年製作の映画)

3.5

エッシャーの解説映画と言っていいでしょう。とてもよくできていて、飽きずに見ることができます。

ただし「飽きずに見られる」のは、上手に編集されているからです。「事実」のように思えてしまうのは危険です。
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アウトフィット(2022年製作の映画)

3.3

もともと舞台劇だったのでしょうか?仕立て屋の店だけで話は進みます。

初老の職人気質の仕立て屋がややこしいことに巻き込まれ、という話とおもいきや、二転三転、アレアレ?という結末に至ります。

というわ
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キャンディ・ケイン・レーン(2023年製作の映画)

3.4

クリスマスイブに家族で見たら楽しい映画です。

それ以外の時は見ないことを勧めます。

私はクリスマスイブに見ました。点数はその時のものです。

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

2.8

コンパクトに作られた推理ものです。暗くてゴチックな雰囲気作りに力を割いてます。

昔のドイツ表現主義っぽい歪んだり傾いた映像が一杯でてくるので、そういう雰囲気が好きか、あざと過ぎると感じるかで評価が変
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

2.5

サンダンス映画祭向きの映画です。ハラスメントに苦しみ暴発する、そして救いが、、そんなお話です。

ハラスメント、特に親とか近親者に劣等感を責め立てられてる人むきでしょうか。体が燃え上がる恥辱感、爆発し
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

3.8

話しは初めから(ほぼ)分かるし、起伏に乏しいのですが、それでも泣けてくる愛情物語りです。

起伏に乏しくても泣けるのは、最初に泣かすように設定をしてあるからです。後から全体を振り返ると、都合よくできす
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七年目の浮気(1955年製作の映画)

3.7

男子向けマンガの定番に、パッとしない男子のアパートになぜか美女が押しかけて、というのがあります。男子の妄想を可視化したものですが、同じタイプの映画です。

マリリンモンローが妄想の女性を完璧に演じます
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バビロン(2021年製作の映画)

3.2

評判良い映画ですが、私にはもう一つでした。この監督と趣味が合わないようです。

というわけで、以下私個人の感想です。

冒頭の狂宴、ヒロインの破天荒な行動など、作品のキーとなるものに、クリッシェをなぞ
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渇きと偽り(2020年製作の映画)

3.2

故郷の田舎町で、かつての親友の死の謎を追うが、そこには過去の偽りも埋もれている、、というスローで湿っぽい話しです。

抑えたトーンで派手な展開は皆無ですが、じっくり見せます。まあ、好みでなければ退屈か
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フリック・ストーリー(1975年製作の映画)

3.1

1975年の作品ですが舞台は50年代ですね。

メルビル作品に比べるとグッと落ちますが、同様にストーリーより重く緊張感ある雰囲気を味わうタイプの映画だと思います。

もう一つですね。

おまけですが、
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この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

2.8

ストーリーは新味に欠け、かと言って独特の雰囲気も楽しめないと感じました。

「この世に居場所がない」と感じながら生きてる女性が、「大冒険」(一歩踏みだした途端にパルプフィクション風の惨劇な巻き込まれる
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黒い罠(1958年製作の映画)

3.5

オーソンウェルズの犯罪映画。カルトムービーですね、これは。

正直サスペンスものとしてはもう一つ盛り上がらなかったです。というより、クライマックスを作るつもりはないように思えました。

どこをとっても
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.7

不思議な物語と綺麗な映像が好きな人におすすめの映画です。

タイトルで分かる通り、千夜一夜物語を下敷きにしたお話です。

魔法のランプから魔人が出てくるのはもちろんですが、お話しの作り自体が千夜一夜物
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.0

ロアルドダールという作家の短編をもとにした、ウェスアンダーソンの連作を見ました。この映画以外は17分程度のショートフィルムです。

「ウェスアンダーソンの伝奇集」だな、とわたしは受け取りました。それぞ
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.4

とっても楽しめます。でも第一作に及ばないのは仕方ないですね

ノベンバー(2017年製作の映画)

3.3

昔の(18〜19世紀?)のエストニア農村が舞台の物語です。

若い男女の悲恋、アニミズムに満ちた農民の世界、モノクロの映像詩。この三つが並行して展開します。

若い悲恋は、私の歳ではキレイだけどピンと
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教授と美女(1941年製作の映画)

3.2

ディズニー版「白雪姫と7人の小人」を下敷きにしたコメディですね。

他愛のない話を楽しく見せます。

個人的には大学教授をよく知ってるので、私は素直に笑えなかったです。

あんなお人好しの教授はありえ
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.0

基本的には男が魅入られた女を追うお話です。女に惚れて自滅するタイプの話が好きな人向けですね。女性から見れば、ここまで惚れてくれれば嬉しいでしょう。

水没した近未来のマイアミ+夢に入り込むインセプショ
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.6


黒澤の同名の映画は見てません。「赤ひげ」のようにヒューマニズムを歌い上げる映画かなと思ったからです。

私はひねくれ人間なので、「感動させたい作品」は好きではないのです。

と言うわけで、この作品も
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ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

4.0

殺された妻の復讐を誓う元刑事。ハードボイルドの名作です。

この頃の映画らしく骨太です。ストーリーは単純、キャラクターの設定は簡単明瞭で揺らがない。

そうは言っても家族愛、恋愛などは短い時間でも手際
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我が人生最悪の時(1994年製作の映画)

1.3

三本も作られ、テレビドラマにもなったそうです。でも私の肌には合いませんでした。

ハードボイルドの乾いた味とテンポの良いストーリーが好きなので、思いっきりジメジメしてスローな展開にがっかりしました。
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悪しき男の10日間(2023年製作の映画)

3.5

トルコの探偵もの第二弾です。第一弾は「善き男の10日間」で、そちらを先に見た方がわかりやすいです。

前作を上回る出来でとても楽しめます。

この映画は第二話なので、二つの映画を通して探偵の恋愛と行動
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善き男の10日間(2023年製作の映画)

3.2

トルコの探偵ものです。映画のレベルが高いだけでなく、クセ(メソメソする日本、残酷好みの韓国、「俺が俺が」のアメリカとか)がなくて見やすいです。

見慣れない街並みも楽しいです。

ストーリーやミステリ
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オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.5

起伏に乏しい渋いスパイものですが、楽しく見せます。

作戦の珍妙さと、役者陣の演技、そして恋愛を絡ませて飽きさせません。特にコリンファースは流石の貫禄です。

「高慢と偏見」のダーシー役を演じた二人が
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マチルダ 禁断の恋(2017年製作の映画)

3.8

サンクトペテルブルグの宮殿で撮ったのでしょうか。絢爛豪華な宮殿と衣装、舞台が満喫できる美しい映画です。これだけで私は満足です。

若く美しくコケットなバレリーナがロシア皇太子を魅了し、振り回すお話です
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

世界を救う「選ばれし者」がただのおばちゃんで、メタバースを駆け巡り、カンフーで敵をなぎ倒すというパロディ満載のカルト映画….のはずがなぜかアカデミー賞を総なめにしました。

たしかにスピーディーで笑わ
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.6

高機能自閉症+会計士+裏社会の資金洗浄係+殺し屋という男の活躍?を描きます。
 
魅力的な企画で、実際期待を裏切らない出来です。主人公の人間像、アクションシーンなどなど見せ場がたくさんあり楽しめます。
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

2.8

第三者が作れば良かった。天才の原動力、映画愛、葛藤、秘密、ノスタルジー、使えるテーマはいくらでもありそうです。いずれにしろ的を絞れば素晴らしい青春映画にできたはずです。

残念ながら、本人が振り返り、
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誰がハマーショルドを殺したか(2019年製作の映画)

3.5

ハマーショルド暗殺がアメリカないしベルギー資本の陰謀だったというのはほぼ定説に近いと思います。

これを今更ほじくり返すのだから、強力な新証拠を見せるのかと期待してたけれど、空振りに終わります。

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