Kさんの映画レビュー・感想・評価

K

K

仕組まれた罠(1954年製作の映画)

4.1

嫌いじゃない。というかむしろ好き。
『復讐は俺に任せろ』に続けて観たから余計にかもしれないけど、グロリア・グレアムが個人的にハマるのかも。フリッツ・ラングの他の作品に出てるのかは分からないけど、続けて
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復讐 THE REVENGE 運命の訪問者(1997年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ観やすい。
なんでかと考えてみると、普段鋭敏に反応してしまうリアリティに対するスイッチのようなものが、早々に、なぜかすんなりと切られてしまっていたようだ。

自分でも、どうしてそんな状態で
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ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

3.9

シンプルだけど、魅せる。
読めそうで読めない展開が絶妙。
グロリア・グレアムが魅力的。

眠る前の子供に話しを聞かせる→車の爆破の落差。突然の暴力への驚きは緊張感を維持する。

激怒(1936年製作の映画)

3.9

法と大衆心理と復讐と。
『M』と通ずる所がありつつも、そこへもうひとつのエッセンスとして今作のキーワードになるのが復讐心。

ラストの展開も含め若干強引に感じてしまうところはありつつも、きっちり惹き付
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三重スパイ(2003年製作の映画)

4.0

初めてのエリック・ロメール作品鑑賞。初めてなのでこれが監督らしい作品なのか異色の作品なのかは分からないが、何にせよ楽しめたし興味深く観られた。

『三重スパイ』というタイトルからなんとなく想起するよう
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悪魔のような女(1955年製作の映画)

4.1

流れるようなストーリーテリングが素晴らしいし、何より終わり方が秀逸だと思った。

大仕掛けのその瞬間のカタルシスはもちろんのこと、最後のモネの少年の言動によって思考を別のレイヤーにズラされたまま放流さ
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白痴(1951年製作の映画)

4.6

観てから少し時間が経ってしまって鑑賞直後のニュアンスはもう霧散してしまったけど、かなり良いと思った印象。

黒澤作品まだ観られていないものも多いけど、今まで観た中ではもしかすると1番衝撃的だったやもし
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大魔神(1966年製作の映画)

4.0

幼い頃に、いったいそれがどこだったのか全く覚えていないが、親や祖父母に連れられてどこかででっかい仏像を見た時に「もしこれが動き出したら…」と思って身震いしたことをよく覚えている。

その“もし”は、自
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熱き夜の疼き/クラッシュ・バイ・ナイト(1952年製作の映画)

4.0

フリッツ・ラング作品は『M』に続いて二作目。『M』に比べるとずいぶん口当たりがまろやかで庶民に優しい印象。

特段驚くような展開がある訳でもなく、よくある話っちゃよくある話なんだけど、それでも十二分に
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

4.2

ホン・サンス、名前は知っているのに一本も観てなかった。なんで名前だけ知ってたのかもよく分からないけど。

そこまで過度な期待もせず、わりとニュートラルな心持ちで観られたと思うけど、俺は好きだったなー。
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.5

エドワード・ヤン作品は『ヤンヤン〜』に続いて二作品目。傑作と名高い本作も約4時間ということで尻込みしまくってたけど、観れるんだよなこれが。ただ全くしんどくないと言ったら嘘になるし、家で観たから適宜休憩>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

いつか観なければと思いながら、果物の食べ頃を待つように、ちょっといいワインを飲む日を待つように、自分にとってのいいタイミングを待ってずっと頭の片隅に積んであった本作を、濱口竜介監督の著書『他なる映画と>>続きを読む

近松物語(1954年製作の映画)

4.2

溝口健二や小津安二郎の映画を観ていると、古き良き日本家屋に暮らしたくなってくる。その慎ましい暮らしぶりに、日本の失われた美しさの一端を見てしまう。それは結局ないものねだりにすぎないのかもしれない。その>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

4.4

小津作品は三作品目。『東京物語』→『麦秋』→『晩春』といわゆる紀子三部作を逆流する形になってしまったが、今思えばしっかり前から観た方が良かったかなーとやや後悔。

作品同士に直接的な繋がりがある訳では
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麦秋(1951年製作の映画)

4.9

小津作品を観たのは『東京物語』に続いて二作目。

やっぱりすげえや、小津安二郎。
余韻たなびきまくり。

『東京物語』のレビューを見返してみると4.6のスコアを付けている。それに比べて今作は4.9。な
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浮雲(1955年製作の映画)

4.0

日本指折りの名監督として、何度もその名を耳にしてきた成瀬巳喜男の作品をついに。一作目、まずはこれかなと。

現代においては男性が富岡に共感を示すだけでも袋叩きに遭いそうだし、劇中で富岡が取った行動はク
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タマテバコ(2015年製作の映画)

3.4

そうか、開けなかったんだな
ずっと

ヒロインが良い意味で素朴な、主役然としてない女の子なのがいい。そこで引きを作ろうとしてないところが。

最初の先生の話しはものすごく説明的であまりにもお芝居だった
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あおい(2018年製作の映画)

3.2

あおいまで遠いなー

こういう壁の作り方する人いるよなーとか、結構はっきり距離取られてるのに全然気付かない奴いるよなーとか、妙なリアリティを捉えていて良かった

ただど頭でザ・新宿のカットを入れる必要
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雨のまにまに(2020年製作の映画)

3.5

いーねーーー!!!
内容量が多くもなく少なくもなく、ちょうどいい感じ。美味しいご飯食べに行って、もう少し食べれそうな気がするけど、こんぐらいの量だからまた食べに来たくなるような(あんまり上手く例えられ
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ROBIN(2019年製作の映画)

3.5

おそらく多くの人が、カメラか保険会社のCMみたいと思ったりするだろうと思う

そう感じてしまうポイントはいくつかあるだろうけど、それが何なのかということより、なぜCMっぽいと感じると好意的に受け取れな
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すでにないている(2018年製作の映画)

2.3

大田恵里圭さんという俳優さん、短編にたくさん出てるなあ

ドラゴンズと聞くとPOISON GIRL BANDを思い出す

そんなこと書いたらまたあのネタ見たくなってきた

煩頭(2010年製作の映画)

3.6

おもしろ

なんだろう
シンプルに映像として面白い

あの浮遊感とか、物理法則無視した感じの動きってなぜか惹かれてしまう

大仏の頭に鳥が集まってくる画、綺麗に撮ってたなー

人々がそこまでなんじゃこ
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閉ざされた二日酔い(2017年製作の映画)

2.9

んーー
状況としては面白いんだけど、ちょっと無理があるのではなかろうか

いくら悪いことしてのし上がってきたやつだとしても、そんなデカい商談の前日にバカみたいに飲まんだろう
狡猾な奴なら尚更

ドアが
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アナザーアイ(2018年製作の映画)

3.3

こういうのあるよなーと
監督さんは日常の中にある、そういう瞬間を切り取るのが上手な人なんだろう

会話の展開も良いし、時折挟まれるバッティングマシーンの動作が、修正出来ないまま止まらずに進んでいく会話
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ハッピーハッピーサタデー(2018年製作の映画)

3.4

おお
これはなかなか好き

そこまでの持っていき方はともかく、ラストシーンからのスタッフロールの出し方がいいじゃない

お父さんがお茶出すのにまごついてる感じとか、アスクルのくだりのあのなんとも言えな
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(2018年製作の映画)

3.4

ちゃんと最悪な気分になってすごい
役者さん2人とも上手だなー

そこのやり取りだけで勝負という潔さがいい
まだこの先を観せて欲しいと思った
クズ旦那がきっちり成敗されて、彼女に安寧が訪れるまでを

うどん侍(2016年製作の映画)

2.3

カツラを被って化粧をした外国人役の日本人を作中に登場させること。気付けば自分もすっかりそういうことに敏感になっているなと。それが気になってブレる。実際に外国人が演じるならまだしも。

あと効果音ってそ
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Crane Truck(2015年製作の映画)

3.2

ナイスアイディア!

クレーン車を擬人化するとしたら屈強な大男って感じがするけど、想像以上にその不器用さが表現されてて面白い。

細かいとこ言い出したら、その日初めて掃除してもらったの?とか、不倫した
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Bico(2004年製作の映画)

4.0

これはドキュメンタリーだけど、こうやって立て続けに短編を観ていると思う。

段違いに良い。
一見特別な事なんて何もしていないように見えるのに、なんでこんなにも良いのか。何がそんなに違うのか。

たった
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着いてきちゃった(2020年製作の映画)

2.8

女性ライバーの彼氏を自称するほとんどストーカーのファンの彼が滝のように汗をかいていて、なんかそれだけで全てを許せるような気になった。

Blue/Orange(2020年製作の映画)

3.0

青とオレンジという組み合わせは自分も好きな組み合わせ。なぜかと聞かれても分からない。

普段連続して見ることは中々ない、日常の中にある綺麗な青とオレンジ。

その青とオレンジが主役だったのか、それとも
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楽しい学校生活(2016年製作の映画)

2.8

怖がらせたい、ということならそれにはある意味で成功しているのかもしれないけど、個人的に映画を観て感じたい怖さの類いではない感じもある

こんな感じなんだぞ?分かってんのか?という怨念のような

良いビジネス(2017年製作の映画)

3.2

おおー
CGのクオリティ高いなー

エビだのカニだのがいるんだから、こんぐらいの生き物いても全然おかしくないよなという謎の説得力を感じてしまった

こんな世界になってもまだビジネスだのなんだの言って欲
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呪ってあげるにゃよ(2018年製作の映画)

2.0

ごめんなさい、よく分かりませんでした。
というSiri状態に。