ついにこの春から小学生になった息子が、自ら映画観に行きたいと言ったことがとても嬉しくて、父は小躍りしながら連れて行きました。
上映前座席に息子と2人で座っていると、「あの子たち見て」と息子から肩を叩>>続きを読む
2022年にタル・ベーラという監督のことを知ってからというもの、いつか劇場で作品が上映されることがあれば必ず観に行くんだと心に誓っていたが、そのチャンスは案外早く巡って来た。
しかしそんな時に限って>>続きを読む
たまらんかった。
あまりにもたまらんかったのでレビューを書けずにまごまごしていたら、すっかり機を逃してしまったようです。
でもこの作品を観たからこそ、それはそれでいいのかもしれないとも思うのです。
映画をたくさん観れば観るほど、ただ本数だけこなすように観たところで仕方ないと思ったりもするが、「これまでに16,000本以上の作品を観てきた監督による現代映画についてのドキュメンタリー」ともなるとさす>>続きを読む
先に申し上げておきますと、作品とは全く関係のないことを書いております。
そういえば最近あの人いないな...とほんの一瞬でも思ってくださったフォロワー様はいるかもしれないしいないかもしれませんが、とり>>続きを読む
この名作の香りがプンプンする印象的なキーヴィジュアルがずっと気になってたフリッツ・ラングの『M』を、ビクトル・エリセの過去作レンタルついでにチョイス。
はじめてのフリッツ・ラング。
骨太〜〜!!!>>続きを読む
ポルトガルってそういえば名前は知ってるけど国のこと全然知らないなと。バスコ・ダ・ガマとクリスティアーノ・ロナウドとあとは…
『ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区』とタイトルを聞いても「ギ>>続きを読む
ビクトル・エリセの名前がクレジットされていたので観てみたら、ビクトル・エリセはラストにほんの一言二言話すだけ…ジャームッシュはたくさん話してたけど!
完全に観る順番を間違えた。
ニコラス・レイの名前>>続きを読む
ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督作品は『紐育の波止場』に続いて二作品目。
マレーネ・ディートリッヒの匂い立つファム・ファタール感もすごいけど、エミール・ヤニングスが基本的には堅物の憎たらしい教授だ>>続きを読む
ビクトル・エリセ作品を網羅したい一心でレンタルしたらなんとまぁ豪華な監督陣のオムニバス!
ビクトル・エリセのモノクロはこれが初かな?やっぱり良かったなー。それぞれの監督の味わいがあってどれも面白かっ>>続きを読む
なんか2024入ったら急に忙しい…!
ビクトル・エリセの新作のために過去作をレンタルして、今回は余裕持って少なめの本数にしたのにまたレビューを溜めてしまった…昨年末、もう二度とレビューは溜めないと誓っ>>続きを読む
『裁かるゝジャンヌ』で超ド級の衝撃を受けたカール・テオドア・ドライヤー監督作品二作品目。まだ二作しか観てないし、あの蓮實重彦御大が「全作観ないと映画を語る資格なし!」と断言するぐらいの監督だから、自分>>続きを読む
2024年最初の映画鑑賞はケリー・ライカートの『ファースト・カウ』のリベンジ(2回目)だったが、ちょうどそのあとの回が『枯れ葉』だったのでそのままの流れで。
戸愚呂兄弟ばりに名前だけは聞いていたカウ>>続きを読む
2023年最後に観る作品はこれにしようとなんとなく決めていた。自分にとっては大切な一本である『パリ、テキサス』を撮ったヴィム・ヴェンダースと役所広司とのタッグとなれば、それは自ずと期待も高まった。>>続きを読む
運良く自宅からそう遠くない目黒シネマで特集上映がある2023年末のタイミングで、なんとしてもまだ観ていないイ・チャンドン監督作品を全て観た上で最後にこのドキュメンタリーを観ようと画策していて、なんとか>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
フォロワー様の今作レビューで名前を知ったマチュー・アマルリック監督。少し調べてみると、自分が観た作品でもジュリアン・シュナーベル監督の『永遠の門 ゴッホの見た未来』やウェス・アンダーソンの『グランド・>>続きを読む
キェシロフスキ監督作品7作品目。
作家性という言葉で簡単に括るのはいかがなものかと思うけど、根源的な主題のようなものはわりとどの作品にも通底している気がして、作品ごとにそこまで大きく雰囲気が変わるタイ>>続きを読む
さて『ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』でサクッとほっこりさせていただいて、肝心のこちらはというと...
うん、息子と観に行って良かった。
ディズニー映画はもう、自分1人でも観たいと思>>続きを読む
先日の『窓ぎわのトットちゃん』に続いて、6歳の息子と今度は『ウィッシュ』を観ることに。その本編前に併映されていた今作。息子と一緒なので吹き替えで鑑賞。
「100周年だョ!全員集合〜!」といかりや長介>>続きを読む
ケンジミゾグチ作品4作目はフォロワー様が挙げてくださったこちら。
今作が公開された1954年は3月に『山椒大夫』、11月に『近松物語』が公開されていて、今作はその間の6月に公開されたらしい。
...>>続きを読む
キェシロフスキ6作品目。
普段は1人の監督の作品を時系列順に過去から観ていくことが多いけど、キェシロフスキはだいぶ順番ごちゃごちゃになってもうた。
この前に観た『傷跡』(1976)がキェシロフスキの>>続きを読む
キェシロフスキ監督作品5作品目。
正直に申し上げますと、ちょっと分からなかったかな...
良さが分からないというのではなくて、そもそも何が描かれていたかが。だから好きとか嫌いとか以前の問題という感>>続きを読む
新藤兼人監督作品はドキュメンタリーを含めて3本目。作品とは直接関係ないが、新藤監督の作品を観始めて思ったことがある。
灯台もと暗しもひどいもので、自分はこの偉大な日本の監督のことすら知らなかったのだ>>続きを読む
キェシロフスキ作品はこれが4作品目かな。
これまで観た中では一番グッときたかも?一番ショッキングだからかもしれないけど。『愛に関する短いフィルム』同様一筋縄ではいかない、人が人を殺めることについての物>>続きを読む
こちらもフォロワー様から教えいただいた作品。『ある映画監督の生涯 溝口健二の記録』を最初に観たので新藤兼人監督作品は二作目ということになるが、一作目はドキュメンタリーなので実質初めて観るような感覚で観>>続きを読む
溝口健二の『西鶴一代女』のコメント欄にてフォロワー様から教えていただいた、溝口健二についてのインタビューベースのドキュメンタリー映画。
溝口作品はまだ三作品程度しか観れていないが順調にその魅力の虜に>>続きを読む
フォロワーさんからオススメいただいて、「劇場でかかるタイプの映画だから大きいスクリーンで観られるタイミングを待ってもいいかも?」と言われていたのに我慢出来ずにレンタルしてしまった今作。
衝撃的。
お>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
イ・チャンドン監督作品6作品目。これにて監督の長編作品を全てコンプリート。
イ・チャンドン自身が語るところによると、デビュー作につき諸々の都合を考慮してジャンル映画にしたらしい本作。いわゆるノワール>>続きを読む
目黒シネマでのイ・チャンドンの特集上映の期間が短いのもあって年末はそちらが優先だったものの、ずっと楽しみにしていた『ファースト・カウ』もどうしても2023年中に観たかった。どこかでねじ込めないかと考え>>続きを読む
もうね、イ・チャンドン監督の顔をあしらったタトゥー入れたい。その上で「雑用でも何でもしますので、弟子入りさせてください」って韓国語だけ覚えて、カバンひとつで会いに行きたい。それぐらいに好き。
そう思>>続きを読む
2023も大晦日になってしまった。
年末に差し掛かって想像以上にバタバタとしてしまい借りてたレンタルDVDも期限内に消化出来るか怪しい状況の中、どうしても年内に映画館で観たい作品などもあって、とりあえ>>続きを読む
松田優作という名前こそ知ってはいたものの、出演作をちゃんと観たことがなく、先日鈴木清順監督の『陽炎座』で初めて動いている松田優作をしっかり観た。そのコメント欄にてJTKさんから松田優作の他の出演作品に>>続きを読む
こんなにも軒並み大絶賛だと逆にあまりそそられないというなんとも憎たらしい天邪鬼な性格の自分は、今劇場で観たい作品が他にもいろいろあるし、トットちゃんは配信に来たら観ようかぐらいに思っていた。ところが来>>続きを読む
観たい観たいと思いながらも配信にあんまりなかったりで、なかなか最初の一作にありつけずにいたルイス・ブニュエルをついに。『アンダルシアの犬』から先に観たかったけど、そちらはDVD貸出中…ということで先に>>続きを読む
イエジー・スコリモフスキ監督作品はこれが初対峙。キェシロフスキの『愛に関する短いフィルム』のコメント欄にて、カランさんから『早春』と併せて教えていただいた本作。『早春』から先に観たかったけど、レンタル>>続きを読む
映画に関する本を読んでいたら、現存する最も古い日本映画ということで紹介されていたので。
更科姫が優雅な外見をかなぐり捨てて、恐ろしい鬼女の正体を現わして立ち回りを見せるさま。
歌舞伎をはじめ、日本>>続きを読む