突飛過ぎるドタバタもなく、リラックスして楽しめた。こちらが緊張すると肩透かしされるし、官房長官もスナイパーも悪党とは思えない。そう、悪い人がいないから後味が良い。
登場人物一人ひとりの言動が面白い。>>続きを読む
試写会にて。
決められたストーリーのないドキュメンタリー。淡々と撮っているのに、学生を通して自分が学ばされていると感じた。
看護学生の対応に不安を隠せないのに必死で黙っている患者さんの寛容さには思わず>>続きを読む
「死」とは本来、穏やかで周囲に安らぎさえ与えるものなのかもしれない。
その人らしい最期を支えてくれる医療者が増えてほしい。
自分がどう生きたいかを考えさせられた。
冒頭の、主人公の唐突過ぎる行動には抵抗があったが、最後に納得。
思ったよりも音楽が少なかったが、映像が綺麗。登場人物が個性的で印象に残る。シンプルなサクセスストーリーではなく、ところどころに意外な展開>>続きを読む
前作が躍動感のある「動」だとすると、本作は「静」。演説も晩年のものが多かった。日記をもとに淡々と出来事や思いが語られていて文学作品のようだった。
今、こんな政治家がいたら少しは良い方向に向かえるのに。
これぞ古き良き時代のニューヨーク。洗練された会話、ユーモア、身のこなし。遠い憧れの世界に浸ることができます。
お客も従業員も、その笑顔には「カーライル大好き」という思いがあふれている。最高のホテルとは>>続きを読む
韓国はこういう映画を作ることができるのですよね。かないませんね。
「上」がいう「国家」や「国家の安全」は結局は個人の保身や私利私欲に集結される。大きな我欲に小さな正義が立ち向かう。一筋の希望が見出せる>>続きを読む
吉田鋼太郎に尽きます。
可笑しさで頬が緩みっぱなしでした。実際の人では表現しきれない感情がゲームのキャラクターの動きや表情で描かれてワクワクしながら観ていました。
ギャップというか落差が楽しめます。爽>>続きを読む
内閣官房ってこんなことをしているんだ、という発見はあった。
でも、日本ではここまでしか作れないのだなと思った。見終わったとき、よし自分も不正な権力には抵抗するぞという気にはとてもならない。権力側が観て>>続きを読む
忙しい毎日の中で、深呼吸ができるような映画。
室内の装飾や料理がオシャレすぎる気もしますが、それも含めて豊かな気持ちになれます。
「しあわせのパン」に似ているなと思っていたらシリーズなのですね。個人的>>続きを読む
骨太なドキュメンタリー。こんなにストレートに反体制的な映画は日本では作れない。圧力がかかるのか、自粛しているのかは不明だが。
これほどの事態を私はまったく知らなかった。報道しなかった日本のマスコミは「>>続きを読む
活気にあふれたフレンドリーな台北の街を感じられるのかと思っていたら違っていた。
街の退廃的というか、閉塞的な側面が映し出されていた。夜の場面が圧倒的に多い。
映像の中の街に今やどこにでも蔓延している生>>続きを読む
チベット亡命政権下の子どもたちがためらうことなく発する「欲しいものはない」「あるもので満足している」「足るを知る」は衝撃的。幸せは自分の中にある。
日本には仏教の考え方が様々に根付いている。仏教を救い>>続きを読む
津軽のボサマを題材にした原田マハ著『奇跡の人』を読んで、ボサマの三味線の音色とはどんな風なのだろうと思っていたところに、この作品を知った。
三味線の音色は弾く人によって違うことが素人の私にもわかった。>>続きを読む
猫だってやるときはやる。
行きたいところに行って、一緒にいたい人といる。
守られているのは猫なのか、人間なのか。
意思の強いナナの声に高畑充希はぴったり。
悲しい場面もあるが後味さわやか。安心して観に>>続きを読む
観ないほうが幸せでいられた。
薄々感じていることが現実だと突きつけられる。
日本もまったく同じ!トランプ大統領を面白おかしく話題にする日本のマスコミと日本人は笑っている場合ではないと自覚するべき。
「>>続きを読む
コーヒー1杯の時間で人生は変わる。一瞬一瞬をかけがえのない時間として大事にしていきたいと思った。
時系列で頭で理解しようとすると置いていかれてしまう。感じとらなくては。エンドロールを観ないで帰るのは有>>続きを読む
優しい。切なくて優しい。時に胸が苦しくなるくらい優しい。
人はもっと優しくなれると教えてくれる。
観に行ってよかった。もっと観ていたかった。
「しあわせの形は無限に存在する」、はずなのに「普通」という壁が立ちはだかる。
気がつくと親の側の目線で観ている自分がいた。私自身も「普通」にがんじがらめにされていて、誰かのしあわせの邪魔をしているかも>>続きを読む
静かで、さまざまな水の音と四季の風景に心が清められていく気がした。
日常生活ではうれしいことも悲しいことも心が乱れることも起こるけれども、何があっても自然は優しい移ろいを繰り返してくれる。
自然の中に>>続きを読む
「音」について考えさせられた。
静かだと遠くの音も拾える、という言葉をきいて、そう言えば「耳を澄ます」行為を長らくしていないと思った。いつの間にか失われていく感覚は確かにある。
周囲の音で気が散って深>>続きを読む
それまでに出会ったいろんな人の顔が浮かんでくる「夢」は、強く、優しく、元気をふりまき、そして本物だ。
駒を指す音と、自転車の疾走する映像が清涼剤のように効いてくる。
松田龍平の、熱くならない飄々とした>>続きを読む
あり得ないようで、いつ起こってもおかしくない出来事が次々と起こる。
哀しみ、人情、優しさ、欲などに国境はない。どこかしらに共感を抱く。
500キロの旅は誰にとっても必要な旅ではないのか。
ポパイは紛れ>>続きを読む
前半の、しつこい繰り返しや不自然な「間」、支離滅裂な展開で爆発しそうになったモヤモヤ感が、後半見事なまでに解消されます。
ゾンビが登場しますが後味は極めてさわやか。
テーマパークのような異次元の世界に>>続きを読む
オープニングのレトロな音楽でウディ・アレンのいつもの世界に引き込まれ、1950年のコニーアイランドに浸ることができました。
ウディ・アレンならではの上流階級の華やかさはこの作品にはありません。でも、相>>続きを読む
香港は好きな街で、年に1度くらい訪れている。
2014年、雨傘運動の年、私はデモのことは知っていたし、関心もないわけではなかったが、金鐘にはわざと近づかず、問題に蓋をするように観光だけをして帰ってきた>>続きを読む
遠くを旅してきた余韻に浸ることができます。世界の街々、過去と現在。映像であり、音楽であり、絵画のようでもある。不思議な贅沢な時間をいただきまた。
鳥肌が立つような切なさも感じました。
映画館で観るべき>>続きを読む
とても気持ちがよくて、観に行ってよかったーと言える作品。
バツイチ45歳と女子高生、ファミレス厨房と陸上競技大会、ギャップというかコントラストが心地よい。
ストーリーは淡々としているが、図書館、砂浜、>>続きを読む
観ているのがつらかった。
強制連行さえなければ、この人たちにはまったく別の暮らしがあったのだと思うと。
日本が一番元気で希望に満ちて浮かれていた時、在日の人々は差別や生活や国や何かと常に闘っていた。闘>>続きを読む
雑誌「THE NEW YORKER」の表紙から始まり、ニューヨークの空気が楽しめそうでワクワクした。
でも、作中でも語られていたが、華やかで洗練されてウィットに富んだかつてのニューヨークは変貌してしま>>続きを読む
社会の不条理や大人のずるさや損得感情。そういった暗い面を、日々の小さな優しさが包み込んでいるような作品。
幸せなだけの家族などあるわけがないと思っているからこそ、作中の家族の明るさに共感できて楽しめて>>続きを読む
ゆったりとした贅沢な時間に浸ることができる作品です。
風の音や水の音、鳥の声、木漏れ日。それらだけで綺麗な音楽になっていました。
モリさんは頑固て偏屈な人と思いきや、結構お人好しでかわいい人。
夫に従>>続きを読む
見慣れた地元の風景が新鮮に感じられた。
作品としては、風景の撮り方などもっと細部にこだわってほしかった。音楽も、私には違和感があった。
キャストに素人さんを使いすぎると観ているこちらが疲れてしまって作>>続きを読む
軍部による一般人への弾圧と殺戮を伝えるドキュメンタリーでありながら、ヒューマンドラマであり、カーチェイスもあり、コメディでもある。こんな映画を作ることができるなんて信じられない。
主人公マンソプの視点>>続きを読む
人の一生懸命さの中に、滑稽さや優しさが滲み出ていて、深刻な設定なのに重苦しい雰囲気はない。
日常の淡々とした映像が魅力的で飽きることがなかった。
ラストが私には理解できなくて残念。
すっかり引き込まれました。
亡くなった人たちとまた会える、あんなに楽しい死者の国があると信じることができたら、人生観が変わります。
ラテン系の音楽も多くて賑やかでワクワクしました。
日本語字幕版で観た>>続きを読む