KSugar76さんの映画レビュー・感想・評価

KSugar76

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女神の継承(2021年製作の映画)

2.5

哭声と呪詛を足して2で割ったような作品

いやぁ、コンセプトというか、作りというか、試みとしては面白かっただけに、全体的に勿体無い。

あと、無駄に長い。長さに呼応してオチも納得できれば良かったが、バ
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パレード(2024年製作の映画)

3.3

全体的に綺麗な映画でどことなくフランス映画のような品の良さが漂う作品。

全編を通じてスピード感がかなりスローな(悪く言うとテンポが悪い)ので、メリハリに欠ける印象で感情のピークをどこに持っていってい
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.3

トレーラーがあまりにも良過ぎて、期待値が高すぎたのかもしれない…

「音楽と愛と」のサブタイトルの通りなんだけど、なんだかどちらの描写も中途半端な印象

レナード・バーンスタインの音楽の描写も少な目、
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

-

そもそも作品としてあまり魅力を感じない中で、
(パート1)と聞くだけで
え?これまだ続きがあるの?
という続編をみることの義務感を感じてしまい、前半パートを見終えることなく途中ギブ

スマイル(2022年製作の映画)

3.3

アリアスター監督の作品然り、昨今のアメリカンホラーは
「恐怖に立ち向かう様」
ではなく、
「恐怖により徐々に崩壊していく様」
を描いて恐怖を煽る手法なのかな?

個人的にはそれを観て覚える感情は
「恐
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

カオス?
ぶっ飛んでる?
解釈が難しい?
テーマがとっつきにくい?

とんでもない。
どんな選択を選んだ世界線であっても、「あらゆる形の愛」を中心に世界は回っているんだよ、というシンプルなお話。

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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.3

【シン・ゴジラを期待して鑑賞するといい意味でも悪い意味でも裏切られるシリーズ】

シン・ゴジラという作品は有事や非常事態下における日本国の行政メカニズムがどのように働いて対応するのか、という姿を描き「
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

この作品をみた少年少女に、
「きみたちはどう思うか?」
を問いたくなった。

それ程にあまりに抽象的で、不親切で、挑戦的な作品であった。

ジブリがジブリたり得たのは、ディズニーがディズニーたり得たの
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.3

支配すること、支配されることをテーマに描かれた作品のように感じた

人間と動物
白人と黒人
地球人と未知なるモノ

支配欲は単なるエゴか、生物としての優越感か、それとも?

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

1.0

何が面白いのか全く分からず
アド?ウタ?だかなんだか知らないけど、この人の為の映画なのか?

ワンピースだよね?

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

【異̀状̀の無い事が異̀常̀】
だということを痛感させられた作品

とても印象的だったのが、映し出される自然と戦場の対比の構図

調和と混乱
平穏と混沌
そよぐ風と爆風
受容と排他
生産と非生産

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天気の子(2019年製作の映画)

3.4

根幹のテーマは人の罪というか、罰というか、そういうことなのかな?
新海誠版(現代版)のアダムとイブとでも言うことなんだろうか

不要な描写と不要なキャスティング(本田翼の棒読み)が目につくのと、
君の
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

全ての情報を遮断して鑑賞して良かった。

対戦相手が分かった時の喜びとか、フォーカスされるキャラクターの驚きとか、全てが新鮮に感じて正に【1st】の名の通り真っ新な気持ちで世界に没入出来た。

学生時
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

誰もが記憶に蓋をしたいような出来事にあえてスポットライトを当てて風化を防ぐことができるなら、それは魔法ですね

そんな記憶に対してネガティブなメッセージではなく、希望の光を与えることができるなら、それ
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.7

いやはや、初代プレデター以降、様々な続編やらスピンオフやら公開されてことごとく無惨に散った作品ばかりでしたが、ここにきてようやく正統派の作品が出てきて本当に嬉しい!

広大な自然を舞台に圧倒的な捕食者
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.3

原作が好きな映画を鑑賞する時の鉄則
【原作と実写は似たものであるが同じと思う勿れ】
奇しくも岡田准一さん主演の永遠のゼロを鑑賞後に心に固く誓った言葉。

テンポが早いせいか、内容もライトでポップに描か
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.2

キムタク=マクドナルド
だと個人的に思ってます。

超高級フランス料理でもなければ繊細で無駄のない割烹料理でもなく。

みんな大好きだし、迷ったらマックだったら間違いないし、外れないし、安定感は抜群だ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.3

キングスマンだけど、キングスマンでないような。

シリーズ通じて、品性の中にある心地よい下品さがピカイチの作品であっただけに、始まりの物語ということもあってか少し大人しく小さくまとまってしまった印象。
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.3

んな阿呆な、、、笑
っていうツッコミどころ満載のカジュアルでポップなコメディ映画でした。

個人的には親方こと大島さんの特攻服に通気性ファンが付いてるのがグッときましたね。

ただ、主演の女優さんの線
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.7

ワイティティ節炸裂でシンプルにとても楽しめました。

が、ラッセル・クロウの出演シーンは全く笑えなかった。。
仮にもグラディエーターで向かうところ敵無しのローマ帝国軍将軍 英雄マキシマスを演じた彼の威
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

The sky’s the limit.

という言葉を作品と役者を通じて余す所なく感じられる至極の作品だった。

こんな作品にはもう二度と出会えないのではないかと思う。

もし万が一出会えるとしたら
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

1.0

大好きな三国志と大ファンである大泉洋のコラボなんて絶対に面白いに決まってる、と期待を胸に鑑賞。

が、テーマや演者の良さをよくもまぁここまでスポイルできるなと関心さえするテンポ、間の悪さ。

監督さん
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

非常に稚拙な感想になってしまうけど、兎に角めちゃくちゃに面白かった。

もはや長々と感想を書く必要も無し。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.0

正直、いい所を挙げる方が難しい。

人によって映画の好みが違うのは百も承知だけど、filmarksレビューの平均評価4.0(2021/11/14時点)って過大評価すぎないか?

ジェームズ・ワン監督の
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

アウトレイジとも
虎狼の血とも
少し違う角度から描かれたヤクザ映画

印象としては仁義なき戦いの終盤に近い「虚しさ」とか「悲哀」に満ち溢れた作品

女性監督かな?と思わせる程に人の繊細な感情の機微につ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

ドゥニヴィルヌーヴによる

ブレードランナー
×
スターウォーズ
×
風の谷のナウシカ

と言った所でしょうか。
昨今のSFを撮らせたらピカイチの監督だと思いますが、如何せん長い…

上映時間が長い映
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.8

過去作と比較してホラー要素よりも
シナリオ、ストーリー、プロットに重点が置かれてる印象で映画としてシンプルに面白かった。

ホラー映画というジャンルにはなりますが、ウォーレン夫妻含めて様々な愛の物語で
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

【⠀ダニエル・クレイグシリーズ⠀】の壮大な幕引きという印象で

良くも悪くも007シリーズらしさが無いように感じた。

それでもクライマックスシーンで
サイロにおいて
ガンバレルオープニングを彷彿とさ
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.5

宇宙まで行っちゃったのなら、
次作はマントルに行くしかないんじゃないの、、、

てんこ盛りのアクションや怒涛の展開で観ているものを飽きさせない作品ではあるものの、どこか単調というか、骨子がないというか
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.0

作品としての感想から遠く離れてしまうが、
「リトル・ミス・サンシャイン」
「私の中のあなた」
で愛らしい子役であったアビゲイル・ブレスリンが
今作では(良くない方向に)成長してしまっていて、場末のスト
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.0

ラーメンと同じく、映画って人それぞれによって合う合わないがあると思っていて。

そういう意味では本作(というか近年の細田守監督?)は全く合わなかった…
批判的なレビューになるので本作が凄く好きな方には
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.5

【メンタルが弱い】
というワードをよく耳にするが、
個人的にはこの言葉が大嫌いで。

人それぞれにこれまでの経験に基づいた感受性があって、
1つの言葉、1つの出来事に対しても
受け取り方って全く違う。
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

本作はよく同年代に公開された
インターステラー
オデッセイ
等と並列にされがちで、
「映画館で観ないと〜」
というレビューをよく見かける。

たしかに、1人の女性が不可能とも言える状況から地球に帰還す
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

【本作を観てあまりに難解すぎて挫折感を味わった方へ(過去の自分へ)】

シンエヴァンゲリオンの内容のネタバレになるので、深くは言えないが、

【夜明けの前が最も暗い】
ということだけ覚えておいて頂きた
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

これまでのスパイ映画やアクション映画に飽きてきてしまった方へ、
ピリリと辛口のスパイスの効いた本作はいかが??

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