松原慶太さんの映画レビュー・感想・評価

松原慶太

松原慶太

★3が水準作、★3.5以上は傑作、★4つ以上は名作です。はぐれ中年アートディレクター旅情篇。個人映画ブログ http://eigani.blog.jp

映画(513)
ドラマ(6)

アイム・ノット・シリアルキラー(2016年製作の映画)

2.5

映像のトーンはかなり好みだったので期待したのだが、ウーン...そっち系の話だったか。かなりのカルト作。

新宿インシデント(2009年製作の映画)

2.7

別れた恋人を追って日本に不法入国した中国人(ジャッキー)と仲間たちが、新宿の外れに住みつくようになり、日本のしきたりやヤクザにとまどいながらも、やがて歌舞伎町でのし上っていく、という話。

不法入国す
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

3.1

ダルデンヌ兄弟の作品というのを初めて見た。フランス語話してるので仏映画かと思ったが、ベルギー作品らしい。タイトルはミステリーふうの作品を期待させるが、きわめて欧州っぽい、シックで地味な人間ドラマだった>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.1

同性愛の傾向を持つ、ナイーブな黒人少年シャロンの成長を、幼年期、少年期、成人期の3つのパートから描く。

エンタメ性はまったくない映画だが、映像がいまだかつてないほど美しく、それを見ているだけで、ここ
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チャイニーズ・オデッセイ Part2 永遠の恋(1995年製作の映画)

4.0

パート1よりもおもしろい。途中ムチャクチャな箇所やクドいギャグが多々あり、心折れそうになるものの、終盤まで差しかかるとその苦労が報われる。チャウ・シンチー舐めてました、すみません。

悟空が覚醒したあ
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チャイニーズ・オデッセイ Part1 月光の恋(1995年製作の映画)

3.4

下らねー。最初の30分はそもそも意味がわからない。昔の香港映画のノリでドタバタやってるだけ。しかし、我慢してだんだんどういう話なのかが飲み込めてくると、かなり面白い。とくにラストのパート2へ盛り上げ方>>続きを読む

ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.2

突っ込みどころは多いものの、言わんとしているテーマは、じゅうぶん伝わる。宮沢りえの奇跡的なかわいさ。賀来千香子の女性教師の色っぽさ(語彙)。

原作には、全共闘のパロディという要素もあるようだが、映画
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インスタント沼(2009年製作の映画)

2.4

三木聡監督、「熱海の捜査官」は好きだったのだが、これはかなりキツかった。半分見終わるまでに三日もかかってしまい、しかたなく見通すのを諦めた。やっぱりTV向きなのではないかなぁ、この人は。

シークレット・アイズ(2015年製作の映画)

2.4

なんでこんなヘンテコな話に、ジュリア・ロバーツとニコール・キッドマンが豪華共演してるのかなぁ、と思ったら、これアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」のリメイクだったのか...。見終わるまで、気付かなかったよ>>続きを読む

スモール・クライム(2017年製作の映画)

3.1

刑期を終えて出所した元警察官が、地元で再出発をしようとするのだが、いろいろなしがらみに雁字搦めになっていき...という地味〜なクライムストーリー。

とにかくダークな話(これNetflix以外では映画
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タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

3.0

スカヨハ、ウディアレン、ヒュージャックマン主演の、ミステリふうコメディ。ウディアレン作品の中では小品だが、そのぶん肩の力を抜いて楽しめる。

駄目マジシャン役のウディが笑える。ミステリ要素は弱めのよう
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ふきげんな過去(2016年製作の映画)

3.1

タイトルに入る前の15分くらい(アヴァンタイトル)は「あ、これ邦画のひとりよがりな駄目なパターンだ」と頭を抱えてしまったのだけれども、リズムに慣れてくるとじわじわと面白くなってくる。

全体的によくも
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.4

あー、こういう映画だったのか。1940年代の刑務所が舞台。冤罪で投獄されたティム・ロビンスと、殺人囚モーガン・フリーマンの友情の話。

なんとなく実話ベースの話かと思っていたんだけど、原作がスティーブ
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ブリッツ(2011年製作の映画)

2.4

さいしょの15分、まったく面白くないので、いやな予感はしたのだが...。いやいや、イギリス映画なので地味なだけで、このあと面白くなる筈…と脳内補完しようとしたものの、けっきょくたんなる凡作でした。>>続きを読む

素敵な遺産相続(2016年製作の映画)

3.7

手違いで生命保険500万ドルを受け取った未亡人のシャーリー・マクレーン(85歳)が、余命いくばくもない親友のジェシカ・ラング(69歳)とともに、カナリア諸島の最高級スイートで人生最後のバカンスを楽しも>>続きを読む

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

4.0

「どうせ空港を舞台にしたチャラけたラブロマンスでしょ」と思っていたら、まったく予想を裏切られた。可笑しくて、おもしろくて、苦味もある傑作。

ジョージ・クルーニーの職業がいい。経営者に代わって、従業員
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フリーランサー NY捜査線(2012年製作の映画)

2.3

ニューヨーク市警(NYPD)に配属された新人警官が、汚職だらけのドロドロした実態に直面しながらも、現実に立ち向かっていく話。

NYPDがらみの映画って、もう汚職の話しか描いちゃいけないんかいってくら
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ディーン、君がいた瞬間(2015年製作の映画)

3.9

恥ずかしながらジェームズ・ディーン作品を見たことがなかったので、この映画もスルーするところでした。いやはや、これはけっこうな傑作ですよ。

若くて無名な写真家のデニス・ストックと、売り出し前のジェーム
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チャイルド44 森に消えた子供たち(2014年製作の映画)

3.0

「楽園に殺人は存在しない」。スターリン独裁政権下のソ連では、殺人事件はあってはならないことだとされ、隠蔽される傾向にあった。またそれを捜査するための機関もない。殺人事件の捜査は反政府行動だと見なされる>>続きを読む

バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート(2015年製作の映画)

2.8

男運がわるくて勝手に空回りしがちな女が、凄腕の殺し屋に出逢い恋に落ちるという話。なんとなく、監督の前作「エージェント・ウルトラ」とテイストが似ている。

男運がわるい主人公をアナ・ケンドリック。このヒ
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.2

20年ぶりに再鑑賞。限られたロケーションしか登場せず、連合国側のプロパガンダ色もあり、アクション的な見せ場もないのに、これだけ最後までおもしろいのは、やはり脚本が優れているんだろうなあ。

歳をとって
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カジノタイクーン II(1992年製作の映画)

2.6

実在するマカオのカジノ王スタンレー・ホー氏の生涯を描いた映画の続編。前作をみた流れで鑑賞。

カジノで成功した主人公が権力争いを乗りこえていく姿を描いている。いちおう実話ベースではあるものの、まあハッ
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アンディ・ラウの カジノタイクーン(1992年製作の映画)

2.6

実在するマカオのカジノ王、スタンレー・ホー氏の生涯を、アンディ・ラウ主演で映画化したもの。主人公が、マカオでのし上がっていく過程は波乱万丈でけっこうおもしろい。

ラブストーリー部分は陳腐だが、ジョイ
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少林寺三十六房(1977年製作の映画)

3.8

タランティーノが「カンフー映画史上最高の3本に入る」と言っているという少林寺ものの有名作。主人公のリュー・チャーリャンは「キルビル」にも出演しているとのこと。

序盤こそ、昔の香港映画っぽい大味な作り
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レッド・オクトーバーを追え!(1990年製作の映画)

4.0

アメリカ版フレデリック・フォーサイスこと、トム・クランシー原作のポリティカル・スリラー。いわゆるジャック・ライアンを主役としたシリーズの第1作。

冷戦下、ソ連の最新式原潜レッド・オクトーバーが米国に
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恋人たち(2015年製作の映画)

3.4

けっして完璧な映画ではないし(半分素人みたいな役者の、どこまで演技かわからない痛々しい演技とか)、じぶんの好みの映画でもないのだけれども、中盤からはガッシリこころを掴まれて、なんどか目頭が熱くなった。>>続きを読む

シルバラード(1985年製作の映画)

3.2

スター・ウォーズシリーズの脚本で有名なローレンス・カスダン監督の80年代西部劇。

導入こそちょっと変わっていますが、一癖も二癖もあるガンマンたちが、シルバラードという街に流れつき、悪徳保安官一味と対
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毛皮のエロス ダイアン・アーバス 幻想のポートレート(2006年製作の映画)

3.1

20世紀アメリカを代表する写真家であり、キューブリックにも影響を与えたディアン・アーバス(日本ではダイアン・アーバスと表記されることが多いですが「ディアン」のほうが正しいとのこと)をニコール・キッドマ>>続きを読む

モンキー・マジック 孫悟空誕生(2014年製作の映画)

2.1

ものすごくイントロが長いなあ、と思っていたら、イントロだけで終わりましたw 孫悟空が三蔵法師に出会う500年前の話。エピソード0的なお話ですね。

CGが大味だとかなんとかよりも、まず孫悟空が「西遊記
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好きだった君へのラブレター(2018年製作の映画)

3.1

予告編(ティーザー版のほう)の出来がよすぎて、期待値が上がりすぎてしまいましたが、本編もふつうによくできたティーンエイジ・ムービーです。

予想したよりコメディ度は低めで、作中に引用もあるとおり、ジョ
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レインメーカー(1997年製作の映画)

3.4

アメリカの、古きよき弁護士ものの伝統を受け継ぐ佳作。さすがコッポラ、映画らしい映画を楽しみました。そして、ぼくもまたジョン・グリシャム原作の映画化作品が好きなようです。

マット・デイモンが正義感の強
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パリ、ただよう花(2011年製作の映画)

2.6

1時間40分の映画だけど、退屈した。中国人のインテリ女子学生と、フランス人労働者の、愛というかなんというか。セックスシーンは多くて長い。

恋愛についての映画ならば、ホン・サンスなんかは、ふざけて適当
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死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

3.2

シネマヴェーラ渋谷「フリッツ・ラング監督特集」で鑑賞。観客の平均年齢はかな〜り高かったです。笑

第二次大戦下のプラハで実際におこった、ナチスのハイドリヒ副総督暗殺事件を題材としたサスペンス。チェコス
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ザ・ポスタリスト ~伝説の絵師~(2016年製作の映画)

3.7

70年代から80年代にかけて香港黄金時代の映画業界を席巻し、ブルース・リーやMr.Booなどのポスターを手がけ、そのご姿を消していた伝説のポスター画家、ユエン・タイユン氏の足跡を追ったドキュメンタリー>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.1

老人ホームで暮らすゼブ(クリストファー・プラマー)は、かつてアウシュビッツに収容されていた過去を持つが、いまでは認知症を患い、じぶんの妻が亡くなったことすら覚えていない。

その彼が、親友マックスから
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ベイルート(2018年製作の映画)

3.9

中東が舞台のめちゃめちゃ面白いポリティカル・サスペンス。かつて大失態をやらかして挫折し、いまはアル中親父になっている元エリート大使館職員(ジョン・ハム)が、人質奪還の交渉人として再びベイルートに呼ばれ>>続きを読む

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