松原慶太さんの映画レビュー・感想・評価

松原慶太

松原慶太

★3が水準作、★3.5以上は傑作、★4つ以上は名作です。はぐれ中年アートディレクター旅情篇。個人映画ブログ http://eigani.blog.jp

映画(585)
ドラマ(6)

シャフト(2019年製作の映画)

4.0

かっけ〜〜〜〜〜。三代目ジョン・シャフト誕生の巻。胸がスカッとした。音楽も劇シブい。70年代のオリジナル「黒いジャガー」は観ていないが、前作(2000年)も観ているとより楽しめる。続編マジ希望。

バックマン家の人々(1989年製作の映画)

3.5

スティーブ・マーティン主演なのでお馬鹿コメディかと思っていたら、わりと真面目なハートフル家族ドラマだった。タイトルどおり、バックマン家の三世代にわたる人びとの群像劇。

なんとなく同じ時代に作られた大
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.8

さえないクレーム処理係の主人公メイ(エマ・ワトソン)が「サークル」と呼ばれる、世界でいちばんイケてるIT企業に転職して、人生が一変する...という話。

サークルはSNSアプリを展開する企業で、ビジネ
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

2.7

ストップモーションをベースにしたアニメーション、邦画・時代劇へのリスペクト、わかりやすい物語、など世評が高いのもうなづける出来だった。ラストショットは「隠し砦の三悪人」オマージュ。

ただ、手放しで評
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アメリカン・レポーター(2016年製作の映画)

3.3

NYで行き詰まっていた女性ジャーナリスト(ティナ・フェイ)が、アフガニスタンの従軍記者に志願する。

アメリカの都会とはなにもかもが違う環境にとまどう彼女だったが、しだいに戦地特有の雰囲気に順応し、や
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日の名残り(1993年製作の映画)

4.2

いや〜食わず嫌いはよくないですな〜。なんか「名作」然とした、英国執事の小難しそうな話だと思って敬遠していたのが、もったいない。じつにスリリング。そして同時に口に出せなかったラブストーリーでもあるという>>続きを読む

高慢と偏見とゾンビ(2015年製作の映画)

3.0

キワモノっぽい作品かと思ったら、けっこうまともな映画だった。本作の最大のメリットは「高慢と偏見」のストーリーを読まずにだいたい把握できること、だと思うw

「高慢と偏見」にかんしては、漱石がイギリス文
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完全なる報復(2009年製作の映画)

2.7

妻と娘を目の前で惨殺された男(ジェラルド・バトラー)が、保釈された殺人犯のみならず、司法取引をした検事(ジェイミーフォックス)たちにまで復讐していく話。

着想は面白い。膨れあがった男の怒りが、アメリ
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プレシャス(2009年製作の映画)

3.1

NYCハーレムの最底辺貧困家庭で育った、16歳の女子高生プレシャスが主人公。父親にレイプされ2回妊娠。母親からも毎日罵倒され虐待を受けている。

ちなみに主人公プレシャスは巨デブで文盲。英語が読めない
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コラテラル(2004年製作の映画)

3.4

なぜかビッグバジェットの大味SFアクションかと思いこんでいたのだが、よく脚本のできた通好みのサスペンスだった。

LAの気のいいタクシードライバー(ジェイミー・フォックス)が、たまたま殺し屋(トム・ク
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マーダー・ミステリー(2018年製作の映画)

3.1

刑事昇進試験に落ちてばかりいるダメ警官の夫(アダム・サンドラー)と、ミステリー好きの美容師の妻(ジェニファー・アニストン)が、結婚記念日のお祝いにヨーロッパ旅行に出かける。

飛行機内でぐうぜん金持ち
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Mr.タスク(2014年製作の映画)

2.6

こないだ見た「コンビニウォーズ」の関連作品で、狂ったカナダ人親父が、人間をセイウチに改造する話w

ホラーというか、ブラックコメディというか、なんだか分からない話ではあるが、まぁ見てるぶんには面白い。
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カンフー・ジャングル(2014年製作の映画)

2.6

まあまあかな...。「イップマン」をA級カンフー映画とすると、B級アクションの佳作といった趣き。ドニーさんの妹弟子はじめ脇役女子がけっこう可愛いのが拾い物。

正直、ストーリーは首をひねる箇所もあるが
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サバハ(2019年製作の映画)

2.8

主人公はTVにも出ている宗教研究家。とある新興宗教をリサーチしているうちに、その教団の秘密に気がついてしまう。いっぽう少女連続殺人を追っていた警察も、別ルートからその新興宗教に接近していくのだが...>>続きを読む

アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

2.1

もうさあ、たいした意図や必然性もなく、なんとなく目先変えるために、時間軸シャッフルするの止めようよ。見づらいし。監督がストーリーテリングに自信がないんじゃないの。

原作は面白かったのかな?という雰囲
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.9

キューバから渡ってきた移民(アル・パチーノ)が、度胸とハッタリだけでマイアミの裏社会をのし上がっていき、やがて破滅する話。

ヒロインはミシェル・ファイファー。小狡いチンピラ役でF・マーリー・エイブラ
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パーフェクション(2018年製作の映画)

2.5

天才チェリストの美女ふたりが、上海のオーディション会場で出会う。「ブラックスワン」のようなゴージャスなサイコ・スリラーを思わせる序盤。ものすごく期待した。

ところが30分ころからアレレな感じになって
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ハイ・フォン: ママは元ギャング(2019年製作の映画)

3.1

元ギャングで、いまは足を洗って借金の取立て屋をやっている女主人公ハイ・フォン(ベロニカ・グゥ)が、娘を臓器売買業者に誘拐され、ブチギレて組織を壊滅する話。非常にわかりやすい。

とにかくベロニカ・グゥ
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.9

新たなダークヒーローの登場。知的で、手に汗握るポリティカル・サスペンス。シリーズ化希望。

主人公のエリザベス・スローンは、企業や政治団体の戦略を指揮するロビイスト。天才的な手腕を持つが、性格は最悪、
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シー・ユー・イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

スパイク・リーのプロデュースによる、Netflixオリジナル作品。ブロンクスが舞台。タイムマシンを発明した、科学オタクの黒人女子高生が、警官に射殺された兄を救うため過去に飛ぶ話。

高校の理科教師とし
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流転の地球/さまよえる地球(2019年製作の映画)

2.8

中華製の本格ハードSFとしてかなり健闘している。後半のガチャガチャ感が惜しまれる。

画的には準ハリウッドレベルに達していると思う。とくにデザイン(宇宙服や地下都市、およびインターフェイスデザイン)は
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.4

ソダーバーグとジョージ・クルーニーが降板し、主要キャラクターを全員女性に変えてのリブート。

ついでに物語の舞台を西海岸から東海岸に移し、犯行の標的もカジノや銀行ではなく、メトロポリタン美術館(でおこ
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キング・コング(2005年製作の映画)

2.7

監督のオリジナルへのリスペクトが伝わる作品であるが、思い入れが強いせいか、いかんせん長過ぎる。この手の映画で3時間超というのは、いかにも長い。

ストーリーは数々のリメイク作のなかでももっともオリジナ
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バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!(2012年製作の映画)

2.6

いわゆる「バチェラーパーティ」もので、女子4人組が独身最後の夜をはちゃめちゃに騒ぐ、というコメディ。

で、この4人のうち誰一人として共感できるキャラクターがおらず、ストーリーも「コカインでラリって派
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.7

お見事!のひとことに尽きる。ふざけた軽いコメディかと思って見始めたが、シリアスな友情物語でもあり、スマートなアイデアがこれでもかと詰め込まれている。とくに終盤の二重三重のドンデン返しにはスカッとさせら>>続きを読む

バリー(2016年製作の映画)

3.2

バラク・オバマがバラク・オバマになる前、まだ「バリー」だったころの話。

どの程度、伝記的に正確なのか知りませんが、若いころは、意外と冴えない、うじうじ悩める大学生だったんだなーと。

なにかを求め、
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ドン・ヴァーディーン(2015年製作の映画)

3.5

アメリカの新興宗教業界を皮肉った、ゆるコメディ。

主人公(サム・ロックウェル)は世界中で古代の遺跡を発掘しているうさんくさい考古学者。インチキくさいなりに、DVDを出したり、各地で講演をしたりして、
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ライフ(2017年製作の映画)

3.2

「ゼログラヴィティ」に「エイリアン」を足して2で割ったような話。すごくていねいに真面目に作られた作品だが、どこか既視感が拭えず、損をしているように思う。見て損はない。

しかし真田広之は、こういう英語
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主人公は僕だった(2006年製作の映画)

3.7

数字に強いだけがとりえの生真面目な国税庁職員(ウィル・フェレル)は、毎日決まりきった生活を送っている。そんなある日、自分の日常を物語る「声」の存在に気がつく。

その声は、自分の生活を、第三者的な視点
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キューティ・バニー(2008年製作の映画)

3.3

アメリカの馬鹿映画を見たくて鑑賞。いや〜馬鹿映画といえどもメッセージ性もあり、よく出来てるわ。ちょっと泣けた。

孤児院出身の女の子が「プレーボーイ」誌の出版人ヒュー・ヘフナーに拾われ、成人するまでバ
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恋するベーカリー(2009年製作の映画)

3.0

邦題のベーカリーはあまり関係がない。メリル・ストリープが、元旦那とのこじれた恋愛に翻弄される話。全体的には、優柔不断な主人公にイラっとする場面もあり、お世辞にも大傑作だとは言いがたい。しかし終盤はさら>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.1

1970年代のメキシコ。ひとりの若い家政婦を中心に、ある暮らし向きのいい家庭の一年を描いた映画。

モノクロで、長回しの多い画面は、クラシックな佇まいをそなえており、エドワード・ヤンの諸作を見ているよ
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スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい(2007年製作の映画)

2.6

マフィアから抜けた重要証人を保護しようとするFBIと、彼の命を狙うために世界中から集まった殺し屋たちの、三つ巴、四つ巴、五つ巴の、バトルロワイヤルの話。

ソダーバーグというか、ガイリッチーというか、
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ジュディーを探して(2017年製作の映画)

3.7

低予算で地味なコメディーだけど、こころに残る佳作。こういうのもっともっと見たい。

主人公(エド・ヘルムズ)はLAでTVのエキストラをしている。通販番組で、拍手をしたり、合いの手を入れたり、やらせの質
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墨東綺譚(1992年製作の映画)

3.4

原作未読。永井荷風は、低徊趣味をもつ趣味人という認識しかなかったが、沁みるものがあった。

「濹東綺譚」「断腸亭日乗」あたりを原作にして、時流に背を向け、銀座や浅草をぶらつき、芸者や私娼に溺れていった
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