松原慶太さんの映画レビュー・感想・評価

松原慶太

松原慶太

★3が水準作、★3.5以上は傑作、★4つ以上は名作です。はぐれ中年アートディレクター旅情篇。個人映画ブログ http://eigani.blog.jp

僕だけがいない街(2016年製作の映画)

2.5

この映画を見て「なんか面白くなりそうなポイントはいろいろありつつも全体的に面白くない」と感じた人は原作かアニメ版を見てください。

僕はアニメ版を興奮しつつ鑑賞した記憶があるのですが、この実写版ダメで
>>続きを読む

京城学校 消えた少女たち(2015年製作の映画)

2.9

1930年代、日本占領下の朝鮮の山奥にある療養所。寄宿舎ふうのその施設には、若い女性ばかりが集められていた。

日本統治下という時代背景が、まず薄暗い雰囲気を醸し出しています。寮長や軍人は日本語を喋り
>>続きを読む

鬼はさまよう(2015年製作の映画)

2.7

まず映画開始早々、連続殺人犯人が捕まってしまうんですよね。「えっ、このあと話どうなるの」と思っていると、残された遺族、被害者女性の兄(刑事=主人公)と、その被害者の夫と、ふたりの苦悩に物語はフォーカス>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.6

心を閉ざした天才少年と、心に傷を持つ精神科医が出会う、という話。アメリカ人って、ギフテッドというか、数学の天才みたいな話好きね。

いちばん驚くのは、この脚本書いたのが、まだ若いマット・デイモンとベン
>>続きを読む

好きでもないくせに(2016年製作の映画)

1.2

押しに弱くて、誰とでも寝るが、好きな男とは寝れない女の子が主人公。まあご託はいろいろあるでしょうが、けっきょく、主役の子を脱がすための作品だったのではないでしょうか...。ビッチならビッチで突き抜けた>>続きを読む

砂上の法廷(2015年製作の映画)

3.8

これはやられたわ。登場人物誰もが嘘をついている。アシスタント役の「嘘発見器」ググ・バサ=ローが救いになっている。

テラフォーマーズ(2016年製作の映画)

1.0

ま〜〜、胸がスカッとするくらいの糞映画です 笑。フィルマークスで初めて1点を付けました。

まず、ブレードランナー丸パクリの冒頭世界観からして、監督の正気を疑うレベル。大丈夫なのこれ。オマージュでもな
>>続きを読む

闇金ウシジマくん ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

2.2

「ウシジマくん」1と2にひきつづき、3と4(Final)を鑑賞。

なんだろう、3から急にクオリティ下がったね。二本撮りしているせいだろうか、脚本も演出も雑な感じがした。たんじゅんに編集の前後関係まち
>>続きを読む

闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)

2.9

前作にひきつづき、けっして映画としては上手くないのですが、筋が面白いので見てしまう。それと、配役陣がかなり豪華になり、パワーアップ感あります。

とくにホストにハマって風俗に堕ちていく女の子(門脇麦)
>>続きを読む

映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)

2.6

映画としてはどうかなというレベルだが、筋は面白いのでついつい見てしまう。

山田くんは小柄なのに迫力出してたと思う。しかし人殺しちゃったらリアリティ的にちょっとあれじゃないんですかね。

男はつらいよ 噂の寅次郎(1978年製作の映画)

3.5

22作目、大原麗子の回。薄幸なバツイチ女を可愛らしく演じている。

作品を見るうえで余計な知識かもしれないが、彼女が実人生において結婚離婚を繰り返し、最期は孤独死したことを考えると、かなり切ない話では
>>続きを読む

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.8

リアルタイム以来ひさびさの鑑賞。主演のパム・グリアかっこいい、と当時と同じ感想を持った。パム・グリアは、70'sの黒人スターで、日本で言えば梶芽衣子か藤純子みたいな(?)女優を、タランティーノがリバイ>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

2.7

哲学的な含みを持たせた導入はよかった。このままのテイストで行って欲しかった。

しかし終わってみればなんだかなあ。

観客に解釈を委ねるといえば聞こえはいいが、ようするに、作りきれてなかったのじゃない
>>続きを読む

アウトロー(2012年製作の映画)

3.6

トム・クルーズの「ジャック・リーチャー」もの第1作。ジャック・リーチャーは元陸軍憲兵隊の捜査官で、かずかずの軍功を立てたのち、除隊して姿を消した謎の男という設定。

この映画むかし見たことあったと思い
>>続きを読む

コピーキャット(1995年製作の映画)

2.4

コピーキャットとは模倣犯のこと。

過去のトラウマからパニック障害になり家から出られなくなった犯罪心理学者(シガニー・ウィーバー)と、気の強い女刑事(ホリー・ハンター)がバディを組んで、連続殺人犯を追
>>続きを読む

点対点(2014年製作の映画)

3.5

カンフー映画でもない、トレンディドラマでもない、いまの等身大の香港を見ることができるユニークで好感の持てるドラマ。予告編は、YouTubeで「Dot 2 Dot」と検索すると出てきます。

主人公はW
>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.0

もう何度も見ている映画だけれど、原作と比較して思うことがあったので記してみたい。

原作は、映画とはかなりことなり、ラブストーリーというよりは、奇抜だけどチャーミングだった女ともだちとの想い出の話。そ
>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.8

基本的にヒトがいちゃいちゃしてるの見たくないのでラブストーリーはあまり好まないのですが、ひさびさにド直球のベタな恋愛ものを観た。素直にいいなと思えた。なんですかね、やっぱり語り手が老人なのがいい。>>続きを読む

アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

3.1

1961年のアイヒマン裁判を題材とした作品。

ナチの戦犯アイヒマンは、戦後南米に潜伏しているところを発見され、イスラエルまで連行される。アウシュビッツの首謀者とされる彼が、どのように裁かれるか全世界
>>続きを読む

ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.5

宮部みゆきの文庫本6冊の大作を「八月の蝉」の成島出監督が映画化。前編で2時間、後編で2時間半。これは力作ではないでしょうか。

クリスマスイブの夜に中学校の屋上から同級生が転落死。前編では、その死の真
>>続きを読む

フォトグラファーズ・イン・ニューヨーク(2013年製作の映画)

3.5

原題は「Everybody Street」だが、ニューヨークに在住し、ニューヨークを主題に撮り続ける写真家たちのドキュメントなので、邦題はよく内容を伝えていると思う。

エリオット・アーウィット、メア
>>続きを読む

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

2.8

ホームビデオを模したPOV(主観映像)で物語られる怪獣映画。で、この説明で想像される以上の映画的な驚きはとくにない。一見の価値はあるが、いちど見ればまあいいかな、と思う。

手持ちカメラのブレブレ映像
>>続きを読む

パンドラ(2015年製作の映画)

4.0

Netflixで鑑賞。映画の舞台こそ韓国の片田舎の原発となっていますが、これ福島第一原発の映画です。作ってくれてありがとうと言いたい。

開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまった人間たちの物語です
>>続きを読む

金田一耕助の冒険(1979年製作の映画)

2.0

ヒドい映画です。角川と横溝先生のお墨付きで、大林宣彦が撮った金田一のパロディ作品。Youtubeにて鑑賞。

金田一耕助シリーズ、もっと言えば、ミステリーそのものをメタ的にパロディ化するというテーマは
>>続きを読む

シャフト(2000年製作の映画)

2.9

この「シャフト」というのは黒人私立探偵を主人公にした、70年代のTV・映画シリーズのリメイクらしい。主題歌も当時のものなのだろうか。音楽はとにかく最高。場面転換のエフェクトが70'sぽくてよい。

>>続きを読む

監視者たち(2013年製作の映画)

3.9

目にしたものすべてを記憶する異常な能力を持った新人女性刑事「子豚」(かなり可愛い)が、韓国警察特殊監視班に配属されるところから話がはじまる。彼らと、知能派犯罪集団との高度な情報戦を描いた傑作。

香港
>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.3

想像していたのとは違った映画だった。

トム・ハンクスは、東欧あたりの架空の国からJFKにやってきた旅行者。ところがフライト中に彼の祖国で内乱が起き、入国審査で引っかかってしまう。パスポートが無効にな
>>続きを読む

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.2

香港映画「インファナル・アフェア」のリメイク。両作を続けて見た。原作は名作だけど、ちょっとゴチャゴチャして映画的に「上手くない」ところがあるので、スコセッシが脚本を整理して傑作に仕上げてくるのではとい>>続きを読む

凍える牙(2012年製作の映画)

2.6

ソウルで起きた連続殺人事件。被害者は皆大型犬に噛まれたような傷跡を残していた。
事件を追うのは、粗暴で昔気質の刑事(ソン・ガンホ)と、美人だが心に傷を負った女刑事(中谷美紀もしくは柴咲コウ似)。

>>続きを読む

グランドマスター(2013年製作の映画)

3.8

ウォン・カーウァイにカンフーアクション映画撮れるのかなぁ、と半信半疑で鑑賞。しかし、いい意味で予想を裏切られました。

まずこの映画、タイトルや予告編から連想されるような「天下一武道会」的な内容ではな
>>続きを読む

セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997年製作の映画)

4.0

初見。身勝手なオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラー(ブラッド・ピット)が主人公。ハラーは、第二次大戦中イギリスの収容所から脱走し、チベットに逃げ込む。孤独な彼のこころが、チベットの人々やダライ・ラマ>>続きを読む

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.0

ジョン・ヒューズものはいくつか見たはずだけど、名作の誉れ高いこれは初見。ただ、いま見てみると、リアルタイムで観るべき映画だったのかなあという気もしないでもない。

土曜日の補習に呼び出された5人の高校
>>続きを読む

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

2.3

飛行機の中で字幕なしで鑑賞。ゆえに細かい部分は追えてませんが、、かなりの珍作。

まず、予告編を見て想像するような「負け犬のダメ女が地球の危機を救う」みたいなスカッとする映画ではありません。コメディっ
>>続きを読む

タラデガ・ナイト オーバルの狼(2006年製作の映画)

4.2

ウィル・フェレルの主演作では最高傑作に近い。基本的には、事故がトラウマになっているレーサーが復帰する話なんだけど、最初から最後まで馬鹿馬鹿しいアメリカンギャグが満載。

ウィル・フェレルはいつもの調子
>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.5

コーヒーを飲み、煙草を吸いながら、だらだらと噛み合ってない会話をくりかえす人びとを描いたオムニバス。疲れているときの、ながら見に最適。

変てこな挿話を語り出す人もいれば、笑いどころのわからない寒いジ
>>続きを読む

恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.9

昔みたときは「ふむ、ウェルメイドな恋愛物だな」としか思えなかったのに、今回は、台詞の端々にぽろぽろと泣きながら鑑賞。なぜだろう。

>|