これは意外とよかった。かなりの拾い物と言ってもいいかもしれない。
第一幕のセッティングで「ああ、このパターンね」となり、第二幕の展開も「見た見た。こういうの最低100本は観たわ」と思って、かな>>続きを読む
怪獣要素抜きでもほぼ成立しそうな不思議な作品。
底抜けのオプティミズムに満ちていて、とっても楽しい作品です。
映画はかなりノワール・タッチ。これは変身人間シリーズと同じ。
なのに、とてもコ>>続きを読む
ええっと。
私がそうであるので、皆さんもそういう方が多いんじゃないかと勝手に思っておりますが、フィルマのレビューって、「観た後」に読むもんですよね? 「あ~、楽しかった。みんなどう感じたんだろ」っ>>続きを読む
これはゴジラ映画の中でも大傑作のひとつですね。
監督は平成ガメラも撮った金子修介。
私は「恐怖のヤッちゃん」以来の大ファンの監督。
ゴジラとガメラ両方やるってのは、マーベルとDC両方やったジ>>続きを読む
本日初鑑賞。
でもって、これは個人的には、ゴジラ映画の中でもかなり上位の部類の傑作だったです。
今劇場にかかってる「ゴジコン」鑑賞以来、過去作に遡ってる。観なおしてるのもあれば、初見のもある>>続きを読む
先ほど劇場で、細田守の描く最新サイバースペース「U」を堪能してきた。「OZ」はもちろん知っているのが、さらに過去作にして原点たる本作は観たことがなかったので、帰ってきてから鑑賞。
いや、なるほ>>続きを読む
「ゴジラvsコング」を劇場で観て以来、過去作をぽつりぽつりを観返しているんだけれど、本日はこれを鑑賞。
ところでゴジコン最大のネタバレって、「機龍」なんだけれど、これってテレビとかでも言っちゃって>>続きを読む
今日、仕事帰りに「プロミシング・ヤング・ウーマン」を観たんで、そっちのレビューをしようかな、と思ったんだけれど、これがかなりの大物だったし、帰ってきてまだ映画1本くらいなら観る時間はあったので、いっ>>続きを読む
出た、究極の出オチ映画!
ロバート・ブロンジーという、チャールズ・ブロンソンにそっくりな人(本作が役者デビューなんで、そもそも俳優ですらなかった)を使って製作された新たな「狼シリーズ」aka「DE>>続きを読む
正直に書くと本作の創作部分はそれほど面白いとは思わなった。
それとは反対に、本作に映し出される「リアル」は圧倒的に興味深いし感動的だ。
舞台となるのは福山市にかつて存在した「シネフク大黒座」と>>続きを読む
いや~、おもしろかった~!
「悲劇の王女もの」などと限定すると、作品数はそれほど多くないけれど、もう少し広い網にかけると本作は「貴種流離譚」ですね。ハズレが少ないジャンル。
ディズニー・プリンセ>>続きを読む
「消えた1日をめぐる物語」程度の予備知識で鑑賞。
なので、勝手にタイムトラベルものかと思っていたら、全然違った。
予備知識がなかったので、「おれはどこへ連れてかれるんだ?」と物語の構成を存分に楽>>続きを読む
本作については、同じ三木監督の「陽だまりの彼女」のレビューで一度取り上げました。
そう。
ほぼ1年前、製作発表の時点で、私の最愛のSF小説が、世界初の映画化にも関わらず「ティーンエイジャー向け邦>>続きを読む
「なんか評判高いよな~」と見聞きしたっていう動機だけで、予告篇すら見たことがない状態で鑑賞。
最高過ぎました。
「舐めてた相手が実は殺人マシンでした映画」は世の中に多く、またその中に傑作も数>>続きを読む
とりあえず、ツッコませていただこう。
「いやいやいや。二人ともめっちゃ大きくなっとるやん!」
華大さんの漫才の通り、よその子とオクラの成長は早い。
この年齢の子供はほんとによく育つんだよ。>>続きを読む
初見は2019年。当時住んでいた博多のtジョイにて。
最近配信が始まったので再鑑賞。
初見時の印象そのままの傑作でした。
ここ2,3年は「手紙代筆もの」がポツリポツリと公開されている。
>>続きを読む
本作は広義には「戦争コメディ」に属するもので、その意味では今やこのジャンルの古典ともいうべき「M★A★S★H」よりも15年も前、かつ作品内で扱われている戦争の終わりから僅か10年目に作られている、非>>続きを読む
韓国版・中国版・ベトナム版・日本版と4作を鑑賞したが、レビューはオリジナルへの敬意を込めてこちらに書きます。
「おとなの事情」と同じく、世界中でリメイクされている作品。
かつてはこういうケー>>続きを読む
6月1日、東京で久しぶりに劇場が開いた。
いや、一部のミニシアターは動いてたんだけど、アップリンク渋谷が5月で閉館しちゃうなど、ちょっとどうするんだよ映画産業って状態になっていたので、大手のシネコ>>続きを読む
私のような衒学的な映画ファンは、世界中のほぼすべての映画を観ているかのように嘯いてるくせに、実は「観たことがない有名作品」も(当たり前だけれど)何万本もある。そういう作品は誰にも知られずにこっそりと>>続きを読む
まずは結論。
「知人が焼肉を奢ってくれるってんで付いていったら、最初から最後までA5ランクの特上ロースしか注文しない。たしかにおいしいんだけれど、そればっかりじゃ嫌なんで、こっちが野菜やナムルやキ>>続きを読む
映画館が閉まっちゃってるので、配信の新作を渇望している今日この頃。
本作は、その中でも特に期待して待ってた作品なのですが、いよいよ今日から配信スタート(レビュー書いてるうちに「昨日」になっちゃった>>続きを読む
佐藤純彌の昭和50年代超大作映画ってとても不思議で、演出が大味で雑なんだけれど、どれも無類に面白い。
「雑だな」というのは、生意気にも小学生・中学生だった当時から感じていた感想で、つまりは「駆け出>>続きを読む
「名探偵コナン」は劇場版は全作観てるんだけれど、アニメはあんまり見てないし、TVスペシャルは一本も見たことがなかった。
たまたま配信で発見したので観始めたら、これが映画ファンとしての拾い物だった。>>続きを読む
映画館は閉まっちゃってるけど、今年はNetflixがばんばん新作を配信してくれるので、ありがたい。
本日5月14日から配信開始されたのが本作。Netflixと20世紀スタジオ提供の「ヒッチコック・>>続きを読む
藤井道人作品は、「新聞記者」にしても「宇宙でいちばんあかるい屋根」にしても、「金返せ」ってくらい酷い映画だったので、期待せずに観たら傑作レベルでした。
私のように、「どうせつまないんでしょ?」と思>>続きを読む
これは拾い物だわ。
冒頭のエスカレーターのインパクトから、話は兄弟と刑事の追いかけっこへ。
この第一幕の非常階段で一気に持ってかれた。
映画を観てワクワクする要因の結構大きなものに、「あり>>続きを読む
私は本作を、ミルトンの「失楽園」のアップデート版だと思った。
「失楽園」は神に叛逆したことによって楽園を追われ、地獄に堕とされたルシファー(=サタン)が、イヴを誘惑して智慧の実を食べさせる。すなわ>>続きを読む
公開当時から、いや、テレビの予告編だけでも「1980年代の現代において、この日本描写はないだろう」と思った怪作。
でも、楽しいからOK!
パット・モリタの宮城さんのキャラが一作目から素敵すぎ>>続きを読む
私の持論は、「映画は予備知識を持たずに観るのがいちばんいい」なんだけれど、中にはそうとも言い切れないものもあって、本作もそう。
本作は、サモ・ハン・キンポーとジャッキー・チェンとユン・ピョウが少>>続きを読む
どっひゃあ。これは物凄く変化球に見えて、実は直球ストレートのラブストーリーだわ!
原題は"My Octopus Teacher"だけど、どう考えても"Octopus, My Love"が似つかわし>>続きを読む
いやぁ、参った!
これはSFファンとしては、高評価せざるを得ない記念碑的な作品ですよ。
なにがって、「方程式もの」がきっちり映画化されたのって、映画史上初めてじゃないですか?
本作は広義に>>続きを読む
去年の冬に予告篇を見て、「あ、やっぱ今年は東京オリンピックものなんだ」と思っていると、あれよあれよとコロナ禍の世の中になってしまい、オリンピック延期が確定してしまった。
「ああ、コナン可哀想。せっ>>続きを読む
期待通りに面白かった。それは事実。
ただね。これは自分勝手で贅沢な気持ちなんだが、「期待を軽々超えてくる」ことも期待してたわけさ。
だから、ほぼすべて想定範囲内で、「おーっ、そう来たか~!」って>>続きを読む
こんなにも素晴らしい映画なのに、日本では劇場公開しなかったんだな~。
主人公スターの父親が経営する"Carter's Grocery"の前にある通りの標識が、劇中ではたびたび映される。
そこ>>続きを読む
テレビシリーズのエンディングが「田園に死す」で、本作は「幕末太陽傳」。
というか、「幕末太陽傳」では実際にそのシーンは撮影されてないんだけれど、川島雄三ファンならみんな自分の脳内であのシーンは映像>>続きを読む