チーズマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

4.0

大学に進学する前に童貞を卒業しないとヤバイと焦るモテない3人組が、高校卒業パーティーに望みをかける青春コメディ。

この、観る前から想像つくような内容の映画がここまで面白くなったのはやはり主役であるモ
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コウノトリ大作戦!(2016年製作の映画)

3.9

「赤ちゃんはね、お空からコウノトリが運んでくるのよ」という欧米あたりのあの話についてワーナー・アニメーション・グループが放つ、大人も子供も笑えるCGアニメーション作品。

製作総指揮にクリストファー・
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.3

キングスマンみたいに秒でアガり、秒で戻って、また秒でアガるような快楽ジェットコースターも楽しいですが、この作品のように地味で渋くても“ここぞという時”に底の方から体温ごとアガるような作品もまた良いもの>>続きを読む

スリザー(2006年製作の映画)

3.7

「ごっつええ感じ」

という、ダウンタウンのコント番組が昔ありました。
ジェームズ・ガン監督のユーモアセンスはそれに近いのではないかと思います。
キモっ・怖わっ・悲しっ、と思いながら同時に笑ってしまう
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

4.0

子供から大人まで楽しめる、という事が質の高さに裏打ちされたような作品でした。


バイキングの島が舞台で、ドラゴンという生き物が存在して“害獣”として退治される世界のお話です。
そのバイキングの漢の世
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.8

あけましておめでとうございます。


皆さん今年も良い映画に出会える年になるといいですね。
となれば、まずは観ないことには始まりません。

ということで。

遅ればせながら、ようやく鑑賞できた新年1発
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カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

-

後ろの席でジャッキー映画の話をしながら盛り上がっていた二周りぐらい歳上の、おそらくジャッキーファンと思われる人達が本編が始まったらいびきをかいて寝てしまうぐらいの内容なのは間違いないですが、そんなこと>>続きを読む

トラフィック(2000年製作の映画)

4.4

こういう群像劇もあるのですね。

ドラッグについての映画として、ある種の決定版とも言ってよいぐらいの作品ではないでしょうか。


メキシコの大元の麻薬カルテルからアメリカの少女という末端の消費者までど
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

3.7

良い人だなあイエジクさん…。
ほんと良い人だなあ。

ポーランドのワルシャワで当時ヨーロッパ最大の規模だったらしいワルシャワ動物園を営んでいたヤン・ジャビンスキと妻のアントニーナ。
ゲットーからユダヤ
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

3.9

韓国の国民的映画と言われるのも納得です。

朝鮮戦争での興南(現在の北朝鮮、興南地区)からの撤退の混乱の中で主人公のドクス少年は父親から離れ離れになる時に儒教的なアレで「お前が家長だ、家長は家族を守る
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

笑ってしまうほどの存在感をしてらいらっしゃって…この人は、ほんとにもう。

シガーさん、手錠で首を絞め殺す時のあの顔は反則ですよ。
なんですかあれは。


無音に感じるほどにわかりやすい音楽などは無く
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ブライト(2017年製作の映画)

3.4

前半は結構お好きな感じでした。


色んな種族のいる“もうひとつのロサンゼルス”ということで、エルフを頂点に種族ごとに階層のようなものがあるらしいです。
人間が1番数が多いようです。

さすがデヴィッ
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.0

駅で事件が起きたその瞬間を、居合わせた一般人の携帯で撮影された大変ショッキングな実際の動画から始まります。
(え?マジ?嘘でしょ?)とずっと心の中で連呼してしまうほどです。

無論、ファッキン白人警官
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ガールズ&パンツァー 最終章 第1話(2017年製作の映画)

3.7

最終章に突入して、さらに1段階ギアが入ったのは間違いないようです。


もはや全く意味をなさなくなったストーリー、そもそも語るべき物語を持たないアニメなので逆に本領が発揮されてきたのではないかと、それ
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カラーパープル(1985年製作の映画)

3.6

不思議な感触の映画でした。

この映画で、スピルバーグが初めて文芸作品に手を出したと言われているようですね。
後に作られた、同じく虐げられる黒人の問題を描いた『アミスタッド』や『リンカーン』のシリアス
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グリンチ(2000年製作の映画)

3.6

ジム・キャリーの作るグリンチの表情の豊かさと高血圧な演技に脱帽です。


クリスマスを盛大に楽しく過ごすことに命をかけたフーヴィルという村とそこに住む“フー”というネズミのようにトンがった鼻と歯をも
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.1

後輩に、「今年のクリスマスは自宅で1人で過ごすことになったので、あえて嵐に飛び込むようなクリスマス映画を教えて下さい…」と言われたので心中をお察しした結果、こちらもあえてこの作品をオススメしておきまし>>続きを読む

ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー(2015年製作の映画)

3.5

おっと、これはジョセフ・ゴードン=レヴィットの可愛げが想像以上でした。

その彼が演じる主人公のイーサン、アイザック(セス・ローゲン)、クリス(アンソニー・まっッキー)の仲良し3人組がイブの夜のブルッ
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GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.1

なんと、忘れていたようです。
鑑賞していたことを…。
それは、まるでこの半端なスコアにも現れているような。

この前の『シン・ゴジラ』のおかげでどうしてもハードルが上がってしまうのはしょうがないですが
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.9

盗みます。

カジノの現金の他に、プロフェッショナル達がとにかく色々と盗みを働きます。


激しく久しぶりに観たので“成功しました”ということ以外はほとんど覚えてなかったのでとても楽しかったです。
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イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

3.6

まさに愛に燃え尽きた人の話しです。

すごい権威のあるっぽい文学賞を受賞した「イギリス人の患者」という小説を原作にアンソニー・ミンゲラというイギリス人が監督を務めた壮大な愛の物語です。
読んだことない
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

2.9

「セテパイ」“選ばれし者”
という古代エジプトの言葉を覚えることが出来ただけでも観て良かったんじゃないでしょうか。
ついでに我々の人生でいつ使えばいいのかも教えてほしかったのですが、それは欲張りという
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.3

いや全くもってこちらの勝手な予想を裏切られた!良い意味で!


もはや老若男女含めて世代を超えた世界的映画となった『スター・ウォーズ』だからこそ描けるその意味、その価値、運命なんてクソ喰らえだ!
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

4.0

久しぶりに観返してみたら、えらい面白かったです。


「悪魔退治もいいけど自分自身が悪魔に取り憑かれたらダメなんだなあこれが〜」的な事をなんか超カッコ良い表現で書かれたニーチェの言葉の引用を背伸びして
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

2.8


んー。


一応“現代”の鎌倉が舞台ということらしいですが幽霊妖怪から神様魔物まで人ならざるもの達が普通にその辺うろついてたり居酒屋で飲んでたりします。
その設定について一応それらしいことは言われる
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

なかなかリッチな時間を味わえました。


さすがに題名ぐらいは知ってますが、原作からなにから全く内容を知らない自分のような人間が1番お得な作品だと思って予告の時から結構楽しみにしてました。

なんだ
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火花(2017年製作の映画)

3.7

「どうも、土地の神です」って
ちょっと何処かで使いたくなりました。笑


夢破れた者達への鎮魂歌、それはやがて合唱曲へ。

原作小説もドラマも未見なのでよけいにだと思いますが、予告を見て主題歌が名曲「
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

4.3



スティーヴン・ソダーバーグ監督復帰おめでとう!…と言えるほどの作品を観てるわけでもなかったんですがこの復帰は大歓迎。
それはやっぱこの作品が面白かったからです。

過去の怪我で片足の悪いジミー・ロ
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鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

2.2

あらゆる意味で失敗した錬金術、出来上がった物は、違和感の塊。
賢者の石を持ってしても難しいこの錬成、むしろ必要なのは遠くを見渡し導く賢者の意思。
作り手の意地でよく頑張ったCG、それを材料に違和感と
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グロリア(1980年製作の映画)

3.7

初鑑賞。

グロリアが想像してたより二回りぐらい歳上で驚いたけど、そこから滲み出る格好良さがありました。
ドン底に追い詰められようとも、身だしなみ、大事ですよね。

グロリア(ジーナ・ローランズ)がカ
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.5

来たれ真昼のディストピア!

シェアしたくないものもあるんです…人間だもの。


FacebookとGoogleを混ぜたような多国籍テクノロジー企業に主人公メイ(エマ・ワトソン)が入社したところから
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ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.4

なんだかんだで終わると寂しいですね。

毎回、独身さよならパーティーでハメを外して大変なことになる映画です。
そして劇場公開された時に今度はいよいよアラン(ザック・ガリフィアナキス)の番だと楽しみにし
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.2

“自然である”ということ。


7歳の天才数学少女メアリーと叔父のフランクとのハートウォーミングな物語。
2つの世界との間でギフテッド教育について考えさせられます。


本当にサラッとタイトルが出て、
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テラフォーマーズ(2016年製作の映画)

3.4

またお金をかけた悪ふざけを…笑



どう収めたんだという108分の短さと酷評の数々からして、ああこれはいけない方の三池崇史作品だろうとは思って観ました。
そしたら、初っ端から目を疑うほどのあからさま
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.5

分岐点になるような作品?


良くも悪くも、DCEUの今後にとって分岐点になるような作品になるのかなと思いました。

監督のザック・スナイダーの身内の不幸でやむなく製作途中で降板、ピンチヒッターとして
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.8

なんか照れますね!


ライカの新作の舞台がなんと日本ということで、もう想像以上に日本へのあれやこれやが溢れんばかりでした。

海外の(特に非アジア圏)クリエーターのフィルターを通して見る日本描写が面
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