チーズマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.2

「ムーンライト」

なんのへんてつもないこの言葉に思った以上に自分が今まで馴染みがなかったようで、すぐ思い浮かんだのが「ムーンライト伝説」ぐらいしかありませんでした…。
ちなみあの曲の歌詞とこの映画の
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

いのち短し恋せよ人間。

ほとんどそんな不思議な一晩の物語を描いた、素敵にぶっ飛んだ恋愛映画でした。

監督は『マインドゲーム』が超強烈だった湯浅政明。
なにげに長編映画は13年ぶりなんですね。

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クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ(2017年製作の映画)

3.5

劇場版クレヨンしんちゃん第25作目、25周年ということで豪華でした。

監督は『B級グルメ〜』『オラの引っ越し〜』の橋本昌和。
橋本監督、さては風間くんがお気に入りだな。

今までの劇場版作品の名物キ
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.1

スカヨハが全身タイツで頑張っていました。

監督は『スノーホワイト』などの“ルパート・サンダース”。

攻殻機動隊には原作やアニメ関連作品にほとんど触れた記憶がないです、なので映画化に成功してたのかは
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セルフレス/覚醒した記憶(2015年製作の映画)

3.3

予想を裏切る展開の連続ということで楽しめました。
地味なアクションにも切れがあったし。

しかしライアン・レイノルズは『デッドプール』以降、なにかと姿と中身が一致してないって役が多いですね。笑

一応
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.0

劇場公開時なぜスルーしたのか。
いやあ面白かったです。

実際の犯罪や汚職をモチーフにしてエンタメ作品としてカラッと仕上げてました。

特におかしなロジックが組み上がっていく会議シーンは笑えてしょうが
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.8

死んだりするけどみんな仲良し!

ヴァンパイアの日常に密着したという設定のモキュメンタリー。
モキュメンタリーの中の笑いというのがどうもツボなので、この作品も想像通り楽しい映画でした。

様々な吸血鬼
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ウォークラフト(2016年製作の映画)

3.2

世界的に有名なオンラインゲームの映画化ということで、監督と制作側との諸々の事情やファンの期待とが色々と噛み合わなくて評価は残念な結果となった本作、観たら良いところも多かったですよ。

オークといえば『
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.4

面白かったです、そして思ったよりも変なバランスの映画でした。

“伝統”という言葉が幾度となく出てきます。
日本の皇室やイギリスなどの王室のないアメリカにとってケネディ家が一種そういう存在になっている
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.7

とにかく思ったのは、原作漫画もTVアニメも見たことはないけれど神木隆之介は主人公の零という人物に完璧にハマってたんじゃないでしょうか。
その主人公を筆頭に脇役に至るまで役者とキャラクターのハマり方が抜
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.5

良かったですよ。笑

思ったよりもちゃんとお膳立てがしてありホラーからバトルへの移行もスムーズに乗れました、なんなら燃えましたよ。

『フレディVSジェイソン』から始まり『エイリアンVSプレデター』で
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ハードコア(2015年製作の映画)

4.1

この突き抜け具合!

好きな音楽を爆音でかけながらFPS(一人称視点シューティング)ゲームしてる感覚を本当にそのまんま映画にしたような作品でした!
色々な武器や乗り物、アイテムを使ってスリリングな映像
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ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜(2017年製作の映画)

3.0

主人公不在の…。

とは言ってもアニメとしてのクオリティは普通に高いと思います。動きのあるシーンとか良かったですしね。
あと高岡光希や江口洋介を始め芸能人で固めてあるとはいえ、すごい馴染んでました。
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

3.7

『LEGO ムービー』で編集を務めたクリス・マッケイが監督のスピンオフ映画。

おふざけ度合いでいうと今作の方が遥かにふざけてます。
もう最初の映画会社のロゴが出るところから始まりエンドクレジットの後
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.1

これは、心の中の男の子がなにやら騒がしいのが自分でもわかりましたね!

やっぱカッコ良いんですよ、序盤の地獄の黙示録的なやつもカッコ良いし、それをカッコ良いと思わせる雰囲気もろとも一気にぶっ壊すような
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.9

え、こんな話?と思って観てましたけど面白かったですよ!

いやまず思ったのは、「眠れる森の美女」をこんなSFでやろうなんてディズニーもびっくりじゃないかな。
今時のお姫様は何事も待ってるだけじゃなく自
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ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.8

小気味好いケイパー物。

1969年の同名タイトルのイギリス映画をミュージック・ビデオ出身のF・ゲイリー・グレイ監督がリメイクしたアメリカ映画。
この監督は最近だと「ストレイト・アウタ・コンプトン」が
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.6

何もないから目標を。

ネタバレもなにもこのサブタイトル通りの映画です。
福井県の女子高生が本場アメリカのチアダンス選手権大会で優勝しちゃった実話という絶対的なリアリティがあるからこその、それを活かし
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.7

全ての電気が消えた東京から離れ、家族が単に面白おかしくサバイバルしていくような映画かと思って優先順位は低めでしたが、ぼちぼち公開が終わるということで観ました。
矢口史靖監督ですしね。

これが、思った
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ハミングバード(2013年製作の映画)

3.0

絶対してはならない髪型のジェイソン・ステイサムとシスターの「イエス・サー」を見れただけでも観賞した価値があったのではないでしょうか。

アクションが少なめで、ジェイソン・ステイサムの表情に目がいく映画
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アシュラ(2016年製作の映画)

4.1

悪い奴らの悪い奴らによる悪い奴らの映画。

監督が、普通のノワール映画などですぐ殺される一瞬しか登場しないようなザコキャラを主役にして映画を撮りたい、的な言っていたように悪い奴と悪い奴の間に挟まれ良い
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.2

ひたすら官能的な世界が繰り広げられるだけなのかと思ったら、これは良い意味で期待を裏切られましたね!

韓国映画の旨味が詰まったまさに18禁エンターテイメントでした、まさか最後は爽やかな余韻が残るとは思
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インナー・ワーキング(2016年製作の映画)

3.0

イン・サイド・ヘッドの臓器版というべきでしょうか、楽しかったです。
本当、バランス!

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.7

予告で観た時から、幼いモアナが海に愛されてる感がすごいクオリティで表現されてて惹きこまれてしまったんだけど、本編でもそこはすごい良かったですね。

まだ見たことない景色にどうしようもなく憧れる好奇心や
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.5

ほとんど『ズートピア』的な世界で、ステージとは無縁な環境で生活しているそれぞれのキャラ達が違う自分への憧れを歌に託す、楽しい音楽アニメーション映画。

新旧問わず様々なポップソングに彩られた映画、その
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WE ARE X(2016年製作の映画)

-

Xが3つの方の映画も観たかったけど、やっぱ好きな者としてはこっちですね。

「X JAPAN」

全く直撃世代ではないけど、中1の時に友達が年の離れた兄貴から借りてきて聴いた「BLUE BLOOD」で
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ウォーリアー(2011年製作の映画)

4.2

これは、もう男泣きですね。

格闘技と、負けられない者同士の試合、そして家族の再生。
別にそれ自体は珍しくはないはずなのにこの独特な余韻はなんでしょうね。
格闘技を扱う映画としてテンション上がる要素が
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天国に行けないパパ(1990年製作の映画)

3.9

いやあTSUTAYA発掘良品、侮れないですね。
表紙の写真の間抜けさからは想像できないくらい面白いアクションコメディでした。

定年間際の刑事が主人公で常に危険や冒険を避けてきた人生、そのため犯人も平
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天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬(2015年製作の映画)

2.9

これでいいのだ!…ろうか。

赤塚不二夫生誕80周年記念として企画された、『秘密結社鷹の爪』などのFROGMANによるFlashアニメ映画。
それに見合うだけの面白さだったかどうかは別にしてもチャレン
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メカニック(2011年製作の映画)

3.4

「メカニック」、修理工じゃなくその業界ではプロの殺し屋って意味らしいですね。
リメイク元の1972年版『メカニック』は観たことないですが、安定のジェイソン・ステイサム映画でした。

カタギじゃない何か
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ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-(2016年製作の映画)

-

この前の、第89回アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞を受賞したこの作品。
Netflix制作ということで配信されていたので観ました。

政府軍やロシア軍の事実上無差別の空爆によって一般市民まで犠牲
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.7

今年劇場で観た映画の中では、1番劇場で笑いが起こっていた映画でした。

もちろん自分もひらたすら笑ってました、ライアン・ゴズリングが窓ガラスを割るくだりとか最高でしたね。笑

ナイスガイズ!といっても
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.4

あっという間の156分!

ナ・ホンジン監督、『チェイサー』も『哀しき獣』も大変面白い作品だったんですが、その2作を合体させたような密度のこの映画、もう凄かった。

『哀しき獣』でもそうだったように、
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君が若者なら(1970年製作の映画)

3.7

60年後半から70年代頃の日本、集団就職で各地から来て寮で一緒になった5人の若者。
勤め先の工場が潰れた為いっそ自分達でトラックを買って働こうぜ、ということになり5人それぞれが下働きで金を貯める始める
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

ぱっと見のストーリーにかぎって言えば、妻に先立たれた初老の父親(笠智衆)が、ぼちぼち婚期を迎えた娘(岩下志麻)に「そろそろお前もどこかへ嫁に行ったらどうだい?」というだけの話。
だけどその中にやはり沢
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生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

3.4

小津作品というよりこのタイトルに惹かれて鑑賞。

多分、音楽も鳴らない本当に無音のサイレント映画は初めてかも。
自分の呼吸の音に自分で気付くほど静かなので最初違和感がありましたがそれでも面白く観れまし
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