ダスティン・ホフマンが出ていることだけしか知らずに見たら、なんとも不思議な映画だった。
白人だが、インディアンに育てられた「小さな巨人」の数奇な運命を辿る物語。インディアンに育てられて、そのまま生き>>続きを読む
児童文学に与えられるイギリスの権威ある賞(カーネギー賞)を獲得し、ベストセラーとなっている本の映画化。心の闇に向き合う少年の勇気と成長の物語。ダークファンタジーである。
とにかく奥が深い話で、きちん>>続きを読む
ユアン・マクレガー主演で、ダニー・ボイルが、「トレインスポッティング」の翌年に撮った映画。
ユアン・マクレガーの相手役にキャメロン・ディアス。今見ると、2人とも若くて、可愛い。「ピアノレッスン」のホ>>続きを読む
トラブルを起こした過去と決別して、三ツ星を狙う料理人の話。トラウマを抱え、精神的に弱い部分もある主人公が、そこから抜け出すことは、並大抵のことではない筈なのに、後半、意外と簡単に問題解決して話が進むの>>続きを読む
とても素晴らしい映画だった。何より、主人公のデズモンド・ドスという人物が、素晴らしかった。決して信念を曲げなかった彼の強い意思と勇気に、心を打たれた。実話ということなので、尚のこと、衝撃的だった。>>続きを読む
面白かった。
オランダの映画だが、舞台は、ベルギーのブリュッセル。貴族で大富豪のヤーコブは、母親が亡くなった後、自殺しようとするが見事に失敗。そのタイミングで、自殺の手助けをするという裏の葬儀社を知>>続きを読む
タイトル通り、主人公が、同じ場面を何度も繰り返すタイムループ物だということで、トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のようなイメージを抱いて、期待して見た。しかし、結局、オチもイマイ>>続きを読む
アーサーが成長する様子を回想シーンで早送りにするとか、戦い中に走るシーンの映し方などは、効果的で、映像は、なかなか良かったけれども、ストーリー自体が、心に響いて来なかった。映像をスタイリッシュにするこ>>続きを読む
ロシア軍が介入したチェチェン紛争を舞台にした映画。両親を目の前で殺され、話すことができなくなった少年と、その少年を保護したEU職員の物語と、強制的にロシアの軍隊に入れられた青年の物語が、交互に映し出さ>>続きを読む
とても評価が高いけれども、ゾンビが苦手な私なので、やっぱり理解できず。ごめんなさい。
ゾンビが苦手なのに、よく見たなって思う。
大泉洋は、頑張ってた。
劇作家ジェームス・マシュー・バリーが、ピーター・パンのモデルとなった少年と出会い、その物語を完成させるまでを描いた実話を基にしたヒューマンドラマ(Wikipediaより)。
泣ける。最後の、家でネバ>>続きを読む
「ノッティングヒルの恋人」「ラブ・アクチュアリー」等の監督、リチャード・カーティスが監督。
1960年代、ラジオ放送が始まったばかりのイギリスでは、民放放送は存在せず、国営放送のBBC(英国放送協会>>続きを読む
1966年公開の映画。その当時に見たとしたら、恐らく面白かったのだろうが、今、見ると、ハードボイルドの渋さや、謎めいたサスペンス感をあまり感じることができず、どこか滑稽に見えてしまって、話に入り込めな>>続きを読む
普通に見たら、大人になったケイティのすさんだ姿に呆れて、冷めた目で見てしまったかもしれないが、前日に「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を見たばかりだったので、愛する家族を不慮の事故で亡くした人の心に受>>続きを読む
面白かった。これは、やはり原作が素晴らしいのだろう。原作は、トム・クランシー。「パトリオット・ゲーム」や「今そこにある危機」と同じ原作者。今作も、本を読んでみたいと思った。
ショーン・コネリーの迫力>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
親を亡くした者と、子を亡くした者の、心の葛藤を描いた人間ドラマ。
特に、主人公の、罪を背負いながら生きる姿に胸が締め付けられる思いがした。ケイシー・アフレックが見事に演じていたと思う。アカデミー主演男>>続きを読む
先週、Stingが来日して、武道館にライブを見に行ったので、「レオン」を見直して、デビューも書き直すことにした。
Stingが歌う主題歌「Shape of My Heart」。マチルダが、植木を手に>>続きを読む
カンヌでパルム・ドールを獲得した作品だが、どうも話に入り込めなかった。
同じジャック・オーディアール監督が、今作の3年前に作った「君と歩く世界」には、惹きつけられたのだが。
これまた、邦題が全くもって良くない。このタイトルのせいで、コメディなのかと思ってしまったが、実際は、社会派ドラマ。ボリビアの大統領選の裏方を扱った話。フィクションだと思うが。
サンドラ・ブロックが演>>続きを読む
これまた邦題が、よろしくない。確かに、数日前に戻ったりして、1週間の出来事がシャッフルされたかのように過ごす主人公ではあるが、原題の「premonition」(予告、予兆)が、この映画のテーマそのもの>>続きを読む
コンカッションとは、脳震盪の意味。邦題をつけずに、原題「Concussion」のままにしたことを何より評価したい。今作は、アメリカンフットボール選手の脳震盪にまつわる実話である。
NFL(プロのアメ>>続きを読む
何も考えずに見るには、もってこい。深く考えずに見ると、楽しめる。
ヒュー・グラントは、こういうダメ男が、ほんとよく似合う。実際に、こんな夫だったら嫌だけど、映画なので、なぜか憎めず、応援したくなる。>>続きを読む
ベネチア国際映画祭で観客賞を受賞したイスラエルの映画。自らの最期を選び、尊厳死を選択する老人と、その仲間達の物語。
とても深刻な内容なのだが、コミカルに描かれている。しかし、笑って見ることはできず、>>続きを読む
最初、いきなりアリスが船長になっており、航海中に、海賊に追われているシーンから始まるので、アリス・イン・ワンダーランドの世界とは違って、びっくり。これは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」か⁇と思ってし>>続きを読む
これは、ロバート・デ・ニーロが、はまり役。口から生まれたような舌先三寸のダメダメ弁護士を巧みに演じている。
デニーロが好きだから見たけれども、他のキャストだったら、見なかったかも。主人公のダメぶりが>>続きを読む
ずっと見たいと思っていたが、ようやく見ることができた。「十二人の怒れる男」のシドニー・ルメット監督の遺作。主役は、故フィリップ・シーモア・ホフマン。
フィリップ・シーモア・ホフマンが、とにかく巧い。>>続きを読む
アイルランドに実在した活動家ジミー・グラルトンの話。内戦10年後のアイルランドで、ジミーを中心として村人達が作ったホール(公会堂)に、人々は集まり、娯楽を楽しんでいたが、聖職者達によって、人々は圧政的>>続きを読む
パオロ・ソレンティーノが監督。「グレート・ビューティー/追憶のローマ 」も「きっとここが帰る場所」も、理解できなかったが、今作も、良さがよく分からなかった。映像は、綺麗。絵としては、好きな場面がいくつ>>続きを読む
まさかの展開というか、ちょっと無理がある展開だったが、フィクションとして見ると面白い。
とにかく豪華キャスト。特に、緒形直人が、巧かった。表情が、実に見事だった。
普段、あまり邦画を見ないので、新鮮に見ることができた。少女誘拐の話だと聞いていたが、それだけではなく、警察と記者クラブの対立や、警察内部の軋轢と隠蔽、主人公自身の家庭内の問題も話に織り込まれており、な>>続きを読む
株式に関わるもっと難しい内容の社会派映画かと思っていたが、分かりやすい娯楽映画で、話に引き込まれて、面白かった。この映画で、何を言いたかったのか?を考えるより、とにかく楽しんで見るべき映画。
ジョー>>続きを読む
すごい映画だ。アカデミー作品賞と脚本賞受賞も、大きく頷ける。大きな組織であり、大きな権力を持つカトリック教会を相手に、古くから隠蔽され続けていた小児虐待の事実を記事にしたボストングローブ紙の記者達のプ>>続きを読む
父親が亡くなり、パリにあるアパートを相続したため、それを売却して借金を返そうと、ニューヨークからパリにやって来た主人公マティアス。しかし、フランスの不動産売買制度「ヴィアジェ」によって、アパートに住む>>続きを読む
ヒトラーを単独で暗殺しようとしたゲオルグ・エルザーの話。実話である。
とにかく、独裁国家の恐ろしさを見せつけられる。
個人的に、主人公のゲオルグか、それを演じる俳優のことを好きになれず、全く惹かれ>>続きを読む
こんな風にサバイバルを描いた話だとは思っていなかった。「ソウル・サーファー」みたいな話かと思っていたのが、同じ鮫とサーファーの話だけれども、こちらの方がサバイバル。しかし、こんなに鮫って、しつこいのだ>>続きを読む
2010年に、チリのサンホセ鉱山で、大規模な崩落事故が起こり、33名の鉱山作業員が閉じ込められ、事故から69日後に、全員が救出されたという、実際に起きた奇跡の救出劇を映画化。
この事故のことは、よく>>続きを読む