ふと、空を見上げなければよかったのに。
そのまま、足元を見ていてくれれば。
絵画。
シンプルなストーリーであるのに、であるからこその、優雅な映像体験。
続編ということを知らずに、続編から見ると、展開が早くて意外に楽しめるが、やはり途中から展開(特に感情移入)がついていけなくなる。
偶然と勘違いで、得難い映画体験。
異なるが故に、虐げられる者。
愚弄し堕落し、真摯な心を蔑む衆。
壁が消えたように思えるのは、
人気者の彼女が心を許したから?
偽善と欺瞞のワンダーランド。
(取り巻きは太っちょ。悪い奴は細目。)
手が届きそうな、
目の前に至るまでに、
長く長く、回り道をして、
色々なものにぶつかり、
どの世界も真剣で、
ふざけていて、
繋がって、
離れて、
混沌
生。
京都の山間。不思議な謎解きが始まり、でもそれにとどまらない。協力して、歪みあって、分かり合って、人間模様やロマンスにまで拡がっていく。
どんどん大きな弧を描きながら、空に解放されていくような螺旋階段を>>続きを読む
これは、単にあの大震災を主題とした作品ではないと思う。監督が、これまで天災を題材としてきていたとしても。
要らないとじゃま扱いされたもの。「好き」に翻弄され、人の心の消えた寂しい場所。
私たちは、>>続きを読む
この人が黒幕かな、と思考を誘導されつつ、ストーリーに結局引き込まれる点を含めて、大衆にウケるポイントを要所でしっかり押さえたヒット作。
それぞれが、描くのが得意で好きで、もっとうまくなりたくて、認められたくて。ひたむきな想い。
馴れ合いではなく、それぞれ独立した二人。その間のわずかな隙間から風がそっと吹いて、優しく繋いでいく。その繋が>>続きを読む
男性ばかりのFBI候補生の中で群を抜く強靭さと明晰さを備えたクラリスが、その内部から揺さぶられていく。この巨人には敵わない。異様な畏怖。悍ましい犯罪を犯した狂気のはずなのに。
視覚的な怖さと同等、ある>>続きを読む
シビアな現実を尻目に、取り繕おうとする大統領の上部だけの様子。現実社会に対するなんという皮肉。
この現実味を帯びるフィクションをなぜジャーナリストの目線で、描こうとしたのか気になっていた。敵、味方、ヒ>>続きを読む
パーフェクトって何
完全無欠とはちがう
喜怒哀楽
そして死
規則正しい生活
乱れることもある
満足することともちがう
好きなこと
ささやかな幸せ
日々の繰り返し
飽きない
社会を支え、支えられてい>>続きを読む
やはりこの二つの国は似てる。“お上”の文化。他の国だったら舞台を移すことはできなかったのでは。