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踏んだり蹴ったりの2人が交錯しながら最後まで行く話。結局は悪い奴の手のひらで踊らされていただけなのだけど、最後の方は清々しささえ感じた。
役者の重厚さは言わずもがなだが、ストーリーもすごく良い。時代劇とは思えないような入り組んだ構成だけど、わかりにくいわけではない。スーッと入ってきた。
あと、鍋をはじめとする食べ物がやたらうまそう。寒そ>>続きを読む
スポーツ漫画史上最高傑作と言ってもそれほど異論は出ないであろう名作のリブート。この黄金の縦糸に緻密な横糸が加わって、新しい模様を生み出している。
原作者が監督という、ややもするとマイナス要素になる可能>>続きを読む
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ウルトラマン大好きな人が作ったウルトラマン的な物語。隊員がでっかくなるのは楳図かずおの漫画版ウルトラマンにあったなあ。それにしても長澤まさみの肌はすんごいツルツルだなあ。
他者との関係は、もちろん自分が円の中心にいて周りの人との距離感を自由に設定できる。でもその距離は相手にとっては違う長さかもしれない。あの人との距離、この人との距離は、実は自分自身の尺度で測ったに過ぎず>>続きを読む
ひどい主人公ではあるのだけれども、なぜか全否定する気になれず。
誰しも業に苦しみ宿命を背負っているわけで、あなたの中にもスタンはいます、的な。
調子に乗りさえしなきゃあね…
見た目は華やかな世界の裏側って、いつの時代もこんな感じなのかな、と。
でも、50〜60年前より少しは救いのある時代になったのかなと思わせるラストシーンだった。
タイトル曲が流れるエンドロールの、感情の>>続きを読む
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いいところ。
・クレイグボンドかっこいい
・パロマかわいい
・アクションいい
ダメなところ。
・長い
・マレックサフィンいまいち
・そういう愛はいらない
・最後のあれ
原作がしっかりしてるだけあっておもしろかった。左右対称を意識したカメラワークも、バディの対比と相まって映像に引き込まれやすかった。
松たか子さすが。
映画音楽はシーンを盛り上げるためのものだった。この映画を観るまでは。
この映画は音楽がシーンを引っ張っていく。ただし、でしゃばりすぎず。見事。
日本でここまでクオリティの高いゾンビ映画が作れるとは。動と静の対比もよく、人間ドラマもあり、なかなかの秀作でした。続編あるといいな。
社会のはみ出し者たちが仲間になって夢追って、ありきたりだけど青春時代にはバッチリハマった作品だった。監督堤幸彦、企画秋元康というのは今知った。当時知らなくてよかったと思う。
中島らものエッセイに、その日の天使というのがある。絶望の淵にあっても、誰かの姿を借りた天使が毎日どこかにいて、元気を与えてくれる。アイドルはその日の天使であり、毎日の天使になる。世界を変えてくれる天使>>続きを読む
暴力にビビって逃げたり、万引きの疑いをかけたり、孫のパーティーだからって相談を追い返したり、職場での立場を気にしたり、人ってなんかしらの冷たさや偏見を持ってる。一方で優しさや思いやりを他人に与えられる>>続きを読む
1億人以上が住む日本で、誰もが人に迷惑をかけない生き方ができるわけではない。でも、誰もが幸せに生きなきゃならない。どんな人だって繋がりは持たなきゃならないし、繋がった人をまとめて社会から葬るなんてあっ>>続きを読む
凄まじいスピード。普通なら長いと感じるであろう戦闘シーンも、疾走感で飽きさせない。動と静、熱と冷のバランス感も素晴らしい。
社長の親心とも恋心ともつかない思いが切なく、美しかった。
スパイ映画としての出来栄えも素晴らしいが、そこに時間の逆行というSF要素を加えたことで、人間ドラマとしての奥行きも出るという相乗効果も。
展開が早過ぎて、これはいま何をしようとしてるんだっけ?って何回>>続きを読む
しょうがないという思いに屈していいのは、何にも努力してこなかった時だけだ。しょうがないに抗いながら、努力はいつか報われるんだと信じて生きていきたい。
ストーリーなんてアクションのオマケでしかないんだよ
これでもかっ!といろんなテーマを詰め込んだエンターテインメント映画。詰め込みすぎても破綻させず、盛り上げたまま終わらせた手腕はすごい!インド映画恐るべし!
画面はずーっと明るいし花やダンスでにぎやかなのに、ずーっと悪夢のような雰囲気が続く。登場人物も全員どこかしらおかしい。
その不安、家族を作って解決しなきゃ!
この映画で観客が目にするのは、主人公の身に起きたことだけ。物語を俯瞰するのではなく、主人公の体験を共有する感じ。だからめちゃくちゃ疲れる…。
手が届くと思われるところにいる相手には敵対心を、届かないところにいる人にはリスペクト!を。
弱い者たちがさらに弱いものを叩く。悪気はないけど、なぜかそうなってしまう。
懐かしさと新しさがいい感じに融合されてた。陸海空舞台を変えてアクションてんこ盛り。
ホラーだけど、勇気と友情と冒険の物語。
敵のIT はペニー・ワイズだけど、その正体の半分は過去の自分。
化物よりも強大なその敵に打ち勝つ勇気を、少しだけど呼び起こさせてくれた。
笑いたくても笑えない。人生は、社会は悲劇か?いや喜劇か?なんてメッセージが、悲劇でしかないストーリーをベースにしながらどんよりと流れる。
ラスト、まさに喜劇のような追いかけっこのシーンでも、その足跡は>>続きを読む
ウッディたちと20年以上付き合ってきた観客は、おもちゃである彼らのことを生命体として認識してきた。その歴史と3までの物語があってこその、あのラストなんだろうな。
生きるステージは生命が尽きるまでにいく>>続きを読む