ケン太郎さんの映画レビュー・感想・評価

ケン太郎

ケン太郎

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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

先日の話、2020年3月25日(水)にTOHOシネマズららぽーと横浜にて、BTTF三部作を一気見してきた。

僕は、尻と腰に爆弾を抱えているゆえに、一日のなかで複数の作品を観る場合は、あいだを1〜2時
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.9

内閣官房vs女性記者という“悪事を働く組織に立ち向かう善良な個人”という対立構図はとても観易くて、単なる娯楽映画としても大変優れた社会派映画であるように思ったのが、何はともあれ、まず一番に抱いた感想と>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.8

多感な年頃に、食べるものも着るものも、誰といつどこで遊ぶかも、寝る暇さえも、何から何まで選択権を与えてもらえず、まるで籠の中の乙女であるジュディ・ガーランド(レニー・ゼルウィガー)がとにかく不憫でなら>>続きを読む

ナイチンゲール(2019年製作の映画)

5.0

浅ましい男達の性が手を下した数多くの愚劣な行為が、女子供や先住民らを蔑み虐げ、流れ落ちた数多くの血と涙、悲痛の叫びが、スクリーンを超えてこちらまで飛び散ってくる。

映画を見終えてもなお、脳裏に焼きつ
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.7

わあああアァァァ〜〜〜〜〜もう、お嬢が鬼可愛いを極めとるもんじゃけえ、スクリーンを見つめながら歓喜の吐息が次から次に漏れ出てしもうた109分でした。

ハァ〜もう、たまらんって。この胸に募る想いは、ど
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CURED キュアード(2017年製作の映画)

4.6

もしこれが身のまわりで実際に起こったら、僕はどういう行動を取るのだろうかと思い巡らせていた。

人間を凶暴化させるウイルスがパンデミックを巻き起こし、6年という月日をかけてようやく治療法が見つかり、徐
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コロンバス(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

上映が始まってすぐに気づく、“あっコレ好き”と直感的に落ちるあの感覚に思い耽る。

まさに一目惚れをした、と言っていいだろう。

スクリーンから漂ってくる微風が、まるで草木を揺らして湖面を撫でるかのよ
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

植物、もとい生き物たちの表情があまりにも豊か過ぎて、まるでスクリーンの端に字幕スーパーが浮き出ているかのように、大地の息吹が、生き物の戯れが、手に取るようにわかる91分のドキュメンタリー映画。

「な
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

5.0

母は、我が子の何を知ったつもりでいるのだろうか。

この世に生を受けるその瞬間まで、母の腹の中で文字どおり身も心も繋がったまま、他の誰よりも時間を共にして、血を、命を通わせていたからなのかもしれない。
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

4.5

人から好かれんと成り上がれん世界に、ちと物足りなさを感じる今日この頃。

上っ面の微笑みには、何ら価値なし。

無論、気苦労や面倒の絶えない輩とは一切関わりを持ちたくないのが人の、もとい僕自身の本音で
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孤狼の血(2018年製作の映画)

5.0

血が騒ぐ、いう言葉だけを聞きゃあ、なんか物騒な感じがせんじゃろうか。

苛ついとったり、奮い立ってしもうてから、ジッとしとれずにワーワーと喚き散らしたりしよる、そういう騒がしいもんを想像するんよ。
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野性の呼び声(2020年製作の映画)

4.6

常日頃から役立たずで、期待には応えず事ある毎に叱られて、ここには居場所がない...と感じた途端に意気消沈してしまうその気持ちが、僕には痛いほど分かる。

物事を割り切って器用に立ち回れるほどの賢さは、
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架空OL日記(2020年製作の映画)

5.0

劇場で映画を観る素晴らしさを改めて教えてくれた大傑作が、ここに現る。

もうやぁ、あんなに映画館で声を出して笑うたことありゃせんかったよ!!?日曜日のファーストデーで激混みの劇場でしたから、僕のまわり
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.8

罪を憎んで人を憎まず、その境地にたどり着くのが難しくて仕方がない。

汚い言葉を発するブリー・ラーソンに好感度を抱く。

脇役たち(無実を証明できる男、嘘の証言をした男、死刑囚の仲間たち、新人看守や検
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.7

こういう身につまされる生々しい映画を観ると、人間っていう生き物は、もちろん自分も含めてじゃけど、つくづく一人じゃ生きられんもんやなぁって思い知らされるんよ。

よう耳にするこういう綺麗事を、改めてちゃ
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インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

5.0

アメリカのコメディ映画にゃあ時々、自分でもビックリするほど嫌悪させられることがあるんよ。

皿に乗った料理の食材(扱う題材)や彩り(キャスト)、盛り付け(予告編やポスター)に食欲をかき立てられりゃあ、
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

5.0

彼らは歴史に名を馳せる革命家でもなければ、その名を世に轟かせる卑劣極めた極悪人でもない。

村人一番の腕っ節の持ち主でもなければ、誰もが羨むほどの広大な土地や数多くの家畜を抱えていたわけでもない。
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「パレードへようこそ」を観たときにジョージ・マッケイ素敵やん!!って思って、「マローボーン家の掟」のジョージ・マッケイも素敵だ!!ということを知っていながらも見送り、「1917 命をかけた伝令」を観て>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

4.5

絶大なる権力を握っていると勘違いした愚か者に蔑まれ、湧き上がる怒りを押し殺し、震える声や息をぐっと飲み込むこと数知れず。

いつ何時も、泣き顔や泣き言は人目に晒さず、凛とした姿で人前に立ち、仕事を果た
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

5.0

1970年代ドイツに実在した連続殺人鬼フリッツ・ホンカを演じた、いや、演じたのは演じたで合っとるんじゃけど、連続殺人鬼が憑依していたといっても過言じゃないドイツの若手俳優ヨナス・ダスラーに、満点を捧げ>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

お箸は親指と人差し指と中指の3本で上のお箸を持ち、下のお箸は親指の付け根に挟み薬指の第一関節あたりで支えるように持つ人もいれば、その人独自の持ち方で握る人もいるように、愛し合うふたりをいろいろな人で支>>続きを読む

SCOOP!(2016年製作の映画)

4.6

暇つぶしに買った週刊誌の表紙を捲り、本当は大して興味もないのに、世間の人様が食い付く“餌”が何なのかを探って見る。

ヘェ〜皆さんこんな事に躍起になってんのかねぇ、と鼻をほじりながら一頁、また一頁と捲
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

拝啓
ウィリアム・スコフィールド(ジョージ・マッケイ)様。

「1917 命をかけた伝令」の公開日初日に足を運べたことをとても嬉しく思っています。

目と鼻の先に広がる大きなスクリーンを一枚隔てて、こ
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.9

祖国の役に立ちたいという勇ましい忠誠心を掲げて挑む者もいれば、ある種の娯楽として挑む者もいる。

しかし、いざその場に立つと皆一様に恐れ慄く、それが戦争である。

地獄を生き抜き故郷に戻ると、祖国を想
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと待てぇ!!!!!!!!!もうすでにおかわりに行きてぇ!!!!!!!!!

筏(いかだ)の上で肩を抱き合うあの場面素敵やったなぁ、ロープにぶら下がって皆で海に飛び込んだあの場面も素敵やったなぁ、
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プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

今からおよそ80年前のアメリカでは、戦争に駆り出された男に代わって“全米女子プロ野球リーグ”ができたんじゃって全然知らんかったわ。

なんでいつの時代も表に出て活躍するんは男ばっかりでから、女が活躍す
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.8

ダニエル・クレイグが探偵を演じ、クリストファー・プラマーが富豪を演じたこの既視感は何だろうと頭を傾げると、それは「ドラゴン・タトゥーの女」だと気づくのに大した時間は必要なかった。

「ナイブス・アウト
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

4.5

働き方改革?定年75歳?

それがもし心躍らせる“冒険“であるなら、永遠に旅立とうではないか!!!!!!

狂人?嘲笑われる?

己の胸を高鳴らせ精魂尽き果てようとも追い求めたいものがもしあるのなら、
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

5.0

この夜を
どんどん好きになってくる
巨大な力が生まれてる

戦闘の準備はぬかりない
退がらない
その手を離さない

少し気が多い私なりに
泣いたり笑ったり
“わたしらしく”あるために
くり返した
あな
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

5.0

何を食べるか、それ以上に重要なのが、誰と食べるか、だと僕は想う。

衣食住で最も重要なのは食であり、食べることはすなわち生きることだ。

それは不思議なもんで、大切な愛しい誰かと食事することほど身も心
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

5.0

ただ昇り、そして降りてきた。それだけの話なのに、この胸の高鳴りは一体何なのだろう。

それはまるで小さな宝石箱のように、蓋を開けてみれば中にあるのは、手の平ほどの双眼鏡に、蝶の標本、雪の結晶の鉛筆画に
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

5.0

彼は尊い

見て見ぬ振りをすべきか
悩むことはないだろうか
僕はある

それに気づいていながら
自分には関係ないことだ
そう言い聞かせ目を背け

あの日あの時あの場所で
それと出会ってしまった
偶然な
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

もうメチャクチャ言いたいことが山のようにあるんじゃけど、何から話そうか悩ましいぐらい頭ン中がとっ散らかっとるんよ。

何なんなもう!!思っとったんと全然違うやん!!と若干の憤りを感じながらも、ジョジョ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.7

友を思い、友に腹を立て、友を信じ、共に成し遂げられる人に僕は憧れる。

己に如かざる者を友とするなかれ。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

予告編とポスタービジュアルから漂ってくる不気味な様子から、身を強張らせながら劇場へと足を踏み入れてしまったのはしょうがないと思うのだよ。

あの予告を観せられて、しかもこの目線を隠したポスターなんじゃ
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シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

4.7

村人たちから散々嘲笑われてもなお、耳に蓋をして心の声に忠実に動き回る、寡黙で人見知りで、立ち止まることを知らず、不器用で強情で、言葉や仕草には表れなくとも見ていればこちらが照れ臭くなるほど愛に満ち溢れ>>続きを読む

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