オパイダーマンさんの映画レビュー・感想・評価

オパイダーマン

オパイダーマン

揺れる胸の破壊力学を追究し、作品を通して他人の人生を覗き見る変態心を、溢れんばかりに満たしてくれる映画とそのレビューとの出会いに日々感謝して、此処に綴る。

胸ときめくレビューと出会った時、救われたような気持ちになる為、日夜Filmarksを散歩しております。突然のいいね!やコメントをお許し下さい。

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セッション(2014年製作の映画)

4.6

ポスタービジュアルにはふたりの男がいて、厳格なる教師と、偉大なる凡人の姿があるけど、ここにはいない三人目の男も非常に重要だと思う。

父親だ。

帰る家があることは、とても有り難い。

振り返れば、い
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.6

一夏のあいだに起こるほんの些細な人間関係のいざこざのなかで、ムーニー(ブルックリン・キンバリー・プリンス)の成長が兎にも角にも著しい。

強がって悪態を喚き吐き散らす生き方よりも、誰かに甘え誰かに甘え
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ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

4.5

ああーーーーーもうクソめんどくせぇな!!何をどうすりゃあええんじゃい!!むしゃくしゃすんなぁもう!!

って時に必ず観る映画のひとつです。


喩え遠回りをしたとしても、自分のペースで己の課題問題とち
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.7

「5.0でなぜ喜ぶ?」

この一言に全てが詰まっていると僕は感じた。分かる人はちゃんと分かるし、伝わる人にはちゃんと伝わる。

大事なのは、兆しを見逃さないように、しっかりと相手を見つめて、汲み取るこ
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

4.6

無神論者というほど神の存在を全く信じていないわけではありませんが、神という存在を頼ったりもしません。

しかし、モリー・ブルーム(ジェシカ・チャステイン)は、女神なのかもしれません。

まるでエッシャ
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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

4.8

あの日あの時あの場所に、誰といて何を話したか、それははっきりと覚えているのに、まるでカメラがわざとピントをずらしてモザイクをかけてるように、見えていた景色はぼんやりとしか思い浮かばない。

これまで味
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サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

4.1

遊園地に行って、ありとあらゆる乗り物に乗ったのに、結局一番楽しかったアトラクションは、子供用のジェットコースターだった。

まるでそんな感じ。

正直な話、初めはビビらせ方も緩いというか穏やかというか
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

4.6

ローラー女子ーズ、最高イェーーーイ!!

FOXサーチライトは、絶対「趣味ドライブです」な人間が製作しとるはず。

人間のドロドロした部分がなくて、観ていて心地いいし、まるで夕陽に向かってドライブする
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パティ・ケイク$(2017年製作の映画)

4.8

いやぁもう本ッッッッ当に濃厚すぎて、あっという間に終わっちゃったぁ〜の真逆をいっちゃう109分の物語。

酸いも甘いもひとつひとつの出来事を、これでもかと丁寧に描いてくれたからこそ、良い意味で長かった
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恋愛適齢期(2003年製作の映画)

4.3

照れ臭くて何度も手で目を覆うものの、指を広げてやっぱり見ちゃう胸キュンラブコメディ。

ソウルメイトだと感じられる人って、なかなか出会えるもんじゃない。

一度でも魂の繋がりを感じると、経験豊富な年長
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

4.8

「誰が老婆だ?」

物語の最後にアレックス(モーガン・フリーマン)が語ったその一言に、全てが詰まっている。

やはりここでも言わせてもらいたい。

人間到る処青山ありだ。

p.s.

ダイアン・キー
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.6

戦いが始まるまでは、終始和やかムードのアベンジャーズ。

物語の前半戦は、終始微笑ましく見守りながらも、心の奥底では何処と無く空虚なものを感じてしまって、ギャグ満載の爆笑と言う名のベールを用いてその虚
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ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

4.6

こりゃあ至極の胸キュンお散歩ムービーだ。

エミリー(ダイアン・キートン)の溢れんばかりのお洒落心が、兎にも角にも愛くるしくてたまらない。

喧嘩しても、嫌いになれない。

嫌いになっても、離れたくな
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.6

冒頭からカラダが右に左に動いてしまうほど、圧倒される映像美に、ただひたすら感動して、開いた口が塞がらない。

VRの世界は、夢が叶うといっても過言ではないほど、魅力的だ。

一度味わうとどハマりして抜
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サンシャイン2057(2007年製作の映画)

4.3

人は皆、等しく訪れるのが「死」だ。

8人のクルー達はその命を懸けてミッションを全うし、人類滅亡の危機を回避させる。

人の命に、優劣なんてものはない。

ただ、自分が死んだときに誰かが微笑んで「おか
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

4.1

誰かのことを思いやって、手を差し伸べる。

そんな単純で簡単なことが、なかなか出来ない。

ちょっと勇気を振り絞れば、心が満たされるのに。

ヒーローはいつも心の中で眠っている。

さあ、目を覚まそう
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世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方(2014年製作の映画)

4.0

夏休みの自由研究に街中が総出で、CDアルバム、並びにPVまで作っちゃいました!!

「世界でいちばんのイチゴミルクの作り方」

来年は全国アリーナツアーも決定でーす!!

なんてね。笑

しっちゃかめ
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フェリーニに恋して(2016年製作の映画)

4.3

リアル不思議の国のアリスのような、ファンタジーのようでファンタジーでないような、夢のようで現実的でもあり、終始淡い世界を彷徨いながら旅をするひとりの少女。

イタリアで様々な人と出会い、酸いも甘いも経
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ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

4.6

たった1つ「好き」があるだけでいい。それがあるだけで頑張れる。

どんな人でも、諦めなければしあわせになれるし、しあわせになっていいんだ。

人は皆、「人生」という名の映画に出演する脇役だ。

心赴く
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フィスト・ファイト(2017年製作の映画)

4.6

新たなバディムービーが、ここに誕生した。

学び舎はキャラクターの宝庫で、学校生活の毎日が、話題に事欠かない日常であり、目を背けたくなるような非日常だった。

人間関係の問題が、まるでゴミ溜めのように
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バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート(2015年製作の映画)

3.9

フランシス(サム・ロックウェル)のような、“語る言葉は全てが真実”そんな男に、僕はハンパない憧れを抱いている。

ユーモアのセンスも抜群で、初めて会ったばかりなのに既に親友であるかのような、親しみやす
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

4.5

彼女のなかの恋の温もり、全身がしびれるほどの力強い魂がスルリと抜け落ち、そこに置いてけぼりのまま、時は流れていく。

いつどうやって“それ”を取り戻すのか、はたまた取り戻せるのか、終始ドキドキヒリヒリ
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.5

ふたりの姿が羨ましい。羨ましすぎて、何度も何度も唇を噛んだ。

どれだけ腹が立とうが、ほんの些細なことで喧嘩をしようが、ふたりの絆は切れることが絶対にない。

頭がつきそうなほど低い天井の家でも、何一
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.6

愛という不完全なものが、いつ、どうやって完成するのかを、ただひたすら考えたひと時だった。

それは、欠けたものを埋めるように、無いものを補うように、歪なものを繋ぎ合わせて、時間をかけて築き上げていく。
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.7

目的地を目指して、ただひたすら突き進む牽引者であるP.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)は、まるで暴走機関車のような人だ。

彼が向かう行き先は、二つに分かれている。

天国か、地獄だ。

その暴走
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.8

目は口ほどに物を言う。子供たちの目は特に。

コイツら、本当に強ぇ。生半可なオトナだったら太刀打ちできないほどに。

酷く辛く寂しい境遇を生き抜いてきた子供たちは、それぞれいびつで異なる形をしていても
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.6

これは戦争映画であって、戦争映画でない。

物語の前半は、デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)の家族関係や恋愛事情、人間性を主に描いている。

彼がどれほど愛に溢れた人物であるのか。

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ブルゴーニュで会いましょう(2015年製作の映画)

4.2

待って、待って、ひたすらその時を待つ。

それぞれが一番正しいと思うエゴのぶつかり合い。

他人なら離れれば済む簡単な話も、血の繋がった家族だからこそ、簡単に切り離すことのできない、絆と煩わしさとの葛
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オリーブの樹は呼んでいる(2016年製作の映画)

4.2

オリーブの樹は歪んでいる。

ひとつひとつ形が異なり、性格もそれぞれ個性的だ。

すぐに枯れてしまう樹もあれば、数千年と長きにわたって生き続ける樹もある。

人間よりも遥かにすくすくと育ち、大地に根を
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リチャードの秘密(2012年製作の映画)

4.3

男を端的に説明すると、虚勢と見栄が潜在意識の根本にある寂しい生き物だ。

自分を讃えるだけの数を求めて、今日も彷徨い歩く。

何気ない日常のなかにひっそりと現れる細やかなひと時を、何気なく自由気ままに
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

4.8

「DVDでいいかなぁ」正直なところ、初めはそう思っていた。

愛する男が操縦する戦闘機を浜辺で待つ彼女の頭上を、それは轟音を響かせながらやってくる。

見送ると、鉛色の空に彼女の残像が現れ、薄らと浮か
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

4.5

ホッとして胸を撫で下ろした。

副題に“16歳の決断”なんてあるもんだから、もう終始ヒヤヒヤして、エンドロールに入るまで、いや場内が明るくなるまで、僕ぁ〜もう心配で心配でたまらんかったですよ。

いや
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.7

ひとりの主婦が閃いた、100文字と満たないメッセージが、様々な人間の心に眠る正義心を呼び起こす。

ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)も、ウィロビー署長(ウディ・ハレルソン)も、ディクソン(サ
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こころに剣士を(2015年製作の映画)

4.3

子供たちは、目の前にいるあなたを見つめている。

その澄んだ目は、嘘や偏見がない。

大人の意地とプライドをしなやかにいなしながらも、学べるものは全て学ぶという吸収力の鬼だ。

どういう過去を経て今の
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

4.1

自分のことで精一杯な人が多過ぎやしませんか?

ちなみに僕自身がそれだ。よく人と衝突するし、何かしらのトラブルが絶えない。

もっと他者に対して、興味関心を持って生きていたい。

凍え死にそうな時だか
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ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

4.5

女を見ると、身体が疼き、金を見ると、心がよだれを垂らす。

僕は、様々な欲求に翻弄され続けていることが、至極鬱陶しい。

なぜ満足できないんだろう。なぜ自制心が持てないんだろう。

もし一つだけ手に入
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