オパイダーマンさんの映画レビュー・感想・評価

オパイダーマン

オパイダーマン

揺れる胸の破壊力学を追究し、作品を通して他人の人生を覗き見る変態心を、溢れんばかりに満たしてくれる映画とそのレビューとの出会いに日々感謝して、此処に綴る。

胸ときめくレビューと出会った時、救われたような気持ちになる為、日夜Filmarksを散歩しております。突然のいいね!やコメントをお許し下さい。

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キングスマン(2015年製作の映画)

4.6

Well done!!!

お見事!音楽も素晴らしい!痛快で爽快なマーベラスアクションムービーだ!

ド派手に俗物者たちをぶっ倒しまくるキングスマン。

髪型もばっちりキメて、品格あるオーダーメイドの
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.5

ある人はこう言う。

「キャップは世界一かっこいい童貞だ」

キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)は、アベンジャーズの中で“古き良き人間”であり、最もベテランの“精神の支柱”という存在だ。

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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.6

ポアロさん(ケネス・ブラナー)は世の中には善と悪があると言いましたね。僕もそう思います。

善悪の概念は本当に興味深くて、時と場合によってその形は様々です。

どちらが正しくて、どちらが誤りであるか、
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.5

Bunch of jackasses, standing in a circle.

マヌケどもが団結した。

“銀河の守護者たち”は、全然最強じゃないけど、己の命を懸けて守りたい仲間がいる彼らの団結
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

4.5

それぞれの心の中に“闇”を抱えたヒーローたちが、世紀の大喧嘩を繰り広げる。

愛する街を守りたいバットマン(ベン・アフレック)と、愛する者を守りたいスーパーマン(ヘンリー・カビル)。

正義と正義がぶ
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猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

4.6

ある人はこう言った。

「猫と関わるようになって、人を好きになる気持ちを取り戻した」

地を這う無口な“哲学者”には、幾つもの問題を抱えている我々“人間”のことがどのように見えていますか?

乗車率1
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.6

彼らが心底羨ましい。

互いを愛し、踊り狂うことに、ただひたすら没頭するエン(アレックス・シャープ)とザン(エル・ファニング)の恋は無邪気そのもの。

人間は大した生き物でもないのに、なまじ賢いと思い
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.6

リスベット(ルーニー・マーラ)がとにかく可愛らしい。

初めは正直、見た目の印象や本人が醸し出す雰囲気に、ピリッとした緊張感を覚える。

彼女が他人に対して見えない“壁”を作るのも、きっと防衛本能だろ
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.3

音楽も、恋愛も、セックスも、スローが一番しっくりくる。

焦らず、慌てず、ゆっくりと、浸るように。

退屈にさせないための努力(創意工夫)が、何度味わっても飽きないものへと変わる。

同じように見えて
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

4.5

生きるってさぁ、どんだけ辛いことや悲しいことを味わえば済むのかって考えるとさぁ、もう吐き出すため息も無くなるぐらい、心底ウンザリするよね。

独りでいた方が、嫌〜なモノを背負う量だって自分が耐えられる
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.9

新しい出会いはものすごく恐い。

好きになると、無くなることが恐くなるし、嫌いになると、触れることが恐くなる。

好きなものが嫌いになり、捨てようとすると何故か躊躇い、その嫌いなものは実は、好きだった
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ハングリー・ハーツ(2014年製作の映画)

4.2

善悪という概念は、時と場合によって変化するものだと、歳を重ねて知った。

善に近い悪(辛さを和らげるための嘘や、大切な人を守るための暴力)もあれば、悪に近い善(助言のつもりが単なる押し付けだったり)も
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

4.7

喩え奇妙でも、居場所は、必ずある。

喩え奇妙でも、居ることを許してくれる場所は、必ずある。

喩え奇妙でも、居て役に立つことができる場所は、必ずある。

喩え奇妙でも、居ても立っても居られない帰りた
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シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

4.6

“彼”から送られてきた暗号化されたメールから、全ては始まる。

それはまるで弓を引くように緊張感を伴いながら、互いの存在を“敵”に知られないように警戒しつつ、物音を立てずに、ゆっくりと“彼”に歩み寄っ
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

4.1

正直な話、最後の最後のグロリア(アン・ハサウェイ)の表情を観るまで、うんざりするほど救いようの無いダメダメな連続。

誰をとっても、どこを見ても、ダメダメな奴ばかり。

それはもうスクリーンに映し出さ
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.5

“そう”なりたくても、“そう”なれない人が、ほとんどだと思う。

美容院に行って「◯◯のようにして下さい」とリクエストして、その通りになって帰ってきた人を見た試しは、ほぼ無い。

人は、基本的に足りな
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.4

泣きながらでも、笑い飛ばせ。

最強かあちゃんの汗と涙の湯を張り、燃えたぎる魂の炎でその湯を沸かせ。

赤く火照った体に、お疲れ様でしたと心から労えるような一日を過ごせれば、これ幸い。

ぶちくそ泣け
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.6

いつも疑問に思うこと。それは、歴史に名を残す偉人たちの多くは、「男」であるということ。

国の行く末を担う政府の上官たちは、男が多いし、全世界の通信網を網羅するシステムを構築するエンジニアたちも、男が
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.3

本当に死ぬのがヘタクソで、生きるのもヘタクソなおじいちゃん。

いちいち皮肉を言って罵る姿は、ある意味で滑稽に映り、よくよく考えてみると、じわじわと沁みてくるバカ正直さに愛着を抱く。

罵る姿がムカつ
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ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で(2016年製作の映画)

4.6

あげ足を取られて罵られたり、あざ笑われたりすることが多い世の中で、彼女の「ただ何も考えずに戯れていたい」という純真な精神は、美しい肉体以上の価値を僕は抱く。

官能的に溺れる様は、「笑う」という行為に
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静かなふたり(2017年製作の映画)

4.2

ほんのり溶けかかった艶のあるバニラアイスを口に含んで、口の中に広がる甘みを味わいつつ、少し酸味のある苦い焙煎珈琲で楽しむ、飾りの一切ない極めてシンプルな恋のスイーツ。

まるでそんな映画だ。

長年連
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.3

冒頭から金融業界の専門用語のオンパレード。

馬鹿な僕には、ちんぷんかんぷん。ついていけないかもしれない、最初はそう不安に掻き立てられた。

しかし、そんな難しい台詞の羅列よりも、大切なことを突きつけ
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マネーボール(2011年製作の映画)

4.2

「勝ちたい以上に負けたくない」

元野球選手だったゼネラルマネージャーの男はそう語る。

野球の試合のことか、それとも巨額な資金を持つビッグクラブに対することか、はたまた己の人生のことか。

勝負事に
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やわらかい手(2007年製作の映画)

5.0

大した職歴も資格も持ち合わせていない平凡な中年のオバサンが、喩えどれだけ切実な願いの込められた言葉を投げ掛けようと、銀行や職安、隣人たちなど世間の人々は、ゴミ箱に放り捨てる紙屑同然にあしらう。

とこ
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.5

破茶滅茶!CGなし!街の至る所をぶっ壊しまくり!

コレ絶対役者が怪我しとるじゃろってシーンの連発に驚愕して、顎が外れた。

絶対にあり得ないとか一般常識とかそういうのを完全に超越している。

愛する
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.6

週末に選挙を控えた今、“専守防衛”を根幹とする種族の、一頭の偉大なるエイプの姿を見届けた。

その偉大なるエイプは、決して強いエイプではなかった。

守りたいもの、背負うものがあまりにも多過ぎて、その
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.7

家族を奪われ、職も奪われ、住む場所を奪われ、行き着く場所は、死が待つ強制収容所。

男は、様々な運も味方して、最後のところで命だけは何とか奪われずに済む。

命辛々逃げるも、足を挫き、食べるものも無く
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

4.8

「The Lunchbox」

始まって4分、極めてシンプルなタイトルに思わず唸る。

抜群に面白い香りが、辺りにプンプン漂う。

それはまるで、まだ家路の途中にもかかわらず、食卓に並ぶ料理のスパイシ
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奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014年製作の映画)

4.5

環境が人を形成し、人が環境を形成する。

では、その環境とは一体何なのか。

人であり、熱意や情熱であり、誇りや尊厳であり、愛だ。

美しい環境が、美しい人間の心を作り、美しい人間の心が、美しい環境を
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フィルス(2013年製作の映画)

4.5

ブルース・ロバートソン巡査部長(ジェームズ・マカヴォイ)は、本当に救いようの無い“フィルス(クズ)”なのか。

悪どい企みをいたるところにばら撒き、人を散々見下して、嘲笑って、扱き下ろしていながらも、
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ファーストフード・ネイション(2006年製作の映画)

4.5

ヒューマンドラマのアベンジャーズの如く、豪華キャストの骨太社会派ドラマ。

ファーストフード業界の闇を描いた作品ではあるものの、ファーストフード業界のみに限らず、人々が営むあらゆる業界に、こういった闇
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ミス・シェパードをお手本に(2015年製作の映画)

4.1

何処の猿が天下を獲ったとか、何色の船が来航したとか、自分が生まれる遥か遥か昔の歴史を学ぶよりも前に、まずは今そこにある歴史から知ろうとするべきだと、僕は思う。

偉人とは案外、身近にいたりするのかもし
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変態小説家(2012年製作の映画)

4.0

ツラいよねー、何か調べ物をしたり、考察しているうちに、不思議と思い入れが強くなってしまって、日常生活にまで影響してしまうのは。

こういうことって、なかなか人に理解されないことも多いでしょう。

逃げ
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.8

何かしらに対する不平不満を、のべつ幕無しに垂れ流すことの出来る現代に、今こうして僕たちは、生きている。

平和ぼけと嘲笑われようと、誰かの犬と罵られようと、未来がひとつ、またひとつと消えていくような時
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.2

何が正しくて、何が悪いのか。

その判断は、極めて難しい。

泣いている人がいる。

黙って見過ごすことは出来ない。

手を差し出して、役に立つ。

その行いは、誰が何と言おうと、正しい。

p.s.
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サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)

4.6

面接などの自己アピールをする場で散々述べてきた「自分の強み」を、いかなる環境下においても発揮することが可能だと、自信を持って言える人はどれくらい居るのだろうか。

自分の“特技”が本当に使い物になるの
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