かさんの映画レビュー・感想・評価

か

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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若い女性が凛々しく成長していく朝ドラ構造だからどんだけ悪趣味でも見てられる。

飛行士の妻(1980年製作の映画)

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追走
切り返し
カメラのくだりが楽しい
街の映画、道の映画

サスペリア(1977年製作の映画)

3.8

白人女性が色に塗れて惨殺されるイメージの反復。

執拗なまでに色。
雨や嵐の描写がすごい。
イメージの言葉を使える数少ない作家だと思う。


怖さ⭐︎⭐︎
グロ⭐︎⭐︎
エロ⭐︎⭐︎⭐︎
物語⭐︎⭐︎
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ヒッチコックの映画術(2022年製作の映画)

1.2

え?100ドルくらいで買えるストックショット使ってませんか?
あの金魚はなに?
あの山吹色のニットを着た女性は何?
開花する花はなに?

ヒッチコックの写真は1〜2枚しか使えなかったの?

謎のケチり
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.2

話は1ミリも理解できなかったが、自己言及的な作りが熱いと思った。見てよかった。クローネン先生。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

前作より良かった。どんどん映画じゃなくて別の表現メディアへと移行している感じ。本作は絵も音楽のように感じた。

恐怖の報酬(1953年製作の映画)

5.0

最高中の最高の映画。映画の奇跡。コールタールの沼シーンからの到達の流れでボロ泣きする。

春画先生(2023年製作の映画)

2.0

尻触るセクハラとか、身体売ってこいとか、フィクションとはいえ見てられない。

なんとも全体的にショットが重い。もう少しテンポも画面も軽快であればまだ楽しめたが。地震とかホタルとか作家の個人テーマのよう
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福田村事件(2023年製作の映画)

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NHKの2Hドラマみたいなんだろうなと思ったらそんな感じでした。

王と鳥(1980年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ好きだけど、後半が少し失速ぎみ。王様が寝た後の展開が秀逸。全体的に空間を見せようとする構図が良い。

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.0

ドン・シーゲル。
クロスカッティング。
人形。絵を描く特典。

かつて、ノルマンディーで(2007年製作の映画)

4.1

編集は相変わらずめちゃくちゃうまい。
特にケンカや揉め事が起きないが、じっと見続けられる不思議を持ったドキュメンタリー。さすがフィリベール。

「みんなで映画を撮る」という行為を善的な体験として持って
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息子(1991年製作の映画)

3.5

東北弁という言語マイノリティ
ろう者という言語マイノリティ。

けっこういい。90年代の新宿の風景がたくさん映る。

和久井映見が天使的な美しさだが、ろう者なのに口話を使わないのはややご都合ではないか
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ファミリー・プロット(1976年製作の映画)

3.8

かわいらしい。閉じ込められたあとに出てこないのが笑える。

バービー(2023年製作の映画)

3.9

企画。
あるある。
ケンという固有名を持ってるけど持ってない人物=ブレードランナー2049のゴズヤン。
ケンは転じて、女性〇〇、〇〇ジョの象徴。

フェミニズム
エンパワメント

話はだいぶ散らかった
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めまい(1958年製作の映画)

5.0


ピント外れている箇所多い
ジュディの部屋の緑ライティング
追いかけっこ
街の風景と人
芝居の正確さ

衣装から美術からすべてがリッチ。
問題は画面の強さだけではなく、意味を見ているような感覚。

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.8

面白い。80〜90年代ハリウッドは家族で楽しめる映画が多い。こういう映画減ったかな?レンタルビデオ屋で借りて家族で映画を見ていた90年代初頭が懐かしく思えた。テンポの良い展開やその時代らしいCG。>>続きを読む

怒りの葡萄(1940年製作の映画)

4.9

ライティング、カメラアングル、人物の実在感、タフネスすべてよい。
惜しいのは、果実を摘むシーンがないこと。
ジョン・フォードの映画は、人間が生きている!という強い存在感が魅力。

ハロウィン(1978年製作の映画)

4.3

とても上品。理由や意味ではなく、ただただピュアに恐怖や、ブギーマンのイメージを形にしている。映画エッセイのようにも感じる。

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

2.8

ノットマイアリエルのハッシュタグが話題になったそうだけど、それを誘引したのはたぶん人種の問題ではなく、演出と演技の問題。

画面がせわしなく動く、画面にいろんなものが映っていてノイジー、画面が暗い、主
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ヒゲの校長(2022年製作の映画)

-

情熱を持って映画制作をするのはすばらしいと思うが、音声が特にひどい。音が硬く、音量にバラつきがあるので、途中耳を塞ぎながら聞いていた。また適正露出、適正ホワイトバランスで撮れていないショットが多く、技>>続きを読む

タバコ・ロード(1941年製作の映画)

4.7

タフ映画!
周遊する蒸気船とも似てアナーキーな要素もある。

みじかくも美しく燃え(1967年製作の映画)

2.4

何度もちょこちょこ挿入される同じ音楽の入れ方。妙に省略したぶつ切り感のある編集。切り取った印象を出したほうが、本当にいまそこにある生を描けるという考えかな?
開放で撮影しているらしく、ピントは外しまく
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ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)

4.4

かなり好き。音楽がすばらしい。よくこんなスケールの映画をとれたもんだ!

月の寵児たち(1985年製作の映画)

2.5

いつものイオセリ。フランス上陸後のイオセリ。

そして光ありき(1989年製作の映画)

3.3

いつものイオセリ節をセネガルでやったという映画。木の太さと背の高い女性のフィジカルがすごい。首切りも笑える。
しかしイオセリらしいのだが、少し長いな...。あとはジョージアで起きていることをセネガルを
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音のない世界で(1992年製作の映画)

4.2

これはすばらしい。編集がめちゃくちゃすごいです。カメラもいい。まなざしがやさしい。出てくるろう者のおじさん(手話ネームやせっぽち)がとても魅力的。

ネイティブ・サイナーらしき人と、口話と手話併用の人
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怪物(2023年製作の映画)

1.0

ちょっとした誤解から悪が広がっていく、それを各登場人物の視点から、答え合わせをしていく、という構成の脚本にした時点で、どうしても人間を浅はかに描かなくては成立しなくなる、という点で、負け戦な映画。>>続きを読む

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