けんたそさんの映画レビュー・感想・評価

けんたそ

けんたそ

2016年からつけはじめ
#2017年上半期映画ベスト10
①美女と野獣
②お嬢さん
③クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的
④たかが世界の終わり
⑤マグニフィセント・セブン
⑥ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ
⑦ファウンド
⑧キング・アーサー
⑨人類遺産
⑩しゃぼん玉

ビジランテ(2017年製作の映画)

4.0

閉塞した地方都市の乾いた空気感と抗えない血縁や地縁はもはや呪いの域やけど、3兄弟が守りたいものは結局そこにあるんやな。こうゆう負の連鎖が連なっていく映画はみててずっと苦しい(褒めてる)。三者三様のツラ>>続きを読む

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

3.9

自分の人生を肯定して生きろ!ってゆう真っ当すぎるメッセージをこれほど実直かつエネルギッシュに描かれるともうどうしようもない。受け入れるしかない。まあ、けどこの世の中生きづらいよねとも思う。自問自答の日>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.6

犯人が分かってても何度でも楽しめるのが名作たる所以で、そういった意味では正しく楽しめた。狭い車内でのカメラワークも凝ってたし、例の「最後の晩餐」風の構図も壮観やったけど、一部CGが少し浮いてて残念なと>>続きを読む

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.7

いつものメンツに小ネタも満載かつお約束の展開で、すべてが板につきすぎてて安定感しかない。シリーズで一番面白かったかも。トッキュウジャーのアクションもあるよ。天山せっかくやからモンゴリアンチョップして欲>>続きを読む

アンダーグラウンド 完全版(1995年製作の映画)

3.9

みたよ5時間。ハイテンションとブラックユーモアを随所に散りばめてるけど、やっぱり悲劇的な側面が強く印象に残った。「ある国」の戦争の記憶、忘れることは出来ないし喜びも悲しみもすべて先人や歴史の上に立って>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.2

刹那的で美しく切ないパンクボーイミーツエイリアンガールもの。変化球やのにド直球で愛しすぎる。
生まれて初めて自分の世界の全てが満たされる感覚、そして文字どおり「パンクする」2人がとてつもなくキラキラ輝
>>続きを読む

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.1

これがストップモーションアニメってのが驚愕でしかないんやけどそれ以上の感動がなかった。外国の人がつくる日本文化モチーフのファンタジー活劇って面白いし、実際世界観の作り込みもすごいけど、お話単体でみると>>続きを読む

火花(2017年製作の映画)

3.3

夢を追い続けてる人もかつて夢を諦めてしまった人も、毎日は変わらず続いていくわけで、絶対にいまを肯定して生きていて欲しいし自分もそうありたい。にちょけん川谷と三浦誠己、それぞれの相方良かった。板尾さんは>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.0

子どもの為ってゆうのはどうしても大人のエゴに見えてしまうことがよくあるけど、みなそれぞれの愛情の形を持っていて、当然答えなんてないわけで。天才数学少女のメアリーがとにかく表情豊かで、子どもらしく全身で>>続きを読む

サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース(2012年製作の映画)

3.2

リアル「こんなサンタさんはいやだ」シリーズ。クリスマスでも悪い子は殺されちゃうんやね。オープニングの電飾ビリビリから始まり殺人マシーンと化したサンタさんの殺し方がバラエティに富んでて子どもでも容赦せん>>続きを読む

密偵(2016年製作の映画)

4.0

「お前はどちらの歴史に名を刻む?」日本統治下の朝鮮、日本警察として義烈団を追い詰める朝鮮人警視のソンガンホの立場が誰がどう見てもいちばん分かりやすくグレーで、祖国との間で板挟みになりながら揺れ動く複雑>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

3.3

久しぶりに午前十時の映画祭。逃避行の中で、柄にもなく子どもに目玉焼きを作ってみたもののフライパンにくっついてお皿に移せず結局フライパンごとすてちゃうグロリアの彼女なりの母性も育っていくんやけど、なによ>>続きを読む

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.4

ポスタービジュアルとキャッチから想像しうるポップなコメディ要素満載の怪獣映画から一転、後半あるキャラクターの狂気が爆発してまさかのスリラー展開に。嫉妬って恐ろしい。奇妙で珍妙な味付けながらラストは謎の>>続きを読む

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.2

しんどいなー。ああゆう恋愛しちゃう女の人苦手やけど、実際どうしようもなく自分なにやってんねやろって頭では理解してるところが切ない。ぼんやりとした日常が続いていくのは悪いことじゃないけどいつかは終わりが>>続きを読む

MASTER マスター(2016年製作の映画)

3.8

初っぱなから胡散臭さ満載のカリスマ詐欺師イ・ビョンホンが悪人役を生き生きと楽しそうに演じてて後半のチンピラ風ファッションといいやっぱりかっこいいしスゴい存在感なんやけどいちばん印象に残ったんは敵対する>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.0

ホラーの怖さより子どもたちがトラウマや弱さを克服するひと夏の成長物語に頑張れ頑張れ!ってひたすら応援しながらかなりジーンときてしまった。みんな勇気振り絞って頑張った。最後のお兄ちゃん、、泣いた。いや、>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.3

愛情が深すぎるのもツラいのなあ。異常なほどピュアなのかも。結局は自己愛って言ってしまえばそれまでやけど、男性陣のゲスさは現実離れしてないし、少なくとも共感度0%ではない

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

黒人の家政婦さんのニカッとした笑顔がいちばんトラウマになりそう・・・。人種差別への切り口と作品への落とし込み方が新鮮で、しっかりミスリードしてたしスカッとするラストにも満足。古典的でいかにもなホラー演>>続きを読む

THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ(2017年製作の映画)

4.5

ここまで中毒性が高い映画は久しぶりかもしれん。現実と妄想世界を織り交ぜられながらってのは割りとベタかもやけど、精神世界のバグの概念とか夢に対する憧れに自分自身が追い込まれていく感じとか、見たいもの感じ>>続きを読む

ポンチョに夜明けの風はらませて(2017年製作の映画)

2.0

これは全く合わんかった。まず長回しが鼻につく。青春映画×ロードムービーっやったら間違いないやろってゆう取り合えずやっとけ感がすごいし、実際スベってるし。なにもかも中途半端で、ラストもどうせなら大ベタな>>続きを読む

婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.3

戦後ってゆう時代背景を加味しても、いつの時代でも女性の生きる強さはどこから生まれるんやろ。戦争と嘘についての映画。真実の中だけでは人は生きていけない。雰囲気たっぷりのモノクロームの画面が色付く瞬間にゾ>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

アクションの派手さより痛みの伝わり方がハンパなくて、超肉弾戦で身体張りまくりなシャーリーズセロンのタフさが際立つ。ハードボイルド&百合要素も好きです

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.9

息つく暇もないとは正にこのことで序盤からスピーディかつスリリングな展開にドキドキしながら、勝つためには手段を選ばず己の信念だけで突き進むキレッキレのやり手ロビイストに釘付け。とにかく凄まじい、の一言

劇場版 其ノ灯、暮ラシ(2017年製作の映画)

4.5

「MOROHAってほんとの事しか言ってないじゃないですか」ってファンの男の子のことばがじわじわと広がって効いてきて、すごく真理を突いてるなあと思った。生も死も、ひととの出会いも別れも、人生の中にはたく>>続きを読む

蠱毒 ミートボールマシン(2017年製作の映画)

4.5

取り敢えず主題歌のランララランラン~♪が無限ループで頭にこびりついて離れません。前半のわりとまともな?ドラマパートを経てイケテナイ中年サラリーマンの田中要次さんが気づけば血まみれ、後半は血飛沫ブッシ>>続きを読む

わたしたち(2016年製作の映画)

4.2

ファーストカットから子どもの表情まで一切見逃せないですスゴイ。そんな些細なことで、って無責任に大人はいうけど子どもにとっては自分のいる世界が闇に覆われるくらい重くのしかかるし、複雑な気持ちの揺らぎや友>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

4.2

いわゆる映画的なカタルシスが積み重なってクライマックスでやったぜ!が爆発して物凄い高揚感と爽快感を得られるし、差別と闘う姿勢とか不断の努力で道を切り拓くとか、映画的にも描かれがちなテーマも実話ベースで>>続きを読む

亜人(2017年製作の映画)

3.6

アクション全振りで割りきったつくりが清々しいし迫力&見応えあり。綾野剛のオープンセサミの耳障りがよい。城田優vs川栄の体格差マッチアップは今年のG1のファレvsザックセイバーjrがフラッシュバック

おクジラさま ふたつの正義の物語(2017年製作の映画)

3.5

捕鯨問題に関する相反する意見の平行線。伝統って受け継いで守り続けてきたひと達にとっては紛れもなく正義で、ただ外国の人に捕鯨は伝統文化っていっても理解は得られへんのも分かるし、ある女性ジャーナリストが「>>続きを読む

デス・レース2000年(1975年製作の映画)

3.5

改造車のびっくりするダサさとか血糊の血糊感とか安楽死デーのくだりとかも好きなんやけど、人殺しレースしてんのに途中でレーサーたちがみんな裸になって横並びでマッサージ受けてる画がツボやった。キャノンボール>>続きを読む

プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.5

降霊術も映画も人が見たいものを見せるってゆう意味では近しいなあって思ったけど、そもそも人ってなんでも自分の都合のいいように解釈して真実と虚構の狭間で勝手に信じたいものを信じて生きてる生き物やった。メイ>>続きを読む

サーミの血(2016年製作の映画)

4.2

出自の差別に苦しみ、故郷や家族を捨て「自由」に生きることを選んだひとりの少女。かわいらしい民族衣装を脱ぎ捨て忍び込んだパーティでのロマンス、あの一夜が彼女の人生の分岐点になったことは間違いないし、その>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.4

銃や砲弾が飛び交う戦争が日常にある毎日の中で動物たちがのびのびと暮らしてたり、束の間の宴で音楽と酒に酔いしれ祝祭的な空間を楽しむ様子がはちゃめちゃにユーモアを持って描かれる一方、奪われる煌めく命、羊の>>続きを読む

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.6

狂わせるガールってゆうより、自分の理想像に当てはめて勝手に狂っていくのはいつも男の方で、終わってみればあかりも少なくともコーロキにとっては人生の通過儀礼的な存在としての描かれ方な印象が強くて、そうゆう>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.6

徹底した「場」への没入感と臨場感がこちら側の「生」をも蝕んでくるような体験型戦争映画。ただ30万人超を救出したってゆうスケール感はあまり感じられんかった。スピットファイアがめちゃめちゃかっこよすぎて美>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.5

荒々しいオープニングから、あれ意外とケロっとしてる?な時点でもうヤられるし、登場する誰しもが歪んでる、ずれまくってて想像の範疇を軽々しく超えてくる変態映画やった(褒めてる)。「被害者」としての経験もす>>続きを読む

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