けんたそさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

けんたそ

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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.1

フロントメモリーのイントロからはじまる疾走感溢れるOP、スーパーヒーロー着地からスラリと伸びた足で駆ける小松菜ちゃんが健康的で美しすぎるよ~。
夢を諦めた中年おっさんにJKの真っ直ぐで純粋な思いはある
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.7

巨獣もっとわんさか出てくるんか思ったらゴリラオオカミワニだけやったけど街中での大暴れ&大乱闘はテンションあがるし、ロック様も交えた4wayマッチから異種混合タッグマッチへの展開、人動物間の友情にグッと>>続きを読む

ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.6

目には目を歯には歯を、殺るか殺られるか的な人間vsウサギの壮絶バトルが最終的には電流爆破デスマッチにまで発展して、、想像以上のやりっぷり、やられっぷりやった。ピーターラビットってこんなんやっけ?ってな>>続きを読む

霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

3.6

ひとりひとりが自身の恐怖体験を再現映像ではなくひたすら語りで見せてくるのでライブ感というか没入感がすごかった。登場人物たちと同じ地平にいて、自分も何か霊的なものに触れてしまうのではないかという恐さ。>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.1

夢の国の裏側に広がる貧困の世界。カラフルな建物に降り注ぐ太陽の光のもと、伸び伸びと暮らす子どもたちの世界に目を奪われる一方で、現実の厳しさをまざまざと突き付けられる。
ラストはまさにマジカルエンドやけ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

うだるような蒸し暑さに滲み出る脂汗、煙草の煙に血生臭さがスクリーンから漂ってきてクラクラした。死体もリアル。バイオレンスでハードボイルド、滾るねえ。
役所広司の凄みは言わずもがな、阿部純子はなんであん
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.5

うわべだけの人間こそより身につまされるような、人の嫌な所がじんわりと見えてくるなんとも居心地の悪い150分。
猿男のパフォーマンスシーンがもの凄い。電車でやばい奴おるときの感じに近い。当事者としてその
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パティ・ケイク$(2017年製作の映画)

3.4

魂の叫び、とか言葉にするとクソファッキン陳腐やけどクソみたいな現実を生きて差別や偏見にまみれた世界で戦ってるからこそのパティa.k.a.キラーPのラップが力強く音楽の力をひしひしと感じる。
近くに理解
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サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.3

スクリーンにジュリアンムーアが2人!
白人だらけの街に越してきた黒人一家に対する人種差別の裏では胡散臭サスペンスが同時進行。ブラックコメディなんやろうけど子どもは不憫でしかないし、笑っていいのか悪いの
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犯罪都市(2017年製作の映画)

4.0

マドンソクが素手でマフィアしばきまくる超絶肉弾アクションを楽しみたいならこれ。とにかく腕の太さと胸板の厚さがギャグみたいなんやけど、街の人には優しく後輩から慕われ上司からも頼りにされるザ・強面兄貴って>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

厄介事には関わりたくないけど、目の前で苦しんで悲しんでる人がいたら行動せずにはいられんのです。
コミカルな雰囲気が一転、徐々に観客もソンガンホといっしょに「巻き込まれ」ていく展開の仕方が上手い。エンタ
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アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

3.5

尋問官でもわりと実践向きやったノオミラパス、アクションもいいけどもうちょっと役の設定を生かして欲しかったなあ。といっても最近アクの強いスパイ映画多かったから、誰が敵味方?で二転三転サクサク進むストーリ>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.4

スピルバーグ、こんな映画作ったらめっちゃ楽しいやろなあ笑
やっぱり人間は想像力の生き物なんやなあとしみじみ。いつまでも尽きないし、現実ではなくても陶酔できる世界があることで生きていける。
映画館でも他
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名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.3

映画館出たら安室の女だらけかよ!
もう完全に大人向けアニメな劇場版コナン、今回は脚本が相棒シリーズの人と知り納得。
てか少年探偵団にそんなことさせんなよ笑
窓を伝って落ちる雨粒が、他の雨粒と重なってお
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映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~(2018年製作の映画)

4.0

マサオくんが抱いてるコンプレックスに痛く共感したし、カンフーを題材にしつつ正義と悪の対立やその先の行き過ぎた正義の危うさまで描いてて、何よりかすかべ防衛隊が活躍する話は良い!柔らかい心を持とう。これは>>続きを読む

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.7

単なるバカ騒ぎ映画かと思ったらちょっとウルっときたぞコノヤロウ。ハグとキスが下手っぴすぎる童貞オタクなロック様もよかったけど、一番はやっぱりジャックブラックさまさまじゃなかろうか。ゲームの中のキャラと>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

3.5

いきなり松坂桃李の尻が大写しで横のおばちゃんがハッと息を呑む。
行為の生々しさはあれど、欲望を見ず知らずの他者に解放し、相手はそれを受け入れるってスゴいこと。
けどやっぱ裸の男女が剥き出しになって抱き
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.3

深い悲しみに呼応するように降り注ぐ雨、ズタズタの心に追い打ちをかけるような展開に身を引き裂かれる思いで、観ているこちらも終始苦しかった。
彼女の下した決断を否定も肯定もできんけど、自分が同じ立場ならと
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ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.7

20年代をモノクロ、70年代をカラーで切り替わりながら徐々にシンクロしていくストーリーの中で、特に前者はまさに無声映画な味わい深さがあり、何より音の無い世界がキャラクター設定にとどまらず大きな意味を持>>続きを読む

ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.5

青春の負の側面全開な、こんな中学生時代は嫌だーの真骨頂。
執着や愛、憧れという誰しもが持つ感情を繊細な心がコントロールできんくなって行き過ぎた方向に振り切れてしまうと、それは若さゆえってゆう人もおるけ
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.2

傲慢さや気難しさを強調するような冒頭のタイピストへの振舞いにはじまり、苦悩や葛藤を抱え自信をなくしかける弱さやどこか憎めないチャーミングな一面まで、人間味溢れる魅力的な人物として描かれてた。
地下鉄の
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ラブレス(2017年製作の映画)

3.5

愛を与えることのできない人間が愛を求めることの滑稽さ。
親権の押し付け合いをドアの陰で声を押し殺して泣くしかない少年が、翌朝最後の希望さえもいとも簡単に打ち砕かれる一連のシークエンスの不遇さと不条理さ
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

4.0

壮大でキラッキラでわちゃわちゃのビジュアルと世界観にどっぷりハマった!
SF普段みんけどめっちゃ楽しいやん!ほんでヴァレリアン&ローレリーヌのやり取りはずっとニヤニヤしながら見守っていたい!
話の展開
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.6

繰り返される朝の出勤風景から突然のリストラ宣告で程よいくたびれ具合のリーアム・ニーソンが電車内を怪しげにウロウロする映画。笑
肉弾戦も多くバチボゴにやられてやめてあげて、、ってなったけどそこはさすがリ
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.6

ジェニファー・ローレンスのあのムチムチ感はさすがにバレリーナに見えんかった。笑
けどお相手がセルゲイ・ポルーニンな上、本人が演じてるってスゴイ。
話自体はわりと硬派なスパイもの+復讐劇で、派手さはない
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.8

最終章で新キャラこんなに出てきて大丈夫?って思ったけど杞憂でした。
最高のシチュエーションも相まって、上下と見守ってきたかるた部の集大成には否応なしに胸がアツくなり、そして人生の最高の一瞬が永遠に焼き
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モーターラッド(2017年製作の映画)

3.3

黒ずくめの殺人バイカー4人組が横並びで崖上からこちらを見下ろしてるショットがかっけーです。ほんでエンジン音ブォォォンブォォォンがトラウマなるわ。
何故殺されるのかが当人も観客も分からずやのに、殺し
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.8

人は二度死ぬ。
生の忙しさにかまけて大切なことを忘れかけていたので刺さりまくりました。
自分がとても恥ずかしくて悲しかった。
死者の日や音楽はじめメキシコ文化もスッと入ってくるし、何よりあんなカラフル
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.6

吹き替えなしで演じたセッションシーンの熱量がたっぷりで、演奏中の"無双感"がスクリーンから漂ってきた。
青春映画としてめちゃめちゃ誠実やな。
どこを向いても一方通行な恋模様にどぎまぎしながら、佐世保の
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廻り神楽(2017年製作の映画)

3.8

三陸地方で340年を超える歴史を持つ黒森神楽は、3.11後も震災の傷跡が残る沿岸部を廻り続ける。
笛や太鼓の音色と共に披露される神楽衆の舞や、彼らを笑顔で迎える神楽宿の人たち、そして亡くなった人へ唱え
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.3

銀幕のヒロインへの憧れと恋心、消え行く劇場への愛。映画だからこそ描くことを許されるファンタジーに胸がときめかないわけがない。色とりどりの衣装に身を包む綾瀬はるか7変化がひたすら眼福

ザ・ボルト(2017年製作の映画)

3.2

銀行強盗に入った先が曰く付きの、、ってゆう、導入はクライムサスペンスからホラーへの展開が面白い。ビジュアルはゾンビっぽかったけど。強盗するときは入念な下準備はもちろん、お祓いしていかなあかんな

トラジディ・ガールズ(2017年製作の映画)

3.6

イイネとフォロワー稼ぎに連続殺人を楽しむJKコンビのポップさと容赦のなさにイイネ。遺体をバラバラにして骨を溶かすのもお手のもの。自分より目立つやつ、むかつくやつはとりあえず殺しちゃえーってスタンスとか>>続きを読む

68キル(2017年製作の映画)

3.5

女難の相でまくりのヘタレ兄ちゃんが憎めない上に出てくる女がみな強くほぼビッチなんやけど、あの状態でも愛されてるって実はめっちゃ幸せなのでは、と変なスイッチが入ってしまった。男の人ってその先が地獄とわか>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

ずっと悪夢で容赦のない不条理劇。得体の知れない恐怖から逃れる術がないことは俯瞰ショットで確信に変わる。抗うことを許されない力を前に下す非情でクレイジーな決断、説得力っていったら変やけど考えれば考えるほ>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

モザイクそこかい!笑
言葉はなくとも心は通いあい恋に落ちる、の究極の形。
彼を受け入れてくれる人間がたくさんいて良かった。ゼルダとの会話が普通にガールズトークになっちゃってるとことか好き。
日常的にバ
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