素晴らしき伝承の物語、多くを語らないことが如何に豊かであるか、墓前での振る舞い方をイーストウッドは教えてくれる。
ジャズ的な演出で男女の仲が深まる、ホークス映画内の音楽は何故ああも魅力的なのか。
美しきリタ・ヘイワースとホークス的破天荒なキャラを演じるジーン・アーサー。
忘れてはいけない素晴らしい空撮。
小津の俳優となり、カメラとなり、忠実であろうとする事、ただただ感動する。
ヘルツォークはギャグ?
マリオバーヴァ『白い肌に狂う鞭』を意識してか、黒沢清の処女作のタイトルが『白い肌に狂う牙』であったのは、あまりに有名な話であるが、通底している部分を考えると、ロケーションの妙、舞台装置、それからショッ>>続きを読む
有名すぎる階段シーンを見る前から大傑作であることを確信し、本当に黒沢清は小津が好きなんだなと鑑賞中に何度も思っていると、佐野周二の職場の窓からダンスホールが見える場面では、思わず周防正行が想起され、『>>続きを読む
圧倒的な語りに気圧され、何も考えることなく映画が終わり、残るのはただだだ楽しかった感情のみ。どうかしてます、ホークス。
底抜けに明るく人物を描けるから、こんなにもエモい魅せ方もできる。ランジュ氏が犯行に至るクレーンショットからラストにかけての力量にただただ圧倒される。
とんでもなく面白い。小津ベストに挙げる人多いのでは?全く関係ないけど『驟雨』思い出した。ヤバい。
一貫した男の不在。島へと請負人を運ぶ水夫たち、完成した絵を引き取る運搬者、外界との繋がりを象徴する人物を除けば、一切男が描かれる事はなく、エロイーズの結婚相手どころか父親の造形すらも描かれず、メイドが>>続きを読む
所々置いていかれそうになるけど、なんて事ない、語りによる描写から離れ、ショットの連続で最後まで描き切ってくれるから、十分に楽しめた気になる。クロースアップにより身体の一部分そのものに事件性を感じ、物の>>続きを読む
かの有名な「マラパルテ邸」、めちゃくちゃキマっている。相変わらず引用とか一切分からないけど、最初から最後まで良い。
世界一愛情のこもった「fuck you Sara」の台詞とクソッタレな野郎たち!!アクション教本!!
悉く決定的な場面でクロースアップを用い、それがアクションなりに上手く作用しているから唸る。少年時代の金庫を見つめる眼差しの時点で、今後の不穏な空気を察してしまう。実にスマートな良作。多くの人が憧れるわ>>続きを読む
どれだけ中盤がダレても、ラストのシークエンス幾つかで、観客を大満足させるベロッキオに屈服。地面にばら撒かれたカトラリーの上で踊るマルーシュカ・デートメルスの姿も中々だが、拒絶されるブリーフ男も頭から離>>続きを読む
普段は別段そうでもないのに、映画の中で食事シーンに出会うと毎回心躍るのは何でだろう