Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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狩人の夜(1955年製作の映画)

2.9

右指にLOVE、左指にHATE。綺麗に沈み髪をなびかせる水死体。落ち着いた脚本に、このような飛び抜けた描写があると引き込まれる。

綺麗すぎてもうひとつ好きになれなかったけど。

ジャンパー(2008年製作の映画)

1.0

瞬間移動能力はいらなかったようなストーリー。

オデッセイ(2015年製作の映画)

1.0

SFというよりはファンタジー。

火星での生存と脱出のみを描いていれば良かったのに、脇役のロマンスに急な中国資本投入と頭を抱える脚本だった。

ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

1.0

一作目、二作目と同様、昔に誰かに見せられたんだけど、面白さが分からなかった。

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

1.0

一作目と同様、昔に誰かに見せられたんだけど、ほとんど楽しめなかった。

ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

1.2

ずいぶんと昔に誰かに見せられたんだけど、ずっと白目剥いてた気がする。

母という名の女(2017年製作の映画)

2.5

“母親”という神話は否定されるべきと思うけれど、多くの人が「最低な母親」と評するのは本作の意図するところなのだろうか。

他人のものを奪うという点だけは最低だけれど、それを”母親”の役割として批判する
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或る終焉(2015年製作の映画)

3.6

曖昧性が心に訴えかける。

あの時の選択は正しかったのか、と思うことはある。多くの作品では肯定されて終わるけれど、本作は曖昧なままにしておく。

そうすることで色んなことを発見できる。まだ整理できてな
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父の秘密(2012年製作の映画)

3.0

物語と違って、現実には原因が分からないことも多く、行動の結果ももうひとつはっきりしない。

本作も物語なのに現実性があり、原因も結果も分からないままで、居心地が悪かった。

ニューオーダー(2020年製作の映画)

2.6

貧富の格差がもたらす”結果”を描いたのは、重要だと思う。あらゆることは、起きる前に描かれなければならない。

ただ、物足りなさはある。市民が暴れる狂気性や軍人の暴力性、略奪される側になる上流階級の心情
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坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async(2017年製作の映画)

4.5

音楽という抽象的なものを、抽象的なままにしておくという素晴らしさ。

心を取り出され、水で洗い流し、きれいになった心を元あった場所に戻される、という感覚だった。

「あまりに好きすぎて、 誰にも聴かせ
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(2007年製作の映画)

1.0

全員のファッションと、ドランの髪型と、スローモーションの使い方がダサすぎる。

BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

1.5

葛藤を丁寧に描いてるとは思うけれど、ありきたりではある。

ハートストーン(2016年製作の映画)

1.9

視点として、同性の友人が同性愛者であるというのは興味深かった。

ただ、意図的な閉鎖性と、繊細さへの鈍感な態度があんまり好きじゃなかった。コミュニティは狭くても土地はもっと広いはずだし、彼らが自分の繊
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カラビニエ(1963年製作の映画)

4.8

同年代に見える家族4人で荒地に暮らす家族。そこにカラビニエ(憲兵)が来て、徴兵の手紙を受け取り、なんでも手に入ると言われて戦争に参加する。

家族の名前は、クレオパトラ、ヴィーナス、ミケランジェロ、ユ
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愛人ジュリエット(1950年製作の映画)

1.9

夢を映画で扱うのは難しいと思う。テーマは悪くないと思うけれど。

愛のように感じた(2013年製作の映画)

2.5

若い頃に経験する些細なことでの屈辱感と、それに端を発した虚勢を、上手に捉えてると思う。不安定なカメラワークも、アンニュイなキャスティングも成功してると思う。

しかし、何度も扱われたテーマにテンプレー
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カモン カモン(2021年製作の映画)

1.0

現代のお涙頂戴的、説教映画。

多様性の皮を被っているけれど、結局はひとつの価値観に押し込めようとしてる感は否めない。”大人”も、”子ども”も。

モノクロも大衆性を隠蔽する役割を担っているようで嫌ら
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暗黒街の顔役(1932年製作の映画)

2.0

全体的な古さ(主にスタジオ撮影)で、現実性を認識できなくて、緊張感が無かった。

殺人までを長回しするオープニングは良かったけれど。

ルシファー・ライジング(1972年製作の映画)

2.0

サタニズムの作品ってあんまり存在してないから貴重だ。存在してるだけで価値があるくらいに。

我が悪魔の兄弟の呪文(1969年製作の映画)

3.3

頭がおかしくなりそうなサウンドが延々流れてて、映像が入ってこなかった。あと数十秒あったら脳が破壊されてた。

スコピオ・ライジング(1964年製作の映画)

1.0

男性性の強調に、まったく共感できなかった。だからこそ、誰かには鮮烈に突き刺さるのだろう。

快楽殿の創造(1954年製作の映画)

3.0

この快楽映画と、わたしの距離を測ろうとしたけれど、うまく掴めないまま終わってしまった。

観終わった後に、何か考えようとしても、もうひとつ手がかりが足りないような感じがする。

ラビッツ・ムーン(1950年製作の映画)

3.4

冒頭は興味がそそられ、終わりに向かって静かに収まっていく感じが心地良かった。

プース・モーメント(1949年製作の映画)

3.1

気に入ってる服着て、ヘアメイクも盛れて、煌びやかな部屋にいたら気分いいよね、わかるよ。

花火(1947年製作の映画)

4.2

20歳のデビュー作で逮捕された作品。

フェティシズムと苦悩が同居している。個人的欲望から社会的問題を描く点がアートだった。

愛の嵐(1973年製作の映画)

1.0

エロティシズムでも、デカダンスでもない。

他者とのコミュケーションを面倒臭がったものたちのくだらないラブストーリー。歪んでもないし、絶望的でもない。ただ未熟なだけ。

恐怖の報酬(1953年製作の映画)

1.6

前半が冗長で、輸送の時には飽きてた。ラストはちょっと良かったけど。家に帰るまでが遠足。

赤線地帯(1956年製作の映画)

4.0

“赤線地帯”というのが、すでに良いテーマである。社会と個人と土地を上手に描いていて、徐々に社会的問題や個人的境遇が見えてくるのも面白い。

暗澹としたラストシーンが忘れられない。

ベルファスト(2021年製作の映画)

1.0

2021年の映画として、テーマも撮り方も新しさがない。

街もセット感が強く、演技も演技してる感が強く、嘘くさかった。

スケアクロウ(1973年製作の映画)

1.8

“スケアクロウ(案山子)”の話は新しい価値観の提供を期待したけれど、本作以前にも存在していたアメリカン・ニューシネマと変わらなかった。