Kさんの映画レビュー・感想・評価

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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

私も、いつこうなってもおかしくない。

派手な爆発もないし、展開を裏切ってくることもないし、謎解きがあるわけでもない。それなのに目を離せないのは、私たちもこうなってた可能性があったこと、これからこうな
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.8

形容できない、新しい感情が込み上げる。

自殺に失敗した男が、殺し屋に自分自身を殺害することを依頼する。けれども恋に落ちて死ぬのが怖くなり、雇った殺し屋から逃げ回ることに。

淡々としてて笑いを含んで
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.2

アキ・カウリスマキでは滅多に見れない表情の変化が見れる。

そうは言っても感情表現の表情ではなく、バンドメンバーの1人が演奏中に変顔をするだけ。それでもワクワクしてしまうし、それだけで満足してしまうほ
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.6

何もうまくいかないけど受け入れよう。

職場が閉鎖される。父親にキャデラックをもらうが、父親はそのまま自殺。閉じないキャデラックのルーフ。強盗に有り金を奪われる。キャデラックを売るも安く叩かれる。日雇
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.4

ゴミ収集の男とスーパーのレジの女のラブストーリー、私はこういうのを観たい。

王女の一日の恋や金髪美女との浮気には興味がない。もっと社会的に敗者と言われる人たちの、嘘が混じった素直な恋愛を見たい。
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

1.0

エロティックやグロテスクで誤魔化そうとしてるけど、どちらもそこまでじゃない。

アメリカは善でロシアは悪というプロパガンダだし、ストーリーも普通につまらない。

パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)

3.2

現時点の不完全さを正直に描く。

先生と生徒、学校と教育システム、移民、家庭環境、それぞれが未熟の中で繋がってるという現在の状況を素直に表現している。

ただ、だからこそ焦点をもうちょっとぼやけさせて
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

1.0

コメディタッチであることで、テーマを薄っぺらいものにしている。

高校生の娘の友人を魅力的に感じるのは興味深いけれど、『ロリータ』のような丁寧さはなく、ただ性欲の捌け口としてる点が気持ち悪い。例外とし
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.3

露骨に気持ち悪く描かない。もちろん気持ち悪くはあるんだけど、もっと過激にしようと思えばできるところをあえて隠蔽する。

それが人間の本質を捉えてるようだった。誰にでも起こり得ると。

突撃(1957年製作の映画)

2.2

ストーリーにスタンリー・キューブリックらしさは少ないが、構図はスタンリー・キューブリックだった。

戦争の無意味性よりも、戦争を扱う人間の脆弱性を描いているのは面白い。

ただ、焦点を人に当ててるのに
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

2.1

フィルム・ノワールは好きじゃない。スタンリー・キューブリックとは思えないほどシンプルだった。

最後の「THE END」は良かった。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

1.0

このテーマで、タイムループの必要性を理解できなかった

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.4

テーマとかストーリーとかそんなものは覚えてなくて、ハートマン軍曹とレナードのにやけ顔しか記憶に残ってない。

いや、ラストの少女のシーンは少しだけ覚えているけれど、前の2人に比べたら微々たるもの。
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.0

デヴィッド・ボウイの美しさに目を奪われ、坂本龍一の音楽に耳を犯される。

戦争映画でありながら、戦闘を描かずに戦争の無意味性を表現している。

集団と個人の対比をきれいに描いている。個人的思想を抹消し
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

1.0

ボクシングシーンを撮れないなら、このテーマは向いてないと思う。

濡れ場も多いけど、撮るのが下手で観てられない。

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

1.1

カメラワークが終わってる。

ストーリーもキャラクターも魅力的じゃないし、全員同じ演技でVシネみたいだった。

ユースケ・サンタマリアはエロかった。

21ブリッジ(2019年製作の映画)

1.0

ありきたりなストーリーだし、緊張感ないし、序盤の親への想いみたいなの本当に要らない。

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.8

パラノイアとエントロピー。

オープニングの『Vitamin C』が流れた瞬間に、トマス・ピンチョンの映像化に成功したことがわかる。

秩序から無秩序へと向かう。陰謀論ような事件。もしかしたらすべて彼
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.9

「映画とは、半分が映像、半分がサウンドである」みたいなことをデヴィッド・リンチが言ってたような気がするけれど、『サスペリア』はまさにそんな感じだった。

ストーリーとか、ホラーとか、ミステリーとか、そ
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

2.6

他の映画と比べて目新しさを感じなかったし、PTAの他の作品と比べても抜きん出てるところはなかった。

それでもキャラクターの良さと、演出の巧さで飽きずに観ることができる。

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

1.0

ストーリーも、アクションも、音楽も、演技も、ぜんぶ嫌いだった。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.7

ラブコメって嫌いなんだけど、全体に流れる不穏な空気がたまらなくて引き込まれる。

オープニングでは一台の車が事故を起こし横転する。その後、ハーモニウムが道端に置かれる。まるでサスペンスのような始まり。
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

2.4

映画としてのクオリティは高いし、テーマも悪くないし、心に残るシーンもいくつかある。

けれども、コメディタッチなのが気に入らなかった。観やすくなるけど薄くなるのが嫌である。

ローラーガールをずっと観
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ハードエイト(1996年製作の映画)

4.4

見えないものを見えないままに。

映画全体に、そんなテーマが流れてる。登場人物それぞれの感情もいまいち捉えられ ない。場所の特徴性もあんまり感じない。ギャンブルの裏側も分からない。事件の真相も明かされ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.0

全体的にイケてた。

テーマも、音楽も、カットも、色彩も、ビジュアルも引き付けられるものがあった。

何より、緊張させる瞬間が上手だった。「ここからはいつ何が起きるかわからない」というシーンの作り方。
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

1.0

ただの青春コメディのようだった。恋愛に狂わされたり、仲間たちと悪いことしたり、友情ごっこしたり。

「100%見破れない」とか「騙された」とか言われてもしっくりこない。

最初から見破ろうと思ってるわ
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ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

4.4

ジャック、一体何をしたんだ?

刑事が会話できるサルに事情聴取する、デヴィッド・リンチのショートフィルム。

まるでウィトゲンシュタインの言語ゲームのようだった。私たちの知ってる言葉を話してるはずなの
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.7

デヴィッド・リンチのアートワークを思う存分見ることができる。

彼の半生にひどく興味があった。あれだけ狂った映画を作り続けた精神性はどこからきたのか。何をきっかけに独創的になったのか。とにかく知りたか
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

1.0

人生は、幸せになるために何度でもタイムトラベルできる、ということを学んだ。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.6

デヴィッド・リンチはいつも目眩がする。

本作も、同じ登場人物を前半と後半で名前を変えたり立場を変えたりする。現実なのか夢なのか分からない。

普通に観てれば、大まかなストーリーは理解できる。主人公の
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

1.8

500kmも離れた街へ、時速8kmの芝刈り機で向かう。

ロードムービーは、説教くさくなるし、旅で価値観が変わるのが共感できないし、大体撮り方がつまらないから好きじゃない。

敬愛するデヴィッド・リン
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

4.8

映画の中盤で、主人公が変わる。

あらゆる映画は、できるだけ伏線を敷いて終盤に向けて回収していくが、デヴィッド・リンチはほとんどの伏線を回収しない。だから鑑賞者自身でオチをつけなければならない。

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インランド・エンパイア(2006年製作の映画)

4.9

オープニングのホテルのシーン、娼婦と客の顔にモザイクをかける演出で、もう心を持っていかれる。

全体としては、物語性の否定のよう。

ウサギの着ぐるみを被った人間たち、ロコモーションギャルズ、電球を咥
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.6

切り落とされた耳を拾うことで、違う世界を見ることになるというストーリー。

そこでは、人間の二面性が描かれている。好青年なのに不法侵入や不倫をする、暴力を振るうけど赤ちゃんプレイが好き、夫や子供を拉致
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