戯連堂さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

戯連堂

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ムルゲ 王朝の怪物(2018年製作の映画)

5.0

疫病のさ中、政治腐敗を成敗する痛快古装劇を纏ったグロ描写ありぃのモンスターアドベンチャー。一見役立たず爺さんが突然のキーマン、化物が民衆の怒りの鉄槌と化したり、半ば強引怒涛のハッピーエンド(タネ明かし>>続きを読む

ブラック・マスク(1996年製作の映画)

5.0

段ボールっぽいダッせぇ-マスク、人民帽に身を包み、撃って刺しても痛くな~い死なない敵にジェットがハードに挑む。キモいアンソニーがラスボスかと思いきや、本筋にほぼ関係ねぇエログロ変態部門担当。(ラスボス>>続きを読む

子連れ狼 三途の川の乳母車(1972年製作の映画)

5.0

恐らく人類が初めて目撃する真剣頭骨白刃留めを手始めに、人間達磨殺し、殺人大根、人間潮干狩りetc…豪快オモグロ大博覧会すぎなブシドー魂は欧米諸国に大反響!(Jカーペンター「ゴーストハンターズ」に弁天来>>続きを読む

V/H/S ネクストレベル(2013年製作の映画)

5.0

「ザ・レイド」観賞後エバンス監督作品を猛烈見たい見たい欲に駈られ、レンタル屋さん投売り棚から期待せず捕獲。(前作VHSがダメダメの為) カルト集団の取材が奇しくも「審判の日」にぶつかりクルーは一人また>>続きを読む

ナイト ミュージアム2(2009年製作の映画)

5.0

「アノ人何の人だっけ?」と我々日本人には米国史の馴染み薄いとこ突いており、観賞後思わず調べたくなる回。スティラーがスミソニアンへM:I-I風地下潜入、カームンラーと丁々発止の大舌合戦、蛸へ給水等で奮闘>>続きを読む

ZODA ゾーダ(2002年製作の映画)

5.0

ロケーションが抜群な「アジア珍獣探検隊」(別名エレファントカシマシ)による、ポンコツアドベンチャー「象だ!」 取って付けた自然保護をテーマに、古式ゆかしいスプラッタカウントダウン闇鍋噺。途中から誰が死>>続きを読む

ザ・レイド(2011年製作の映画)

5.0

「このビルに入ったら、二度と生きて出られましぇん」なゾンビ地獄ホラーのお約束をシラットに置換、噛まれるよりイテテ激痛味満点!さらに劇中余計なドラマを極力排除の脳ミソに優しい設計。嬲り殺しは斯くあるべき>>続きを読む

ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎(1985年製作の映画)

5.0

当時エンドロールに被り、雪原を走る馬車が止まらず?と思えば納得のファイナルカット!ああ、早く続編が見たいと思ったが、身近なキャラがあっさり死亡&ワラワラ多数の悪の手先と、ジュブナイル物にしてハードな内>>続きを読む

情無用のジャンゴ(1966年製作の映画)

5.0

謎のインディオイタコにより、欲まみれな街に甦る立ち位置不明なジャンゴの生き地獄八景めぐり。伏線そうな物(ex.踏んづけられる幼女、仇の証拠となる黄金の弾丸、頭皮剥…)は全て投っ放し。先にショック場面を>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

5.0

始めの敵は人類が唾棄すべく戦争そのものだっ!本作の功労賞は激キモい敵ラスピューチン!(強烈過ぎてマタハリやハヌッセン等々の記憶は飛ぶ)…と、伏兵片角羊くん💓 監督は必死に昇る観客の梯子外しがお好きなよ>>続きを読む

ダンテズ・ピーク(1997年製作の映画)

5.0

逃げ惑うJボンドとサラコナーに代わり、不燃タイヤと耐アルカリ我が儘婆ちゃんの活躍する自然に為されるまま作品。婆ちゃん救出孫達お迎えの被災者展開は見せ場に貢献。ミニチュアワーク破壊の質感💓 街が跡形も無>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

5.0

糸切れ凧模様、孤独臭覚鋭敏暴走ジジィと青臭いおどおどオドネルのぶらり二人でマンハッタン。生き甲斐(青臭い獲物)と反面教師を各々見つける人生の終点起点コンビのコントラスト💓 圧巻のブラインドタンゴ!ジジ>>続きを読む

高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

-

お笑い表題にあえて笑いを封印、真面目作風確信犯的スタイル。恐らく「死霊のはらわた」で恐怖を追求しすぎコメディになったように、三昆節・空飛ぶギロチン・腐り鎌など登場させ荒唐無稽に振切ればヒットとなり以降>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

5.0

ボンドやボーンだけでなく「靴のかかとに電話…」は'それゆけスマート'、イギリス諜報部員なら今や小道具製作役御用達Mケイン(プレステージ道具係も!)など古今スパイ映画引用トリビアの山💓ハミルから始まる頭>>続きを読む

(1963年製作の映画)

5.0

何時ものハレた惚れたはほぼ封印、一軒家の入り口に板で釘打ち、外から壊そうと無数に増えるクチバシの跡…。まるでこの後登場するリビングデッドな展開。ヒッチ先生の身近な物が訳なく襲ってくる的な目の付け所💓 >>続きを読む

子連れ狼 死に風に向う乳母車(1972年製作の映画)

5.0

所々に外連味スパイスを振り掛けるトミー氏の殺陣!二挺薙刀時々クルクル。卑怯な奴には二挺拳銃!その他大勢めんどくせーからマシンガン! 刀脳天ブッ差され和崎俊哉、加藤剛の2度切腹介錯ゴロゴロ生首視点な'殺>>続きを読む

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

5.0

01年日本ではトンネルから異世界へ入る普通少女話の一方、海の向こうはモンスターが普通の扉から我々の世界に足を踏み入れる話とは…。我々は新世紀に自分以外異種の者に対話を求め始めているのか? ラスト扉を開>>続きを読む

オメガ・ドーム(1996年製作の映画)

5.0

自称クロサワの弟子ピュンさんの「SF用心棒」ルトガーロボ桑畑三十郎を筆頭に、番屋半助:首ロボ先生、居酒屋権爺:酒場のロボ姐さん、賽目の六:暴れん坊黒人ロボ、卯之助:裏切り姐さんロボ…キャラ丸>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

5.0

丸っ切り「恋はデジャブ」のスクリーム風味トレース、されど二転三転する容疑者には思わず膝を打つ…が、最後の台詞でそれを言っちゃお仕舞いのダメ押し潔よさ💓 活き良い芝居のローテでスラッシャーの湿り気を見事>>続きを読む

ドラゴン・キングダム(2008年製作の映画)

5.0

中々怖くて鑑賞を控えていたが…。(うっかり「47ローニン」を見てしまった後なので…。) どんな形であれ二大巨頭が一つの画面で観られる幸せな時間!オープニングロールは「SB GHのこれ位は観てるよね?」>>続きを読む

ナイトホークス(1981年製作の映画)

5.0

スタローン「ロッキー」後ステップアップ習作…よりも、無慈悲テロリスト・ルトガーおじさんの「ブレラン」バッテイ役への布石作。Lワグナー他B級以上の俳優の顔見せがちと嬉し💗 Kエマーソンのブン回しなスコア>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

中間管理職やくざの死に場所へ、思い出作りの修学旅行。初盤「止めて下さいよ~…(棒読みが逆にリアル!)」の可笑しいほど怖すぎる人への取扱い方が、青い海で浄化されたか最後は"この線から入っちゃいけないよ">>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー(1993年製作の映画)

5.0

ドニさん主演…ではなく、百草堂の鉄猿夫婦、フェイホン親子、板挟み中間管理職役人の群像カンフードラマ。香港映画特有ドラマは(Yウーピン、Tハークなのに)あさって方向に暴走せぬ一直線な筋運び、メイン5人の>>続きを読む

ツーフィンガー鷹(1979年製作の映画)

5.0

ユンピョウ主演…と云うより、元祖ウォンフェイホン俳優Kタクヒンのフェイホン役最後の作品。(遺作では無さそう) 足に鈴がついてたばっかりに、グロいお顔の怪人が殺しに来る香港版「悪魔のいけにえ」に、メス獅>>続きを読む

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

5.0

名匠Lカスダン…息子のリメイク否、アプデなジュマンジ。「誰がボードゲームなんか…。」と言われゲームカセットに変身💗 ロープレお馴染みの個人限定スキル、ライフ数、分かっちゃいるエンディングなどのお約束を>>続きを読む

穴/HOLES(2003年製作の映画)

5.0

珍品。2大強面Sウィーバー、Jボイドを脇に回し、時々名匠Aデイビスが放つジュブナイルなアドベンチャー。されどファミリー向けにしては二時代の鬼の様な入れ子・伏線の数々は登場人物をリストラしなければ少々し>>続きを読む

ブリット(1968年製作の映画)

5.0

シフリンのjazzyなスコアと共にワーナーセブンアーツのクラシカルなロゴから惚れ惚れ痺れるタイトルロール!泥棒映画大御所イェーツ監督のしまりの悪さ(主に最後までとんちんかんな立ち位置ボーン)を差っ引い>>続きを読む

帰って来たドラゴン(1974年製作の映画)

5.0

泥棒村を舞台のコメディ調。今やじじいドラゴン猿人顔面リャン主演だが、どう見ても悪役倉田氏が何十倍もの格好良さ。最終兵器トンファーをすっ飛ばされ、ヌンチャクで滅多射ちの中、素手で立向かう姿には感動。両名>>続きを読む

マスク(1994年製作の映画)

5.0

CG黎明期、テックスアヴェリーのアニメ(トムとジェリーのまん中の作品群、やや大人向き)を寸分の狂い無く再現した世界。キャリーのパフォーマンスとディアスのビューティぶりは、漫画から飛び出して来たかの様。>>続きを読む

ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)

5.0

当時世間もリー熱が冷め、怖いもの見たさの鑑賞。あれから40年、発見映像・台本から2本の作品でおおよそ全貌が明らかになるも、オリジナルより話の面白さは本クローズ版の流れ💗 低予算&雑な合成でも、オープニ>>続きを読む

ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門(1975年製作の映画)

5.0

のっけから黒ずくめのユンピョウ、出っ歯のサモハン、匠の鍛治屋一重瞼のジャッキー、何故か死なないウー監督、終盤刺されるユンワーに、デコっ八主人公レオンタンの人差し指拳に殺られる悪役に見えない可愛い目のテ>>続きを読む

ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

5.0

絶望、絶望また絶望…。我々にゾンビ世界で人の厭さを思い知らしめたロメロ尊師作品に、アジアのねちっこいスパイスふりかけで、見る者を更なる不快なズンドコに貶める巧さ。現実非常時ヒーローは人格者で格好良く不>>続きを読む

スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

5.0

本国で不評だったが、紛れなくヴァホーベン節大炸裂!SF軍隊青春白書の体をとり、いつも通り格好良くもなりたくない登場人物・死体数・グロ描写大増量!本当に監督、戦争の馬鹿々しさが善くお分かり💗 何時になく>>続きを読む

カンフー・マフィア(2014年製作の映画)

5.0

マレーシア映画はお初。アクションはシラッドではなく功夫をローカル色濃厚に[父の仇を息子が取る]を建前に「カンフーハッスル」のもろトレース。妄想癖の主人公は終劇寸前プチ覚醒まで酔拳の師匠風ツボ押し達人と>>続きを読む

スピーシーズ/種の起源(1995年製作の映画)

5.0

冷徹キングスレ氏でアカデミックな序盤から突如エロ・ゴア急転直下。異星人視点、美女で野獣に躊躇なく善人も瞬殺は斬新かつ呆っ気(指切りオバサン可哀想過ぎ)。捜索側が演技派も木偶、Aモリナよレイダース背中蜘>>続きを読む

ホーボー・ウィズ・ショットガン(2011年製作の映画)

5.0

オイラの中でルトガー叔父さんの渡米後キンキラ当り役はバッティ、ヒッチャー、座頭市…で他ドB級まっしぐら。氏の作品群を見るたび、ハリウッドは如何にこの逸材を無駄使いをするのかが哀しくて々…。だが本作では>>続きを読む