keroleonさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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マドモアゼルC -ファッションに愛されたミューズ-(2013年製作の映画)

3.0

59歳にしてなおキラキラ輝くカリーナ・ロワトフェルド。
ビヨンセやJay Zなど名だたるセレブやデザイナー達がなぜ彼女を愛し、一緒に仕事をしたがるのかが紐解かれてる。

周りとのコミュニケーションを大
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怪しい彼女(2014年製作の映画)

4.2

凶器のように切れ味するどい毒を吐く、おせっかいな70歳のおばあちゃん。ひょんなことからピチピチハタチのキュートな乙女に逆戻りしちゃいます!
でも中身はおばあちゃんのまんま。周りはその味のある不思議な魅
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

日本でもようやく「LGBT」というワードが一般的になってきたけど、70年代当時のアメリカが抱える差別問題はそのまま今の私達にも通じるのではと思った。
そしてダウン症という先天性の疾患についても。

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ミスターGO!(2013年製作の映画)

3.0

人間の勝手で運命を振り回されたゴリラ、Mr.Goことリンリン。彼の本当の幸せってなんだろう?
フェイフェイちゃん達と、中国で楽しく平和に過ごせることじゃないのかな。彼の扱われ方が理不尽で少し悲しくなっ
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.9

小津安二郎インスパイア作品ということで、構図や立ち位置などがやや小津カラー。
しかしそこさやはり是枝監督、持ち味のリアリティーたっぷりな台詞回し、特に子供の自然な笑顔の引き出し方はやはり秀逸。

ドラ
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永遠のハバナ(2003年製作の映画)

3.0

何でもないキューバ・ハバナの1日を、下は10歳のダウン症の無邪気な少年から上は90歳を超えたおじいちゃんまでを切り取り淡々と描く。
セリフがほぼ出てこないドキュメンタリータッチ、演出はなされているけど
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.5

まさに「酒と泪と男と女」そして、タバコの物語。
若きグザヴィエ・ドラン監督の演者として、または表現者・アーティストとしての恐ろしいほどの才能やセンスが、映像のそこかしこに散らばってる。

親友の男と女
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.8

第66回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した今作。
これは観て良かった!と素直に思えた3時間の大作。衝撃のあまり、散らかった思考をまとめるのに時間がかかる…!完全に引きずってます。

なんだか印象
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.6

名作は何たるか、がこの一本に集約されてる。
ストーリーよし配役よし演技よしセリフよし音楽よし。どのシーンをとってもこの世界観が凝縮されてる。

殺し屋レオンは、なぜ牛乳好きなんだろう??母のような愛情
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バチカンで逢いましょう(2012年製作の映画)

3.6

ぽっちゃりチャーミングなドイツのおばあちゃん「オマ」。彼女の愛情深さ、パワフルさがこの物語の核!
法王に懺悔するためイタリアにやって来たオマ。言葉も通じないのにそのキャラで次々と関わるイタリアン達を虜
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セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

4.5

好きすぎる作品。
時間が出来たらあとでしっかりレビューします!
めもめも。

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.9

不器用に傷つけ合いながらも、ほっこり愛に満ちたデコボコ家族のロードムービー。観て良かったなぁとしみじみ感じる。
『負け組勝ち組論争』がテーマのひとつになってるけど、ボロボロのVWバスに乗って旅するケン
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魔法にかけられて(2007年製作の映画)

4.0

ディズニームービーのセルフオマージュ満載!!隠れミッキーを探すような宝探しがたくさん出来るワクワク映画♪
ジゼル姫が現実世界との温度差の中で、マイペースに周りと関わって行く前半部分。NY中の動物(害虫
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旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.0

「stand by me」の時より少し大人びたリヴァーフェニックス。
10代独特の熱のこもった、でも壊れそうなほどに繊細な横顔にドキッとさせられる。
家族の秘密によって次々と住処や名前を変え続ける中で
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.6

アロハでピースフルなvibe漂うハワイで、それはそれは過酷な運命を背負うドリュー・バリモア。
周りは全て知ってるのに、本人は何も知らずに笑顔で同じ1日を過ごしている現実が1番哀しいし痛ましい。

正直
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恋愛だけじゃダメかしら?(2012年製作の映画)

3.5

やられた!
妊娠にまつわる女性の喜び、とまどいが見事に描かれててとんでもなくリアル!
特に妊娠をマジカルに説く専門家ウェンディが、講演会で妊娠の恐怖、体の変化…といった真実をぶっちゃけるシーンは爆笑も
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.1

芯が強くてとびきりキュートなnewヒロイン、ラプンツェル!
やっぱりあの長くてツヤツヤなブロンドヘアーは憧れる〜

あの髪の質感を表現するためだけに新しいソフトをディズニーが開発した、というのは有名な
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ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.6

奇特なロリータ趣味で娘のヌード写真を撮影し続け、倫理的物議をかもした母…という実話に基づくストーリー。
監督のエヴァ・イオネスコが、実はその娘張本人。
自分の傷をさらして映像化することは決して簡単では
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.7

ウディ・アレン監督作品観賞7作目。
華のNYセレブ生活からどん底への転落人生。。

この作品でアカデミー賞主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェット。
彼女演じるジャスミン、脇汗すらにじませながらのブ
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ダブリンの時計職人(2011年製作の映画)

4.3

いいです。
【ウイスキーのようにほろ苦くもやさしい、人生の再生のものがたり】というキャッチ。まさに酒場ではビールでなく渋みのきいたウィスキーを選ぶような、人生の苦味と痛みを味わった大人に響く作品。
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.6

心地よく冒険心を刺激された!
「正しいことより楽しいことを選べ!」という我がモットーが頭に浮かぶ。頭ではなく心で生きるという純粋な気持ちを思い起こしてくれた。

分かりやすくてテンポ感が良く、ベン・ス
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愛の渦(2013年製作の映画)

2.6

映画館の明かりがついた後のちょっとした気恥ずかしいさや気まずさが、一夜明けた後のシーンにリンクしていてハッ!とした。

ここまで計算して制作されていたとしたら…
天才?

一夜明けた後の窪塚さんの台詞
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.8

1930年代アメリカを舞台に、詐欺師と少女の絆を描くロードムービー。
2人の距離はだんだんと縮まっていくのだけど、お互いの表情からなのか…常にどこかクールな空気が漂う。この正統派お涙頂戴演出でないとこ
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アーティスト(2011年製作の映画)

4.0

3D映像が当たり前の2010年代に、潰えた文化であるサイレント映画を蘇らせたその発想。作り手の映画愛とリスペクトを感じる。
主人公ジョージが自暴自棄になり出す辺りで、このモノクロ世界にグイグイ引き込ま
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ドストエフスキーと愛に生きる(2009年製作の映画)

3.5

ドストエフスキー作品を生涯通して翻訳し続ける、ドイツの名翻訳家スヴェトラーナさんを追ったドキュメンタリー。

静かに淡々と翻訳作業を行う80歳を超えた彼女の毎日…
映画中盤で彼女が祖国ウクライナへ旅を
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

4.5

混戦模様のアカデミー賞2014。
ディズニーアニメーション映画としては初の!オスカー受賞がかかる今作。

私たちは、ディズニーアニメ映画の枠を大幅に超えた【真実の愛】の新しい形を目の当たりにすることに
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ツナグ(2012年製作の映画)

3.1

原作ではややクールな今時の子として描かれていたあゆみくんと、人間味と暖かさのある松坂桃李さんのイメージが少し違っていてその対比が面白かった。
もうこの世にいない会いたい人、そして自分がいなくなってから
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サマー〜あの夏の記憶〜/最高のふたり(2008年製作の映画)

3.0

スコットランド独特の薄曇りのような雰囲気漂う作品。
この空気感があとあとのストーリー展開をより引き立て、若きひと夏の思い出をより輝かしく感じさせる。

Scottish accentは難しくてなかなか
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.0

旧ユーゴスラビア、現セルビア共和国の激動の歴史を、当時の貴重な映像と共に描くエミール・クストリッツァ監督の名作。
映画通の友人にレコメンドされ鑑賞。

お恥ずかしい話ユーゴの血と戦争にまみれた歴史をほ
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スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)

3.1

授業中に先生たちを見つめる、スタンリーはじめインドの子供たちの健気なキラキラ輝く瞳。
そのシーンひとつで、今いかに新興国であるインドが勢いとパワーに溢れているかが見て取れる。

子供たちのお弁当を食い
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ほとりの朔子(2013年製作の映画)

3.5

ワンシーンワンシーンが絵画のような、静かな美しさ。
台詞回しに生の臨場感があるのは、さすがエリック・ロメール好きという深田監督。

二階堂ふみさんのモラトリアムな輝きに息を飲む。18歳という、人生でも
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.8

かつて一斉を風靡した若き天才作家カルヴィン。想像上の彼女・ルビーとの擬似恋愛模様を執筆していたら、彼女が本当に現れちゃった!というストーリー。

ポップで軽い恋愛ファンタジーかと思って観てみたら、これ
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人生万歳!(2009年製作の映画)

3.6

ウディアレン監督長編映画40作目。
個人的には彼の作品鑑賞6作目。

NYを舞台に、毒と皮肉に満ちた自殺願望を持つ元物理学者が、田舎から出てきた美しくピュアな少女と結婚…
というなかなかあり得難いスト
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.7

ウディアレン作品鑑賞5作目。

大いなる退屈と面倒くささの中にある少しの刺激。これぞリアリティ溢れるオトナの恋愛模様!

あの小さいオジサンよーーしゃべります。でもシニカルな台詞は小洒落てるし、ああい
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