19世紀の大雪降り積もるアメリカを舞台に、若き日のエドガー・アラン・ポーが出てくるミステリー映画だ。
まさに予想外の結末。原作小説があるというだけあって、脚本が重厚でラストの種明かしで明かされる壮絶な>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
芸術点が高いだけのクソ不愉快映画。
いわゆる過去に男に酷い目に遭わされた女の復讐劇というわけだが、この映画の標的は〝性欲とエゴの糞溜めみたいな全男共〟。
若い頃に酒とイキりで過ちを犯して、その後何事も>>続きを読む
(3回目の視聴)
もしも現実にヒーローが存在したら?
戦時中を生きたアメコミ作家たちが長年向き合ってきた〝善悪の境界〟というテーマが喉元に突きつけられる。
超越した知性を持つエイドリアンの合理的な正義>>続きを読む
三時間に渡る未知なる惑星の没入体験。この際、シナリオはどうでもいい。〝海〟という世界に魅せられたジェームズ・キャメロン少年が映画界の巨匠になり、自分の想像する海の素晴らしさを凄まじい予算を使って観客に>>続きを読む
この映画は、双子の姉弟が亡くなった母の遺言を読むシーンから始まる。
遺言には二通の手紙が同封されており、「あなたたちの父親と兄を探して渡してほしい」と書いてある。
姉弟は首をかしげる。
父親はとうの昔>>続きを読む
ダイハードのブルースウィリスよろしくあらゆる不運を引き寄せてしまう男をブラピが熱演。近未来の日本を舞台に、新幹線に乗り込んだ殺し屋たちの思惑が絡み合い壮絶な殺し合いに発展していくアクション映画だ。
原>>続きを読む
映画大国インドの集大成。
「死ぬ程面白い!」という言葉しか出てこないため、レビューが書けない傑作だった。
バーフバリの時もこうなったが、バーフバリのハードルを悠々と超えてきた。
インド人は、こんな面白>>続きを読む
昨今の映画界では、オリオル・パウロといえばどんでん返し、どんでん返しといえばオリオル・パウロ、と形容の呼応関係は成立しつつある。
そんなミステリー界のスペイン代表、オリオル・パウロ監督の新作映画だが、>>続きを読む
ルドウィグ・ゴランソンの劇伴ありきの映像というか、音楽と世界観が巧く融合されて成り立っている映画だった。
ただ、この映画を一言でいえば、映像や音楽の見せ方は傑作だが、シナリオの見せ方は凡作。(MCUあ>>続きを読む
本編の考察含むのでネタバレ注意。
料理という形で人に愛情を表現するためシェフになった男ジュリアン。しかし、出世して地位と名声を得た代わりに金持ちの欲求を満たす奴隷として尊厳を失ってしまう。そんな人生>>続きを読む
9.11の同時多発テロで墜落した飛行機〝ユナイテッド93便〟の顛末を忠実に再現した映画。ドキュメンタリーぐらいリアルなので、怖さだけで言ったらもはやホラー映画。
この映画は、祈りを捧げるテロリストのシ>>続きを読む
幼い頃からの親友四人が結婚前夜にラスベガスで羽目を外す…?!
こう聞いたら誰もが思い浮かべる映画はハングオーバーだが、この映画がハングオーバーと決定的に違う点は、親友四人が全員〝お爺ちゃん〟ということ>>続きを読む
ホラー映画として一つの到達点。
史上最悪の視聴者参加型ホラー。
怖さであればコンジアムのほうが上だが、昔「検索してはいけない」系の裏サイトを見てしまったときのその後の人生に悪影響を及ぼす後味の悪さを思>>続きを読む
おっさんがタコに恋してしまい、毎日海に潜り会いにいく恋愛ドキュメンタリー…?
いやいや、さすがに嘘だろwwwww……え………えぇ……マジやん。
天才的な記憶力と洞察力を持つ女性刑事ハ・ユンジュが新人として配属されたのは〝凶悪犯の行動監視〟を専門とする班だった。
そこでは守るべきルールがあった。怪しまれないこと。干渉しないこと。見過ごすこと。た>>続きを読む
近年のJホラーの中でも珍しく〝しっかり怖い〟ホラー映画だった。
音で驚かせたりお約束のような演出で怖がらせたりせず、淡々とシナリオの質だけで観客をゾッとさせてくる。それどころでなく、この映画は見終えた>>続きを読む
みんなも言ってるように、冒頭10分間の長回しの暴動シーンからオープニングに入る流れが圧巻。音楽も素晴らしく、緊迫感のある演出と相まってノーラン映画ばりにゾクゾクした。
テーマが〝憎しみの連鎖〟だったり>>続きを読む
不快指数が高すぎるヴァイオレンスホラー。パスカル・ロジェ作品は避けてきたつもりなのに、タイトル的にイケるっしょ!のノリで生半可な気持ちで見た俺が馬鹿だった。これはダメだわ。
地獄から逃げられない恐怖、>>続きを読む
メイウェザーとも善戦したUFCのスター、コナーマクレガーのドキュメンタリー映画だ。
コナーマクレガーといえば短気の荒くれ者で問題児のイメージが強い。バーでおっさんをボコボコにしたり婦女への性的暴行で逮>>続きを読む
元チャンピオンボクサーだが暗い過去を背負う死んだ目の男×視力を失ったが底なしの明るさを持つ女の韓流ラブロマンス映画だ。
最近日本でもリメイクされ、話題になっていた本作だが良すぎた。劇中声を出さずにいら>>続きを読む
ビートルズに憧れ、破天荒に生き酒クスリ女に溺れながら〝典型的なロックスター〟の人生を歩んできたダニー。そんなある日、マネージャーから40年前にジョン・レノンがダニーに宛てたはずが紛失してしまった手紙を>>続きを読む
パンチドランクとは、ボクシングなどで多数のパンチを頭部にもらったときに平衡感覚や視力の神経支配を奪われ直立歩行ができなくなることを言う。
この映画の主人公バリーは、気の強い七人の姉たちに囲まれて育ち、>>続きを読む
アルコール依存症の帰還兵フレディは、密航した船で「ザ・コーズ」という新興宗教の教祖〝マスター〟と出会う。前世の記憶と繋がる方法を見つけたとかいう怪しげな触れ込みだったが、フレディはマスターを信頼し、右>>続きを読む
凄い映画だったので、解説します。
ホテルエルロワイヤルに集まってきたのは、何やら隠したい過去を持つ七人の宿泊客。
いったい誰が嘘をついていて、七人の客は何者なのか?
謎が謎を呼ぶストーリー展開である>>続きを読む
──肌の色は違うが、血の色は同じだ。
人種差別をテーマにした社会派ドラマかと思って見たら、究極のディベート映画だった。
KKK(過激派白人至上主義)の代表おじさんVS頑固な下町代表の黒人おばちゃん。>>続きを読む
無骨で酔いどれだが優秀な保安官コグバーンとテキサスレンジャーであるラビーフの元へやって来たのは14歳の少女だった。
「父親が殺された。犯人を捕まえて復讐したい。」
二人の渋い頑固オヤジが弁舌家の少女に>>続きを読む
一番好きな俳優は?と聞かれたらこうだ。
俺はゲイじゃないが、リヴァー・フェニックスとなら結婚できる。
リヴァーが死んだ年に見ると決めてた恋のドッグファイトをやっと鑑賞した。
ベトナム出征前夜の海兵隊>>続きを読む
もしも女子高生が殺し屋だったら…ゆる〜いJK二人のリアルな日常パートと裏の顔である殺し屋として激しいアクションをこなす非日常パートが描かれる漫画みたいな邦画だ。
ようやく俺も念願の阪元裕吾作品デビュー>>続きを読む
生涯のオールタイムベストが覆されるレベルの傑作に出会ってしまった。
〝人生〟を描いた映画。
人生は無数の選択肢の連続。何十億人の人が毎分毎秒選択し、選択と選択が交差し、人と人が繋がり、何かを起こしてい>>続きを読む
伝説のボクサー、ビニー・パジェンサの衝撃の実話を基にしたボクシング映画。
いやあ、実話とは思えない信じ難い男の執念が描かれてた。
この作品はいい意味でボクシング映画らしくない。描かれるのはかっこいい練>>続きを読む
レビューに入る前に、少しだけ大事な小話をする。
この映画が作られるずっと前の話だ。
本作の監督&脚本を務めた平尾孝之は、専門学校を卒業したあと大手アニメーション会社に就職し順風満帆の生活を送っていた。>>続きを読む
面白かった!さすがマイケル・ベイ。銀行強盗のシーンから始まり、まさかの2時間ぶっ続けで警察との逃走劇を撮るという脳筋っぷりwwwwwwwww
そして本作でも、もちろんとにかく大量の車がド派手にぶっ壊れ>>続きを読む
「セブン・サイコパス」というタイトルの脚本を執筆中のマーティは、行き詰まっていた。
そんな彼を助けようと親友のビリーは、新聞に「サイコパス募集」という広告を勝手に出してしまう。マーティの前に次々とイカ>>続きを読む
「こんなん面白いに決まってますやん…」ってなる演出や展開がひたすら繰り出されるんだから、もうこんなん面白いに決まってますやん…。
とにかくアッツい。アツすぎて草。少年漫画のパッションがそのまんま映像化>>続きを読む
俺が敬愛する映画作家の一人であるポール・トーマス・アンダーソン監督の最高傑作。
舞台はロサンゼルス。セックスを説くカリスマ青年、余命僅かの人気番組の司会者、ドラッグ中毒の女に恋する警官etc…。一見何>>続きを読む
表紙の頭にピンが刺さった男だけ知ってる!って人も多いんじゃないだろうか。何しろこの俗称〝ピンヘッド様〟はカルトホラー界では伝説的な人気キャラクターらしい。
映画自体はというと設定は荒唐無稽だし、ストー>>続きを読む