キナさんの映画レビュー・感想・評価

キナ

キナ

観たいものを観れるうちに映画館の良い席で。
レビューは劇場鑑賞作品のみ。

惹かれるポイントがあったら食わず嫌いせずに観に行こうと思ってます。ホラーとスリラー特に押さえておきたい。

ベストムービーは2017年の劇場鑑賞作品から

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来る(2018年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

「溜め」と「爆発」のバランスが上手いジェットコースターホラーエンタテイメント。
オカルトホラー的にもサイコスリラー的にもバトルムービー的にも味わえて美味しさ100倍。
ケチャップソースもデミグラスソー
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

4.0

無骨でスタイリッシュ、削ぎ落としは多くも盛り沢山な映画だった。

麻薬中毒のビリーのバックグラウンドは物足りなさも感じるほど最低限で、彼がどんな人物か把握しきれないうちにすぐ逮捕される。
急に収監され
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死霊院 世界で最も呪われた事件(2017年製作の映画)

4.0

悪魔払いに失敗して亡くなった修道女アデリーナの事件を捜査するうちに…という物語。
ありがちながら、セオリー通りのビックリ箱的な恐怖演出と画力の強さがハマって面白く見られた。
身体に沁みる怖さは皆無だけ
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ゾンからのメッセージ(2018年製作の映画)

3.0

「ゾン」という耳馴染みの無いワードだけでどこか不気味なものを感じる。
20年まえから街を覆うバリアーのようなもの。
これを宇宙や田舎の閉塞や見て見ぬフリをしている問題などに置き換えてみても、そのままS
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

4.8

台北の街に住む、男と女と少年とその周りの日常。ひたすらに日常。
停止した瞬間と瞬間を繋ぎ合わせ、過去も現在も未来もひっくるめてみんな生きている。
孤独さも表現されているけど、それよりも暖かく包み込むよ
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ドント・ヘルプ(2017年製作の映画)

3.4

ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛

よくあるエクソシストのエピソードに色々絡めてややこしく仕上げた作品。
オカルトホラー的な霊障はあまり起こらず、過去のトラウマを刺激された精神的なストレスと幻
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彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

2.5

空気感や映像からは良さげな雰囲気が漂ってくるけれど、自分でもびっくりするほど登場人物の行動と感情に寄り添うことができなかった。

おそらく十分な収入のあった夫を亡くし、母手一人でカフェの経営と息子のケ
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マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

富豪の屋敷の造形、晩餐会の様子など普段の自分の現実からはかけ離れた描写とカラフルポップな映像表現に目を奪われる。
見た目だけで楽しい絵本のようなタッチなのに、まあ棘の多いこと多いこと…
おとぎ話の要素
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.5

ダークファンタジー感が確実に増していて好き。
冒頭から異様な空気と恐怖を煽るような展開にグイッと引かれてこの世界に飲み込まれたような感覚になった。

キャラクターの多さや展開の忙しさとその詰め込み方に
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松永天馬殺人事件(2018年製作の映画)

4.0

断定します、これは事件的な映画体験です!
前衛的でクラシカル、奇想天外で原点回帰。

冒頭から「これは普通の映画ではない」とすぐに気付く。
DIEナミックでメタメタな脚本についていくだけで精一杯。
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内回りの二人(2018年製作の映画)

3.0

長所はスーパーネガティブ〜♪
耳に残るわ。

前を向け前を向けと言われることの多い世の中、案外後ろ向きのほうがいいのかもね。
今を生きる二人を今まさに変化し続ける街において今も過去も未来も肯定してくれ
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アース:アメイジング・デイ(2017年製作の映画)

5.0

確かに同じ星の同じ時を生きている地球上の生物たちの一日。
久しぶりにネイチャードキュメンタリー映画を観た。心が浄化される…。
人間に可愛がられていない、自然の中の生物たちの姿は本当に美しく楽しく惹かれ
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へレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.9

祖母の死をきっかけに家族が崩れ堕ちていく物語。

前半はグラハム家の内情が丁寧に描写されるも、メインに据えられた母アニーの言動にグラつきがありいまいち掴めないこともしばしば。
「何かが変」であることは
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ファーストカットから引き込まれる作品。
ボロボロの身体の祖父を銃で殺し焼き払うというものものしいシーンから始まり、家族が感染力の高い「病気」から逃れるべく生活していることがすぐに把握できる。

謎の男
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まごう事なき地獄の道程。
あんなジャングル、ニトロ積んでなくても絶対に通りたくない。
せめてトラックくらいオンボロじゃなくて強くてしっかりした物を供給してくれよ…

前半は4人の男たちの転落が描かれる
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レイス(2017年製作の映画)

3.0

悪意のある霊なのか、悪意のない霊なのか。
3人で住むには広すぎる古い屋敷自体が呪いやいわく付きだったのか、ケイティの妊娠をきっかけに家族の隙を突いているのか。
どちらかわからない時間が一番面白い。
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7年の夜(2018年製作の映画)

4.5

非常に辛く、しんどくてしんどくて堪らない気持ちになる。
負の連鎖がこれでもかというほど続き、もう勘弁してよと悲惨な思いになりながらもしっかり面白く観られるスリラーだった。

息子を心から愛し守ろうとす
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幻土(2018年製作の映画)

3.8

不思議な映画だった。
サスペンスを観るような心意気で、フワッとした空気の中それでも何か意味や伏線があるんだと注意深く鑑賞していたというのに最後まで突き放されて終わってしまった。
茫然自失である…

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ザ・インターセクションズ(2016年製作の映画)

4.2

構成の斬新さに引き込まれ、置いていかれないように注意して観るのがとても楽しかった。
終始どこか現実味のないような不思議な空気が流れているのが新感覚。

並行して進む真逆の展開と、それらがいつしか合流し
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

事が起こってからが物語の本題が始まるのは十分に承知していたつもりだけど、いざとなると普通の日常に突然投げ込まれる悲劇にはだいぶショックを受ける。
号泣しながらごめんなさいと謝り続けていた祖母の千鶴子の
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

正直今までQUEENに全く興味がなく、劇場までの道がらで取り急ぎ表題曲並びに代表曲をババっと聴いてからの鑑賞。
フレディ・マーキュリーって案外ハイトーンボイスなんだなぁと初心者丸出しの感想を抱きつつ、
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

三年間共に過ごしても一瞬しか分かり合えなかった二人のことを、たかだか109分の上映時間に切り取って観ただけで理解しようとする方がおこがましいのかも。
とはいえ色々な方向への共感度はわりと高めで、苦し
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.5

安っぽく無理矢理すぎて突っ込みどころ満載な脚本とわざとらしい演技のオードブルに苛つきは止まらないけど、なんだかんだ面白く観られて嫌いになれない愛嬌ムービー。

ITに強い連続殺人犯にスマホを拾われたら
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

3.2

良くも悪くも苦行のような映画だった。
画力とキャラの強さが半端なくストーリーも面白いのに、信じられないくらい冗長なテンポに意識が飛びそうになる。
マンディの顔面が恐ろしくて頻繁に目が合う度にヒィッとな
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心魔師(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

スタートからどんどん枝分かれしていくけどゴールは全て空欄のあみだくじのような映画だった。

ミステリー的なストーリーに色々絡めすぎた結果全てが中途半端に滑って見えてしまうのが残念。
事件の裏をあばく楽
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

結局地球を守ってしまうのか。
思っていたより格段に良いヤツだったヴェノム氏。
いわゆるアメコミヒーロー映画を殆ど観ていないので、シリーズの中での立ち位置やその基本情報は全く把握しないまま鑑賞。

「ヴ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.4

おどろおどろしく鬼気迫る冒頭、微笑ましい友達と家族と「スター誕生」に挑みつつ仄暗い影が潜む中盤、覚醒から一気に畳み掛ける後半、全編に渡り面白かった!してやられた。

前半と後半ではジャユンの顔が全然違
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

5.0

凄凄凄凄惨!
面面面面白!

常に予想を裏切られ、ケチョンケチョンに打ちのめされ、顔面鷲掴みにされゴリゴリに捻り潰される作品。
本当にもう、お前らなんてクソくらえってことよ…人を傷付け知らぬふりをして
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狼チャイルド(2017年製作の映画)

4.0

あらすじも何も入れないまま観たので、色々混ざりこんだ話の展開に驚きの連鎖でとても引きつけられた。
垣根を越えた恋が血生臭くなり、急にホラーになったり小さな大冒険になったり家族の愛だったり異形の者の残酷
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テルマ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

テルマとアンニャの恋模様を中心に、恐ろしい能力と過去をホラーテイストで描いた作品。
テルマが自分自身を受け入れ欲望を認め、抑圧から解放されるまで。
蛇が喉に入ってくるカットがとても好き。

映像は綺麗
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デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

3.9

久しぶりにこの手のアクション映画(?)を観たので、王道ではありつつ結構楽しめた。
奥さんと娘がどうなるか、展開は分かっていてもドキドキしてしまう強盗の襲撃シーン。

ポール個人の復讐に収まるならまだし
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

膨大な量の情報から真実のカケラを何とか辿っていくサスペンス。
大きなスクリーンいっぱいに全編通して馴染みあるPC画面が映し出される贅沢さ。
制限のある中で、もどかしい思いになりつつ痒いところには手が届
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

手汗ダラダラ。とんでもない緊張感とコミカルの緩急にやられて非常に楽しい圧巻のエンターテイメントだった。

「カンニング」というセコい行為を美談にはせず、だからといって変に説教くさい雰囲気にはならずのバ
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

しっかりホラーなのにホラーを観ている気分にならない、新感覚な作品だった。
大筋は単純ながら、描写の濃い部分とサラッとしか触れられない部分のギャップが大きい。
意味や解釈を考えながら観るので面白かったけ
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.0

よく分からない、という前提で観た為か案外楽しめた。
一本の細い線でかろうじて繋がった小さなエピソードが羅列されているような映画だった。
あっちこっちに話が進み、予測不能で展開が読めないので観ていて全く
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

「生きもの」のビジュアル造形が最高。
触手ブルンブルン、体液ダラダラ、頭グパグパ、全体的にデトデトしてて本当に気持ち悪くて気持ち良かった。

グロテスクな異生物そのものへの恐怖、身体を乗っ取られる恐怖
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