チャウさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.2

学生コンパにバイトだったり、授業のノート借りたり卒論とか懐かしすぎた。大学4年の就職が決まってから卒業までの時間の流れにもう一度溺れたいくらいなんとも濃厚な時間。その時は本気でそう思ってたことを思い出>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

4.2

アベンジャーズを知らなければマーベルもほとんど観ないのでなんかすみませんみたいな気分で鑑賞。更に10人のキャラクターを理解できるのかと色んなプレッシャー?感じながらだったけどほぼ10人しか出て来ないこ>>続きを読む

はじまりの街(2016年製作の映画)

3.8

「それでも人生より素晴らしいものはない」
このコピーがあったからメッセージがダイレクトに伝わる。素直に人生って素晴らしいって思わせてくれた。自分も優しくされたような気になって心もあったまる。今ちょうど
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

西部劇はどちらかと言うと苦手なジャンルだけどいろんな賞も獲っているみたいだからと気になってた一本。賞レースに食い込むだけあって見応えある映画でした。
フィルがただただ嫌な奴だったのが、何かに苦悩してい
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.8

グロいとゆうかエグい感じもあったけどリアリティ薄いしあっさりしてたので割と観やすかった。青春ホラーあるあるが満載。よく知らないけど。
ハラハラしつつも安定した展開で安心して観ていられる。身体が入れ替わ
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.8

たった数日間の話なのに彼らがこれまで築いてきた深い関係性が十分なくらいに伝わった。それはコリンファースとスタンリーの演技も大きいだろうけれど、二人だけのシーンで大半が構成されていることも効果的だったの>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.2

これまで観たことのある復讐テーマの映画とは一線どころか二線も三線も画してる。
復讐テーマの映画って復讐していく様を見てカタルシスを覚えることが醍醐味だと思ってた。実際にこの映画も途中まではそんな展開だ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

ジャンルはコメディだけどシュール過ぎて笑えない。いやリアルと言えばリアルなのか。真実が歪められたり、一握りの人だけが甘い蜜吸いまくってる現代社会をバンクシーばりにめちゃめちゃ風刺してる。
こりゃあり得
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街の上で(2019年製作の映画)

4.5

ずっと観ていたい映画だった。
会話劇を楽しむ映画かと思ったら予期せぬ展開とかシチュエーションとかまでもしっかり面白かった。ニンマリするだけでなくフフフフくらいは声出して笑った。余韻はさほど残らないけど
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.6

音楽もダンスもよかった。アパートの壁面で踊るシーンが特に好き。喋るように歌って、歌うように喋る。これぞミュージカル!誰一人として悪人が出てこないのもラテンのノリらしく一貫して陽気なのもよかった。
なの
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.6

パンナコッタはスペイン語でもパンナコッタ。世界共通なのか。
食べ物も食べてる姿も争う姿もひたすら気持ち悪かった。パンナコッタさえ。赤いランプが灯るたびに身構えてしまった。
食べてる時が至福のひと時でも
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アップサイドダウン 重力の恋人(2012年製作の映画)

3.8

アニメのような世界観。よくこれを実写で作ろうと考えたもんだ。良くも悪くもアニメと実写の間の世界を観ている感覚。えっ!?いつの間に?って展開もあったりツッコミどころも満載。作ってる側もよく説明できないだ>>続きを読む

シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち(2019年製作の映画)

4.0

『シンクロ・ダンディーズ』と被るなあと思いながら観てたけどそれもプールシーンが多い序盤だけ。道中バスでのミュージカルのようなシーンが楽しそう。いろいろあっても楽しんだもん勝ち!て雰囲気がよく出てた。何>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

最初はそれやり過ぎじゃ?グロもあるのか??て感じでかなり戸惑いもあったけど、この映画の楽しみ方が分かってくると俄然面白くなった。
テンポがめちゃくちゃいいし、主人公ハッチの正体が明かされていく過程が出
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THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~(2018年製作の映画)

3.8

越境通学って初めて知った。
リアリティありそうな作りで実際にはなさそうだななんて思いながら観てたけど後で解説を読んだら2万5千人もいるってことに驚いた。しかも幼稚園からって…
香港にいるのか深圳にいる
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あいが、そいで、こい(2018年製作の映画)

4.0

昭和の人ってなんでも時代のせいにするってセリフは地味にグサっ。なんでもは言い過ぎだけど確かにあるかも。
さほど期待せず観たら思いがけず楽しい。ここまで知らない役者さんたちばかりで作られてる邦画が新鮮。
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

ジョナサン・ラーソン(初耳)のように叶えたいと言う思いが強ければ強いほど焦りやプレッシャー、そして覚悟と勇気も相当のものだったんだろうな。そしてこのタイトル、なんか格好いいなあ。そしてこの人の一生に想>>続きを読む

詩人の恋(2017年製作の映画)

3.2

最後まで引き込まれることなく静かに終わってしまった。3人とも本気度が足りん。
そもそもテッキとガンスンが互いに惹かれ合う過程がよく分からない。本当に惹かれ合ってたのかさえ疑問。ただの思い込み?と最後ま
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

単なる犯人探しの謎解き映画かと思いきや、想像とは違った展開。途中からはまさかの家族の痴話喧嘩がメインの話かとも思ったけどそんなこともなくてラストまでどんな展開になるのか予測もつかなかった。ほっこり系?>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.2

映画ではコロナ禍まで描かれてて設定も原作とは違っているようだけど、原作では描かれてないところまで全部見せてくれてる感じでしっかり響くものがあった。それに音楽と視覚的効果も絶大。原作はほとんど覚えてない>>続きを読む

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

音楽はほんの一瞬だけ。会話も最低限の会話のみ。とてもとても静かな映画だった。実際に寝落ちしそうにも。また観たいとはならないだろうけど嫌いじゃない。
お互いに気遣いを見せつつ付かず離れずの関係。実の親子
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.6

役所広司の演技を堪能。演技とゆうことを忘れて観れた。
ただ三上にはいまいち感情移入できず、もがいてるのは分かるけど僕の中ではずっと空回り。心を改めるまでの過程が僕には割とスムーズに映ってしまった。人っ
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.2

政治への関心は低いけれど、選挙も近いし、投票へのモチベーションを上げとかなきゃって思いもあって鑑賞。
何が彼をそこまで突き動かしているのか分かったかどうか怪しい。それでもこれだけ純粋な思いで活動してい
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.6

ジェイク・ギレンホールの演技でほぼ成り立ってるのが凄い。
最初は人の名前だけが飛び交ってて訳が分からなくて挫折しそうだったけど諦めないで良かった。
ただ現場を見せろよってモヤモヤしまくり。確かに設定は
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今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.4

ドラマ版では普通ならNGになりそうなシーンをさらっと流すところが好きだったので、当然映画となるとそんなシーンも少なく物足りなかった。
佐藤二郎とムロツヨシが出てくるシーンとか家族団欒の緩いシーンは健在
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

アンソニーが生きている記憶の薄れていく世界をとてもリアルに表現していた。アンソニーにしか分からない誰も踏み込めない世界。病気が進行性である以上、その先には絶望しか想像できなかったけど、ラストがどんな風>>続きを読む

サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

3.2

原題の『herself』がピンと来ない。
確かに家を建てる話ではあったけど邦題もしっくりこないなあ。『ノマドランド』とまではいかないにしてもそれに近い世界を期待してたから裏切られた感じ。まぁそれは僕の
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

4.2

人の黒い部分がこれでもかってくらいに出てくる出てくる。それでも全く違和感を感じない作りとかあまりよく知らない役者陣の演技に気付いたら夢中になってた。
普通にイラッと何度もさせる胸糞な感じを実際その辺に
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.8

繰り返される人種差別問題を上手くタイムループに例えているなと思った。いかに根深い問題であるのかまでもよく伝わった。それを短時間で描き切ってたのが凄い。

ANIMA(2019年製作の映画)

-

壮大なPV。
コンテンポラリーダンスってこんな感じかな。よく知らんけど。
まさかトムヨークが踊ってるとは。めちゃめちゃ新鮮。そしてめちゃめちゃ渋い。
ソロ活動始めたあたりからトムヨーク奏でる音について
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.2

ノマドって日本では馴染みがないしどうだろう、静かで眠くなりそうって不安要素も多かったけど、穏やかな気持ちになれるいい映画だった。大自然を見ているだけでも癒された。
ファーンが望んでノマドの暮らしを選択
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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

3.4

フラミンゴはフランス語でもフラミンゴ🦩
映像も綺麗だし主演二人もお洒落だったけどフランス感は薄め。序盤はすごくテンポよかったのに途中ちょっと眠くもなった。
パラレルワールドでの話に限って言うとラファエ
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.6

想像とはちょっと違うテイストで戸惑った。
まさかと思いつつ、それが確信に変わるあたりでグッと引き込まれてからの、あのシーン要らなくね?と置いてかれそうに。このまま置いてかれるのかと思いきや、ラストはま
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ワン・モア・ライフ!(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

いつか行ってみたいシチリア島が舞台。
ブロッコリーはイタリア語でもブロッコリーなんだな。

回想シーンがやたら多くて、しかも容姿は今のままのパオロだから非常にややこしい。でもそれは本当の死を目前に走馬
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.2

メタルは聴かないので少しの躊躇いもありつつ鑑賞。でも観ておいてよかった。
擬似体験とは書かれていたけども確かにしんどくなるほどリアル。リアルかどうかもはっきり分からないけど聴こえないってきっとこんな世
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.8

ちょっとよく出来すぎてる話ではあったけど、二人の演技が光ってた。特に成田凌のあの笑い。まったく違和感なく演じてた。
あの夫婦が決して普通とも思えなかったし、むしろ主演二人の感覚が普通に見える部分もあっ
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