きじばとさんの映画レビュー・感想・評価

きじばと

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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.0

恋愛映画はほとんど観ないので、恋愛が全て♡愛と恋に生きる♡的な行動様式についていけない箇所多数。キャメロン・ディアス側はまだリアル感があったが…ケイト・ウィンスレット側は理解に苦しんだ。恋愛脳すぎ。>>続きを読む

ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷(2020年製作の映画)

3.0

ちゃんと怖い。「ッヒッ」てなるシーン多数。
むしろ多すぎてちょっと慣れる。
Jホラー慣れてる人には生理的な気持ち悪さが足りないかも。パワー系の怖さ。
呪怨ならではの円環的な怖さは全くない。や、狙ってる
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.8

スラッシャー映画の世界で勘違いコントをしたら…という作品。
あらゆる映画のオマージュが入っていて、スラッシャー好きは思わずにんまり。

倫理観なんてどこ吹く風。
大学生達がクシャクシャ死んでく姿が爽快
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.3

スピンオフ作品らしくカーチェイスはひかえめ。それでも随所に見られる車フェチ感は堪能できる。

ゴリマッチョと細マッチョの喧嘩おじさまコンビに、チャーミングさとクールさを兼ね備えたヒロインが華を添える。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

絵面がとにかく強い。逆行と順行が並列して観られる、という設定勝ち。
ラストの10分のお祭り状態は迫力あった。
映画体験としては◎画面酔いには注意。

要素が多いので、ついていくことが大変で疲れる。伏線
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CUBE(1997年製作の映画)

3.6

謎が全く解決しない作品。
何も報われない、何も分からない。

世界で起こることに"Why"なんてなくて、そこにあるのは"How"だけなのかもしれない。
すべてを導く意志なんて存在しない中で、ちっぽけな
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.6

笑激のラストに期待していただきたい本作。
以下に書く不満をぶっ飛ばすパワーシーンの連続で腹筋崩壊した。憎めないけど2度は観ない。

中途半端に挿入される恋愛要素、回想シーン、カメオ出演がひたすらノイズ
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.4

『YES』を言い続けることによって、人生が変わっていく男の物語。
殆どがポジティブな展開である。少し凹む場面もあるが、微々たるもの。とにかく明るい世界をみたい!という気分の時にはぴったり。下ネタもある
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アス(2019年製作の映画)

3.9

『ゲット・アウト』監督、ジョーダン・ピールが脚本監督。前作のような衝撃はなく、期待はずれと思う人もいるかもしれない。
確かに、まとまりがなく、カタルシスも少なめ。何となくラストも予想できた。見ている最
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回路(2000年製作の映画)

4.0

オンラインと現実、霊界と現世。二つの表裏が合わさって、侵食していく物語。

Jホラーというと、日常の半径5メートル以内で起こるからこそ、リアリティがあって身に迫る恐怖心がうまれると思い込んでいたけれど
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感染列島(2008年製作の映画)

2.0

実際にウイルスが広まった現代に生きていると、作中での飛沫・空気感染に対する医療者の杜撰な対応がどうしても気になってしまう。
マスクしてくれ!!そしてマスク取ったあとの手ですぐ口を触らないでくれ!

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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

インド映画らしく、歌って踊って明るい世界観。文化の違いもあり、トンデモ展開に感じる部分もあるかもしれないが、人間の心の描写はしっかり描いている。

ランチョーが皆に自由さや勇気を与えていく清々しさはも
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.7

シリーズ他作に比べて全体的に重ためな雰囲気。わくわくよりもハラハラでした。

恐竜アドベンチャーの楽しさがないのかなあ…なんてちょっとがっかりしたものの、ラストが良いので◎
生きるとは、生物とは、と考
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それ それがやって来たら…(2018年製作の映画)

1.0

ホラーとしてもダメ
主演のアイドルも可愛く撮れてなくてダメ
B級映画にしてはクセがなくてダメ
糞映画としてのおもろポイントもなし
ITオマージュにもなってへん

酒のツマミにもなりませんでした
賢者タ
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アンフレンデッド:ダークウェブ(2018年製作の映画)

2.8

前作とは毛色がまた違っている。
恐ろしい動画が発見されたシーンや、虹色のくるくるが出てくる所はヒヤッとする。

しかし、誰のPC画面なのかよく分からない。主人公の画面だと思ってたら、ラストの方にこんが
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アンフレンデッド(2015年製作の映画)

3.4

PC画面上でストーリーが進むホラー。
ブラウザが閉じられなかったり、急にウィンドが大量に表示されたりするシーンは、PCを使う人ならゾッとする。Web会議全盛の今、ヒヤヒヤするかも。

しかし…主人公側
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凶悪(2013年製作の映画)

4.2

どんでん返しもない。
特異な魅力のある殺人鬼もいない。

すぐ隣にいそうな悪人がいて、
じわじわと身の中にある粗暴さを引き出させられる藤井の姿がある。
それが怖い。ただただ怖い。

凶悪とは何か。自分
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悪の教典 序章(2012年製作の映画)

3.0

蓮見のサイコパスさを描きたいために、世界が構築されてしまっている。物語に説得力を持たせる気がない。
リアリティさがどこにもないので、心理的な怖さは皆無。ファンタジーでしょうか。

ラストの大虐殺はポッ
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

2.1

小説なら耐えられるような長セリフや自分語りがしんどい。
犯人探しをする理屈を保険金にからめて理由付けてはいるが…ごまかせないかな?それ。
などなど、突っ込み所は満載。

結末もまあ、お察しですね。
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.5

原作リスペクトが感じられる作品。
役者陣の入り込みがすばらしい。
変顔やノリで笑わせる場面もあるにはあるが、きちんとキャラや話の流れで映画的にも笑える。

結構な長さの話をまとめているため、やや話がぶ
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.3

でんでんが良い。最高に嫌なやつ。
マッチョイズムでガサツでスケベで。面白いけど目の奥が冷たい。センスも最悪。こんなおっさんに絶対殺されたくない。
でも、本当の悪人ってこんなものなんでしょうね。
そして
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.9

役者の熱演が良い。子役がすごい。
ずっと陰鬱な空気がただよう。家族内の不穏な空気に胃が痛くなる。

若干説明不足もあり、登場人物たちの境遇がわからずにのめり込めないところもあるが…
魔女裁判、入植者、
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愛の渦(2013年製作の映画)

3.3

ただのエロ映画で終わらせるのは非常にもったいない作品。

会話とセックスの描写が印象的だった。

まず会話は、序盤、恐ろしいまでにたどたどしい。初対面で非日常にしてもやりすぎであろう。性の入り乱れる場
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呪怨 白い老女(2009年製作の映画)

3.0

怖い、というよりも、おもろい。
誰もが印象に残るバスケットボールをもった白い老人は段々愛らしく見えてくるほど。画面にうつると嬉しくなる始末。

とはいえ、序盤は中々ヒヤリとする。「はーい、今行きます」
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着信アリ(2004年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

少し謎の残る終わり方。少なくともこの一作だけでは消化不良な部分がある。
何より、肝心の、「なぜ携帯なのか」ということに対する説明がない。その他にも、次女を殺さないのはなぜか?山本はなぜ刺されたのか?病
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

疾走感がたまらない作品。
序盤、イモータンジョー一味が走り出すカットにワクワクが止まらなかった。いきなりこんなに盛り上がって大丈夫か?と思ったが、いらぬ心配。緩急ついて飽きさせない展開だった。

スト
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返し映画、として有名なため、疑ってみてしまいすぐにラストが想像できてしまった。
とはいえ、それはそれで哀しい男の物語として見ることができた。

呪怨(1999年製作の映画)

3.7

少し間違えばギャグになりそうな幽霊の描写を絶妙のバランスで怖くしている。
これほどはっきり幽霊が姿を表しているのに滑稽にならないのはこの作品のバランスだからこそできることだと思う。

リング(1998年製作の映画)

3.8

これほど前情報なく見たかったと思う作品もない。キャラクター化してしまう前に貞子に会いたかった。

とはいえ、ビデオ映像の気持ち悪さは一品。
ジャパニーズホラー独特の日常のひび割れから生じる怖さがたまら
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

ただの記号的な殺人鬼ではなく、一人の人間として生々しく存在しているのがレクター博士だった。何を考えているのか分からないし、共感もできないけれど、揺れ動く感情が押し寄せる波のように胸に伝わってきた。
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

テンポが良く、飽きさせない展開。
複雑な状況も混乱せずに見られることが出来、整理されている。
ラスト10分のスピード感とハラハラは圧巻。
最後にしっかりとカタルシスを得られる。

全編PC等の画面上で
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

切ない、の一言だった。
登場人物の気持ちが痛いように伝わってくる。

劇中の事件の犯人や、入れ換えのトリック、終盤の逃走シーンは、確かに「そんな簡単にいくかい!」とツッコミたくもなり、やや現実味に欠け
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