kijinfactoryさんの映画レビュー・感想・評価

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スーパーマン(2025年製作の映画)

4.0

この作品は観る人の心に光と感動をくれる1本だと感じました。
初見でも観やすくなっているので、初心者から映画・アメコミ好きまで幅広い層にオススメです。

今の世の流れに何か思う事がある方、人の強さとはそ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.8

映画のシリーズものって最終作でキレイにまとめるのって、とても困難な事だと思っています。
しかし今作ほど美しいラストを飾ったシリーズは中々お目にかかれません。
ガン監督特有のブラックさとコメディ要素を残
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LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族(2025年製作の映画)

3.0

次元大介の墓標以降からのOVAのLUPIN THE ⅢRDシリーズの劇場版最新作。

このシリーズで気になってた事は全てではありませんが、見せてもらいました。
ただ消化されてない引っかかる所もあります
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フォーチュンクッキー(2023年製作の映画)

3.7

良質な1本でした。2025年上半期ベストには確実に入ります。

シリアルさと笑い、心に寄り添う台詞の1つ1つ。(メモしたいくらい)
主人公の感情や現状をキレイに映す間、心に抱えてる色々なものを包み込ん
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くまのプーさん 完全保存版(1977年製作の映画)

3.7

100エーカーの森に、SAPPORO黒ラベルがあったら引っ越したいですね。

シリーズ全体通してなんですけど、平和と混沌とキャラクター各々に潜む狂気が見所。
近年のそれを排除したプーさんは、翼を失った
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ピノキオ(1940年製作の映画)

3.9

Disneyのアニメーションスタジオの長編2作目の今作は1940年の作品になります。

先ず何がすごいって、画の美しさと音楽の迫力なんですよ。当時のDisneyは時代を先取っていたのだと感じます。
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アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

2.5

ネタは荒く、そして愛に溢れている1本。
B級なんてものじゃない超(スーパー)Z級映画。

ガーナ愛、映画愛など、今作では端から端まで完膚なきまでのネタの荒さと同時に、愛とリスペクト感じれる1本となって
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MaXXXine マキシーン(2024年製作の映画)

3.4

3部作のラストの今作はキレイにしめれたと思います。

X、Pearlとは更に違うアプローチの作品となるので、今作に期待されてる事と今作の方向性にズレを感じてらっしゃる方もいらっしゃるかも知れません。
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ブレイド(1998年製作の映画)

3.4

00代以降のMarvel映画シリーズのヒットに確実に影響を与えたであろう、Marvel原作のヴァンパイアアクション映画。

この作品の素晴らしいポイントは厨二が喜ぶ要素しか詰まってない。
これにつきま
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.8

この作品には賛否両論あるのはお伺いします。

が、しかし、個人的には悪魔の様な美しさをもつヴァンパイアレスタトを演じ切ったトム・クルーズさんに120点満点です。
美し過ぎました。
トム・クルーズさんの
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ゾンビ大陸 アフリカン(2010年製作の映画)

3.4

こちらも当時は新しかったゾンビ映画のアプローチ。

ゾンビ映画の絶望からのどう生き抜くかというテーマを守りつつ、砂漠や自然いっぱいの環境の中で襲いかかるゾンビの中、言葉も国も人種も目的も違う2人が力を
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.7

最高のゾンビコメディ。
ゾンビ映画は飽和状態で多様なアプローチがありますが、今作は「老人ホーム×孫×ゾンビ」。

このアプローチが素晴らしい。
腹抱えて笑いました。そして少し心温まる。
話したいけど、
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28日後...(2002年製作の映画)

3.5

最新作も公開されるので、10代の時に観た記憶から。

監督×脚本は最強のタッグだと個人的に思っております。
当時観た時は主人公と共に何も分からない中からの、徐々に知って行く絶望と畳み掛ける絶望、それで
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ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド(2021年製作の映画)

3.7

The Smithsが好きな方や、心に何かを抱えたティーンエイジャーが集まる青春モノが好きな方は惹かれる作品だと思います。

作中では、10代独特の光や闇、拗らせ、あの頃抱えてたものがThe Smit
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.5

2025年に劇場でリバイバル上映されたので、ファンとして観に行きました。

素晴らし過ぎました。
ジョン・カーニーの監督作はどの作品も全て素晴らしいです。

今作の失意とレコーディングを通しての心の再
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おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

3.5

ネガティブなパワーからの笑いを頭から結まで盛り込まれたラブコメディです。

主演のお2人の皮肉と愚痴と陰口の会話劇からアクションから堪らないです。

産まれた当時はMr.ネガティブだった自分にとっては
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.7

ベルリンの壁建設前の東ドイツで体制に抗った高校生達の実話を基にした青春ドラマ。
とても素晴らしかったです。

劇場で公開された当時、勧めてくれた周りの皆にとても感謝しています。

この作品を観ると勇気
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.5

刺さり過ぎて血だらけなってしまいます。
負傷済みです。
バックボーンは皆違うから受け手によって大きく感じ方が変わるし、人を選びかねん作品だと思いました。
そして自分にとっては父親とのシーンで歯痒さやモ
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心と体と(2017年製作の映画)

3.8

ハンガリーの作品。こちらも公開当時、劇場で鑑賞。とても素晴らしかったです。

雪の中の2匹の鹿の景色、食肉工場の作業シーン、現実世界の2人の人との距離感、個人的にツボな所が多かったです。

最後までど
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パリ、恋人たちの影(2015年製作の映画)

3.0

フィリップ・ガレルの作品は画と雰囲気とテンポ感がキレイでよく観てた時期がありました。

後は自ら幸せになりに行かないカップルがこじれるだけです。

ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-(2009年製作の映画)

3.6

当時、ギターのアベフトシさんの訃報があり、その約半年後に劇場で公開されたのを覚えています。

Thee Michelle Gun Elephantと言えば、90〜00年代の日本のロックバンドを語る上で
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DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧(2015年製作の映画)

3.7

電気グルーヴが、人生ZIN-SÄY!が大好きな方から、聴いた事ない方まで楽しめる1本。

彼らのヒストリーから、彼らを良く知るあの人この人まで、これから知る方・更に知りたい方に美味しい1本です。

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サブスタンス(2024年製作の映画)

-

先ず人によってはハイに楽しめ、人によってはメンタルにダメージを受けます。
自分は後者で前夜祭で観たのですが、観る前の下調べをしなかった自分が悪かった。
寝込み胃が何も受け付けなかったです。

と言うの
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

グロい。不謹慎。なのに笑える。
そしてウルッとさせられる。
最初から最後まで良い意味で裏切られます。
ブチ上がるアクションブラックコメディ。

個人的にコメディ映画は余白が大切だと思っています。
今作
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スリザー(2006年製作の映画)

3.5

色々グロくて気持ち悪い。
なのに、笑える所もあって切なくウルっともさせられる。そして、選曲も最高。
グロキモいのにPopなホラーコメディ。

ジェームズ・ガン監督脚本作品のベースがここには詰まってる1
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クィア/QUEER(2024年製作の映画)

2.9

自分はルカ・グァダニーノ監督の作品はほとんどが大好きです。

しかし、今作は原作者のファン・原作が好きな方で無いと最後までついて行けないのかなと思いました。
そう言う意味では観る前に前知識があった方が
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LOVE【3D】(2015年製作の映画)

3.0

近年のギャスパーノエの作品の映像世界は更に洗練されてる気がします。今作もその1つ。
個人的には彼の作品は最新作から勧めます。

この作品の、監督の他の作品と違う3Dカメラを使った撮り方・画の構図と楽曲
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シリアル・ママ(1994年製作の映画)

3.7

やってる事は陰湿なのに清々しくて腹抱えて笑える。
あの麗しのキャスリン・ターナーさんがこんな馬鹿オモロい役をこなせるのに敬意と爆笑しか無いです。

パートナーがDVDを持ってたおかげで観れましたが、リ
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ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

3.8

音楽を愛する仲間達に推したい1本。
ブルーノートの歴史から、ブルーノート発で我々に与えてくれたジャズやポップス、HIPHOPの話も丁寧にして下さっています。

またスタジオワークのシーンも熱く、そして
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蝶の渡り(2023年製作の映画)

3.7

2025年の劇場公開映画もジョージアは熱い。
上半期だけでも「TATAMI」「ブラックバード、ブラックベリー、私は私。」等上半期ベスト候補続出です。
今作もその素晴らしいと感じた1本。

こちらを鑑賞
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We Live in Time この時を生きて(2024年製作の映画)

3.7

今作も観た後語りたくなる恋愛映画と自分は思いました。

主人公2人の様々な時間を行き来する事で、残された時間を周りの大切な人と・自分の為にもどう大切に過ごすか考えさせてくれます。
そしてその為の構成や
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教皇選挙(2024年製作の映画)

3.8

今だからこそ観て欲しい1本。

この作品を観る事で、守りたい事と変えるべき事について考え直せれる作品ではないのでしょうか。

もちろん、映画としても構成も素晴らしく、とてもヒリヒリ・ヒヤヒヤしながらの
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ジ・アリンズ / 愛すべき最高の家族(2017年製作の映画)

3.2

伝説のハードコアパンクロッカーGGアリンの、遺族とバンドメンバーのドキュメンタリー。
GGアリンのドキュメンタリーは別作品があるので、そちらも要チェックです。
(今作でも丁寧に彼のヒストリーは解説され
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カリブの白い薔薇(2006年製作の映画)

2.5

アナ・デ・アルマスさん目当てで鑑賞。

劇中に出て来るオジさんが言った「女の前で他の女を褒めてはならない」が刺さりました。
後15年早く聞きたかったと。
まぁそこまで相手の方に対して気が回らなかった自
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.2

セドリック・クラピッシュ監督の作品にハズレなし。

挫折からの再生の話。
笑いも交えながら、心身の再生とダンスは美しくパワフルで観てるこちら側がパワーを貰えます。
観た後に光が見える1本で非常にオスス
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LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

4.0

歴代ルパン三世作品の中でもトップレベルで好きな1本。
小池監督ルパンシリーズ大好きです。

次元がヤエル奥崎に言った一言が、最後のルパンと次元の会話が、彼らが彼らである全てであり、彼らがカッコ良い理由
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