sheさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

3.7

面白いんだけど、長くてめっちゃ寝た。冒頭の女2人の鬼ごっこ?シーンが1番好き。喋り始めてからちょっと萎えた。

『わたしたちの家』を撮った清原監督が、映画好きになったキッカケの監督は?と聞かれた時に「
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ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

4.0

とてもとても良かったのだが、もっと噛み締められたはず、、色々観て、出直し。

東京暗黒街・竹の家(1955年製作の映画)

3.6

60年前のアメリカ人が撮った日本を観れる貴重な映画。色合いとセットが可愛すぎるオシャン。

屋上遊園地での銃撃戦で、ぐるぐる回るやつのカットが何回か映るんだけど状況が分かりづらすぎて笑ってしまった。
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サボタージュ(1936年製作の映画)

3.6

イギリス時代のヒッチコック初めて観た。「不在」を撮るの上手いなぁ、、

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.0

おもしろ〜。
フィンチャーが撮る普通の若者の普通の映画(つってもハーバードだから偏差値レベチ)ってなんか新鮮だった。

俳優陣がよすぎる。特に金だけは持ってる親友の葛藤が。。ティンバーレイク胡散臭いよ
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.3

え、凄…画面釘付けの82分。

イルサーベットの射抜かれるような目に、急に向けられるカメラに、自分の内面を抉り出されそうな恐怖があった。あんまりこっち見ないでほしい。私を巻き込まないでほしい…。

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赤い天使(1966年製作の映画)

4.2

くわぁ…なんちゅう戦争映画…。生、死、性がドロドロにつめこまれてる。描写でちょいキツいと感じたのは『野火』以来。そんな中で若尾文子はやっぱり強くて可憐で最強な天使だった、大好きだ…。

「西」から「さ
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浮き雲(1996年製作の映画)

3.8

生きてれば色々あるよねって、まったりゆったりしながら観れる。
イロナが見入ってるテレビ画面は1回も映らないし、新聞の見出しも映らない。2人が見る空も映らない。ずっと第三者目線のカメラがいいなぁ。

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未知との遭遇(1977年製作の映画)

3.4

中盤のパパのイカレ具合にあんまのれず。終盤まで何もかも分かんなすぎて、長いし飽きる。
あでもスピルバーグのやつって子供がみんな可愛い。救いだった。
あと宇宙人👽ださい笑

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

このジャケットとタイトルからは想像できない怖すぎ恋愛ホラー。
ファニーゲームからの続きで、何よりも人間が1番怖いことを知る。。。
ジャンルは全然違うが、個人的にはこっちの方が相当胸糞悪い。

男が女を
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.7

ゴッホの絵画で見覚えのある人や風景が映画の中でイキイキ動いてることに感動した。このタッチだからこそできる距離感の自由さとか、厚塗りが分かる色の重なり方だとか、新鮮。
だが後半は寝ちゃって肝心の死の真相
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.8

オープニングくそかっこいい。
クラシックからのメタルに赤字。ヤバい映画始まる感がすごい。あがった。
最後まで無力で無罪な家族にひたすら苛々する不思議な映画だった。でもまた観れちゃいそう。USAも観たく
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

むちゃくちゃおもろ。安定。全く長さを感じない。けど1ってヤバかったんだなぁと改めて思う感じ。
恋人救いたいがために急にやる気になるエグジーに、過去の復習を図るウイスキーに、ただ表に出たいがためになんか
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.1

何だこの映画ヤバすぎだろ。こんなん許されていいのか。
「セックスマシーンだ、よろしく」最高かよ…。タランティーノきもすぎかよ…(べた褒め)。

早春(1970年製作の映画)

4.0

これを観るときだけ男でいたかった。

自由に動き回るカメラが危なっかしくて少年と重なるし、展開が読めなさすぎて振り回される。(引いてみてみれば童貞が美人追いかけてるだけの話)映画全体が若くて青い雰囲気
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わたしたちの家(2017年製作の映画)

3.8

確かにホラー演出はあるけど、不穏より不思議が勝つなぁ。
ほんとに序盤の方は過去と現在が徐々に進んでってどうにかなるもんだと思ってた。まさか同時平行してるとは…。この、次元が複数ある世界観について何の法
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

5.0

比喩じゃなく、観終わってマジでふるえた。途中なんの涙か知らんけど泣きまくった。今年ベスト、いや人生ベスト、とか軽々しく言っちゃいけないのは分かるがこれはもう仕方ない。愛が止まらない、大完敗。

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.0

レトロフューチャー好きにはたまらんセット。サムの朝の身支度シーンで+0.2点。機能的なのに出来上がった飲み物は不味そうだし、パンにシロップかかりすぎて結局捨てちゃうし、便利とはって感じになる。

長い
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.9

彩度も低いしノイズもすごい。隣で観てた母の感想は「何これ全然アカルくない」。なんでや、こんな希望に溢れてるのに…。

東京で大量発生したアカクラゲと、オダギリジョー&学生が行進するカットの切り替わりが
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.1

鑑賞というより体験。初映画2本とも良すぎて感動。。とにかく真っ直ぐ歩きたくなる映画(物理的に)。ギュンギュンくるシーンがありすぎて脳が幸せだ〜〜!!!!

怒られるかもしんないけど『ホーリーマウンテン
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.1

新年1発目に超いいもの観た。。。
なんてことないのにみんな優しい、ずっと優しい。
ガンガンいい人ムード全開みたいなんじゃなくて、困ってるから放っとけないんだよね〜みたいなちょっとした善意の結果が『希望
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.7

原作未読。
終始「ああ〜〜〜分かるわ〜〜つら〜〜〜〜」の連続。自分の中の、人に晒したくない部分が登場人物全員にまんべんなく注入されてる感じで辛い。人間人間しててよき。
オダギリジョーがほんとにクソなの
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

4.2

THE劇中劇。Wどころの悲劇じゃない、ドロドロの女優界!薬師丸ひろ子が可愛すぎて最後まで釘付けだった。美人すぎなくて声がいい、good...

1番面白いのは蜷川幸雄が映画の中でも怒鳴り散らしてるとこ
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(1960年製作の映画)

4.1

ヤバいす。ヤバい。
そもそも刑務所出てくる映画って全然観たことないし、あるとしてもほぼハリウッドなので、「え、新人なのにそっちの穴は掘られないんですか…?」と最初は変なところで驚いた。囚人同士みんな平
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(1954年製作の映画)

3.5

心が汚すぎるのかあんまりピンと来なかった。
小石のくだりと、知らない主婦が歌うテーマ曲よき。いつか、「この映画こそ人生だ」って思える日が来てほしい。。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

2021.07.22@新宿武蔵野館
ジーナローランズ!
ロベルトベニーニ!
ゴーストドッグのアイスクリームの人!!!!
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

4.1

け、傑作。。。

家族って枠組みは脆くて強い。色々あって完全に「家」として機能しなくなった屋根のある建物を出て、それぞれがまた自然に空っぽの家に帰って来る。朝食を食べる。「衣食住」という言葉をもうその
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.9

いつか観なきゃとは思いつつ、トラウマになりそうでずっと観れなかった作品。

実際の事件が酷すぎるので(元にしてるだけなんだけど)やはり映画の続きが気になりまくる。4人が悲惨な別れになるのを予感しつつも
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稲妻(1952年製作の映画)

3.9

派手さはないけど、男女の弱さ醜さだらしなさが結構えげつなく描かれてる。特に妾、超ムカついた。自分があの場にいたら平手打ちしただろうな…。高峰秀子の怒り顔大好き。

全部を説明する訳じゃなくて、人物のア
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生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)

4.3

面白すぎ!!!これを戦争真っ只中に作れちゃう余裕。1943年製作のトムとジェリー『勝利は我に』を観た時と同じ印象を受けた。こりゃ戦争負けるわ…。

コメディらしいテンポの良さが素晴らしい。初めましての
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.8

西田敏行の皺の影が色々物語るねえ。話的には1から段々分かりやすくなってる気がする。けど重厚感は健在〜。