東京ミッション同様、ちゃんとバカで下品ででたらめで、エンターテイメントにふりきっていてめちゃくちゃおもしろかった。やりたいことがはっきりしていて、やりたいことに忠実な映画はみていて本当にたのしい。
『>>続きを読む
山田杏奈さんの幼さゆえの無邪気な傲慢さや押しつけがましさ、神尾楓珠さんのあきらめたようなまなざしが印象的でとてもよい。前田さんと三浦さんも高校生らしくてとてもよかった。最近の子どもたちの、やさしさと臆>>続きを読む
おかあさんがちょっと誘導的?な感じとか、気持ちはわかるけど子どもの前でそんなに学校を悪くいう?とか、おもうところは多々あるけれど、それでも彼女が好きな服をきて好きに踊ってたくさん笑える世界であってほし>>続きを読む
すがすがしいほどの悪党ぶりで、これ天罰あたるのかなあたらないのかなと大変わくわくしながらみた。ほしいものと大切なものが明確なひとはやっぱり強い。そしてぎらぎらしているひとはやっぱりちゃんと肉体を鍛えて>>続きを読む
シネマライズとか『この窓は君のもの』とか小沢健二とかポールスミスとか青春すぎて恥ずかしすぎて直視できなくて、そのせいでうまく物語が入ってこなかったところは正直ある。
私は服飾専門学校卒ですが、あのころ>>続きを読む
自分のルーツを実感できないとアイデンティティが揺らいでしまうのだろうか、と少し苦しく思いながらみた。おとなになると思春期の視野のせまさがよくわかるけど、さなかにいるとそこがすべてとしか思えない。
そし>>続きを読む
マーベルぜんぜん詳しくなくて、ヒーローってもっとさっぱりきっぱり快活に戦っているものかと思っていましたが、意外と仲間うちの関係性がじっとりしていました。
バグってこわいね、でもどんなシステムにもバグは>>続きを読む
≠MEだけが鑑賞の動機だったのが(でも冨田菜々風ちゃん以外はほんとうにほんの一瞬だけだった)、おもいのほか的確に現代の希薄さや臆病さや良心や距離感を観察する、よい群像劇だった。
自分と同じように、みん>>続きを読む
限られた空間の限られた場面転換で、イマジネーションにゆだねつつ舞台でみたらきっとおもしろかったのだろうなと思うが、映像でみるとなんだかいまいちに感じてしまうのはなぜだろう。
どのへんが想像を絶する悪夢>>続きを読む
ちょっと戸惑うくらいに中二っぽさ全開な説得力がほとんどない設定と展開を、ほぼ小松菜奈さんと林遣都さんの力量と存在感だけで強引に成立させているすごさよ。
でもちゃんと最後まで潔く中二っぽさをつらぬきとお>>続きを読む
話の流れにけっこう粗はあるのだが、多くを語らずに余白で想像させる感じはきらいじゃないです。
松井玲奈さん好きなんですけど、いつもちょっとかたくて、いつかやわらかさを手に入れたらよりすばらしい役者さんに>>続きを読む
いろんな怖さ詰め込みすぎだよ!と勝手に逆ギレしながらみた。こんなめには遭いたくないなあという瞬間が100個くらいあった。子どもにはみせたくない映画ですね(ほめ言葉)。
あともうこれはホラー映画だからし>>続きを読む
ポスターがめちゃくちゃかっこいいのと、風刺のきかせかたが上手なのと。
しかし高齢者への配慮と同じくらい、高齢者自身の自分が年老いていることへの自覚も必要だなあとおもう。
ピノキオだいぶ自分勝手で短絡的であんまり人の話きいてないのに、愛され度すごいなあとおもいながらみた。
全体的にグレイッシュでさむざむしく、ぬらっとしている世界観が印象的。
みせかたの巧みさやギミックなどはとても洗練されていてすごくおもしろいつくりになってはいたのですが、それにしてもかるがるしく尊厳がふみにじられていくのがつらくてつらくて、そして平然と尊厳をふみにじること>>続きを読む
石原さとみさんが石原さとみ力を発揮しすぎている。いろいろどうなんだ・・・とおもうところはたくさんあったけど、石原さとみさんというだけで謎の説得力。そしてひとを見る目がたしかすぎる。
それでもいっしょに>>続きを読む
ずいぶん古い価値観にすこし戸惑いながらみた。
憎んでいるものから抽出したものできれいになろうとする感情がよくわからず、メイクしている最中の女の子たちはとてもたのしそうでかわいかったけど、できあがったメ>>続きを読む
つねに不安げに何かが揺れたり震えたり歪んだりしているので、みている間ずっと緊張していた。銃とか爆弾による負傷はたぶんその痛みを想像できないからわりとみていられるけど、刃物による自傷は痛みを想像できてし>>続きを読む
土屋太鳳さんと福原遥さんの声が涼やかでのびのびしていてとてもよかった。たぶんものすごくさわやかで痛々しくなりそうな土屋太鳳さんの実写でもみてみたい。
親として絶対にとってはいけない態度と言動のシーンが>>続きを読む
ひとりで完結しがちな人間からすると、泣きたいくらい幸せになれる人に出会えて暮らしを共にしているなんて、同性とか子供とか親とかどうでもいいくらいすてきで奇跡的なことだと思ってしまうけど、それでも当然そこ>>続きを読む
韓国版のジョゼは原作よりも毒気がうすくしっとりとしていたけれど、刹那的な時間のうつくしさや、永遠を信じたりしないところは原作にちかしくてとてもよかったと思う。
ニット帽のジョゼめちゃくちゃかわいかった>>続きを読む
伊藤万理華さんの自信なさげな猫背と線の細い学生服姿がとてもよい。
小野寺晃良さんも『賭ケグルイ』の新渡戸くん役のときとぜんぜんちがって、ものすごく現実にいそうなバランスの整っている(ようにみえる)学生>>続きを読む
「悪く思うな」と「来い」にまっくらなきもちになり、たぶん馬にのった彼女と同じ目つきでずっとみていたとおもう。でも、他者を尊重できなさや想像力の欠如については、この時代よりもはるかに自由な現代でも感じる>>続きを読む
座標とか素数とかでてくるのですごくロジカルに話が進むのかと思ったら、意外と不規則に都合のよいことが起こったりもして、ちょっと軸がぶれているような気も。
岡田将生さんのうざい感じの役が大好きなのでそこは>>続きを読む
殺されることが前提にあって、それに備える暮らしを私は知らない。
お子さんの明るさや愛らしさ、夫婦間のほほえましいやりとりとかにうっかりほっこりしてしまいそうになるけど、彼らはつねに殺されることと戦って>>続きを読む
もしかして意外にあっさりしててあまりおもしろくないのでは、と思わせてから急にギアチェンジしておもしろくなってくるのすごい。
みせたいものがおそらくはっきりしているので、とてもみやすかった。効率悪くない>>続きを読む
タイトルがもつ意味の重たさ。そいつらより若いことがどれほどの救いになってくれるのだろうかと考えながらみた。
それでも生きのびてくれることに期待をみいだしてしまいがちだけど、重たいものを背負いながら生き>>続きを読む
山田杏奈さんのかわいさとふてぶてしさと痛々しさと幼さと艶やかさがめちゃくちゃに詰まっていた。
世界をほぼ思いどおりにコントロールできることになんの疑いももたずにいた子どもが初めてコントロールできないこ>>続きを読む
冒頭で、えっPart1なの?ってちょっととまどった(続編たのしみにしています)
ティモシー・シャラメが美しすぎて運命の子感すごすぎてそれだけで満足といったら満足なんだけど、やっぱりちょっと長かったとは>>続きを読む
びっくりした。びっくりしたけど、それすらもほんとうかどうかはわからない。最後の最後まで、しっかり煙に巻かれてしまった。
ただの呼び名なんだけど、「カイザー・ソゼ」がめちゃくちゃにパワーワードにおもえて>>続きを読む
志田彩良さんと鈴鹿央士さんの、育ちのよさそうなひかえめさがよかった。よかったけど、おとなになるにつれて傷つくことも多そうで、ちょっと心配。
おとうさん終始やさしいけど、ああいう理由で離婚していたのに>>続きを読む
連鎖は断ち切れないのだろうか。怒りの連鎖はつらい。どこかで終わらせてほしい、とおもいながらみた。
狂ったようになにかにうちこむことで疲れきった心を癒せることもあるのかな、とおもいなからみていたけれど、そういう話ではなかった。
3人のおとなと、3人の若者が、並走するように競争するようにリンクしている>>続きを読む
まさに天秤。
「正しさとは 愚かさとは それが何か見せつけてやる」って『うっせぇわ』の歌いだしをめちゃくちゃおもいだしながらみた。
それぞれの想いがある。その想いに都合よくつくりかえられてしまった真実>>続きを読む
トランスジェンダーとか性自認とかよくわからないけどとりあえず男の子として世界に参加したい、という幼くささやかな願望をとてもていねいに描いていた。
おかあさんの気持ちはよくわかる。こんなふうに頭ごなしに>>続きを読む
この時期に撮影してこの時期に公開しないと意味がない、真摯なドキュメンタリーだったとおもう。志尊さんと有村さんが、迷いながらも自身の仕事にとても真剣にむきあっているのがよくわかったし、2人が語りあうとこ>>続きを読む