turkeyさんの映画レビュー・感想・評価

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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

5.0

内田けんじ監督って仕掛けに日本人離れしたセンスを感じる職人、その小物使いはB・ワイルダーを彷彿させるくらい、本作はその仕掛けとエンタテイメントが塩梅よく共鳴してる。
ラストシーンも手前の森口瑤子でアン
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屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)

4.0

ロシア(ウクライナ)の大地で慎ましく懸命に生きるユダヤ人の理不尽な受難。
ユダヤ人のユダヤ人によるユダヤ人の為の映画。

バイオリン弾きはユダヤ人の守護神、作家 遠藤周作氏によれば「神は何の力もなく無
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

隙あらば出てくるライ・クーダーに目を瞑れば、とてもゴキゲンなキューバン・サウンド。
ラストのキューバ国旗と誇らしげな演奏者に胸熱。

※控え目なトランペット奏者マヌエル・"グアヒーロ"・ミラバールに惹
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ヘッドライト(1955年製作の映画)

4.0

この作品を一言でいえば「アンニュイ」、死でさえもアンニュイの衣に包まれている。
当時のフランソワーズ・アルヌールが日本受けしたのが何となく判る、ギャバンとアルヌールのアンニュイ感が日本人の持つフランス
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いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

4.2

「 7人の危ない教授たち」、「10人の怒れる教授たち」に続く三部作の完結編。
「7人の〜」も「10人の〜」もそこそこ面白く、この「闘う〜」も更に面白い、全体を通しで見れば伏線の回収が見事で80点以上の
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.6

シアーシャ・ローナンって凄く上手い役者さんなんだけど、これは駄目でしたね。女王としての威厳がまるで無い、マーゴット・ロビーの威厳あるエリザベスと並ぶと只の傲慢で強欲、家柄だけの女、スコットランド・イン>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

5.0

「シェルブールの雨傘」、「太陽がいっぱい」、「第三の男」、「地下室のメロディ−」これが個人的名ラストシーンのベスト4なのですが、その中でも一番好きなのが「シェルブールの雨傘」。
「人生はままならぬもの
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誓い(1981年製作の映画)

4.3

伝令繋がりで。

日本と似た新参国オーストラリアの悲劇と誇り。
旅順要塞攻略戦を極東の黄色人種による特異な事例と軽視した白人優越意識が招いた第一次大戦の悲劇の一つ。

徒競走のライバル二人が純真ゆえに
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.6

映画ビジネスは日本市場(水銀入りの寿司)から中国市場(太極拳)へ。(笑)

デ・ニーロはアメリカ版「ドラえもん」だね、アン・ハサウェイが綺麗。

レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.5

フローレンス・ビューが噂に違わず良かった。(以上)

アメリカ合衆国が歩んで来た道のりの反動と必然なのだろうが、歴史上有り得ない事をポリコレで正当化するのならハリウッドは映画芸術という面から衰退してい
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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976年製作の映画)

4.8

「寅さん」の中では当初一番嫌いな作品だった。「寅さん」って人情ファンタジーだと思ってたのに、この作品に限って妙にリアルに「金」という現実が絡むのが嫌だった。でも、2年位したらこの異色の物語が何とも言え>>続きを読む

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

4.3

「犬神家の一族」が大輪の花火なら、こちらは職人が丹精込めて作った線香花火、もの哀しくも味わい深い。

個人的に幾つか思い出のある作品です。

シムソンズ(2006年製作の映画)

3.8

知る人ぞ知る伝説?のカーリングチーム「シムソンズ」を題材にしたお手軽にも程があるガールズムービー。
簡単に言えば1993年の米映画「クール・ランニング」のパクリと言われても反論できない作品。
けれど、
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

5.0

「パットン大戦車軍団」のパットン将軍と同じで見てる分にはいいけど傍にいたら迷惑でしかない。(笑)
タンゴのパートナーになるドナ(ガブリエル・アンウォー)が可愛く美しかった。

♪ひとこと言ってもいいか
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アンドロメダ…(1971年製作の映画)

4.1

ロバート・ワイズ監督はミュージカルの巨匠と認知されてるけど、心理スリラー「たたり」(今の人が見るとまどろっこしいんじゃないかな)とか、「砲艦サンパブロ」のような濃厚なドラマ、「ふたり」の恋愛劇、何でも>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

4.9

やれば出来る男(こ)、丹波哲郎。(笑)

好きな作品ですよ、何度も観てる。
でも、最後の遍路+宿命で何か上手く誤魔化されたような気が・・・。(汗)

「知らん、知らん、そ、そんな人知らねぇ!!」、加藤
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キャット・バルー(1965年製作の映画)

4.2

師範学校の卒業証書を手に帰郷したお嬢様キャサリンが父を殺され復讐の為、列車強盗、殺人犯キャット・バルーとなり遂には絞首台へと転落していく物語、なんだけど徹底的に軽〜い西部劇コメディ。

半世紀前、映画
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グッバイガール(1977年製作の映画)

5.0

リチャード・ドレイファス絶頂期の作品でありニール・サイモンの妻でもあったマーシャ・メイスンの代表作、ニューヨーク派が作った'70〜’80年代の大人の恋愛劇の秀作、作風はスクリューボウル風味でそれ故、怒>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.1

川を挟んでの埼玉vs千葉の有名人対決、オチで爆笑した。

ペティコート作戦(1959年製作の映画)

4.4

ブレイク・エドワーズ監督作では、これが一番好き。
テンションは彼の他の喜劇に比べるとやや落ちるけどTHE ENDまでパワーを維持できた希少な作品(彼の作品は必ずと言っていいくらいハイテンションが続かず
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

4.3

紆余曲折を経て歴史を刻んで来たミュージカル映画の一つの屈折点となる作品なのかも。
パリ、ベル・エポックの時代、作中の登場人物として遊び心で出てくるロートレック、その絵のように独特の色彩で描かれた作品。
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銀嶺の果て(1947年製作の映画)

4.1

「酔いどれ天使」の原型なのかも。
酔いどれ医者(志村喬) 河野秋武(文科省推薦、毒気ゼロ)
松永(三船敏郎) 志村喬
岡田(山本禮三郎) 三船敏郎
セーラー服の少女(久我美子) 若山セツ子

邦画史上
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山の郵便配達(1999年製作の映画)

5.0

中国の山岳農村地帯を舞台にした一編の叙情詩であり、一つの家族の家族史、家族詩でもある優れた作品。
 実に淡々としてますが、例えば「砂の器」の遍路旅が音楽無しにずっと続く感じで、その中で描かれる父と子が
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.6

 中々、ビターなお伽話(1960年代までのハリウッド映画でもあるまいに皆、英語喋ってる)、終盤、手榴弾背中に背負わされたドイツ少年兵が指導官の元、嬉々として米兵に自爆攻撃させられるシーンとかもある。で>>続きを読む

或る夜の出来事(1934年製作の映画)

5.0

ちょいと口うるさく講釈好きで、金に細かく融通の利かない男だけど、飯は作ってくれる、洗濯は勿論アイロン掛けまでしてくれる、上手くおだてりゃ(わざと雑、手抜きという手も)多分掃除もしてくれる、オマケにハン>>続きを読む

二百三高地(1980年製作の映画)

4.5

戦争は人間を変えてしまう。

公開当時三番館で観たが、その時は若いせいもあり感動もしたがアナクロニズムが鼻についてそれ程評価しなかったが何年か前、再見したら庶民視点の反戦映画だと気付いた、所々、アナク
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神様のくれた赤ん坊(1979年製作の映画)

4.1

「イヨッ!パイプカット!!」

桃井かおりが唐津城を子供目線で見上げるシーンが印象的。
鞍馬天狗のお爺ちゃんと吉行和子が儲け役。

※1979年、既に「神田川」は懐メロだった。(笑)

天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

5.0

自分にとって日活ロマンポルノの最高傑作。
日活の強姦魔だった蟹江敬三の出世作。
堕ちた女の台詞と村木の偽善のバケの皮を剥がされた情けなくてみっともない絶品の表情。
男という生き物。

赤ひげ(1965年製作の映画)

5.0

男映画専門と言われる黒澤明監督が作った女性が主役の映画、おくに、狂女、おなか、おとよの物語(長次は反則!~笑)。
確かにおとよ、長次の話はタオル無しには観れないし大好きだけど個人的に一番気に入ってるの
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海底軍艦(1963年製作の映画)

2.5

轟天号という男子垂涎のフォルムを持つ軍艦と秘密基地、田崎潤の神宮寺大佐、小林哲子のムウ帝国皇帝という強烈なキャラクター、地底深く繁栄していたムウ帝国が自然現象により存亡の危機を迎え地上に活路を求めると>>続きを読む

乱れる(1964年製作の映画)

4.8

成瀬監督は「浮雲」よりこっちが好き。
中盤までは成瀬版「東京物語」の趣き、だが本当に面白くなるのは礼子(高峰秀子)と孝司(加山雄三)が礼子の故郷 山形へ向かう列車の中から、この心理描写が秀逸だった、そ
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.5

ポーランド板「浮雲」(1955年、成瀬巳喜男監督)、つまり戦後の腐れ縁物語、綺麗なモノクロ作品。
ここ1週間頭の中で巡ってる歌、
♪疲れ果てていることは 誰にも隠せはしないだろぅ〜ああ、この気怠さはな
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雲ながるる果てに(1953年製作の映画)

4.8

監督の思想と製作年からしたらもっとバイアスの掛かった作品になってもおかしくなかったけど、バランスの取れた良質の反戦映画になってる。
ちばてつやの戦記マンガ「紫電改のタカ」のラストシーンが名シーンで子供
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ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー(1974年製作の映画)

3.0

見ものはラストシーンだけかも、というかそれしか憶えていない。(汗)
蓮っ葉女を演らせたら当代イチだったスーザン・ジョージ目当てだったような記憶がある。
「続・激突!/カージャック」と少しゴッチャになっ
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