wakwdgさんの映画レビュー・感想・評価

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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.7


犯罪映画を教科書にしてしまうことに象徴されるように、詰めが甘く、浅はかで滑稽な犯罪。
その無鉄砲さは、若い時分に彷徨いがちな鬱屈した感情の爆発を物語っており、若き日の何者かになりたい、何か無謀なこと
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.0

元々ゴジラに慣れ親しんでおらず、アクション特撮ジャンルにも疎いと、ファンには待望であろう怪獣の戦闘シーンに特別な思いを抱くこともなく、またそういった素地を上回る面白みを見つけることもなく終わってしまっ>>続きを読む

すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

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なかなか出逢えなくて、思いを募らせる。

ベタな演出と脚本に子供達の演技もくさいんだけど、爽やかな風が流れるのは主演のふたりの人選が良かったからか。
特に女性のキャストは、はじめはピンとこなかったもの
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

陰影と明暗のコントラストが美しい。黒沢清は照明が印象的だ。
再生してゆく愛のものがたり。


まず、俳優の布陣が素晴らしい。
飄々とした風貌でありながら、生真面目さをも孕む松田龍平。
その線の美しさを
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たちあがる女(2018年製作の映画)

3.8

立ち上がれ。たとえ一人でも、たとえ世界が相手でも、立ち上がることに意義がある。

グローバリズムに立ち向かい、権利保護を主張する女の逃走劇を賑やかすのは、牧歌的で雄大かつ神秘神聖なアイルランドの自然。
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

張り詰める緊張。
心理的スリルに溢れ、家族のドラマをしっかりみせる力強く秀逸な作品。
父役を演ずる俳優の体格の良さ、母役の女優の脆そうな薄さ、鹿が肉食獣に捕らえられるようなイメージを直ぐに想起させ、追
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天才作家の妻 -40 年目の真実-(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

70歳近い夫婦の元に一本の電話が入る。それは、夫のノーベル文学賞受賞を伝える報せだった。ベットの上で手を取り飛び跳ね喜ぶ二人。
原題はTHE WIFE。
夫は浮気性。元々は既婚者で大学教授の彼と恋に落
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.8

日常とどう折り合いをつけるか。

劇的でショッキングな事件が起きながらも、それによる憎しみではなく、喪失後の日常を優しい眼差しを持って静かに描いてゆく。陽の光を浴び、進んで行く人々。

ヴァンサン・ラ
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ティルダ・スウィントンのカルト集団における教祖としての存在感たるや。
美しく整った容姿は中性的であり、女性に閉じ込められるのを嫌っているようでいて、女を捨てることのできない窮屈さが非常によく体現される
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.0

寓意と提示の物語。
解けないパズルを渡されたようで、すっかり迷い込んでしまった。

小説家の主人公と昔近所に住んでいた女がたまたま出会う。
男と女が初めて出会った日、女は習っていたパントマイムで蜜柑の
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夏至(2000年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

母の命日に集う三姉妹とその家族、周囲の人々のドラマ。ベトナムハノイが舞台。
オリエンタルでどこか異国を彷徨い旅をしたような気分にさせる。
寝起きにかかるベルベットアンダーグラウンドのペイルブルーアイズ
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白と黒の恋人たち(2001年製作の映画)

3.8

まだ冷静さを欠いている。
とにかく心も身体も震えた映画は久しぶりだった。
エンドロールからはただただ涙が流れた。

人はなんと弱いのか。
愛すること、愛されること、求められること、それに応えること。
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アリゾナ・ドリーム(1992年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

クストリッツァの作品にジョニーデップが出ているなんて、という驚きに誘われ箱を開けててみると、夢を求めるものたちの物悲しさに溢れた狂騒が描かれていた。

魚の飛ぶ幻想ばかりみてどこかいつも浮遊しているよ
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最後のシーンは思わずぐっときた。

偏屈で陰気なアルディと天真爛漫なアニーホール、二人の始まりと終わりとその後の話。
男女についての視点は誰しもが深く共感するだろう。
特に倦怠期を迎えた二人のやりとり
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ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.5

もう3回目くらいの鑑賞なのに、とても新鮮。

空は白。

恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

3.4

今、私には侯孝賢を見られるゆとりが無いことに気が付いた。心が穏やかでありますように。

なんだか乗れないのはヒロインの彼女のせい。侯孝賢に優しさを求めたのに逆に叩かれてしまったようだ。

郵便局員との
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花様年華(かようねんか)(2000年製作の映画)

3.8

うっとりする。
美しいマギーチャン。幾つなのだろう今の私と寸分違わぬ歳なのだろうか。
大人の女性だからこそ醸し出される妖艶さが気品とともに漂う。
彼女の纏うタイトなチャイナドレスは女性のなだらかなライ
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シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.3

どうも好きになれない感覚が拭えないのだが、美しい物語であることに違いはない。
どうして映画監督と言われる人々はこうも美しい瞬間を演出できるのか。
現実が苦しければ苦しい程、ファンタジーの引き立て役とし
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.4

悪くはない。
ただ、気になることが多過ぎてしまった。

一つは木村拓哉が木村拓哉であることにより感じる不自然さ。
違う役柄でも同じような演技だと揶揄されるのは、他の俳優でもそうなんだと思うが、演技は自
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つぐみ(1990年製作の映画)

3.4

久々にトニー滝谷が観たくなって、市川準繋がりでつぐみを観た。
吉本ばななの原作で抱いていた私のイメージのつぐみとは違うつぐみ像だったけれど、牧瀬里穂の奔放でぶっきらぼうでわがままで甘ったれなつぐみはま
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バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2017年製作の映画)

3.1

めまぐるしい展開に飽きることはなかったが、ここで終わりかな、そろそろ終わらないかなと期待すること数回。なかなか終わってはくれなかった。バーブバリ!諦めの悪い男。
歌と踊りとアクションとロマンスの巨編。
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