キムティさんの映画レビュー・感想・評価

キムティ

キムティ

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

4.0

ブルースリー全盛期の香港映画を彷彿させる、店内破壊しまくりのアクション映画。悪党から町の治安を守り、人知れず町から去っていく、お決まりの用心棒映画だが、主人公の人情味とカッコ良さがとても際立っている。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.5

原作を知らない私は、回顧シーンが中途半端に終わり、消化不良気味に思えた。ところが前編、後編の二部作であることをラストで知り、今はすぐにでも後編を観たいという欲望にかられて仕方がない。母艦が空に浮かんで>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.8

うまく予定が合わず、やっと観ることができた作品。期待以上に面白かった。「悪人」の時にも感じたが、岡田将生さんの悪役は、顔の作りが美しい分、口元を吊り上げて、ニヤリとする表情が、とてつもなく憎たらしい。>>続きを読む

八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.7

「52ヘルツのクジラたち」の成島出監督の代表作。久しぶりの鑑賞となったが、感動が再びよみがえってきた。とてつもなく切なくて、とてつもなく人の優しさを感じる名作。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

PART1をつい最近鑑賞してからのPART2なので、内容が良く理解できた。壮大なスケールの宇宙戦争の中、ポールとチャニの成長が、とても微笑ましく思えた。時間が合わず、IMAX上演でこの作品を観ることが>>続きを読む

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.8

誰も幸せにならない、和製ホラー作品。メリーゴーランドのシーンのみ美しく、他は暗く辛い。ラストは予想できた。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.5

劇場公開時、見逃した作品。スティングが出てたデビット·リンチ監督の「砂の惑星」を昔鑑賞していたが、映像技術もはるかに進化し、本作品の持つ壮大なスケール感に驚愕してしまった。2022年アカデミー賞6冠も>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.5

名作「レオン」のリュック·ベンソン監督の新作。期待を込めて初日に鑑賞。主人公ダグラスの悲惨な生い立ちをどことなく杏さん似の精神科医が、カウンセリングしていくというお話。とにかく主人公と暮らす犬ちゃん達>>続きを読む

パレード(2024年製作の映画)

4.6

死んだ人達が、月に一度会いたい人を探して歩くパレード。熊井道人監督作品ということもあり、早速鑑賞した。とても辛い内容ではあったが、終盤にさしかかるにつれて、心が開放されていき、見事なラストでほっこりし>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

5.0

町田そのこさんの原作は未読だが、2021年本屋大賞受賞作品ということで、本屋さんのおすすめの本として紹介されていたので、内容は知っていた。映画化されたので、とても興味を持って初日鑑賞をした。
いゃあ、
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.8

懐かしの名曲、アメリカの「名前のない馬」が流れるオープニングに少し心地良さを感じた。しかし戦争映画、途端に始まる爆破シーンからラストまで、終始ハラハラドキドキさせられた。友情と絆を感じさせてくれる骨太>>続きを読む

OUT(2023年製作の映画)

4.0

原作が良いのか、とても話が面白かった。ブレイキングダウン11を観た後で鑑賞したためか、彼らの中からこのての作品に役者として出演者が出ると、さらにリアリティーがます気がした。出て来て欲しい、令和の的場浩>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.8

大学生の頃、自分が観た作品で一番は、「ミツバチのささやき」だと、力説する先輩がいた。自分は、鑑賞する機会はなかったが、ポスターに映る可愛らしい瞳の女児は、印象に残っている。さてビクトル・エリセ監督の3>>続きを読む

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

4.3

劇場公開時、菊地凛子主演、熊切監督作品ということで、気になっていたが、見逃していた作品。冬の東北地方の薄暗さと冷たさが身にしみてくるロードムービー。コミュ障の主人公の心の変移とエキストラの方々の自然な>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.5

シリーズ一番の社会派作品かな?。それにしてもボー·ピープさん、なぜ急にアクティブな人に変わってしまったの?

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.8

シリーズ一番の感動作品。アンディも大学生かぁー、確か家の息子と同い年だったなぁー。2026年末公開予定のトイストーリー5では、お父さんになっていたりして?

ある男(2022年製作の映画)

4.8

劇場公開時、とても気になっていたが何故か見逃していた作品。
ひとくせ、ふたくせある役者さんの演技力とこの作品の持つサスペンス性に引き込まれてしまった。ラストのバーでのシーン、妻夫木さんのセリフとマグリ
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あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)

4.5

テレビで偶然鑑賞した作品でしたが、とても良作で心暖まり、驚いている。先日観た「夜明けのすべて」同様、悪者が登場しない映画。ラストシーンのター坊がいいねーぇ。

身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

4.7

面白かった‼️ムロツヨシさんって、何とイヤミのない喜劇役者さんだろう。渥美清さんのように、長く愛される役者さんになって欲しい。作品は奇想天外の展開でしたが、ラストはこうであって欲しいと思っていたオチに>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.9

障害を扱った作品なのに、なんだろう、観賞後のこの心の幸福感は?
上白石さんと松村さんの恋愛感情とは違う互いを気遣う思いやりの気持ち。そして彼らを優しく見守る、光石さんや渋川さんをはじめとする心に傷を持
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

4.0

大震災後の世界。お話に物足りなさも感じたが、超不死身の俳優マ·ドンソクのアクションは期待を裏切らない。ファンには、たまらない作品。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

ベラというと妖怪人間を思い出してしまう世代。エマ·ストーンさんが体は大人、知能は胎児の人造人間を見事に演じていました。アカデミー賞主演女優賞有力候補ですね。また衣装デザイン賞、撮影賞、美術賞も確実に受>>続きを読む

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.9

劇場公開時、スルーしてしまった作品。岸辺露伴が気になり鑑賞したが、映画ではスタンドとして登場はしておらず、残念でした。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.9

原作未読だが、2時間この映画の持つ世界観に見事にはまってしまい、楽しめた‼️
まるで「るろうに剣心」シリーズを観たときのように、続編の公開が待ち遠しくて仕方がない。
アイヌの少女アシリパ役の山田杏奈さ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.8

歌っていいなぁ〰️🎵良作です。
ラストの展開は、薄々予想してはいたが、斎藤潤君の歌声に完全ノックアウト、感動してしまった。優しい表情の綾野剛さんとても良かった。

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.2

劇場公開時に見逃した作品。
名作「チャイルドプレイ」のチャッキーを思い出してしまった。たた、ミーガンの方が、はるかに美しいので、逆に恐怖を感じた。。

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.8

「順平、考えなおせ」の頃からだろうか?岡山天音さんの狂気を感じる怪演を自分が意識しだしたのは。
本作品も本当に見事な演技力で、心の痛みを切実に感じ取れた。
松本穂香さんや菅田将暉さん、仲野大賀さんとい
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.7

ラジオから流れるニュースがなければ、少し昔のヨーロッパ映画かな?と思ってしまうような作品。
このての恋愛映画にありがちな、悲しい結末もなく、見終わって何故か懐かしさを感じ、ホッコリしてしまう秀作。
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NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

4.2

エヴァ·グリーンさん主役の映画ということだけで、鑑賞してしまった作品。ホラー映画として楽しめた。
途中からラストの展開が、何となく分かってしまったけど。
家政婦役のチャイ·フォナシエさんとダニ、とても
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.9

ここ数年、ドキュメンタリー映画を発表していた巨匠ヴィム·ヴェンダース監督の久々の劇映画。
代表作「ベルリン·天使の詩」を彷彿させる叙情的なアート作品に仕上がっていた。自然光や人工光そして影やモノクロ映
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ねばぎば 新世界(2020年製作の映画)

3.8

劇場公開時に、鑑賞しようかどうか迷った作品。監督自ら出演し、赤井英和さんの魅力をおもいっきり引き出していた。小沢仁志さんをはじめとする豪華助演陣をもっと生かしきっていたら、大阪人情任侠映画としての内容>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.8

愛おしい大人のラブストーリー。
人生の秋を迎えるカップル必見。
見終わった後、美味しいフランス料理かとても食べたくなる。

市子(2023年製作の映画)

4.8

杉咲花さんの演技力に感銘。公開中の「法廷遊戯」での感情爆発させる演技、本作品での感情を抑えた乾いた演技、どちらもお見事です。言葉少なめなセリフが多いが、逆にとても印象に残った。結末はどうなってしまった>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.8

劇場公開時、見逃した作品。大きなスクリーンで観るべきだったと後悔するほど、心暖まる秀作。トムハンクスさんが愛妻を失くし、生きる糧を失くした頑固親父を熱演している。自分もオットーと同じ病気で、手術をして>>続きを読む

隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

4.5

原作は未読ですが、とてもお話が、面白かった。そして上野樹里さん、林遣都さんなど配役が、みな適役で、持ち味を出しきっていた。野村周平さんも「ちはやぶる」以来の好青年役だった気もする。

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