木村のしたたりさんの映画レビュー・感想・評価

木村のしたたり

木村のしたたり

映画(716)
ドラマ(0)

37セカンズ(2019年製作の映画)

3.4

脳性麻痺を持つ女性の冒険譚。そう題材やらパッケージからは想像もつかない冒険譚。
演じるのはオーディションで決まった、素人の本当の脳性麻痺患者。
限りないリアルな演技で、冒頭の風呂の介助シーンから秒で世
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.3

全人類が見よう、頼むから。

前作 "わたしは、ダニエル・ブレイク" でもそうだった、社会的弱者の描き方が心底落ち込むくらいに生々しい。
決して感動ポルノにも悪趣味な絶望にもならずに、淡々とこういう人
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音楽(2019年製作の映画)

2.8

タイトルそのまんま、音楽のような作品。
突き刺されば旋律が頭に残り心が高揚しファンになる一方で刺さらなければ悲しく置いてけぼりになってしまう。残念ながら後者だった。

最初に鳴らしたところとか古美術の
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.5

オーストラリアのやつがまだ3分の1ほどしか鎮火できていないという邪悪すぎる森林火災。

実話がベースな消防部隊の話。
アクション寄りかと思いきや、ジャケットで敬遠してたのを後悔するくらいに敏感で繊細な
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.4

王道も王道のミステリー。
真っ向勝負すぎて凄い。

ただベタの中にもカップの描写しかり家族の問題しかり格差要素を盛り込んで現代の王道にしている。
原作無しでこんだけ完璧な脚本書くのとんでもないな。
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

夏至の極み乙女。

Filmarks試写会で見てきました。
良い〜アプリだなおい。
生アスターも拝んできました。

ヘレディタリーでホラー界に怒涛の殴り込みをかけてきての長編2作目。
レビューに困るく
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

2.8

案の定ハマらず。
クレイマークレイマーを見た時と同じ嫌悪感に苛まれる。

いや要所要所は良かった。
2人の言葉の殴り合いも対照的な歌うたいのシーンもかなり響く。

ただ響くからこそ愚かだなあで終わって
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.0

ザ・ミステリーという匂いを漂わせている作品。新作のリークを防ぐために外部と隔絶される全地下の翻訳者たち。

色々斜め上をいくことは確かなんだけど、逐一解明の場面で劇中初めて出る情報が多いのが気にかかる
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.8

2分ほど、誇張無しにあんぐりと口が開いたまま塞がらなかった。なんなんだこの映画。

冒頭の草原から全てが無駄の無い完璧な流れ。積み重ねた細かい描写が要所要所で爆発して放心させてくる。

エンディング、
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葛城事件(2016年製作の映画)

4.3

まいる、、
久々に脳天タコ殴り。衝撃作。

ただただ救いの無い家族の崩壊を描くだけ。性悪作品のようで題材そのものがメッセージ性の塊なのでもう良くも悪くもため息しか出ない。

この親父像の描写はね、凄い
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.2

イーストウッド印の実話モノ。
テロからみんなを守ったはずの警備員が犯人として疑われてしまう。

運なんだなあこの世界。
力持ってる奴に目付けられたら中々覆せねえ。良い旧友がいて良かったよほんとに。
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.5

ナチスものの映画をこれだけ可愛くお洒落にハートフルに撮っておいて嫌悪感が出ないのは凄い。誰が見てもある程度はどこかの場面が響きそう。ただ基本コメディなんだけどふつうに舞台が舞台で笑えはしなかった。>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.4

ラース氏の繰り出す単純明快なシリアルキラーもの。
深みを感じることもなくただ殺人を眺める。

カンヌで途中退席者続出という定期的に見る宣伝文句。鳥さんのとこがいちばんウワってなった。
キャンプのところ
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.5

公開当時からなんじゃこれって印象で全く見る気も起こらなかったがポンジュノという人物を知ってしまった以上通らざるを得まい。

軽妙な空気は変わらず、完全に独自色のモンスターパニックになっている。
サイズ
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

こんだけ才覚と執念を持った人間が、ミキサーというニッチな所に手を出してなかったらマクドナルドと出会うこともなく何者でもなかったかもしれないと思うと奇妙なもんだ。出会ってなくてもじゅうぶんな成功者なのに>>続きを読む

ELI/イーライ(2019年製作の映画)

3.0

好きです見事なおつまみホラー。
免疫疾患の子どもが治療施設に入れられる話。

ストレートなホラー描写ながら中々頑張って怖がらせにきてる。

終盤の想像のななめ上展開も、セイディーちゃんの可愛さも、クロ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.4

700Markめ。
車微塵も興味無いけどじゅうぶんに熱くなれる映画だった。結局見終わった後も車の格好良さは分からなかった。その代わりドライバー、クルー、チームの格好良さはビシビシ響いた。

発端がただ
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

文句無しに面白い。いや1つ文句ある長い。配信形態に合わせようが長いものは長い。

ただいくら長かろうが面白いものは面白い。無造作に機械的に人の生き死にが散りばめられていく。その中の少しの人間味と葛藤が
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.2

シリアルキラーの語源。
殺人の手口とかよりバンディを取り巻く人間と一連の裁判が強調されていた。

これ恋人のリズの伝記が元なんだけど、この映画の描き方だとめっちゃリズにヘイト感じてしまわないか???
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

大晦日の映画納めで最高の体験。
年明け上映かと思ってたら先行上映あったんですね。

ジョーカーしかり、強者と弱者の格差、貧富の差を描く作品は今の時代とても心にくる。自分で自分を弱者と感じればその人は弱
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.8

フィンランドの終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタルバンドがノルウェーで人生初のフェスに出ることを目指す。それだけなんだ。ひとこと。最高でした。後悔するならクソを漏らした方がいい>>続きを読む

フライトナイト(1985年製作の映画)

3.2

時代を感じるバンパイアホラー🧛‍♂️
なんてことないストーリーだけどバンパイアキラーのキャラが立っててわりかし楽しく見られる。少年漫画のような成長を見せてかなり熱くさせてくれる。
エドの扱い方は予想外
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.0

シュガラオンライン、トイスト4に続いて攻めまくるディズニーピクサー。その攻めは完全に好き嫌いが分かれるもので今後ずっとこんな潮流で良いのかは中々の疑問。

とはいえその2作に比べるとさすがにマイルドに
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ひとよ(2019年製作の映画)

2.8

このまえ凪待ち見たと思ったらまたも白石和彌。相変わらずの重めの空気。

家族という普遍的な題材で、その割にはシチュエーションが特異でどこか別世界の家族のように感じられてしまうところもあり。

親父・認
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.2

そう来るかという導入から始まり期待通りのゆるいスラッシャーで中々良作な続編。
SF要素まで盛り込みだしてパッケージのまんまBTDD。

前作であまり触れられなかったツリーの家族描写がとにかく良かった。
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解放区(2014年製作の映画)

4.3

衝撃度でいうと今年イチくらい。
日雇い労働者の街、大阪は西成の釜ヶ崎を実際の映像を交えて描ききる。

映画の完成後、大阪市から実際の映像使用に伴う人権への配慮を理由に修正の指示が入り、監督はそれを拒否
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.0

発表されてから待ちわびていたゾンビ映画屈指の傑作の続編。上映前から既に楽しい。
前作から10年後に同じキャストが集結するというsecret baseみたいな作品でしかもその中にエマストーンがいるという
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EXIT(2019年製作の映画)

3.4

韓国パニック。
題材が有毒ガスという素晴らしさ。
ただこの作品は怖さも暗さもほぼ皆無で終始コミカル。シンプルにネタが面白い。

あとは役者が身体はってて凄い。もちろん全部が全部なわけじゃないけど主人公
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.4

やっとみれたよ〜〜そして劇場でみて良かった。

漫画の僕はビートルズも読んでたんでモロパクリじゃんと思ってたけどまあ別物といえば別物。
さすがに世界に向けて公開する創作物だからちゃんとビートルズへの尊
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眠れる森の美女(1959年製作の映画)

3.2

マレフィセント2見る予定できたから予習しよ〜〜でアマゾンでレンタルした瞬間に予定が消えた。がまあ古典の勉強になったから良し。60年前だってよ、綺麗すぎるアニメ。

もうこれは時代物って感じで眠れる森の
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海底47m(2017年製作の映画)

3.4

想像以上に良作。
サメはあくまでオカズの深海ソリッドパニック。
まずオープニング!拍手!
美しさとおどろおどろしさで埋め尽くされてます。

中盤のパニックはまどろっこしいのだが実際こういう状況なったら
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クーデター(2015年製作の映画)

3.0

海外赴任先の見知らぬ国でクーデターの標的になっちゃうパニックスリラー作品。

この前人生初めて海外旅行したんですけど、頭の片隅にこの映画みたいなこと起こったらどうしようという不安、ございました。やっぱ
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.4

お手本みたいなサスペンス具合でええやんええやん。
本当にまずまず。まずまず楽しめる。
謎解きを引っ張りすぎない感じも良い。謎解きの後のやりたい放題が楽しい。
バイオレンスなシーンもめっちゃ淡白だけどか
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君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

2.0

別にこういう設定の映画これまで観たことないのにベタに思える。いや光らんでええやん。

目新しいものも感動するところも特に無し。役者も演じてて恥ずかしくなってそう。
メイドに揺れないのが現実味無いので、
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.4

パッケージ通りのゆるさでとても良い塩梅のアメコミ。肩の力を抜いてみれる。

ヴィランの闇堕ち背景は分かるってばよって感じでふつうに魔法使いのジジイが悪いし自分で蒔いた種だと思う。

キョウダイみんな良
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ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

4.0

機内掘り出し物の黒人差別モノ。
日本では劇場未公開だったらしくそりゃ知る機会もなかったわけだ。

定期的に目にする、白人警官が無害な黒人を射殺する最悪の人災が背景なのだが、その目撃者の女の子が主人公。
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