pukoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.6

製作に、いったいどのくらいの時間をかけたんだろう。日本の文化をアーティスティックに盛り込み、微細に作り込んだストップモーションアニメに、ウェス監督のこだわりとオタクっぷりが炸裂する。
犬のグループが顔
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

これは面白かった。
主要キャストのインタビューから始まる本作は、モキュメンタリー+フラッシュバック的な構成で、かの「ナンシー・ケリガン襲撃事件」とトーニャ・ハーディングの半生を描き出す。
実際に脚本家
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愛の落日(2002年製作の映画)

3.6

初老のマイケル・ケインさまとアメリカ人青年ブレンダン・フレイザーが美しいベトナム人女性を奪い合う映画と思って観たら、いきなりフレイザーの死体が上がってビックリ。

フレイザー演じるアメリカ人青年はなぜ
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

4.0

大富豪ジャン・ポール・ゲティ氏の17歳の孫ポールが誘拐された事件を描く、実話ベースのサスペンスドラマ。公開の一か月前にゲティ役のケヴィン・スぺイシーがスキャンダルで降板し、88歳のクリストファー・プラ>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.5

まずは 夜9時半以降は部屋から出るなというのが「鶴の恩返し」的で、何があるの?とそそられた。
出し惜しみから始まってのあれやらこれやには、段々に笑うというより引いてしまった。きっつーw
捻りを抑えたと
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.4

ツッコミどころはあるし、クリスの自己中な行動もあかんやろとは思うけど、お気に入りの二人のロマンスをSFで観れたので、それだけでもよし。

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.1

完璧なリズムを刻む序盤から心地よく、躍動感あふれる豪華絢爛な舞台に圧倒された。
人は人と違っていいんだ。
普通って何? 標準って何だ?
ユニークなのって素晴らしい!
そんなメッセージを込めた熱い歌唱に
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追憶の森(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

カンヌでブーイングが起きたという前評判がたたってか、本国アメリカの公開は数館のみ。
日本人が神や悪魔の話に「は?」となるように、欧米人には、死後の世界や魂なんてのはピンとこないのだと思う。宗教や死生観
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パティ・ケイク$(2017年製作の映画)

4.3

これ最高だから、みんな観て!

普段ラップなんて全然聴かないのだけど、自分を表現するその世界観を面白いと思えたし、なにより圧倒的なパフォーマンスで夢を実現していく姿に感動した。
友情、親子の再生と、し
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ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)

4.1

テレビの予告で見かけて、録画して鑑賞した。
大正解。

ヒトラー政権下の40年代初め、戦争で一人息子を亡くした労働者階級の夫婦が総督を非難する内容を書いたはがきを街中に置くという、ささやかなレジスタン
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マザー!(2017年製作の映画)

3.5

胸糞悪くて、非倫理的で
終盤は怒涛のカオスにうわぁーーっとなって
それはそれで楽しめるのだけど、
どゆこと?となってしまった。

監督のインタビューによると、聖書の内容を反映したものだと。
どうりで私
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恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

3.4

超久々の金城武は、偏屈な富豪という役柄もあってか、甘さは減少してたけれど、相変わらずイケメン。というか竹野内と似てて見分けがつかない(笑)
ホテルを買い取るためレストランの下見に来た金城は、厨房では下
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.1

同じくキング原作で子供の成長物語『スタンド・バイ・ミー』は心を動かされたのに、本作ではそれほどでもなかったのは、その間に自分が子供の心から遠く離れすぎたからなのか・・(汗)

少し泥臭かったオリジナル
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

エマ・ストーンが往年のテニス・クイーン キング婦人を演じた伝記もの。
今は男子、女子それぞれのテニスツアーがあるけれど、70年代は男女の別はなく、しかも男子に比べて女子の賞金は極端に少なく、明らかな差
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ベルリン・シンドローム(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

異国を旅行中であった青年とランデブー→そのまま監禁。
逃げ場のない監禁部屋から脱出できるか・・といった一本。
社会的にもちゃんとした人間がこういう裏の面を持っているというのが怖い。
ラストは『ミヒャエ
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