ChanCheeさんの映画レビュー・感想・評価

ChanChee

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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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原作小説もそうだったが、本作鑑賞後はなんとも言えない清々しい気持ちになる。
役者さんの演技もとても素敵だった。

自分の求めるものと自分が身を置く環境が一致していれば幸せだけど、そこにズレがあるとしん
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終わらない週末(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

静かな侵略映画。じわじわ感があるけど、映画自体のテンポはよい。

我々人類、情報通信が発達して賢くなったつもりだけど、実はその逆だったのかも…、とか思わせられるのは毎度のこと。
だからといって今更テク
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

本作でいう解剖学というのは、物理的解剖ではなく、心の解剖だった。

明らかな事は、人が落下した状態で死んでいたことだけ。第三者からみて確実なことは最後までこれのみ。
真実が見えないなら自分の心で決める
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

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想定していたよりもずっと、色々な事を考えさせられる映画だった。

そういう時代だから仕方ないといえばそれまでなのだが、時代や場所によって法も常識も社会通念も価値観も全然ちがうし、人間はみんなそういうも
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メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

何となく見始めたのに、どんどん惹き込まれてあっという間に最後まで鑑賞。

ファッションはアートか?ずっと議論されているこの問いかけを、メットガラおよびその展覧会を通して考えさせる良質なドキュメンタリー
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グレイハウンド(2020年製作の映画)

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削ぎ落としまくったシンプルな海戦映画。

ほぼずっと灰色の海か暗い船内の画面だし、セリフも9割海軍用語で進むのだけれども、スピーディな展開と臨場感溢れるカメラワーク&脚本に90分間釘付け。
主役の人と
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

静かだけど圧のある映像表現で、全員演技めちゃウマだし、テーマとしても見る者の心にしっかり爪痕残されるし、質が高い作品。
だけど、なにか納得のいかない感覚があり、好みでなかった。なぜなのか。

先住民女
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

デーモンへの対抗策がほぼほぼ「祈ること」ということが大変に興味深かった。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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懐かしい気持ちになった。映画としての世界観とゲームの世界観が見事に融合していた。
でもピーチ姫のキャラが私の知ってるピーチ姫じゃなく今風の自立した女性になりすぎてて残念だった。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

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ガリレオシリーズじゃない単なる2時間ドラマなら楽しめたかもしれない。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

展開は割と淡々としているのだが、劇中で描かれる女性達のごく日常的な営みの様子が、セクハラと向き合う姿とのコントラストを強くして、苦悩がより伝わってきた。
最初のシーンに出てくる女性の、希望に満ちた顔と
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

刑務所の対照として一般社会を娑婆と呼ぶ。
まるで娑婆がいい所みたいだけど、本来の娑婆は煩悩や苦しみの多いこの世という意味だ。
本作においては、キムラ緑子の台詞が娑婆を表している。
「娑婆は我慢の連続で
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

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あらすじ一切知らずに見始めたので、びっくり

パラレルワールドとはいえ、設定や脚本に心の中でツッコミが止まらなかった。

LGBTQを応援するメッセージは否定しないが、映画として評価が高いことは分から
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ブギーマン(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

思ってた民間伝承のブギーマンと全然違った。
ライターの炎が左に揺れたとき少し感動した。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

題名から壮大なストーリーを想像していたのですが、蓋を開けてみるとハッピーエンドなロミオとジュリエットで、それはそれで心がほっこりしました。
Disney×Pixarらしい独特の映像に、映画館で観ればよ
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ゲーム(1997年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最後の良い雰囲気(であろう)のシーンでも、なんとなくソワソワした感じになった。
フィンチャー監督で幸せ感のある作品って無いよね…?笑

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

脚本と演技が秀逸。同じ画が繰り返されるにもかかわらず弛れることなくテンポもよく、テーマも分かりやすい。

タイムループという設定、劇中の漫画の内容、繰り返す中で変わっていく登場人物の心境
これらは因果
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

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劇中何度も繰り返される、主人公killerの仕事の心得
冒頭展開の効果により、観ている側は彼の仕事ぶりに妙なハラハラ(こいつ大丈夫か?)感を拭えないまま、カッコ良さげな仕事の心得を何度も聞かされるため
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オットーという男(2022年製作の映画)

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人のために行動することで、他者からの愛情に気がつく事ができるし、自分自身の孤独や悲しみは救われていくんだなと教えてくれる。
この映画に出てくる人のように、自分も日々在りたいものだなと思う。

地下道の鳩 〜ジョン・ル・カレ回想録〜(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ル・カレといえばMI6とMI5に勤めていた事が有名であり、その経験が作品を創ったと思っていた。
まさか父親が詐欺師で、そのことで育まれた感性だったとは。

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

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日本らしい色彩、水墨画のようなタッチ、描き込まない余白の美しさ。鳥獣戯画や琳派や若冲等伯といった日本の芸術が現代に進化している…!と衝撃を受けた前半。
加えて、誰もが知っている竹取物語を2時間半魅せる
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

熱すぎました。
王道のスポーツサクセスストーリー。
脚本も展開も出演者も演技も演出も最高。
しかもこれが実話に基づいてるのだから驚きです。
ある程度期待して行ったけど、裏切られることなく楽しめました!
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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じっくりと丁寧に描かれた、儚く眩い青い夏。香り、温度、湿度、味、感触、感情などの感覚が瑞々しく伝わる。
「知らぬうちに心は衰える」ようで、青い夏をなんとなく懐かしい気持ちにもなった。しかし眠くもなった
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

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飛行機の中で1時間ちょいだけ鑑賞。
「メイワクカケテスマナイ」がパワーワード過ぎました。
続きを観に行かねば

The Son/息子(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

各登場人物の感情表現がとてもリアルで、役者さんの演技力がすごかったです。
絞られた生活音しか聞こえてこない画面から、人物の感情がうるさいほどに聴こえます。

個人的な感情(ツッコミ)ですが、
鬱大国の
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

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毎度期待を裏切らない。
いつもと同じミッションインポッシブルなのに、いつも違うミッションインポッシブルをつくってくれてありがとう。今回も楽しかったよ!!!次も待ってる!
という気持ちになりました。それ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

追記
「君たちはどう生きるか?」それを私たちに問うために、宮崎駿は、まず自分が「どう生きて来てきたのか」を全力で描いてくれたのかな、と思うと心にぐっと込み上げるものがありました。
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本作は
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X エックス(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

公開中のパールがこの作品の前日譚と知り本作を鑑賞。あらすじ含めほぼ前情報なしでみたため、強烈だった。※パールも未見

若さと性に対する、ご高齢者の猛烈な執念を切り口にしたホラー作品なんて、私の想像の斜
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

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期待度に反して満足度が高かった。(回想シーン以外)
ドラマシリーズからやはりこの作品の『音』が好きです。

オズ(1985年製作の映画)

5.0

幼い頃から何度も何度も観た大好きな作品!
沢山の生首が叫ぶドロシーゲーーールはトラウマ!

怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

怪物だーれだのゲームがとても象徴的
自分が何者なのか自分には分からず、自分が怪物であっても、気が付けない。
誰かからみれば、自分は怪物かもしれない。自分の固定概念が、誰かを追い詰めてしまうのかもしれな
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

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これを見るたび、やっぱりシュワちゃんのこと嫌いになれないよね〜!と思う。
ストーリーも展開もとてもシンプルなのに何度観ても楽しめるのは、すごい。

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